はじめに
小学校入学を控えた年長さんにとって、読み書きの力は学習の土台となる大切なスキルです。
💭「入学までにどんな勉強をすればいいの?」
💭「ひらがながまだ苦手で心配…」
そんなママに向けて、家庭で無理なく続けられる方法をご紹介します。
「まだ文字がうまく書けない」「何を書けばいいか分からない」という子も、
正しいステップで練習すれば、自然と「書く力」が育ちます。
ここでは、毎日5分でできる「1日1作文」という超シンプルな方法を解説します。
遊び感覚で取り入れながら、読み書き・表現力をバランスよく伸ばしていきましょう。
目次
- はじめに|年長から始める「書く力」の準備
- 読み書きを伸ばす超簡単な方法:「1日1作文」
- ステップ別|作文練習の進め方
3-1. ステップ①:お手本を写す(初期段階)
3-2. ステップ②:一緒に考えて、お手本を書く
3-3. ステップ③:少し長い文章に挑戦
3-4. ステップ④:感想を考える
3-5. ステップ⑤:自分で考えて書く(最終段階) - 家庭で続けるコツ
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|年長のうちに「書く力」を育てよう
読み書きを伸ばす超簡単な方法:「1日1作文」
読み書きを伸ばす一番の近道は、実はとてもシンプル。
それは――「毎日1作文を書くこと」です。
作文といっても、難しく考える必要はありません。
年長のうちは、「短くても、自分の言葉で書くこと」が大切です。
💡 例文:
- 「きょうあさからりんごパンをたべました。おいしかったです。」
- 「きょう、かぞくでどうぶつえんにいきました。たのしかったです。」
こうした今日の出来事+感想を、毎日1つずつ書いていくだけでOK。
たったこれだけでも、ひらがなの定着・語彙の拡大・表現力がぐんぐん育ちます。
ステップ別|作文練習の進め方
「書けるようになるまでの道のり」は、少しずつステップアップしていくのがコツです。
以下の5段階で進めていくと、スムーズに自分で書けるようになります。
🪜 ステップ①:お手本を写す(初期段階)
最初は、「お手本を見て書く」ことからスタート。
まだ文字を書くことに慣れていない子でも、真似して書くことで自然と形や書き順を覚えます。
📍やり方
- ママ・パパが「お手本の文」を紙に書く
- 子どもはその下になぞる or 書き写す
📝例
「きょうはあめがふりました。かさをさしました。」
🔹ポイント:
- 1日1文、5分以内でOK
- 正しさよりも「できたね!」という達成感を大切に
🪜 ステップ②:一緒に考えて、お手本を書く
次の段階では、子どもと一緒に文章を考える時間を持ちましょう。
「今日は何した?」「何が楽しかった?」と聞いて、一緒に1文を作ります。
📍やり方
- 一緒に文章を口で考える
- ママが清書したお手本を子どもに渡す
- 子どもはそれを写す
📝例
親「今日はどこに行ったっけ?」
子「こうえん!」
親「じゃあ、『きょうはこうえんにいきました。』って書こうか!」
子「うん!」

🪜 ステップ③:少し長い文章に挑戦
短文に慣れてきたら、2文以上にチャレンジしましょう。
感想や印象を少しずつ加えることで、作文らしくなっていきます。
📝例
「きょうはどうぶつえんにいきました。ぞうがかわいかったです。」
🔹ポイント:
- 「なにをした」+「どうだった」
- 感情を入れる練習にもつながります

🪜 ステップ④:感想を考える
次の段階では、子ども自身の気持ち・感想を引き出してあげましょう。
「どんな気持ちだった?」「なにがいちばんたのしかった?」など質問をして、一緒に言葉にします。
📝例
「きょうはスーパーにいきました。ケーキをみてうれしかったです。」
🔹ポイント:
- 具体的な感情を言葉にすることで、語彙力・表現力がアップ
- 書く前に「話す」ことで、考える力も育ちます

