はじめに
「読み聞かせ 絵本 感情教育」や「共感力を育てる 絵本」を探している方へ。
絵本は、子どもの「心を育てる」うえで欠かせない存在です。

物語を通じて、「嬉しい」「悲しい」「悔しい」「楽しい」といったさまざまな感情を体験できる絵本は、感情の理解や表現、そして共感力を自然に育ててくれます。
さらに、親子で一緒に読み進める時間は、子どもにとって安心感や愛情を感じられる大切なひととき。
絵本の世界を通して、親子の心がふれあう瞬間が生まれます。
読み聞かせはただの読み物ではなく、子どもの感情教育や非認知能力を育てる大切な「家庭でできる教育」でもあるのです。
この記事では、【感情教育に役立つ絵本10選】と、親子で楽しく取り入れられる【読み聞かせのコツ】をご紹介します📚
日々の読み聞かせに、ぜひ役立ててくださいね。

目次
- 【感情教育とは?】なぜ子どもにとって大切なのか
- 【感情教育に効果的】絵本の選び方3つのポイント📘💡
- 【年齢別】おすすめの読み聞かせ絵本10選
0歳〜1歳向け絵本(2冊)
1歳〜3歳向け絵本(2冊)
2歳〜5歳向け絵本(2冊)
3歳〜6歳向け絵本(2冊)
4歳〜6歳向け絵本(4冊) - 読み聞かせのコツと親子の関わり方
- まとめ|絵本で育てる心の力
1. 【感情教育とは?】なぜ子どもにとって大切なのか🧠💗
感情教育とは、子どもが自分や他人の感情を理解し、適切に表現・対応できる力を育てる教育のことです。

「うれしい」「かなしい」「くやしい」「こわい」など、日常の中にある感情に気づき、自分の気持ちをことばにできる力は、将来の人間関係や自己肯定感にもつながっていきます。

子どもが小さいうちから感情について学ぶことは、
✔️ 自己理解を深める
✔️ 他人の気持ちを思いやる
✔️ ストレスや葛藤にうまく対応できる
といった、生きる力を身につける第一歩になります。
📚 絵本の読み聞かせは、そんな感情教育のスタートにぴったり!
物語を通じて、子どもは自然と感情を体験し、共感力を育てることができます。
親子で一緒に絵本の世界を味わいながら、子どもが「自分の気持ち」に気づき、「他人の気持ち」もわかるようになる時間を、ぜひ大切にしてみてくださいね✨
2. 【感情教育に効果的】絵本の選び方3つのポイント📘💡
感情教育にぴったりの絵本を選ぶと、子どもの感情理解や表現力がぐんと伸びていきます。
では、どんな絵本を選べばよいのでしょうか?
以下の3つのポイントを意識してみてください👇
1️⃣ 感情を視覚的に理解しやすい絵本 🎭
登場キャラクターの表情が豊かで、喜怒哀楽がはっきり描かれているものを選びましょう。
視覚から感情を学ぶことで、子どもは感情の種類や違いを理解しやすくなります。

2️⃣ ストーリーがシンプルで共感しやすい絵本 📖
短い文章で、幼児でも理解しやすい内容の絵本が理想です。
身近な出来事が描かれていると、「ぼくも!」「わたしも!」と共感しながら読めます。
3️⃣ 実生活に応用しやすい絵本 🏡
家庭や保育園・幼稚園での出来事など、日常生活を描いた絵本は、自分の体験と重ねて感情を学びやすくなります。
「こんなとき、どうしたらいい?」と親子で考えるきっかけにもなりますよ。
💡この3つのポイントを意識しながら、子どもの心に寄り添う絵本選びをしてみましょう。
きっと、感情教育の時間がもっと楽しく、実りあるものになります✨
3. 【年齢別】感情教育におすすめの絵本まとめ(0歳〜6歳)
発達段階に合わせた絵本選びは、子どもの感情教育やコミュニケーション力の土台を育てる大切なステップ。
ここでは、年齢別に厳選した感情教育に役立つ絵本をご紹介します。
🔶 0歳〜1歳向け:感情の芽生えを育む絵本

