はじめに
発達障害の子どもを育てていると、つい「できないこと」「苦手なこと」ばかりに目がいってしまいませんか?
私自身も
💭「落ち着きがない」
💭「コミュニケーションが苦手」
💭「片付けができない」
など、息子の短所ばかりに意識が向いてしまった時期がありました。
けれども、本当に大切なのは 子どもの長所を見つけて、伸ばしていくこと。
小さな「得意」や「好き」を大切にすると、子どもは自然と自信を持ち、自己肯定感も育っていきます✨

今回は、私の息子の「得意なこと・好きなこと」をもとに、
✅ 自己肯定感が育つ声かけの工夫
✅ 遊びを通じた伸ばし方の実例
をまとめました。

同じように「子どもの強みを活かしたい」と思う方の参考になれば嬉しいです😊
目次
- 子どもの長所を伸ばすことの大切さ
- 発達特性を持つ息子の長所と伸ばし方の実例
2-1 怒られても引きずらない
2-2 絵本・歌・アニメ・ゲームが好き
2-3 負けず嫌いな性格
2-4 歌やセリフをすぐ覚える
2-5 ユニークな発想の製作
2-6 運動は苦手だけど好き
2-7 お話を作ることが得意 - 発達特性のある子の自己肯定感を育む声かけの工夫
- 無理に矯正しない子育ての考え方
- まとめ|長所を活かした子育てで楽しく成長
1. 子どもの長所を伸ばすことの大切さ
子どもには一人ひとり、必ず「得意なこと」や「好きなこと」があります。
その長所に注目して伸ばしていくと、自然と自信が育ち、学びや挑戦にも前向きになれるんです。
わが家でも、「歌やセリフを覚えるのが得意」「お話づくりが好き」といった小さな強みに注目することで、
息子が楽しそうに表現する姿をたくさん見ることができました✨
2. 発達特性を持つ息子の長所と伸ばし方の実例
① 怒られても、あまり落ち込まない・引きずらない
✅ 長所のポイント
・ 切り替えが早く、気持ちを引きずらない
・ 失敗しても前向きに進める

🔹 伸ばし方
✔ 「次どうすればうまくいくかな?」と前向きな声かけをする
✔ 「落ち込まないのはすごいね!」と肯定的に伝える
✔ 失敗を学びに変える習慣をつける(例:「じゃあ次はこうしてみよう!」)

② 絵本、歌、アニメ、ゲームが好き
✅ 長所のポイント
・ 想像力や表現力が豊か
・ 物語の世界を楽しめる
・ 視覚または聴覚からの学習が得意

🔹 伸ばし方
✔ 絵本やアニメの感想を話し合う(「どこが面白かった?」「他の結末があったら?」)
✔ 好きなキャラのセリフを真似してみる→表現力を高める
✔ ゲームの世界観を活かして、お話づくりを楽しむ
(「もし○○の世界に入ったら?」)
③ 負けず嫌い
✅ 長所のポイント
・ 向上心がある
・ 最後までやり抜こうとする力がある

🔹 伸ばし方
✔ 勝ち負け以外の価値を伝える(「最後まで頑張れたことがすごい!」)
✔ 「自分のペースで成長することが大事だよ」と励ます
✔ 小さな挑戦をたくさん作り、「がんばったね!」と成功体験を積ませる

④ 歌やセリフをすぐ覚える
✅ 長所のポイント
・ 記憶力が良い
・ 言葉のリズムや抑揚を捉えるのが得意

🔹 伸ばし方
✔ 「セリフを変えてみよう!」とアレンジ遊びをする
✔ 歌詞を考えてみる(オリジナルの歌づくり)
✔ 劇遊びや朗読を楽しむ(「このセリフ、どんな気持ちで言う?」)
⑤ ユニークな発想の製作
✅ 長所のポイント
・ アイデアが豊かで独創的
・ ものづくりが好き

🔹 伸ばし方
✔ 「どうしてこう作ったの?」と発想の背景を聞いてみる
✔ いろんな素材を用意して、自由に表現させる(紙、毛糸、段ボールなど)
✔ 「この作品にタイトルをつけるなら?」と、言葉での表現をプラス
⑥ 運動は苦手だけど好き
✅ 長所のポイント
・ 体を動かすことを楽しめる
・ 挑戦する気持ちがある

🔹 伸ばし方
✔ 「楽しむことが一番!」と伝える(結果よりも楽しさを重視)
✔ 苦手な動きでも「できる範囲でOK!」と自信をつける
✔ 「どんな動きが好き?」と聞き、楽しく取り組める運動を増やす
⑦ お話を作ることが上手
✅ 長所のポイント
・ 想像力が豊かで、言葉の表現力がある
・ ストーリーを作るのが得意

