はじめに
子どもの「色をぬる」「線を描く」という動きには、
脳の発達・指先の巧緻性・感覚統合を刺激する重要な役割があります。
最近その中でも注目されているのが、カスタムクレヨンとセンサリートイ(感覚おもちゃ)です。
「カスタムクレヨンって普通のクレヨンと何が違うの?」
「センサリートイは発達にどんな効果があるの?」
と気になって検索している方も多いのではないでしょうか。
先日、我が家もワークショップで「カスタムクレヨン遊び」を体験してきました。
いつも家では3分で飽きる息子が、信じられないほど集中して、夢中で色をぬっていた姿に驚きました。
この記事では、
✅ カスタムクレヨンとは?普通のクレヨンとの違い
✅ センサリートイとは?感覚統合を促す理由
✅ 発達支援につながる効果
✅ カスタムクレヨンのリアルな体験談
✅ 家庭でできる遊び方(具体例つき)
を専門性+わかりやすさでまとめて解説します。
「遊びを通して子どもの力を伸ばしたい!」という保護者の方に、きっと役立つ内容です。
目次
- カスタムクレヨンとは?特徴と魅力
- センサリートイ(感覚おもちゃ)とは?発達支援で注目される理由
- カスタムクレヨン×センサリートイは相性抜群な理由
- 【体験談】ワークショップで体験したカスタムクレヨン遊び
- 家庭でできるカスタムクレヨン×センサリートイの遊び方
- 年齢別・目的別のおすすめ選び方
- よくある質問(Q&A)
- 【まとめ】遊びながら発達を支える最強コンビ
1. カスタムクレヨンとは?特徴と魅力をわかりやすく解説
● 普通のクレヨンとの違い
カスタムクレヨンは、
- 複数の色が混ざっている
- 不思議な形をしている
- レインボーカラーで描くたびに色が変わる
といった「普通とは違うワクワク感」が特徴です。
見た目がかわいく、子どもが最初から興味を持ちやすい点も魅力。
● 多色・変形クレヨンが脳に良い理由
クレヨン遊びは、
- 手指の微細運動
- 空間認知
- 視覚刺激
- 創造性
を同時に刺激するため、脳の活性化に非常に良いと言われています。
特に、多色が混ざったクレヨンは「次はどんな色が出るかな?」と予測を促すため、
注意力や思考の柔軟性も育ててくれます。
● 発達支援にも効果的
形がユニークなものは「握りやすい」「力の加減がしやすい」ため、
手先が不器用な子や、筆圧のコントロールが難しい子にもおすすめです。

2. センサリートイ(感覚おもちゃ)とは?発達支援で注目される理由
● 感覚統合とセンサリープレイの基礎
センサリートイとは、視覚・触覚・聴覚・固有覚などを刺激するおもちゃのこと。
子どもが色・音・手触りを楽しむ中で、自然と感覚統合が促されます。
● ASD・ADHDの子にも効果が期待
- 気持ちのコントロール
- 集中力アップ
- 手指の使い方の練習
など、発達支援の場でもよく使われています。
● 家庭でも取り入れやすい
スライム、スクイーズ、感触ボールなど、安価で手軽に始められるものが多いのも魅力です。
3. カスタムクレヨンとセンサリートイは相性抜群!
● 視覚・触覚・運動感覚を同時に刺激
カスタムクレヨンの色変化は「視覚」
握る・動かすは「触覚・固有覚」
描く動作は「運動感覚」
と、複数の感覚を同時に使います。
これは、感覚統合の観点からもとても良い遊び方。
● 子どもの「成功体験」につながる
「こんな色になった!」
「恐竜がカラフルに塗れた!」
結果が出やすく、成功体験につながりやすいのもポイントです。
4. 体験談|ワークショップで「カスタムクレヨン遊び」をして感じたこと

