はじめに
前回の記事では、育児におけるアンガーマネージメントの重要性についてお話ししました。
子どもと向き合う毎日の中で、思わず怒りがこみ上げることは誰にでもあります。
そんな時、どうすれば冷静に対応できるのでしょうか?今回は、育児中の怒りの理由と、その向き合い方について深掘りしていきます。
育児では、「また同じことを言わせるの?」とイライラしたり、忙しい朝に子どもが準備を進めず、つい声を荒げてしまうことがあります。
私自身、「何度も言っているのに、なぜ分かってくれないの?」と感情的になり、後で後悔したことが何度もあります。
しかし、怒った後で冷静に振り返ると、「本当に怒るべきことだったのか?」「もしかしたら、私自身の焦りや疲れが原因だったのかもしれない」と気づくことがあります。
こうした経験を重ねるうちに、怒りの裏にはさまざまな感情が隠れていることが分かりました。
そこで今回は、育児中に感じる怒りの正体を探り、その背後にある気持ちを理解することで、冷静に向き合う方法を考えていきましょう。
目次
- 育児のイライラは「期待」の裏返し?
- 【簡単】イライラを鎮める7つの方法
- 怒りを受け入れる
- いったん距離を置く
- 子どもの気持ちを想像する
- 感情を言葉にする
- 視点を変えてイライラを減らす方法
- 自分を大切にする時間を持つ
- 感情的になった後のフォローアップ
- アンガーマネジメントの長期的な効果
- よくある質問
- まとめ
1. 育児のイライラは「期待」の裏返し? 親の本音を解説
育児のなかで子どもに対して怒りを感じるとき、その怒りの裏には「心配」「不安」「疲労」「期待」といった別の感情が隠れていることがよくあります。
私も、日常の中で感じる怒りが、本当は「もっとこうしてほしい」「このように成長してほしい」という期待や焦りからきていたり、自分の中で「親としてちゃんとできていないのでは」という不安や日々の疲労が引き金になっている場合が多いことに気づきました。
こうした感情に気づくと、怒りに対して少しずつ冷静に向き合うことができるようになります。
親として感じる主な感情
- 自分が親としてうまくできていないのではないか という不安
- 日々の忙しさからくる疲労
- 期待している成長が見えないことへの焦り
2. 【簡単】イライラを鎮める7つの方法
アンガーマネジメントは感情を押し込めるのではなく、適切に解放し対処することが大切です。
私が実践している方法をご紹介します。
1. 怒りを受け入れる
まず、自分の感情を認識することが大切です。
「今、私はイライラしている」「フラストレーションを感じている」と自覚し、その感情を否定せずに受け入れましょう。
「この状況で怒るのは当然だ」と認めることで、気持ちに余裕が生まれ、自己嫌悪を減らせます。
2. いったん距離を置く
怒りを感じたら、まずはその場を離れ、気持ちを落ち着けることが重要です。
感情のままに反応すると後悔することが多いため、数分間の「タイムアウト」を取りましょう。
具体的には、以下の方法を試してみてください。
- 深呼吸をする
- 音楽を聴く
- 軽くストレッチをする
- 窓の外を眺める
- 好きな香りを嗅ぐ
💡 ポイント
✔ 怒りを感じたらすぐに距離を置く
✔ リラックスできる方法を見つける
✔ これらを習慣にし、冷静に対応できる回数を増やす
これらを意識することで、怒りの感情をコントロールしやすくなるはずです。
実体験
ある日、長男が食事中におもちゃで遊び始め、「ご飯を食べようね」と声をかけてもまったく聞いていませんでした。
何度注意してもふざけ続け、ついにお茶をこぼしてしまいました。
その瞬間、私はイライラが爆発しそうになりましたが、「今怒鳴ったら後悔する」と思い、すぐに席を立ちました。
リビングの窓の外を眺めながら深呼吸をし、少し気持ちが落ち着いたところで戻りました。
すると、息子も私の様子を察したのか「お茶ふいとくね」と言いながら自分で片付けを始めました。
