はじめに
発語力を伸ばし、口腔機能を鍛える簡単エクササイズ
「うちの子、言葉が少し遅い気がする…」「発音がはっきりせず、このままで大丈夫かな?」と、心配になったことはありませんか?
実は、発語や発音の問題には、口の周りの筋肉や舌の動きが関係していることも多いんです。
そこでおすすめなのが、「パタカラ体操」と「あえうべ体操」。
これらのエクササイズは、楽しみながら発語を促進し、口腔機能を鍛えることができる方法です。
本記事では、 「パタカラ体操」と「あえうべ体操」の具体的なやり方、期待できる効果、そして毎日の生活にどう取り入れるかを詳しくご紹介します。
忙しい日々の中でも無理なくできるヒントをたくさんお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
お子さんと一緒に取り組める楽しいアイデアもありますよ。✨
目次
はじめに
- パタカラ体操とは?
- 効果
- やり方
- コツ
- 「パタカラ体操」の実践で発語がスムーズに
- あえうべ体操とは?
- 効果
- やり方
- コツ
- 「あえうべ体操」で唇や舌の動きが改善
- 日常生活に取り入れるコツ
- まとめ
1. パタカラ体操とは?
「パタカラ体操」は、発語や唇の筋力を鍛える簡単なトレーニング法です。
特に「パ・タ・カ・ラ」という音を繰り返し発音することで、口の周りの筋肉が刺激され、発語がスムーズになります。
効果
- 発音の明瞭化
- 食事中の唇の動きや咀嚼力の向上
- 唇の閉じる力を高める
やり方
- パ:唇を閉じてから開ける動きを意識して発音。
- タ:舌先を上の歯の裏に当てるように発音。
- カ:舌の根を動かすように意識して発音。
- ラ:舌を転がすように動かして発音。
コツ
- スピードよりも正確さを意識。
- 毎日5分程度を目安に継続。
「パタカラ体操」の効果を実感
エピソード:
療育先で「パタカラ体操」を教えてもらい、 発音の明瞭化 を目指して練習を続けました。
最初は、息子は「パ」「タ」「カ」の発音がうまくいかず、どれも曖昧でしたが、鏡の前で、口を大きく開けたり閉じたりするのを楽しみながら、発音のタイミングも合わせて練習しました。
効果:
これを続けることで、息子の発語がより明瞭になり、特に「パ」「タ」「ラ」の音がはっきりと発音できるようになりました。
「カ」はまだ練習中ですが、発音がしやすくなったため、日常生活での言葉のやり取りもスムーズになり、会話が楽しめるようになりました。
家庭で取り入れるコツ:
- お風呂上がり のリラックスタイムを利用する。
- 鏡の前 で親子一緒に行うと、楽しく続けやすいです。
2. あえうべ体操とは?
「あえうべ体操」は、口腔筋肉全体を鍛える体操です。
特に舌の動きを鍛えることで、発語だけでなく嚥下機能(飲み込む力)や口呼吸の改善にも役立ちます。
効果
- 舌の筋力強化
- 口呼吸の改善
- 発語力や咀嚼力の向上
やり方
- あー:口を大きく開けて発音。
- えー:口角を左右に引きながら発音。
- うー:唇をすぼめながら発音。
- べー:舌を前に突き出して発音。
コツ
- 鏡を見ながら正しいフォームを確認する。
- 子どもが楽しく取り組めるように、親も一緒に声を出してみる。
「あえうべ体操」で唇や舌の動きが改善
エピソード:
療育で「あえうべ体操」を学んだ際、息子は唇を大きく動かすことが苦手でしたが、スタッフが「お口を大きくあけて!」と励ましてくれたおかげで、少しずつできるようになりました。
家では、「パタカラ体操」の後「あえうべ体操」をセットで行っています。
「あ」「え」「う」「べ」の音を出す時に、私も一緒に楽しんで、あえて笑顔でやると、息子も嬉しそうに口を大きく開けたり閉じたりしていました。
効果:
この体操を続けるうちに、息子は唇や舌の動きがスムーズになり、発音の精度も向上しました。
また、口を大きく開けることで、食事中に食べ物を噛みやすくなり、噛む力が強化されてきました。
おかげで、食事中の噛みこぼしが減り、食事がより快適に進むようになりました。
「あえうべ体操」で感情表現が豊かに
エピソード:
あえうべ体操を続けるうちに、息子は顔の筋肉を使うことに慣れ、表情が豊かになりました。
療育で「笑顔を作るためにもお口の筋肉を使おうね」とアドバイスをもらい、家でも鏡を見ながら「お口を大きくあけて、あっかんべーをしてみよう!」と楽しみながら練習しました。
息子はその時、笑顔で「べー」と言うと大喜びし、表情豊かに話すことができました。
効果:
この体操によって、息子は感情を表現するために使う口周りの筋肉を鍛えた結果、感情表現がより豊かになり、会話の中で感情を言葉と表情で伝えることが徐々にできるようになりました。
これにより、他の人とのコミュニケーションがスムーズになり、気持ちをうまく伝えられるようになったことが大きな進展でした。
発音の工夫で口腔機能が向上
エピソード:
療育先で「あえうべ体操」を繰り返すうちに、息子の口腔機能が徐々に改善されてきました。
最初は言葉を発する際に舌をうまく動かせなかった息子ですが、「あえうべ体操」を家でも取り入れ、ゲーム感覚で続けました。
私と一緒に「うー」と言いながらお口を大きく開けたり、「べー」と言って舌を突き出したりして楽しみました。
効果:
この体操を続けることにより、息子の舌や唇の筋肉が鍛えられ、発音が明確になり、特に「う」「べ」の発音が向上しました。
日常生活でも、舌や唇の動きがスムーズになり、食事の時にしっかりと食べ物をつかむことができるようになったり、口を開けて話すことができるようになったりしました。
これらのエピソードを通して、療育で学んだ「パタカラ体操」や「あえうべ体操」の効果が、家庭でも楽しみながら続けることで確実に現れ、息子の発語や口腔機能が向上したことが実感できました。
3. 日常生活に取り入れるコツ
- 楽しく行う
遊び感覚で取り組むと子どものやる気が高まります。
「上手にできたね!」と褒めることで自信をつけさせましょう。 - 習慣化する
寝る前や食後など、決まったタイミングで取り入れると習慣化しやすいです。 - 親子のコミュニケーションを大切に
一緒に体操を行うことで親子の絆も深まります。
まとめ
「パタカラ体操」と「あえうべ体操」は、子どもの発語促進や口腔機能向上に大きな効果をもたらす簡単な方法です。
親子で楽しみながら取り組むことで、成長を支えつつ素敵な時間を共有できます。
ぜひ、日々の生活に取り入れてみてください。
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