子育てブログ

幼稚園・小学生|子どもが大人になるために家族ができる関わり方【距離感・声かけ・学校】

はじめに

「この関わり方でいいのかな?」 「いつまで手を出していいんだろう…」

幼稚園〜小学生の子どもを育てていると、こんな迷いを感じることはありませんか?😊

子どもは少しずつ大人になる準備を始めています。
その中で家族に求められる役割は、
「先回りして助けること」から 👉 自分で考え、選び、動けるように支えることへと変わっていきます。

この記事では、幼稚園〜小学生期の親御さん向けに、
距離感・声かけ・タイミング・学校との付き合い方を軸にお伝えします。

目次

はじめに

  1. 「付き合う」とはどういうこと?
     └付き合う=距離感
     └子どもの距離感は変わっていく
     └ 学校の先生との付き合い方
  2. 子どもとの付き合い方
     └親が直接できることは減っていく
     └本人にがんばってもらう仕組み
     └距離感を調整する時期(プチ反抗期)
  3. 子どもへの声かけのポイント
     └ゴールは合意形成
     └まず子どもの考えを聞く
     └子どもが決める部分を残す
  4. タイミングの考え方
     └タイミングはずれて当たり前
     └予告が切り替えを助ける
     └終わりは始まり
  5. 学校の先生との付き合い方
  6. どんな先生なのかを知る
  7. 家族としてのスタンス 🏠
  8. 連携の線をつなげる
  9. 連携は「みんなが楽をする」ため
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ

1.「付き合う」とはどういうこと? 🤝

① 付き合う=距離感

「付き合う」とは、ずっとベッタリ仲良くすることではありません。
大切なのは、その時期に合った距離感です。

  • 仲良くなる=距離が縮まる
  • 成長する=距離を見直す時期がくる

距離が変わるのは、関係が悪くなったからではなく、成長している証拠でもあります✨

② 子どもの距離感は変わっていく

幼稚園から小学生にかけて、 「今までうまくいっていた関わり方が通用しない…」 と感じることが増えます。

それは、 👉 子どもが自立に向かって進んでいるサイン

親も一緒に、距離感を調整していく時期です。

③ 学校の先生との付き合い方 🏫

学校との関係では、 「何を言うか」だけでなく 👉 誰と、どうつながるかが大切になります。

先生は敵ではなく、 子どもを一緒に支えるチームメンバー
協力関係を意識すると、やり取りがぐっと楽になります。

2.子どもとの付き合い方 🌈

① 親が直接できることは減っていく

成長とともに、 親が手や口を出せる場面は少しずつ減っていきます。

でもそれは、 ❌ 冷たくする ❌ 放置する ということではありません。

👉 自分でやってみる力を信じて見守る段階に入った、ということです。

② 本人にがんばってもらう「仕組み」を考える

大切なのは「頑張らせる」ことではなく、 頑張りやすい仕組みを作ること

  • 選択肢を2つに絞る
  • 見通しを伝える
  • 環境を整える

こうした工夫が、子どもの挑戦を後押しします✨

③ 距離感を調整する時期(プチ反抗期)

