療育は、子どもの発達を支える大切なサポートです。
わが家も、療育に通ったことで、息子の成長をたくさん感じてきました。
でも正直に言うと、療育は良いことばかりではありませんでした。
送迎の負担。
お弁当作り。
幼稚園とのスケジュール調整。
他の子と比べて落ち込む気持ち。
周囲の目。
誤解や先入観。
療育に通いながら、
「意外と大変だな」
「これ、続けられるかな」
「私だけこんなにしんどいのかな」
と思ったこともあります。
それでも、療育を通して息子の小さな成長を見守れたこと、専門的なサポートに助けられたことは、わが家にとって大きな財産になりました。
この記事では、私が実際に感じた療育のデメリット7つと、わが家なりの解決策を体験談ベースでまとめます。
「療育って大変そう」
「通い始めたけれど、少ししんどい」
「デメリットも知ったうえで考えたい」
という方の参考になれば嬉しいです。
※療育の内容や負担感は、施設・自治体・家庭状況・子どもの特性によって異なります。この記事は、わが家の体験談として読んでいただけると嬉しいです。
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療育のデメリットはある?
結論から言うと、療育にはデメリットや大変さもあります。
ただし、それは「療育が悪い」という意味ではありません。
実際には、
- 通うための時間や労力がかかる
- 親の気持ちが揺れる
- 園との予定調整が必要になる
- 周囲の理解が必要になる
- 子どもの疲れ具合を見ながら調整する必要がある
というように、療育を生活の中に組み込む大変さがあるということです。
わが家の場合、療育そのものよりも、「療育を続けるための調整」が大変でした。
ここからは、実際に感じたデメリットと、わが家なりの解決策を紹介します。
療育のデメリット1. 送迎やスケジュール調整の負担が大きい

療育を始めてまず感じたのは、時間的な負担です。
療育は継続して通うことが大切ですが、その分、親の送迎やスケジュール調整が必要になります。
わが家も最初に悩んだのが、送迎でした。
雨の日、下の子の予定、幼稚園の行事、家事、仕事。
そこに療育の予定が入ると、思っていた以上にバタバタします。
特に、療育先が遠いと、移動だけで親も子も疲れてしまいます。
最初は送迎サービスの利用も考えましたが、事業所によっては空き状況や利用条件があり、希望通りに使えないこともありました。
そのため、わが家では「親が無理なく通えること」をかなり重視しました。
実際に複数の施設を見学し、自宅からの距離、スタッフの雰囲気、子どもの様子を見て、通いやすい施設を選びました。
近い施設を選んだことで、送迎の負担がかなり減り、私自身の気持ちにも余裕ができました。
解決策
- 自宅や園から通いやすい施設を選ぶ
- 送迎サービスが使えるか確認する
- 見学時に移動時間も含めて考える
- 無理な曜日や時間帯を避ける
- 親が疲れすぎないスケジュールにする
療育は、親が無理をしすぎると続けるのがつらくなります。
「どれだけ良い施設か」だけでなく、「家庭として通い続けられるか」も大切だと感じました。
療育のデメリット2. 給食を食べられない日がある
幼稚園では給食があるけれど、療育の日はお弁当。
そんな日もありました。
特に、幼稚園の給食が特別メニューの日に療育が重なると、
「今日は給食を食べたかったかな」
と少し申し訳ない気持ちになることもありました。
成長期の子どもにとって、栄養バランスの整った給食はありがたい存在です。
療育に行くことで、園での給食や活動を一部あきらめる日が出ることは、親として少し悩みました。
ただ、療育の日のお弁当を「残念な日」にしないように、息子の好きなおかずを入れたり、食べきれる量にしたりして工夫しました。
完璧な栄養バランスを毎回目指すより、
「今日は療育の日だから、安心して食べられるお弁当にしよう」
と考えるようにしたら、気持ちが少し楽になりました。
解決策
- 好きなおかずを入れて楽しみにする
- 食べきれる量にする
- 完璧な栄養バランスを目指しすぎない
- 園の行事給食がある日は療育日を調整できるか相談する
- お弁当の日も「特別感」に変える
給食が食べられないことは少し残念でしたが、お弁当の日ならではの安心感もありました。
療育のデメリット3. お弁当作りが負担になる
療育の日は、お弁当が必要になることがありました。
最初は、
「ちゃんと作らなきゃ」
