はじめに
「いってきます」と「おかえり」を何度教えても間違えてしまう…。
「帰ってきたのに『おかえり!』と言うことがある…」
「何度教えても覚えられない…」
そんな悩みはありませんか?
幼児や小学校低学年、発達ゆっくりさん、ASD・ADHDのあるお子さんでは、
言葉は知っていても、『いつ』『誰が言う言葉なのか』が整理できていないことがあります。
我が家の息子も、
「ただいま」と「おかえり」がよく入れ替わっていました。
そのたびに、
「違うよ!」
と教えていましたが、なかなか定着しませんでした。
そこで作ったのが、
「だれが言うの?」を見える化した視覚支援カードです。
イラストで覚えられるようになると、少しずつ正しく使える場面が増えてきました。
結論|「言葉」ではなく「場面」を見える化すると伝わりやすい
子どもは、
言葉だけではなく、
場面ごとに覚える方が理解しやすいことがあります。
例えば、
🏃 家を出る人
↓
🗣️「いってきます」
🏠 家に帰った人
↓
🗣️「ただいま」
👋 家で待っていた人
↓
🗣️「おかえり」
というように、
誰が・いつ言う言葉なのかをイラストで見える化すると理解しやすくなります。
無料公開|「いってきます・ただいま・おかえり」視覚支援カード














おすすめポイント
✅ 色分けで分かりやすい
✅ 誰が言う言葉か一目で分かる
✅ 幼児でも理解しやすい
✅ 学校・園でも使いやすい
ポイントは「誰が言う言葉なのか」を色分けしていることです。
子どもは「言葉」ではなく「場面」で理解しやすくなります。
子どもが「いってきます」と「ただいま」を間違える3つの理由
「何度教えても間違えてしまう…」
そんな時は、覚える力が足りないのではなく、言葉の意味がまだ整理できていないのかもしれません。
幼児や小学校低学年の子どもは、言葉を丸暗記するよりも、場面や行動と結び付けて理解する方が得意です。
そのため、次のような理由で混乱することがあります。
① 言葉だけで覚えている
「いってきます」「ただいま」という言葉は知っていても、いつ使う言葉なのかまでは理解できていないことがあります。
そのため、知っている言葉を何となく使ってしまい、間違えてしまうことがあります。
② 場面と結び付いていない
「家を出る」「家に帰る」という場面と言葉が結び付いていないと、使うタイミングが分かりにくくなります。
イラストや写真で場面を見える化すると、理解しやすくなることがあります。
③ 誰が言う言葉なのか分からない
「いってきます」は出かける人が言う言葉、
「ただいま」は帰ってきた人が言う言葉、
「おかえり」は迎える人が言う言葉です。
「誰が言う言葉なのか」を色分けやイラストで見える化すると、子どもにも伝わりやすくなります。
あいさつはセットで覚えると分かりやすい
| 場面 | 行く人・帰る人 | 見送る人・迎える人 |
|---|---|---|
| 家を出るとき | いってきます | いってらっしゃい |
| 家に帰ったとき | ただいま | おかえり |
おすすめの教え方
① 出る時にカードを見る
玄関に貼るだけでも効果があります。
家を出る前に
「今日は何て言う?」
と確認できます。
② 帰ってきた時に一緒に読む
帰宅したら、
カードを見ながら
😊
「ただいま!」
と言ってみましょう。
繰り返すことで自然と覚えていきます。
③ 家族みんなで使う
例えば、
子どもだけではなく、
お父さんも
「いってきます」
お母さんも
「ただいま」
と声に出すことで、
自然と覚えやすくなります。
我が家の体験談
息子は幼稚園のころから、
「ただいま」と「おかえり」がよく混ざっていました。
例えば、パパが仕事から帰ってきた時に、
息子が「ただいま!」と言ってしまったり、
自分が幼稚園から帰ってきた時には、
「おかえり!」
と言ってしまったりすることがよくありました。
そのたびに、
「違うよ。」
と教えていましたが、
本人も間違えたことに気付くと、少し恥ずかしそうな表情をしていました。
そこで、
玄関に視覚支援カードを貼り、
家を出る前と、帰ってきた後に一緒に確認することにしました。
最初はカードを見ながら言っていましたが、
毎日繰り返しているうちに、数日ほどで、
自分から
「いってきます!」
「ただいま!」
と言える場面が少しずつ増えてきました。
その時に感じたのは、
息子は「覚えられない子」だったのではなく、
「いつ、誰が言う言葉なのか」が見えていなかっただけだったということです。
言葉だけで教えるよりも、
イラストで場面を見える化した方が、息子にはずっと分かりやすかったように感じています。
発達障害やDCDのある子にもおすすめ
このカードは、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- DCD(発達性協調運動症)
- 発達ゆっくりさん
- 視覚優位のお子さん
にも活用しやすいと思います。
言葉だけでは理解しにくいことも、
イラストで見える化すると理解しやすくなることがあります。
家庭だけでなく学校でも使える
このカードは、
- 幼稚園
- 保育園
- 小学校
- 支援学級
- 通級指導教室
- 放課後等デイサービス
- 児童発達支援
でも活用できます。
交流級と支援級を行き来するお子さんの「あいさつ」の確認にもおすすめです。
無料公開について
このページでは、
「いってきます」「ただいま」「おかえり」の視覚支援カードを無料公開しています。
ご家庭・学校・療育などで自由にご活用ください。
よくある質問(FAQ)
何歳から使えますか?
2〜3歳頃から使い始めるご家庭が多いですが、言葉を話し始めた頃から活用できます。
発達障害の子にも向いていますか?
はい。視覚的に理解しやすいため、ASDやADHDのお子さんにもおすすめです。
「いってらっしゃい」も一緒に教えた方がいいですか?
はい。「いってきます」と対になる言葉として覚えると理解しやすくなります。
「おかえり」は誰が言う言葉ですか?
家で待っていた人が、帰ってきた人に伝える言葉です。
「ただいま」は誰が言いますか?
家に帰ってきた本人が言います。
玄関以外にも貼っていいですか?
もちろんです。子どもの目に入りやすい場所がおすすめです。
毎日見せた方がいいですか?
はい。毎日の繰り返しが定着につながります。
学校でも使えますか?
園や学校、支援学級でも活用しやすい内容です。
間違えたらすぐ訂正した方がいいですか?
責めるよりも、「今日はどっちかな?」とカードを見ながら確認する方が覚えやすくなります。
家族全員で使った方が効果がありますか?
はい。家族みんなが同じ言葉を使うことで、自然と定着しやすくなります。
まとめ
子どもは「覚えられない」のではなく、「場面が見えていない」だけなのかもしれません。
その場面をイラストで見える化すると、
少しずつ
「いってきます」
「いってらっしゃい」
「ただいま」
「おかえり」
が自然に言えるようになっていきます。
ぜひ、ご家庭で毎日のあいさつを楽しみながら練習してみてください。