はじめに
完璧な親を目指すことは、育児において大きなストレスを引き起こしがちです。
周りの親たちが、まるで何でも上手にこなしているようにキラキラ✨と輝いて見えて、自分と比べて落ち込んでしまうことはありませんか?
「どうしてうちの子はこうなんだろう」「もっと自分が頑張らないと」と自分にプレッシャーをかけた経験がある方もいるのではないでしょうか。
私自身も、息子と他の子どもを比べては悩み、自分の至らなさを責める日々を送っていました。
しかし、育児において本当に大切なのは、「失敗や不完全さを受け入れ、子どもの個性を尊重しながら一緒に成長していくこと」です。
息子が発達障害だとわかった時も、「もっと早く気づいて優しくサポートできていたら…」と自分を責めましたが、今では彼のペースに合わせて、子どもの個性を大切にし、無理なく進んでいくことが大切だと感じています。
本記事では、私自身の経験から学んだ育児を楽しむための心構えと具体的な方法をお伝えします。
目次
- 完璧な親を目指さない大切さ
- 他人と比べずに育児を楽しむコツ、自分と子どもの成長に目を向ける
- 自分の感情と向き合う方法
- 子どもが求めるのは「完璧な親」ではなく「共感」できる親
- 失敗や反省を成長のチャンスと捉える
- 自分をいたわる時間を持つ
- 「他人の目」よりも「子どもの目」に集中する
- まとめー実践のヒント
1. 完璧な親を目指さない大切さ
誰しもが一度は「もっと良い親でなければ」と思う瞬間がありますが、「完璧な親」という理想像は幻想に過ぎません。
育児は日々変化し、思い通りにいかないことも多いです。
むしろ、親自身が「不完全でも良い」という心の余裕を持つことで、子どもにとって安心できる環境を作ることができます。
大切なのは、失敗や不完全さを受け入れ、自分を責めないことです。
エピソード:
育児中、何をどう頑張っても上手くいかない日もありますよね。
私は、息子が2歳の頃、寝かしつけが全然うまくいかず、「私のやり方が悪いんだ」と自分を責める日々を過ごしていました。
しかし、専門家に相談したところ、「すべての子どもが同じ方法で寝るわけではない」と教えられ、息子に合った方法を模索することで少しずつ解決しました。
それ以来、失敗しても自分を責めすぎないように心がけています。
2. 他人と比べずに育児を楽しむコツ、自分と子どもの成長に目を向ける
他人と比べてしまうのは自然なことです。
ただ、その瞬間に『子どもの昨日と今日の成長』に目を向けてみましょう。
日々の成長を見つけることで、育児がもっと前向きに感じられます。
たとえ小さな進歩でも、それが自分たちにとっての大きな成功です。
他人の評価に振り回されることなく、子どもの個性や進歩を尊重する姿勢が育児をより楽しいものにします。
エピソード:
息子が幼稚園で他の子より製作が遅かった時、「他の子たちはどうしてあんなに上手なんだろう」と悩んでしまったことがありました。しかし、その後、息子が作った作品を誇らしそうに持って帰ってきた時、彼自身が達成感を感じていることが大切なんだと気づきました。それ以来、「昨日よりも今日、少し成長していればそれでいい」と自分に言い聞かせるようにしています。
3. 自分の感情と向き合う方法
育児をしていると、イライラや疲れ、不安な気持ちが出てくることもあります。
そんな時、まずは自分の感情を否定せずに認めることが大切です。
「今、私は疲れている」「少しストレスがたまっている」と自分の状態を素直に受け止めることで、感情を上手に処理できるようになります。
また、自分を責めることなく、心のケアをするための時間を作ることも忘れずにしましょう。
エピソード:
私は、子どもが思うように言うことを聞いてくれない時、怒りを感じることがよくありました。
ある日、そんな自分に罪悪感を抱いてしまったため、心理学の本を読み、「怒りは自然な感情で、正しく対処することが重要」と学びました。それ以来、「今、私は怒りを感じている」と自分に言い聞かせ、一呼吸おいてから対応するようにしています。
4. 子どもが求めるのは「完璧な親」ではなく「共感」できる親
子どもは「完璧な親」を求めているわけではありません。
子どもにとって一番大切なのは、自分の気持ちに寄り添ってくれる親です。
時には失敗することもありますが、その時こそ子どもに寄り添い、共感する姿勢を大切にしましょう。
子どもが困っている時、悩んでいる時にしっかりと耳を傾けることで、親子の絆はより深まります。