この経験から、まずは自分が冷静になる時間を取ることの大切さを実感しました。
3. 子どもの気持ちを想像する
怒りが収まった後に、子どもの行動の背景を考えましょう。
子どもにも感情があり、その行動には、子どもなりの理由があることを思い出しましょう。
「なぜこの行動をしたのか?」と考えることで、子どもの気持ちに寄り添いやすくなります。
例えば、子どもが物を壊してしまった場合、「まだ遊びたかったのかな?」「うまく伝えられなかったのかも?」と考えることで、怒りが和らぎます。
この視点の切り替えが、親子の信頼関係を深めることにつながります。
4. 感情を言葉にする
感情を抑え込まずに言葉にすることで、気持ちを整理しやすくなります。
「私は今、とてもイライラしている」と声に出すだけでも、冷静さを取り戻しやすくなります。
また、言葉にすることで、周りの人に自分の気持ちを伝えやすくなり、誤解を避けることができます。
例えば、「今は少し休ませて欲しい」と伝えることで、相手もその気持ちに理解を示してくれるかもしれません。
5. 視点を変えてイライラを減らす方法

「ポジティブリフレーミング(視点の切り替え)」を活用すると、イライラする状況を前向きに捉えられます。
1. ポジティブに解釈する
例1:「子どもが物を壊した」と感じたとき
- 「わざとではなかったのかもしれない」
- 「興味を持って集中していたのかも」
- 「学ぼうとしている証拠かもしれない」
このように考えることで、怒りを和らげることができます。
例2:「子どもの行動が気に障る」と感じたとき
- 「これは子どもとのコミュニケーションのチャンス」
- 「子どもが注意を引こうとしているのかも」
- 「何かを伝えたがっているのでは?」
このように視点を変えると、前向きな気持ちになりやすくなります。
2. 別の視点を意識する
「なぜこの状況がイライラするのか?」と自分に問いかけてみましょう。
そして、次のように考え方を変えてみます。
例:「親として、この場面をどう学びに変えられるか?」
- 子どもにとっての学びの機会と捉える
- どう対応すれば成長につながるかを考える
視点を変えることで、冷静に対応しやすくなります。
3. 成長の機会と捉える
イライラする状況を「親として成長できるチャンス」と考えることで、怒りが軽減されます。
- 「この経験を通じて、より良い対応ができるようになろう」
- 「子どもと向き合うことで、自分も成長できる」
こう意識すると、感情のコントロールがしやすくなります。
4. 「今、この瞬間をどう活かすか?」にフォーカスする
ポジティブリフレーミングのポイントは、「状況を変えようとする」のではなく、「この瞬間をどう活かすか?」を考えることです。
例:子どもがおもちゃを無理に取ろうとしたとき
- 「どうすればこの場面で子どもと心を通わせられるか?」と考える
視点を切り替えることで、感情が落ち着き、より穏やかに子どもと向き合うことができます。
6. 状況を文字に書き出す
感情が高ぶったとき、何が起こったのか、どんな状況だったのかをメモに書き出してみましょう。🖊️📓
例えば、子どもが遊んでいる途中で何かを壊してしまった場合、「子どもが壊した」「私が怒った」と事実だけを記録します。
その後、冷静になってから、その状況を見つめ直し、「どう捉え直せるか?」を考えます。
文字にすることで、感情が整理され、冷静な視点を取り戻す手助けになります。
7. 自分を大切にする時間を持つ
自分自身を大切にする時間を少しでも作ることも重要です。
日常の中でストレスが溜まっていないかチェックし、感情が爆発する前にリフレッシュできる時間を意識的に確保しましょう。
短い散歩、入浴、趣味の時間を持つことで、気持ちをリセットしやすくなります。
感情のコントロールがしやすくなることで、怒りを感じる頻度も自然と減っていきます。

8. 感情的になった後のフォローアップ
もしも感情的になってしまった場合、後から冷静に謝ることも大切です。