「栄養バランスを考えなきゃ」
「かわいくしなきゃ」
と思っていました。
でも、毎回しっかり準備するのは想像以上に大変でした。
朝の支度、家事、送迎、下の子のこと。
その中でお弁当作りまで入ると、かなりバタバタします。
そこで、わが家では「頑張りすぎないお弁当」に切り替えました。
冷凍食品も使う。
前日の残りも使う。
子どもが食べやすいものを優先する。
少なめでも完食できる量にする。
そう考えるようになってから、お弁当作りのハードルが下がりました。
解決策
- 前日の夜に下準備をする
- 冷凍食品や作り置きを使う
- 食べきれる量を優先する
- 子どもが食べやすい形にする
- 「シンプルでも十分」と考える
療育の日のお弁当は、親の作品ではなく、子どもが安心して食べるためのもの。
そう思えるようになってから、少し楽になりました。
療育のデメリット4. 他の子と比べて落ち込む

集団療育に通い始めると、どうしても他の子の姿が目に入ります。
「みんな座って待てるんだな」
「うちの子だけ立ち歩いている」
「他の子はもうできているのに」
そんなふうに比べてしまい、落ち込んだことが何度もありました。
比べたくないのに、比べてしまう。
わが子の成長を応援したいのに、焦ってしまう。
そんな自分にもモヤモヤしました。
でも、療育の先生から言われた言葉が心に残っています。
「できることも、できないことも、一人ひとり違います。
成長のスピードも人それぞれです。
後退しているように見える時期も、成長の過程なんですよ。」
この言葉に、何度も助けられました。
また、療育施設の保護者交流会で、同じように悩んでいる保護者の方と話せたことも大きかったです。
「あ、私だけじゃないんだ」
と思えただけで、気持ちがかなり軽くなりました。
解決策
- 他の子ではなく「昨日のわが子」と比べる
- 小さな成長をメモしておく
- 療育の先生に今の課題を聞く
- 保護者交流会があれば参加してみる
- 比較がつらい場合は個別療育も検討する
比べる気持ちは、完全にはなくならないかもしれません。
でも、「比べる育児」から「その子のペースを見る育児」へ、少しずつ変えていけると楽になります。
療育のデメリット5. 他人の目が気になる
療育を始めたころ、私は周囲の目が気になっていました。
「療育に通っているって思われたくない」
「発達に問題があると思われるかな」
「子どもが誤解されるかもしれない」
そんな不安がありました。
最初は、療育のことを周囲にあまり話していませんでした。
でも、少しずつ信頼できる人に話すようになると、想像していたよりも温かく受け止めてもらえることがありました。
「いいところにつながれてよかったね」
「相談できる場所があるのは安心だね」
そう言ってもらえたとき、私の気持ちも少し軽くなりました。
療育は、恥ずかしいことではありません。
困りごとを早めにサポートするための、前向きな選択です。
そう思えるようになるまでに時間はかかりましたが、親が必要以上に隠そうとしすぎると、自分自身もしんどくなるのだと感じました。
解決策
- 無理に全員へ話さなくていい
- 信頼できる人にだけ話す
- 療育は前向きな支援だと考える
- 周囲の反応より子どもの安心を優先する
- 親自身の気持ちが整ってから話してもいい
話すか話さないかは、家庭の自由です。
大切なのは、親が追い詰められすぎないことだと思います。
療育のデメリット6. 幼稚園や保育園との両立が難しい
療育に通う日は、幼稚園を休んだり、早退したりすることがありました。
最初は、療育を優先することにあまり迷いはありませんでした。
でも、息子が幼稚園を楽しめるようになってくると、
「今日は幼稚園に行きたかったかな」
「行事の練習を休んで大丈夫かな」
「園生活も大事だよね」
と悩むようになりました。
療育も大切。
幼稚園も大切。
どちらも息子にとって必要な場所だからこそ、バランスが難しかったです。
わが家では、幼稚園のイベントや本人が楽しみにしている日は、療育を調整することもありました。
逆に、療育で必要な支援がある時期は、療育を優先することもありました。
その時々で、子どもの様子を見ながら決めていくしかないのだと思います。
解決策
- 幼稚園や保育園の行事予定を確認する
- 療育先に曜日や時間の調整ができるか相談する
- 子どもの疲れ具合を見て予定を組む
- 園と療育の両方を大切な居場所として考える
- 完璧に両立しようとしすぎない