エピソード:
ある日、息子がブロックで遊んでいる時にうまくいかず、「できない!」と泣き出してしまったことがありました。
以前の私は、「こうやるといいよ」とすぐに助け舟を出していましたが、息子の療育スタッフから「まず気持ちに共感してあげましょう」とアドバイスを受けました。
その時、「悔しかったんだね。難しいね」と声をかけると、息子は「もう一回やってみる」と再挑戦。
気持ちに寄り添うだけで、子ども自身のやる気が引き出されると実感しました。
5. 失敗や反省を成長のチャンスと捉える
育児中にうまくいかないことがあっても、それを「自分の失敗」として捉えるのではなく、成長のためのチャンスと捉えると気持ちが楽になります。
例えば、今日うまくできなかったことがあっても、それを次回の学びとして活かせば良いのです。
完璧を目指すのではなく、日々少しずつ成長していくことこそが育児の本質です。
エピソード:
息子と初めてお菓子作りを一緒にしようとしたときのことです。計量カップを倒して粉がこぼれたり、混ぜる順番を間違えたりと、失敗が続きました。最初は「また失敗だ」「片付けも面倒だから、もう自分でやった方が早いかも」と思いました。しかし、気持ちを切り替えて、「失敗しても大丈夫、次はこうしようね」と声をかけ、息子と一緒に最後までやり遂げました。最終的にお菓子はあまり上手にできませんでしたが、その後息子が「失敗したけど楽しかった!またしたい!」と笑顔で言ってくれたことが、私にとって大きな学びとなりました。失敗を恐れずに挑戦することが、子どもの成長に繋がると実感した瞬間でした。
6. 自分をいたわる時間を持つ
親自身が心身ともに疲れ果ててしまうと、育児にも悪影響を及ぼすことがあります。
育児中でも自分の時間を持つことは決して贅沢ではなく、必要なことです。
例えば、短い休憩時間を確保する、好きなことをする時間を持つ、友人や家族と話すなど、自分をいたわるための時間を大切にしましょう。
リフレッシュすることで、子どもと過ごす時間がより充実したものになります。
エピソード:
毎日息子の送迎や家事で手一杯になり、夜にはヘトヘトになっていた時期がありました。
そんな時、たまたま友人から「たまには息抜きしたら?」と言われ、夫に頼んで数時間カフェに行ける時間を作ってもらいました。
その数時間、美味しいご飯を食べ、ドライブをして、好きな音楽を聴いただけですが、心が軽くなり、その後の育児にも余裕が生まれました。それ以来、月に何度かは短い自分だけの時間を持つよう心がけています。
7. 「他人の目」よりも「子どもの目」に集中する
他の親や周囲の評価を気にしてしまうことはよくありますが、大切なのは「他人の目」ではなく「子どもの目」です。
周りの評価や期待に振り回されるのではなく、子どもがどう感じているかに焦点を当てましょう。
子どもにとっての安心感や信頼感は、親が笑顔でリラックスしている時にこそ育まれます。
エピソード:
幼稚園の授業参観で、周りの子どもたちが発表でしっかり声を出している中、息子だけがもじもじして声を出せなかったことがありました。その時、他の親の視線を感じ、「恥ずかしい」と思ってしまった自分がいました。
しかし帰宅後、息子が「ドキドキしたけど、立ってみたよ!」と話してくれた時、彼の挑戦を誇りに思う気持ちが湧いてきました。
それ以来、他人の評価よりも息子の努力や成長に目を向けることを意識しています。
まとめ
「完璧な親」を目指しすぎると、自分を追い詰めてしまうことがあります。
育児は他人と競うものではなく、子どもの「今」の成長を喜ぶことが大切です。
子どもの一歩一歩を見守りながら、自分自身にも優しさを向けることで、育児のストレスは軽くなります。
完璧でなくても、子どもと笑顔で過ごす毎日が何よりの財産です。
実践のヒント
日記をつける:
他人と比較しそうになったら、子どもの「昨日と今日の成長」を振り返る日記を書いてみましょう。
小さな成長を見つけることで、気持ちが軽くなります。
成功体験リストを作る:
家庭でうまくいった工夫や方法をメモしておき、困った時に振り返りましょう。
専門家に相談する:
必要に応じて、療育センターや児童発達支援のスタッフに相談し、具体的なアドバイスをもらいましょう。
これらの工夫を取り入れることで、日々の育児をより前向きに楽しめるかもしれません。
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