小学生頃から見られる反発や言い返しは、
👉 大人との距離感を学び直している途中

感情でぶつかるのではなく、 「対等な関係への練習期間」と捉えてみてください。

3.子どもへの声かけのポイント 🗣️

① ゴールは「合意形成」

目指したいのは、

  • 親が一方的に決めること
  • 子どもを我慢させること ではありません。

👉 お互いが納得できる着地点を探すことです。

時には、親が少し我慢する必要がある場面もあります😌

② まず子どもの考えを聞く

経験がなくても、子どもは考えています。

おすすめの声かけ👇

  • 「あなたはどう思う?」
  • 「どうしたい?」

言葉に出すことで、 👉 子ども自身も考えを整理できるようになります。

③ 子どもが決める部分を残す

すべて親が決めてしまうと、

  • CASE1:我慢が限界になる😣
  • CASE2:自分で決められなくなる😢

小さなことからでも、 自分で選ぶ・決める経験を積ませていきましょう。

4.タイミングの考え方 ⏰

① タイミングはずれて当たり前

子どものタイミングと親のタイミングは、 ほとんどの場合ズレます。

「今じゃない」「遅すぎる」と決めつけず、 👉 成長のペースの違いとして受け止めてみてください。

② 予告が切り替えを助ける

切り替えが苦手な子には、 事前予告がとても効果的です。

例: 「あと5分で終わりだよ」 「これが終わったら次はお風呂だよ」

③ 終わりは始まり

ブロックや砂場遊びなど、終わりが見えにくい遊びでは、

「何を作ろうとしてるの?」と聞いてみてください。

👉 本人のゴールが見えると、終わりも見つけやすくなります。

プライドをくすぐる声かけもおすすめ

例:「もう小学生だから、上手にできてるね!」

※4月は、新しい習慣づくりにぴったりの時期です🌸

5.学校の先生との付き合い方 🏫

① 相性があるのは当たり前

先生も人間です。相性はあります。
「合わない=ダメ」ではありません。

② 組織としての限界も知る

先生個人だけでなく、 学校という組織の制約があることも理解しておくと、気持ちが楽になります。

③ 要望は「お願い」から

合理的配慮は、 👉 できることの着地点を一緒に探すもの

おすすめの伝え方👇 「〇〇が苦手です。配慮をお願いしたいです。 やり方は先生にお任せします。」

方法よりも目的を伝えることがポイントです。

6.どんな先生なのかを知る 👀

学校との関係づくりで大切なのは、 「何をお願いするか」だけではありません。
👉 どんな先生なのかを知ることが、実はとても重要です。

① 先生のキャラクターを知る

先生にも、それぞれ得意な伝え方があります。

  • 理屈や理由を大切にするタイプ
  • データや事実を重視するタイプ
  • 気持ちや背景をくみ取るタイプ

相手に合わせて、 伝え方を少し調整する作戦を考えてみましょう😊

②「違う」を前提に話をする

親と先生では、 立場も役割も、子どもを見る視点も違います。

家庭で見せる顔と、 学校で見せる顔が違うのは自然なこと。
「違っていて当たり前」という前提で話すと、 対話がスムーズになります。

③ 先生の考え方や進め方を教えてもらう

お願いや要望を伝える前に、 まずは先生の見立てを聞いてみましょう。

例:

  • 「学校では、子どもはどんな様子ですか?」
  • 「先生は、どう感じていますか?」

正しい・間違いではなく、 👉 情報をすり合わせるイメージです。

発達クリニックで最初に行うのが 「アセスメント(把握)」であるように、

  • 得意なこと
  • 苦手なこと
  • 好きなこと
  • 嫌いなこと

を共有することが、支援の土台になります。

7.家族としてのスタンス 🏠

  • 家族だからできること
  • 家族だからこそ、しない方がいいこと

親・兄弟だけでなく、 先生、医療、療育、祖父母など
👉 複数の役割と居場所があることが、子どもを支えます。

8.連携の線をつなげる 🔗

子どもを支える線は、 一本だけにしないことが大切です。

① 2本以上の線を作る

うまくいかない時は、 線を引き直すのではなく 👉 線を増やすイメージ。

② 学校の中で複数の線を持つ

担任の先生だけでなく、

  • 支援級の先生
  • 主任の先生
  • 養護教諭 など

学校をチームとして考えます。
担任との相性がいまひとつでも、 他の先生とつながれる可能性があります。

③ 学校の外との線も大切に

家庭だけで抱え込まず、

  • 医療
  • 療育
  • 放課後デイ
  • 信頼できる人

👉 違う場所の人との線が、子どもと親の安心につながります。

9.連携は「みんなが楽をする」ため 🤝

連携は、手抜きではありません。
役割分担です。

① 支援会議で役割を確認する

病院・療育・学校それぞれが、 「どこを担当するか」を整理します。

② 教育の視点から教えてもらう

家庭とは違う、 学校ならではの視点はとても貴重です。

③ 学校だからこそできることを任せる

苦手なことすべてを、 すべての場所で頑張る必要はありません。

  • 学校で取り組むこと
  • 家庭で支えること
  • 他の場所に任せること

状況に応じて分けることで、 👉 子どもも大人も、無理なく続けられます。

10. よくある質問(FAQ)

親が手を出さないと、突き放しているようで不安です

見守ることは、放置ではありません。自立への準備です。

子どもが何も決められません

小さな選択肢から「決める経験」を積むことが大切です。

反抗的な態度は叱るべきですか?

距離感を学んでいる途中のサインの場合もあります。

先生と相性が合わない時はどうしたらいい?

学校をチームとして捉え、他の先生との線も考えましょう。

要望を伝えるとモンスターと思われませんか?

お願いベース+目的共有なら問題ありません。

家庭と学校で子どもの様子が違います

どちらもその子の一部です。違いは自然です。

いつまで親が関わるべきですか?

関わり方を変えながら、長く伴走していきます。

医療や療育とどう連携すればいい?

役割分担を意識し、線を複数持つことがポイントです。

きょうだいとの関わり方は?

役割を分け、抱え込ませすぎないことが大切です。

正解の子育て方法はありますか?

正解はありません。親子で納得できる形がゴールです。

まとめ 🌟

子どもが大人になる過程は、 一直線ではなく、行きつ戻りつの連続です。

親は

  • 前を走る日
  • 横を走る日
  • 後ろから見守る日

その時々で立ち位置を変えながら、 👉 伴走者として関わっていくことが大切です。

完璧じゃなくて大丈夫。 悩みながら一緒に成長していきましょう😊

📢次回予告

幼稚園・小学生|子どもに頑張らせない「仕組み」の作り方🌱
どうぞお楽しみに。

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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