両方を100点でこなそうとすると、親子で疲れてしまいます。
その時期に何を優先するか、柔軟に考えることが大切だと感じました。
療育のデメリット7. 誤解や先入観に悩むことがある

子どもの特性やよくある反応を園と共有しておくことで、誤解を防ぎやすくなります。
療育を始めると、幼稚園の先生と情報共有する機会が増えました。
特性を知ってもらえたことで、サポートしてもらえる場面も増えました。
それはとてもありがたかったです。
でも一方で、「発達に特性がある子」というフィルターで見られてしまうこともあるのかな、と感じた出来事もありました。
印象に残っている出来事
ある日、息子が園で遊んでいるとき、体のバランスを崩して、たまたま隣にいたお友達に手が当たってしまいました。
その場面を先生は見ていなかったようで、「いきなりパンチをしてしまった」と受け取られ、幼稚園から電話がかかってきました。
相手の保護者の方も、「理由もなく叩いた」と受け取ってしまい、強く怒っておられたそうです。
先生からは、
「仲良く遊んでいたけど、突然パンチして、そのまま走って逃げたようです」
と説明がありました。
私はその時、とにかく謝ることしかできませんでした。
でもその夜、息子がぽつりと話してくれました。
「遊んでいて足がすべって、ぶつかっちゃった。
ごめんって言ったけど、泣いちゃったから、びっくりして逃げちゃったの。」
もちろん、全部が本当かどうかは分かりません。
でも、息子なりの精いっぱいの説明だったのだと思います。
「逃げた」という行動だけを見ると、悪いことをしたように見えるかもしれません。
でも背景には、びっくりした、どうしたらいいか分からなかった、言葉で説明できなかった、という息子なりの困りごとがあったのかもしれません。
そのとき私は、
「もし別の子だったら、ただのアクシデントとして受け止められたのかな」
「最初からわざとやったと思われなかったかもしれないな」
と少し切ない気持ちになりました。
同時に、もう少し息子の話を落ち着いて聞いてあげればよかった、とも思いました。
解決策
誤解を完全に防ぐことはできません。
でも、あらかじめ子どもの特性やよくある反応を共有しておくことで、受け止め方が変わることがあります。
わが家では、先生に次のようなことを伝えました。
- 不器用で体の動きが大きくなることがある
- びっくりするとその場を離れてしまうことがある
- 言葉で説明するのに時間がかかる
- 急な接触や音に驚きやすい
- 悪気がなくても行動だけ見ると誤解されやすいことがある
この情報を共有しておくことで、「困った行動」ではなく「理由のある行動」として見てもらいやすくなったと感じます。
療育のデメリットを乗り越えるために親ができること
療育の大変さを完全になくすことは難しいです。
でも、少し工夫することで負担を軽くすることはできます。
1. 比較ではなく「今のわが子」を見る
療育では、他の子の成長が見える分、比べてしまうことがあります。
でも、子どもの成長は本当に一人ひとり違います。
「昨日より少し座れた」
「今日は泣く時間が短かった」
「前より切り替えが早かった」
そんな小さな変化を見るようにすると、気持ちが少し楽になります。
2. 親も相談できる場所を持つ
療育は、子どものためだけでなく、親のための支えにもなります。
先生、相談支援専門員、保健師さん、同じ立場の保護者。
ひとりで抱え込まずに、話せる場所を持つことが大切です。
3. スケジュールを詰め込みすぎない
療育も園も家庭も、全部完璧にしようとすると疲れてしまいます。
ときには、療育を休む日があってもいい。
園の行事を優先する日があってもいい。
家庭でゆっくりする日があってもいい。
無理なく続けられる形を探すことが大切です。
4. 療育を「恥ずかしいこと」と思いすぎない
療育は、子どもの困りごとに早めに気づき、支えるための場所です。
恥ずかしいことではありません。
ただし、誰にでも話す必要はありません。
家庭のタイミングで、信頼できる人に少しずつ話せば十分です。
5. 先生とは「責める」より「共有する」
園や療育先とやりとりをするときは、責めるより共有する意識が大切だと感じました。
「こうしてください」と強く伝えるより、
「こういう傾向があります」
「こういう声かけだと伝わりやすいです」
「家ではこうしています」
と情報を共有する方が、先生も対応しやすくなります。
よくある質問
療育にデメリットはありますか?