①『いないいないばあ』|赤ちゃんの言葉育てに最適
タイトル: 『いないいないばあ』
著者: 松谷みよ子(絵: 瀬川康男)
出版社: 童心社
おすすめ年齢: 0歳~3歳
評価: ★★★★★ 4.9 / 5
あらすじ
「いないいない、ばあ!」の繰り返しが楽しい、赤ちゃんの笑顔を引き出すロングセラー絵本。
おすすめポイント
- 👶 赤ちゃんが笑顔になるシンプルな言葉と優しい動物たち
- 🎵 リズムよく読めるため、初めての読み聞かせにもぴったり
期待できる効果
- 言語発達の促進
- 親子のふれあいを深める
- 表情認識と反応力を育む
読み聞かせのコツ
「ばあっ!」のタイミングで表情や声色に変化をつけると、より反応が豊かになります。
② 『おつきさまこんばんは』|寝かしつけに最適な感情絵本
タイトル: 『おつきさま こんばんは』
著者: 林明子
出版社: 福音館書店
おすすめ年齢(対象年齢): 0歳~
評価: ★★★★☆ 4.7 / 5
評価理由: 穏やかな物語で、寝る前のリラックスタイムにぴったりな一冊。
あらすじ
夜の空にお月さまが顔を出し、雲に隠れたり出てきたり…穏やかに夜を迎えるお話。
おすすめポイント
- 🌙 月に挨拶する習慣が自然と身につく
- 🖼️ 優しいイラストが安心感を与える
期待できる効果
- 寝る前のリラックス
- 月や自然への興味を育む
読み聞かせのコツ
「おつきさまが出てきたね」と、子どもと一緒に空を見上げると習慣化しやすくなります。
🔷 1歳〜3歳向け:リズムや自己表現を育てる絵本

③『だるまさんの』|体とリズムで楽しむ感情教育絵本
著者: かがくい ひろし
出版社: ブロンズ新社
おすすめ年齢: 1歳~3歳
評価: ★★★★★ 4.8 / 5
あらすじ
だるまさんが「ぷしゅー!」と面白い動きを見せてくれるユーモラスな展開が人気。
おすすめポイント
- 🎵 リズミカルな言葉で言語感覚が育つ
- 🤣 全身で真似したくなる表現が満載
期待できる効果
- 言語リズムや音に対する感受性
- 体を使った表現力や協調運動の発達
読み聞かせのコツ
親子でだるまさんの動きを一緒に真似すると、表現力と楽しさが倍増!
④『しろくまちゃんのほっとけーき』|食育と感情体験が育つ絵本
タイトル: 『しろくまちゃんのほっとけーき』
著者: わかやまけん
出版社: こぐま社
対象年齢:1.5歳~
評価: ★★★★☆ 4.7 / 5
評価理由:ホットケーキ作りの過程を楽しみながら、料理への興味を引き出す一冊。
あらすじ
しろくまちゃんがホットケーキを焼く過程を描きながら、料理の楽しさを体験できる一冊。
おすすめポイント
- 🍳 食べ物や調理への関心を育てる
- 🔊 「じゅっ」「ぷつぷつ」など音の表現が楽しい
期待できる効果
- 食への興味・自主性の促進
- 感情の共有(達成感・ワクワク感)
読み聞かせのコツ
「おいしく焼けたね!」など共感するセリフを加えて、感情体験を深めましょう。
🟢 2歳〜5歳向け:想像力・好奇心を引き出す絵本

⑤『バナナじけん』|ユーモアと創造力が育つ感情絵本
著者: 高畠那生
出版社: BL出版
おすすめ年齢: 2歳~6歳
評価: ★★★★☆ 4.7 / 5
おすすめポイント
- 🍌 バナナが逃げる!?子どもが大爆笑する展開
- 🎨 シンプルながら印象的なイラストが魅力
期待できる効果
- 創造力や発想力を刺激
- ユーモアを理解し、笑う力(感情表現)を育む
読み聞かせのコツ
「バナナ、どこ行った!?」と問いかけながら、子どもと一緒にストーリーを展開しましょう。
⑥『おふろだいすき』|お風呂嫌い克服に効果的な絵本
著者: 松岡享子
出版社: 福音館書店
おすすめ年齢: 2歳~5歳
評価: ★★★★★ 4.9 / 5
おすすめポイント
- 🛁 楽しいお風呂時間を想像できるストーリー
- 🐊 動物たちとの出会いが子どもをワクワクさせる
期待できる効果
- お風呂嫌いの克服
- 水遊びやごっこ遊びへの興味を広げる
読み聞かせのコツ
「こんなお風呂だったら入りたくなるね!」と話しながら、子どもの苦手意識を和らげましょう。
🔴 3歳〜6歳向け:社会性・共感力を育てる絵本