先日、地元のお祭りで見つけたワークショップで、息子たちと一緒に「カスタムクレヨン体験」をしてきました。
参加費は1回700円。
5歳と3歳の兄弟で挑戦し、3歳は呼び鈴づくり、5歳はお面づくりを選びました。
● お面や恐竜の飾りを塗るだけで大喜び
普段、家ではお絵かきしても3分で飽きてしまう5歳の息子が、
この日はなんとずっと集中してお面を塗り続けていたんです。
3歳の息子も、呼び鈴の恐竜パーツを夢中で色塗り。
「ママ、見て!色が変わるよ!」
と何度も嬉しそうに見せてくれる姿は、今でも忘れられません。
● 不思議な形のクレヨンがハマった
今回使ったクレヨンは、丸・星・ブロック型など、少し変わった形の“カスタムクレヨン”。
✅ 握りやすい
✅ 力が入りやすい
✅ 色の伸びがよい
このおかげで、筆圧の弱い3歳の息子でもスラスラ描くことができました。
「描けた!」という成功体験が、小さな自信にもつながったように感じます。
● クレヨンは脳に良いと実感
ワークショップで感じたのは、
「環境が変わるだけで、子どもの主体性は大きく引き出される」ということ。
家では引き出せなかった
- 色が変化するワクワク感
- 自分で選んで塗る主体性
- 集中して取り組む姿勢
これらが、外の環境では自然と育まれていました。
「いつもと違う空間 × 特別な道具」は、
子どもの脳にとってとても良い刺激になるんだと実感しました。

5. 家庭でもできる!カスタムクレヨン×センサリートイの遊び方
● ① 小さな塗り絵から「成功体験」をつくる
塗りやすいイラストや型紙を使うと、達成感が得られやすいです。
● ② 触覚過敏の子には「道具を選ぶ工夫」
- くるくる回すクレヨン
- スティック型
- 持ち手が太いもの
を選ぶと、指先に刺激が入りすぎず安心して使えます。
● ③ 不器用な子は「塗る→貼る→飾る」の工程遊びがおすすめ
ただ塗るだけで終わらず、
「作品として飾れる」というご褒美があると、子どもの満足度が一気に上がります。
6. おすすめのカスタムクレヨン・センサリートイの選び方
● 安全素材で選ぶ
ミツロウ(蜜ろう)・植物由来など、舐めても安心な素材がおすすめ。
● 年齢別の選び方
- 2〜3歳:太めで握りやすいクレヨン
- 4〜6歳:多色クレヨンで表現を広げる
- 就学前:細めのクレヨンで運筆練習
● 発達支援で使われるアイテム
- レインボークレヨン
- フィジェットトイ
- 感覚ボール
- もちもち系スクイーズ
など、家庭療育にも取り入れやすいです。
7. よくある質問(Q&A)
カスタムクレヨンは普通のクレヨンとどう違うの?
複数の色が混ざっていたり、独特の形をしているため、視覚刺激が強く、
子どもが興味を持ちやすい特徴があります。センサリートイとは何ですか?
子どもの視覚・触覚・聴覚などの感覚を刺激して、
発達をサポートするおもちゃのことです。発達障害の子にも使えますか?
はい。ASD・ADHDのお子さんの集中力向上、
感覚統合のサポートに活用されています。カスタムクレヨンは何歳から使えますか?
2〜3歳頃から使用できます。
太い形状を選ぶと握りやすく、安全です。家庭療育に取り入れるメリットは?
五感を刺激しながら、微細運動や集中力を育てる効果があります。
うちの子は触覚過敏ですが使えますか?
持ち手が太いクレヨンやスティック型なら、指先への刺激が少なく、使いやすいです。
センサリートイはどんな種類がありますか?
スクイーズ、感覚ボール、スライム、フィジェットトイなどがあります。
カスタムクレヨンの安全性はどう選べばいい?
ミツロウや植物由来素材など、舐めても安心な成分を使ったものを選ぶと安心です。
ワークショップと家庭での違いは?
環境が変わることで子どもの集中力が高まったり、
新しい表現が生まれやすい点がメリットです。忙しい家庭でも取り入れられますか?
はい。短時間でも効果があり、塗り絵や小さな作品づくりから簡単に始められます。
センサリートイはどこで買えますか?
100均・Amazon・子ども用品店など幅広く手に入ります。
【まとめ】カスタムクレヨン × センサリートイは「育ちの土台」を作る最強コンビ
✨ カスタムクレヨンは、握りやすい形や手触りで “描きたい気持ち” を引き出す
✨ センサリートイは、感覚統合を刺激し、集中力・姿勢保持・巧緻性の土台を育てる
✨ ワークショップ体験では、家では見られない「主体性」「集中」「創造性」が引き出された
✨ 家庭でもすぐに取り入れられ、発達支援にもつながる
「遊び × 感覚刺激 × 学び」を自然に育てられるのが最大の魅力です。
ぜひ、お子さんの好きな色・形・質感を選んで、親子でカスタムクレヨンやセンサリートイの世界を楽しんでください。
最後にもう一度キーワードを。
カスタムクレヨンとセンサリートイは、遊びながら発達を支える心強いアイテムです。
📌次回予告!
お楽しみに!
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