「ごめんね、ちょっと感情的になっちゃったけど、あなたを責めたかったわけじゃないよ」と伝えることで、親子間で誤解が生じることを防ぎます。
自分の感情に対する責任を取ることで、子どもにとっても、感情をコントロールする大切さを学ぶ良い機会になります。
また、謝るだけでなく、次回同じような状況が起きた時にはどんな対応をしたいかを子どもと一緒に話し合うと、より効果的です。
✅ 今すぐできる! 育児イライラ対策 まとめ
- 怒りを受け入れる:
「私は今イライラしている」と自覚するだけでも効果あり! - いったん距離を置く:
深呼吸やその場を離れることで冷静さを取り戻す - 子どもの気持ちを想像する:
怒る前に「なぜこの行動をしたのか?」を考え、寄り添う
🔹 行動ポイント
- 育児中の怒りの背景には「期待」と「不安」がある
- 「怒りを受け入れる」「距離を置く」「子どもの気持ちを考える」ことで対処
- 無理せず少しずつ実践し、親子のコミュニケーションを改善する
3. アンガーマネージメントの長期的な効果
アンガーマネジメントを続けることで、少しずつ感情と向き合う余裕が生まれ、子どもとの関係もより穏やかになっていきます。
怒りの感情を適切にコントロールできるようになると、子どもに対する接し方が変わり、結果として家庭全体の雰囲気もリラックスしたものになっていきます。
育児中は、感情が高ぶる瞬間がどうしてもあります。
でも、それを「ゼロ」にするのではなく、「少しずつ減らす」ことが大切です。
そうした積み重ねが、親自身の自信につながり、子どもとの関係にも良い影響を与えます。
アンガーマネジメントは、一度に完璧にできるものではありません。
日々の小さな実践が、少しずつ確実に育児のストレスを軽減し、親子の関係をより良くしてくれるはずです。

4. よくある質問
アンガーマネジメントとは?
怒りをコントロールし、冷静に対応するための技術です。
育児でイライラしないためには?
深呼吸、ジャーナリング、リラックス法を取り入れると効果的。
怒りをコントロールするための簡単な方法は?
6秒ルール(怒りを感じたら6秒待つ)、数を数える、短い散歩。
子どもが言うことを聞かないとき、どう対応すればいい?
「なぜやらないの?」ではなく、「今、どんな気持ち?」と聞くとスムーズ。
育児ストレスを減らすために親ができることは?
自分の時間を確保する、サポートを頼る、完璧を求めない。
兄弟喧嘩でイライラしたときの対処法は?
感情的に叱らず、それぞれの気持ちを聞く時間を作る。
怒りを子どもにぶつけた後にどうフォローすればいい?
「ママもイライラしてごめんね」と謝り、次回の対策を話す。
パートナーにもイライラしてしまう場合は?
感情的にならず、「私はこう感じる」と伝えるIメッセージを活用。
イライラしない親になるための習慣は?
朝に瞑想する、子どもとスキンシップを取る、笑う時間を増やす。
アンガーマネジメントは何歳からでも身につけられる?
大人も子どもも学べる!年齢を問わず、習慣化が大切。
まとめ
育児におけるアンガーマネジメントは、怒りを無理に抑え込むのではなく、その背後にある感情に気づき、適切に対処することが大切です。
「なぜこんなにイライラするのか?」と立ち止まって考えたり、一度深呼吸してタイムアウトを取ったりすることで、気持ちが落ち着き、子どもに対してもより穏やかに接することができます。
親自身が感情とうまく向き合うことで、家庭全体の雰囲気も自然と穏やかになっていくでしょう。
次回の記事では、私が実践している自己ケアの方法や、育児のストレスを和らげるための具体的なアプローチについて詳しくお話しします。
皆さんは、日常生活でどのようにリラックスしていますか?
💡次回予告
次回は「親としてのメンタルヘルスケア:子育てのストレスを軽減するためのアプローチ」です。
「リラックスする時間なんてない!」と思う方こそ、ぜひ読んでみてください。お楽しみに!