🪜 ステップ⑤:自分で考えて書く(最終段階)
最後は、自分の力で1文~2文の作文を書くことを目指します。
慣れてくると、子ども自身が「今日は○○って書きたい!」と意欲を見せるようになります。
📝例
「きょうはじいじのいえにいきました。おすしをたべておいしかったです。」
🔹ポイント:
- 完璧を求めず、自分で書けたことを大きく褒める
- 間違いは後から少しずつ直せばOK
🏠 家庭で続けるコツ
- 1日1枚・5分でOK(短く・楽しく)
- 「書けたね!」を毎回褒める(やる気UP)
- 専用ノートを作る(見返せると達成感◎)
- 「今日のこと」を書く(思い出しやすい)
習慣化できると、自分から書きたい・伝えたいという意欲が育ちます。
書くことが「勉強」ではなく「楽しい日課」になるのが理想です。
💬 よくある質問(Q&A)
年長の勉強は、いつから始めればいいですか?
目安として、5歳後半〜6歳の時期に「勉強の習慣」を少しずつ取り入れるのがおすすめです。
いきなりドリルをさせるよりも、遊び感覚でひらがな・数字に触れることから始めましょう。1日にどれくらい勉強させればいいですか?
年長のうちは、1日10〜15分程度が目安です。
大切なのは「毎日続けること」。短時間でも習慣化することで、
小学校入学後の学習姿勢につながります。勉強を嫌がるときは、どうすればいいですか?
無理にやらせず、「遊びながら学べる」教材やアプリを取り入れましょう。
また、「書けたね」「できたね」と成功体験を積ませる声かけが効果的です。ひらがなが苦手な場合、どんな練習をすればいいですか?
「読む→なぞる→書く」の順番で少しずつ練習しましょう。
特におすすめなのが、1日1作文法。
短い文を写すことで、読み書き・語彙・文章力が同時に育ちます。文字の書き順や形が間違っていても直した方がいいですか?
最初のうちは「書けた!」という喜びを優先してOK。
書く習慣がついてから、少しずつ正しい書き順・形を伝えていきましょう。
焦らずステップアップすることが大切です。算数はどんな勉強をすればいいですか?
年長では、
「数の理解」「数える」「簡単なたし算・ひき算」「時計」「図形」
に触れるのがおすすめです。
ドリルよりも、生活の中で数える(おやつを分ける・時計を見る)体験が効果的です。無料で使えるおすすめ教材はありますか?
無料プリントサイト「ちびむすドリル」や「ぷりんときっず」などが人気です。
また、自治体の教育サイトでも入学準備プリントを公開していることがあります。通信教育はやった方がいいですか?
継続できるならおすすめです。
特に「こどもちゃれんじ」「スマイルゼミ」は、楽しみながら学べる仕組みが整っています。
家庭の学習ペースやお子さんの性格に合わせて選びましょう。勉強机は必要ですか?
机がなくても大丈夫ですが、集中できる環境を整えることが大切です。
リビングの一角に、学習用スペース(小さなテーブル・筆記具をまとめた箱)
を用意するだけでも効果があります。入学までに「できるようにしておくと安心なこと」は?
以下の3つを意識しましょう。
1️⃣ ひらがな・名前の読み書き
2️⃣ 10までの数・簡単な計算
3️⃣ 話を聞く・座って取り組む習慣
これらが身についていると、小学校生活がスムーズにスタートできます。
✨ まとめ|年長のうちに「書く力」を育てよう
毎日1作文で、自然と読み書き・表現力が身につく
最初は「写す」→「一緒に考える」→「自分で書く」へステップアップ
楽しく続けることで、小学校の国語の基礎がしっかり定着

さらに、入学準備では「算数」や「生活面の自立」も少しずつ意識していくと安心です。
たとえば、「10までの数の理解」や「時計を読む」「自分の持ち物を管理する」など、
日常生活の中で自然に身につけていくことができます。
📘 今日からできる「入学準備」の第一歩として、
「1日1作文」をぜひ取り入れてみてください。
お子さんの言葉の世界が、少しずつ広がっていきます✨
📢次回予告
お楽しみに!
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