あります。送迎、時間調整、お弁当、親の気持ちの負担、園との両立など、大変に感じることもあります。ただし、工夫次第で負担を軽くできる部分もあります。
療育は親が疲れますか?
疲れることもあります。特に送迎やスケジュール調整、他の子との比較で気持ちがしんどくなることがありました。無理なく通える施設選びも大切です。
療育と幼稚園は両立できますか?
両立している家庭も多いです。ただし、行事や子どもの疲れ具合によって調整が必要になることがあります。
療育に通うと周囲に知られますか?
通所の曜日や送迎場所によっては知られることもあります。無理に隠す必要はありませんが、誰にどこまで話すかは家庭で決めてよいと思います。
他の子と比べて落ち込むときはどうしたらいいですか?
比べてしまうのは自然なことです。ただ、昨日のわが子と比べる、小さな成長を記録する、先生に今の成長を聞くなどの工夫で少し楽になります。
療育に行く日はお弁当が必要ですか?
施設によります。お弁当持参の場合もあれば、給食がある場合もあります。見学時に確認しておくと安心です。
療育に通うと子どもが特別扱いされませんか?
支援を受けることで理解が深まる一方、誤解や先入観が気になる場面もあります。特性やよくある反応をこまめに共有することが大切だと感じました。
療育をやめたくなることはありますか?
親の負担が大きい時期には、しんどくなることもあります。すぐにやめるか決める前に、頻度や施設、曜日の調整を相談してみるのも一つです。
療育のデメリットよりメリットの方が大きいですか?
わが家の場合は、デメリットもありましたが、それ以上に子どもの成長や親の気づきが大きかったです。
療育を迷っている場合はどうしたらいいですか?
まずは相談や見学だけでも大丈夫です。実際に見ることで、家庭に合うかどうか判断しやすくなります。
まとめ|療育は大変さもある。でも親子の支えにもなった
療育には、たしかに大変な面があります。
送迎やスケジュール調整。
お弁当作り。
園との両立。
他の子との比較。
周囲の目。
誤解や先入観。
私自身、療育を続ける中で悩んだことは何度もありました。
でも、それでもわが家にとって療育は必要な支えでした。
息子の小さな成長を見つけられるようになったこと。
専門家に相談できる場所ができたこと。
同じように悩む保護者とつながれたこと。
子どもの行動の背景を考えられるようになったこと。
これらは、療育を通して得られた大きな気づきでした。
療育は、親子にとって楽な道ばかりではありません。
でも、ひとりで抱え込まず、家庭に合う形を探していけば、子どもの成長を支える心強い選択肢になります。
今、療育の大変さに悩んでいる方も、どうか自分を責めすぎないでください。
全部を完璧にこなさなくても大丈夫です。
その子に合う形を、少しずつ探していけばいいのだと思います。
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