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会話が苦手な幼児・子どもにおすすめ絵本『絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック』これでわかるコミュニケーション!

絵でわかる なぜなぜ会話ルールブックの表紙

はじめに

発達障害のある子どもを育てていると、コミュニケーションの「当たり前」にたびたびつまずきます。

💭「なんで目を見て話さなきゃいけないの?」
💭「どうして挨拶しなきゃいけないの?」

言葉で説明しようとしても、抽象的すぎてうまく伝わらない…。
私自身、日々そんな壁にぶつかってきました。

そんなときに出会ったのが、
『絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック』です。

この記事では、本の内容だけでなく、実際に私が子どもと一緒に読んでみた体験談をまじえて紹介します。

目次

  1. 本の概要|「なぜ?」に答えてくれる会話ルール本
  2. 著者の信頼性と経歴
  3. 実際に読んでみた感想(体験談)
  4. レビュー・口コミまとめ
  5. 対象年齢と使い方
  6. よくある質問(FAQ)
  7. まとめ|「なぜ?」を一緒に考える時間が宝物に

1. 本の概要|「なぜ?」に答えてくれる会話ルール本

この本は、子どもがよく疑問に思う 「なぜ?」 に、絵と短い文章でわかりやすく答えてくれます。

たとえば──

  • なぜ相手の目を見るの?
  • なぜジェスチャーを使うの?
  • なぜあいさつが大事なの?

といった、親が説明に困るテーマを心理学や言語学の視点から整理。

「相手が嫌だから」など曖昧な答えではなく、
「納得できる理由」 が載っているので、子どもにも大人にもすっと入ってきます。

2. 著者の信頼性|専門家が手がける安心感

この本を手がけたのは、東京学芸大学教育学部教授であり、専門はコミュニケーション障害学・臨床発達心理学
経歴も豊富で、以下のような活動をされています。

  • 東北大学大学院教育学研究科博士前期課程修了、博士(教育学)
  • 臨床発達心理士として特別支援や心理職を経験
  • NPO法人リトルプロフェッサーズ副代表、東京都自閉症協会役員
  • 主な著書:
    • 『障がいのある子との遊びサポートブック』
    • 『自閉症スペクトラム SSTスタートブック』(編著)
    • 『軽度発達障害の教育』

発達障害や発達凸凹のある子どもの支援に長く関わってきた専門家が監修しているため、
安心して手に取れる一冊です。
「発達特性のある子どもにどう説明すれば伝わるか」を熟知しているからこそ、
内容が実践的で、家庭でもすぐに活かせる安心感がありました。

3. 実際に読んでみた感想(体験談)

私が特に助かったのは、子どもに「なぜ?」を聞かれたときの返し方がスムーズになったことです。

👦 5歳の息子(ASD)は、よく「なんで?」を繰り返すタイプ。
以前は説明してもピンとこない様子で、結局イライラしてしまうことも…。

でも、この本を開きながら話すと──

  • 絵を指さして理解できる
  • 「なるほど!」と自分なりに納得できる
  • 私も「どう答えればいいか」迷わなくて済む

おかげで、親子のやり取りがスムーズになり、「ちゃんと伝わった!」という安心感を持てるようになり、
会話を楽しむ余裕が出てきたのも嬉しい変化です。

特に「相手の目を見るのは、相手が話を聞いてくれているって安心できるから」というページでは、
息子が「そうか!」と目を輝かせて反応してくれて、胸がじんわり温かくなりました。

👦 3歳の弟(ASD)も、どこまで理解できているかは分かりませんが、
お兄ちゃんと並んで楽しそうに聞いていて、一緒に読み聞かせの時間を過ごせるのが嬉しかったです。

4. レビュー・口コミ|親子で読めるわかりやすさが好評

実際に読んだ方の口コミをまとめると、こんな声が多く寄せられています。

  • 「子どもへの説明に役立つ。『相手が嫌だから』では伝わりにくい部分も、イラストだと理解しやすい」
  • 「発達障害のある子にもフィットする。抽象表現が苦手な子にとって、具体的に理解できる導入になる」
  • 「大人にも役立つ。対人関係に苦手意識がある大人が読んでも納得できる内容」
  • 「最後の保護者ページで自閉スペクトラム用と強調されているけれど、実際は発達障害に限らず、すべての人に役立つと思う」

さらに、感動の声も──

  • 「もっと早く出会いたかった!」
  • 「なぜ今までこういう本がなかったんだろう…」

教育現場や家庭での支援など、幅広い場面で活用されている様子がうかがえます。

5. 対象年齢と使い方

📖 対象年齢

  • 子どもが自力で読むなら:小学生中学年以上
  • 親子で一緒に読むなら:幼児からでもOK

💡 使い方のアイデア

  • 親子の読み聞かせに
  • 学校やSSTの教材に
  • 発達障害の子の社会性サポートに
  • 大人の「対人スキル見直し」に

わが家では寝る前の「絵本タイム」に取り入れています。
たとえば「今日はどの「なぜ?」にしようか」と子どもに選ばせて、
そのテーマを一緒に読むスタイル。


読むだけで終わらず、
👦「じゃあ明日から先生と話すときに目を見てみる!」
と子どもが実際の行動につなげてくれるのが嬉しいポイントです。

自然な流れで「なぜ?」を話し合える時間が作れるので、親子のコミュニケーションがぐっと楽しくなりました。

6. よくある質問(FAQ)

「絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック」の対象年齢は?

小学生中学年以上は自力で読めます。
親子で読むなら幼児からOKです。

発達障害の子どもでも理解できますか?

はい。抽象的な表現が苦手な子にも、イラストと具体的な説明で伝わりやすいです。

大人が読んでも役立ちますか?

役立ちます。
対人関係や会話に苦手意識のある大人にもおすすめです。

どんな「なぜ?」が解説されていますか?

「なぜ目を見るの?」「なぜ挨拶が大切?」「なぜジェスチャーを使うの?」など。

この本は絵本ですか?教科書ですか?

読み物と絵本の中間的存在。親子で楽しみながら学べます。

読み聞かせに使えますか?

はい。絵を見せながら会話を広げるのに最適です。

口コミでの評判はどうですか?

「子どもが納得してくれる」「もっと早く知りたかった」と高評価が多いです。

Amazonや書店で購入できますか?

はい、オンライン・店舗どちらでも入手可能です。

学校や療育で使ってもいいですか?

可能です。SSTや授業の導入教材としても活用できます。

続編やシリーズはありますか?

現時点では単独ですが、著者の他書籍(SST関連など)と併用がおすすめです。

まとめ|「なぜ?」を一緒に考える時間が宝物に

『絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック: これでわかるコミュニケーションのなぞ』は、

  • 親が説明に困る「なぜ?」に答えをくれる
  • 子どもが納得しやすいイラスト&文章で理解できる
  • 発達障害のある子や、対人関係に苦手意識のある大人にも役立つ

そんな一冊です。

この本を読んでから、「なぜ?」を面倒くさがらずに一緒に考える時間が増えました。
子どもにとっても、私にとっても、大切なコミュニケーションのきっかけになっています。

📚 コミュニケーションに悩む親子や、学び直しをしたい大人に、心からおすすめしたい一冊です。

📢次回予告

絵本で学ぶ子どもの優しい言葉|ちくちくことば・ふわふわことばの読み聞かせ
お楽しみに!

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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