⑦『ぐりとぐら』|友情と協力を学ぶロングセラー絵本
タイトル: 『ぐりとぐら』
著者: なかがわ りえこ(絵: おおむら ゆりこ)
出版社: 福音館書店
おすすめ年齢(対象年齢): 3歳~
評価: ★★★★☆ 4.8 / 5
評価理由: 2匹のねずみが冒険する物語。友情と協力の大切さを教える絵本。
おすすめポイント
- 👬 友達と力を合わせる喜びを描いた物語
- 🍳 おいしそうなカステラ作りも魅力!
期待できる効果
- 協調性・社会性の育成
- 冒険心や挑戦する気持ちの育成
読み聞かせのコツ
「ぐりとぐらみたいにお友だちと協力できたら素敵だね」と声かけし、日常にリンクさせましょう。
⑧『おばけのてんぷら』|ユーモアと共感力を育てる絵本
タイトル: 『おばけのてんぷら』
著者: せなけいこ
出版社: ポプラ社
対象年齢: 3歳~
評価: ★★★★☆ 4.6/ 5
評価理由: おばけが登場するユーモア溢れる物語。恐怖心の克服に効果的
おすすめポイント
- 👻 怖くない「かわいいおばけ」が主人公
- 🎨 鮮やかな色使いと個性的なストーリー展開
期待できる効果
- 恐怖心の克服
- 想像力とキャラクターへの共感力の向上
読み聞かせのコツ
「おばけさん、どんな気持ちだったのかな?」と問いかけて、感情理解を促しましょう。
🔷 4歳〜6歳向け:知育・感情教育絵本

⑨『しんかんせんでいこう』|乗り物好きにおすすめ
著者: 間瀬なおかた
出版社: ひさかたチャイルド
おすすめ年齢: 5歳~6歳
評価: ★★★★★ 4.8 / 5
おすすめポイント
- 新幹線に乗った気分で、日本各地を旅するようなストーリー
- 富士山、夜景、駅の風景など、リアルな描写に子どもが夢中!
- 「ごーっ」「シュッポッポ」など、迫力満点の擬音語が盛りだくさん
期待できる効果
- 地理や交通への興味:都道府県や駅の名前に自然と親しめる
- 旅へのワクワク感:遠くへ出かける楽しさを絵本から感じられる
読み聞かせのコツ
「次はどこに行くのかな?」と問いかけながら読むことで、親子で「絵本の旅」を楽しめます。
地図と照らし合わせながら読んでも学びが深まります。
⑩『ねずみくんのチョッキ』|思いやり・共感力を育む
著者: なかえ よしを(絵: 上野 紀子)
出版社: ポプラ社
おすすめ年齢(対象年齢): 4歳~6歳
評価: ★★★★☆ 4.7 / 5
評価理由: 思いやりと共有の大切さを学べる感動的なストーリー。
あらすじ
ねずみくんが大切にしているチョッキを、いろいろな動物たちに貸していくお話。
次第にチョッキが伸びてしまう様子から、思いやりや譲り合いの心を自然と学べます。
おすすめポイント
- 思いやりや共有の大切さが伝わるやさしいお話
- シンプルな文章と繰り返しの構成で、小さな子にも理解しやすい
期待できる効果
- 共感力:他者の気持ちに寄り添う力が育つ
- 譲り合いの心:大切なものを共有するよろこびを実感できる
読み聞かせのコツ
「ねずみくんはどうしてチョッキを貸してあげたのかな?」と問いかけながら読むことで、思いやりや優しさについて自然に対話できます。
⑪『おおきな木』|愛と友情の感情教育に
タイトル: 『おおきな木』
著者: シェル・シルヴァスタイン 訳:村上春樹
出版社: あすなろ書房
対象年齢: 5歳~
評価: ★★★★☆ 4.5 / 5
評価理由: 親子での読み聞かせに最適で、愛や友情の大切さを学べる一冊
おすすめポイント
- 成長していく少年と、すべてを与える木の関係を通じて、無償の愛や友情の大切さを描いた名作
- 親子で読むことで、感情の深まりや価値観を共有できる一冊
期待できる効果
- 感情理解:愛情、喜び、寂しさなど多様な感情に触れられる
- 思いやり・献身性:自分より相手を想う気持ちが育つ
読み聞かせのコツ
「木が少年にしてあげたことは何だったかな?」と一緒に振り返ることで、与えることの尊さについて親子で話し合うきっかけになります。
⑫『めっきらもっきらどおんどん』|ことば遊びと冒険の世界へ
著者: 長谷川摂子(絵: ふりや なな)
出版社: 福音館書店
おすすめ年齢: 4歳~7歳
評価: ★★★★★ 4.9 / 5
おすすめポイント
- 「めっきらもっきらどおんどん!」の呪文が耳に残る、楽しいリズム
- 妖怪たちとの奇想天外な冒険にワクワクが止まらない
- 豊かな擬音とテンポの良い文章で、言語感覚や創造力を刺激
期待できる効果
- 言葉のリズムや音の面白さを体感できる
- 冒険心・想像力をぐんぐん伸ばせる
読み聞かせのコツ
呪文の部分は子どもと一緒に声を合わせて読んでみましょう!
リズムをつけて読むことで、物語の世界観に引き込まれます。
4. 【親子で感情を育む】絵本を通じて心を共有する3つのコツ📚💞
絵本の読み聞かせは、ただ物語を読むだけではありません。
親子で感情を共有し、心のやりとりができる貴重な時間でもあります✨
読み聞かせを通して、子どもの感情理解を深めるためには、次のような工夫を取り入れてみましょう👇

