息子が療育を始めたことで、家族の生活に新たな変化が生まれました。療育を通じて、親子で共に成長する機会を得られ、家族全体が学び、支え合う場となっています。この記事では、療育センターでの具体的な活動内容と、それに対する私たちの感想を共有します。
療育プログラムの内容と流れ
療育プログラムの概要
私たちが通っている療育センターでは、5~6組の親子が月に2回集まり、小集団での活動が行われます。約1時間半のプログラムを通じて、親子遊びや感覚遊び、製作活動などがあり、子どもたちと親が共に成長を感じる時間が提供されます。さらに、月に1回の勉強会もあり、親として多くの知識を得ることができました。
活動の流れ
- 軽い運動遊び: 音楽に合わせて体を動かし、リラックスしながら楽しみます。
- 親子コミュニケーション: 親子でハグや簡単な会話をし、絆を深めます。
- お集まり: 名前を呼ばれた時に元気に返事をし、集団の一員であることを確認します。
- 親子遊びや製作: 季節に合わせた製作活動や親子で楽しむ遊びが行われます。
- 保護者へのフィードバック: 活動中に保護者は具体的なアドバイスを受けます。
- 絵本や紙芝居の時間: みんなで絵本や紙芝居を楽しみ、集中力を養います。
- 最後のお集まりと解散: その日の活動を振り返り、解散します。
療育での活動とその目的
療育活動には、子どもの成長をサポートするための明確な目的が設定されています。以下に、その具体的な活動内容と目的を紹介します。
- コーナーあそび: グループのお友達や先生を知り、好きな遊びを見つけることを目的としています。
- 製作: 季節を感じる製作を通じて、手元の作業に注目する力や創造力を養います。
- シール遊び: 手元の細かい作業に集中し、枠を意識する力を育てます。
- 感触あそび: 感触の違いや変化を楽しみ、感覚を鍛えます。
- ボール遊び: ボールの動きを追うことで、協力や順番を守ることを学びます。
- フィンガーペインティング: 絵具に触れ、自由な表現を楽しむ活動です。
- ゆれあそび: 体を使った「ゆれ」を体験し、バランス感覚を養います。
- 段ボールあそび: 段ボールを使った様々な遊びを通じて、協力やバランス感覚を学びます。
- 製作・魚つりあそび: 手順に沿って製作し、完成したもので遊ぶ楽しさを体験します。
療育を通じて感じたこと
療育を通じて、息子の新たな一面を発見し、成長を感じることができました。普段は戦いごっこが好きな息子が、絵やブロック遊びに夢中になる姿に驚きました。特に感触遊びでは、触覚過敏がある息子が楽しそうに取り組む姿が印象的でした。活動を通じて、親子のコミュニケーションが深まり、私にとっても息子と過ごす貴重な時間となりました。また、専門的なアドバイスを受けることで、親としてのサポート方法を学べたのも大きな収穫です。
療育の効果を実感する習慣についてはこちらの記事で紹介しています。
療育センターでの配慮とサポート
療育センターのスタッフの配慮とサポートは、私たち家族に安心感を与えてくれました。息子の特性に合わせた個別のプラン作成や、託児サービスを利用できる環境のおかげで、私自身も療育に集中できました。センター内では、息子が活動に参加しやすいよう、柔軟な対応が取られ、無理なく成長をサポートしてもらっています。
家族全体へのサポート
療育センターでは、家庭でのサポート方法についても相談ができ、家族全体のケアも行っています。私たち親のストレスや悩みも理解し、適切なアドバイスを提供してくれるので、とても感謝しています。
最後に
療育センターの活動は月に2回ですが、保護者の悩みに寄り添い、次のステップ(児童発達支援や小学校の就学支援)に繋げることを目的としているそうです。私自身、子どもの成長以上に、自分の気持ちや考え方が大きく変わりました。もし悩んでいる方がいらっしゃったら、療育を「習い事」や「育児のアドバイスをもらう」という感覚で、気軽に始めてみると良いと思います。療育は、子どもの成長をサポートするだけでなく、親の心の支えとなる重要な手段です。
次回は、「療育センターでの1日の流れ 意義とポイント」について詳しくお伝えします。引き続き、どうぞよろしくお願いします。