はじめに
お子さんの言葉の発達をもっと伸ばしたいと思いませんか?
幼児期は言語の発達が著しい時期です。
この時期にリスニング学習を取り入れることで、子どもの語彙力やコミュニケーション能力を高めることができます。
本記事では、日本語CDを活用した幼児向けリスニング学習について、その効果や選び方、具体的な取り組み方をご紹介します。
目次
- はじめに
- リスニング学習の重要性
- 幼児向け日本語CDの選び方
- リスニング学習の取り組み方
- おすすめの日本語CD
- まとめ
1. リスニング学習の重要性
幼児期におけるリスニング学習は、以下の点で非常に重要です:
- 語彙力の向上
音声を通じて新しい言葉に触れることで、語彙が自然と増えます。
(例)
息子が「動物の歌」を繰り返し聞いた翌日、突然「まんとひひって動物なんだよね」と話しかけてきました。
最初はその言葉の意図がわからず驚きましたが、CDの歌詞の中に登場する動物の名前をしっかり覚えていたのです。
その後、一緒に図鑑を見ながら「マントヒヒってこんな顔だね」と笑い合い、語彙を増やすだけでなく親子の会話も弾みました。 - 言葉のリズムとイントネーションの習得
正しい発音やリズムを聞くことで、自然な話し方を身につけることができます。
(例)
私の息子も、リズム歌を繰り返し聞くうちに、声の抑揚が豊かになりました。 - 集中力の向上
音声をじっくり聞く習慣が、集中力の向上につながります。
短いお話を最後まで聞けるようになると、集中力が他の活動にも活きてきます。 - 親子のコミュニケーション強化
CDの内容を親子で共有することで、会話が増え、絆が深まります。
(例)
「今日は『さるかに合戦』のカニさんが頑張ったね!」といった話題で、子どもの感想を聞き出すきっかけになります。
2. 幼児向け日本語CDの選び方
適切な教材を選ぶことは、リスニング学習の効果を最大化するために重要です。
以下のポイントを参考にしてください:
- 子どもの興味に合った内容
動物や乗り物、童話など、子どもが興味を持つテーマのCDを選びましょう。
我が家では、息子がドラえもん好きなので「ドラえもん」のCDを購入しました。
聞きながら、タケコプターを付ける動作を真似して踊る姿が微笑ましかったです。 - 年齢に適したレベル
簡単な言葉や繰り返しの多い内容が、幼児には適しています。
特に、2歳児には動物の鳴き声や簡単なフレーズが効果的です。 - 音質が良いもの
子どもが聞き取りやすいクリアな音声のCDを選びましょう。
聞き取りづらい音声では、興味を失ってしまうことがあります。 - 歌とお話がバランスよく収録されているもの
歌でリズムを楽しみ、お話で集中力を養うことができます。
我が家では「しちだしきマンスリーCD」を利用しており、歌や物語だけでなくクラシック音楽も収録されていて、幅広く興味を広げられ、親子で一緒に楽しんでいます。
2. リスニング学習の取り組み方
実際にリスニング学習を生活に取り入れる際のポイントをご紹介します:
- 日常生活に自然に取り入れる
- 朝の支度中や車の中でCDを流すなど、無理なくリスニングの時間を作りましょう。
我が家では、休みの日や、夕食後のリラックスタイムにお気に入りのCDを流しています。
●夕食後に「どうぶつの歌ベストアルバム」を流していると、息子は「ガオー!」とライオンの鳴き真似をしながら全身でライオンになりきっていました。
その後、「僕はライオンの王様なんだ!」と言いながらおもちゃの王冠をかぶってポーズを決めてくれました。
この様子を見て、音楽が子どもの表現力を引き出す素晴らしいツールだと改めて感じました。 - 親子で一緒に楽しむ
子どもが興味を持てるよう、親も一緒に歌ったり感想を話し合ったりしましょう。
例えば、一緒に歌うことで子どもが自信を持つようになります。
●「さかながはねて」の歌を流し、もともとの振り付けを教えると、息子は歌に合わせて体を動かし始めました。最初は手の振りだけだったのが、次第にジャンプやステップを取り入れるようになり、自分でもアレンジを加えて「魚がはねて、ポン足にくっついた靴下」と言いながら楽しそうに歌いました。
私も一緒に誘われて踊るうちに、親子で新しい振り付けを考え、大笑い。
遊びながら、創造力と身体のリズム感が育まれていることを実感したひとときでした。
●ある日、クラシック音楽が収録されたCDを流していると、息子が「この音楽、王子様が踊ってるみたいだね!」と言い始めました。
それから自分で「王子様が踊って、最後はお姫様を助けたんだ」と即興で物語を作り上げてくれました。
音楽から想像を膨らませる力が育っていることに驚きました。 - 繰り返し聞く
同じ内容を繰り返し聞くことで、子どもが言葉を覚えやすくなります。
●息子は「おおきなかぶ」の話を何度も聞いた後、自分で話を再現するようになりました。
「僕もこんなに強く引っ張れるかな?」と言ってぬいぐるみを引っ張る真似を始めました。
そんな小さな行動を見て、ただ楽しいだけでなく物語に影響を受けているんだと実感しました。
●「ひらがなソング」を聞いていると、息子が「『し』ってどんな形だっけ?」と聞いてきました。
その後、絵本を持ってきて「あ、これだ!」と文字を指差し、自分で見つけていました。
歌がただ楽しいだけでなく、文字への興味を引き出すきっかけになっていると感じました。 - 質問を投げかける
お話を聞いた後、「どんな動物が出てきたかな?」などの質問をして、理解を深めましょう。
質問に答えることで、子どもの表現力が高まります。
3. おすすめの日本語CD
以下は、幼児向けの人気日本語CDです:
- 「おうちで聞ける童話集」
クラシックな日本昔話を、プロのナレーターが朗読。家族全員で楽しめる内容です。 - 「どうぶつの歌ベストアルバム」
子どもが大好きな動物の歌を集めた一枚。
息子は「ぞうさんの歌」を聞きながら、ぞうの動きを真似して大喜びでした。 - 「リズムで覚えるひらがなソング」
言葉とリズムを同時に楽しめる教材。
これを使って、息子は「あいうえお」を楽しみながら覚えました。 - 「しちだしきマンスリーCD」
言葉とお話とリズム歌、クラシックなどがバランスよく収録されている、一つのCDで様々な知育内容を楽しめる教材。 - 「絵本好きになるえほんうた」
実際の絵本が20曲の楽しい歌になっていて、絵本を知らなくても楽しめ、絵本を読んだらさらに楽しめる教材。
まとめ
日本語CDを使ったリスニング学習は、幼児の言語力を伸ばすだけでなく、親子の絆を深める素晴らしい方法です。
子どもが楽しみながら学べる環境を整え、日常生活に無理なく取り入れましょう。例えば、我が家ではリスニングタイムが一日の楽しみのひとつになっています。
ぜひ、お子さんの成長を実感しながら取り組んでみてください。