1️⃣ キャラクターの気持ちを一緒に考える🗣
「この子、どんな気持ちかな?」「怒ってるのかな?びっくりしてるのかな?」と声をかけてみましょう。
子どもはキャラクターの感情を自分のことのように感じることで、自然と共感力が育ちます。
2️⃣ 自分の経験と結びつける🧸
「これと似たこと、○○ちゃんもあったね」と、自分の体験に置き換えて話すと、子どもは感情をことばにしやすくなります。
過去の出来事と絵本の場面をリンクさせることで、感情の理解がより深まります。
3️⃣ 感情表現を一緒に練習する😊
感情をうまく言葉にできない子には、「うれしいね」「かなしいね」「ドキドキしたね」など、気持ちを代弁するような声かけをしましょう。
一緒に表情をつくったり、声のトーンを変えたりして、親子で感情表現を楽しむのもおすすめです。
🧡親子で絵本を通じて気持ちをやりとりする時間は、子どもの心を豊かに育てる宝物のような時間です。
ぜひ、日常に取り入れてみてくださいね♪
5. よくある質問
何歳から読み聞かせを始めるべきですか?
生後すぐからOK!0歳からの絵本もたくさんあります。
感情教育におすすめの絵本の特徴は?
感情表現が豊かで、子どもが共感しやすいストーリーが良いです。
絵本の読み聞かせは何分くらいが理想?
1~2歳なら5~10分、3歳以上なら15分程度が目安です。
寝かしつけにおすすめの絵本は?
『おつきさま こんばんは』や『ねないこ だれだ』が人気です。
読み聞かせのときに親が意識すべきことは?
声のトーンを変えたり、感情をこめて読むと子どもが集中しやすくなります。
兄弟で一緒に楽しめる絵本は?
『ぐりとぐら』など、友情や協力をテーマにした絵本がおすすめです。
感情教育に役立つ絵本を読むメリットは?
共感力が育ち、他人の気持ちを考えられるようになります。
読み聞かせの効果はいつから表れる?
すぐにはわからなくても、繰り返し読むことで言葉や感情が身についてきます。
絵本を嫌がる子どもにはどうすればいい?
無理に読まないで、子どもが好きなテーマの絵本を選ぶと興味を持ちやすいです。
絵本選びに迷ったらどうする?
図書館や書店で試し読みしたり、口コミを参考にすると良いですよ。
まとめ絵本の力で共感力を育てよう
絵本の力で、子どもの心を育てよう
絵本は、子どもが自分の気持ちに気づき、それを表現し、他者と分かち合う力を育てる「心の教科書」のような存在です。
読み聞かせの時間は、親子で感情を共有しながら、愛情や友情、思いやり、挑戦する気持ちなど、豊かな心の成長を促してくれます。
感情教育に役立つ絵本を通して、子どもは少しずつ「気持ちをことばにする力」や「相手の気持ちを思いやる力」を身につけていきます。

📚 あなたのお気に入りの絵本はありますか?
よかったら、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
📖 気になる絵本があったら、ぜひ今夜の読み聞かせに取り入れてみてください♪
絵本は、子どもの心と未来を育てる、かけがえのないパートナー。
親子で楽しく心を育てる時間を、どうぞ大切にしていきましょう✨
📢次回予告
次回は、「【2歳〜4歳向け】七田式えほんの効果|育児ママの実体験レビュー付き」をご紹介します!
どうぞお楽しみに😊