🔹 伸ばし方
✔ 「続きを考えてみて!」とお話の続きを作る遊びをする
✔ 絵を描いて、それにセリフやナレーションをつける
✔ ボイスレコーダーでお話を録音し、自分で聞いてみる(表現力UP!)
3. 発達特性のある子の自己肯定感を育む声かけの工夫
長所を伸ばすためには、声かけの仕方 がとても大切です。
例えば、失敗したときに「どうしてできないの?」と言ってしまうと、子どもは自信をなくしてしまいます。

そこでおすすめなのは、
- 「次はどうすればうまくいくかな?」と未来に目を向ける声かけ
- 「落ち込まないで挑戦できたのがすごいね!」と行動を認める声かけ
です。
小さな努力や楽しむ姿勢をしっかり言葉にして伝えると、
子どもは「自分はできる」「認められている」と感じ、自己肯定感が少しずつ育っていきます😊
4. 無理に矯正しない子育ての考え方
「苦手を直さなくちゃ」と思うあまり、つい子どもに無理をさせてしまうことはありませんか?
もちろん生活に必要なスキルは大切ですが、すべてを矯正しようとすると、子どもも親も苦しくなってしまいます。
大事なのは、できること・好きなことを通して自然に成長していく流れをつくること。
たとえば、運動が苦手でも「楽しむ気持ち」を褒めることで、挑戦する意欲が育ちます。
お話づくりが好きなら、ことばの力や想像力を存分に活かせます。

「矯正」ではなく「強みを伸ばす」子育てに切り替えると、
子どもは自分らしく伸びやかに成長していきます💡
5. よくある質問と答え(FAQ)
発達障害の子どもの長所はどう見つける?
好きな遊びや自然に夢中になることに注目すると見つけやすいです。
発達障害の子ども、短所ばかり目についてしまうときの親の対応法
短所を「課題」と捉え、同時に長所を意識して声かけするのが大切です。
発達障害の子どもは長所を伸ばすと短所も改善する?
直接改善しなくても、自己肯定感が育ち、苦手に挑戦する力が高まります。
発達障害の子どもの長所の伸ばし方|家庭でできる工夫
発達障害の子どもの長所を伸ばすためには、「好きなことを軸に経験を広げる」ことが大切です。
例えば、絵本やアニメが好きな子なら
「感想を一緒に話す」「セリフを真似して表現遊びをする」といった工夫で、
想像力や言葉の力を伸ばせます。また、負けず嫌いな子なら
「結果よりも頑張った過程を認める声かけ」を意識することで、自己肯定感を保ちながら成長できます。
家庭では「できたことを具体的にほめる」「挑戦を小さく分けて達成感を積ませる」などの工夫が効果的です。👉 ポイントは「短所を直そうとするより、長所を活かす」こと。
長所を伸ばすことで、自然と苦手な部分の補いにもつながっていきます。具体的にどんな声かけが効果的?
「失敗しても次に活かせるね」「楽しんでいる姿が素敵だよ」と肯定的に伝えることです。
子どもの長所を伸ばすのと甘やかしの違いとは?発達特性のある子のケース
「長所を伸ばす」と「甘やかす」は似ているようで、大きな違いがあります。
長所を伸ばすとは、子どもが好きなこと・得意なことを通して「努力」や「挑戦」を経験させることです。
一方で、甘やかすとは「子どもが嫌がることをすべて避けさせる」「困難を代わりに解決してしまう」ことを指します。発達特性のある子の場合、苦手なことに直面するとストレスが大きいため、親が先回りして守りすぎてしまうことがあります。
しかし、それでは「自己効力感(自分でできたという感覚)」が育ちません。👉 違いを見分けるコツは「子どもが自分の力で一歩踏み出す経験をしているか」。
親はサポート役に徹し、できたときにはしっかり認めてあげることが、長所を伸ばす子育てにつながります。兄弟で比べてしまいます。どうすれば?
比べるのではなく、それぞれの得意や好きなことを見つけて伸ばすように意識します。
長所が見つからないときは?
小さな「できた!」に注目してください。笑顔や好奇心も立派な長所です。
運動が苦手な子でも自信をつけられる?
得意不得意より「楽しむ姿勢」を認めると、自然に自信につながります。
長所を伸ばすために親が気をつけることは?
無理に矯正せず、子どもの好きなことを尊重することが一番大切です。
まとめ|長所を活かした子育てで楽しく成長
子どもの長所を伸ばすことは、自己肯定感を育み、学びや挑戦への意欲につながります。
わが家の息子も、
得意なことや好きなことに注目して関わるようにしてから、失敗を恐れずに挑戦できる姿が増えてきました。
子育ては「苦手を直すこと」だけが目的ではありません。
長所を活かしながら楽しく成長できる環境をつくることが、
子どもの未来を大きく支えてくれると思います。
無理に矯正するのではなく、「好き」を大切にする関わりを、これからも続けていきたいですね✨
ぜひお子さんの『好き』を一緒に見つけて、日常の中で伸ばしてみてくださいね😊
📢次回予告
「バイキンマン好きにおすすめ映画!ばいきんまんとえほんのルルン」をご紹介予定です!
どうぞお楽しみに。