◆ はじめに
🟦 こんな困りごとありませんか?
- 座っていられる時間が短い
- 切り替えが苦手で次の活動に進めない
- 小学校で集団生活ができるか不安
- 朝の支度やルーティンが定着しない
特性のある子は、就学前に 「学校の流れ」 に触れておくことで安心感が生まれ、
スムーズなスタートにつながります。
この記事では、家庭で楽しくできる 学校ごっこ(就学準備) の実践方法をわかりやすく紹介します。
目次
- 学校ごっこ(就学準備)とは?育つ力まとめ
- 家庭でできる学校ごっこの基本の流れ
2-1. 朝の会
2-2. 授業ごっこ
2-3. 休み時間
2-4. 終わりの会 - 絵カードとタイマーの効果と使い方
- 特性のある子への家庭サポートのコツ
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
1. 学校ごっこ(就学準備)とは?
就学準備の一つとして、家庭で短時間の「学校の流れ」を体験する遊びです。
座る・話を聞く・切り替えるなど、生活に必要なスキルを 遊び感覚で自然に練習できる のが大きな強み。
✔ 活動の切り替え
✔ 指示の理解
✔ 見通しの理解
✔ 座る、待つなどの基本的ルール
✔ 集団生活の流れを先取りできる安心感
✔ 自己調整力(切り替えの練習)
学校生活の「ミニ版」を家庭に作ることで、
子どもは安心してステップを踏めるようになります。
2. 学校ごっこ(就学準備)の活動内容
学校の基本となる流れを 遊びの中で疑似体験 するのがポイント。
■ 朝の会(1〜2分)
・「おはようございます」
・今日の予定(絵カード)を確認
→ 見通しがつくことで安心感UP。
👉 見通しが持てることで不安が減る
■ 授業ごっこ(5分ずつでOK)
● お絵かきの時間
→ 座って取り組む練習に最適
→ 「今日のテーマ」を1つだけ設定すると集中しやすい
● 音読・読み聞かせ
→ 先生の話を「聞く時間」を作れる
● 運動タイム
→ ジャンプ、ストレッチなど簡単でOK
→ 体の切り替えを学べる
■ 休み時間
自由時間・水分補給
👉 「切り替え」の練習にもなる
■ 終わりの会
・「今日できたこと」を1つ伝える
・見える化カードで「できたよ!」をチェック
👉 自己効力感(やればできる)の土台に。
3. スケジューリング(絵カード・タイマーの使い方)

絵カードやタイマーは、子どもの見通し・切り替えを強力にサポートします。
家庭での学校ごっこが成功する鍵は 「見える化」 と 「時間の区切り」。
① 絵カードの使い方

✔ STEP1:今日の予定を3枚だけ並べる
例:
【お絵かき → 運動 → 終わりの会】
👉 多すぎると混乱するので、最初は3つで十分。
✔ STEP2:終わったら「できたカード」に移す
成功が目に見えると子どもは達成感を得やすい。
✔ STEP3:嫌いな活動は「好きな活動でサンドイッチ」
例:運動が苦手
→【お絵かき → 運動 → おやつ】
👉 苦手を挟むと抵抗がグッと減る。
② タイマーの使い方

● 最初は「1分」「3分」「5分」の短時間
● 終わりの合図はタイマー任せでOK
● 視覚タイマーを使うと理解しやすい
👉 大人が声かけを減らせるので、親子バトルを防げる。
4. 特性のある子へのサポート

✔ 座る時間は短くてOK(1〜2分で十分)
✔ 嫌がる日は休みにする「選べる学校ごっこ」
✔ カードはイラスト中心でわかりやすく
✔ 写真カードを使うと理解が深まりやすい
✔ 完璧を目指さず「成功体験」を優先
家庭のペースで進めることが大切です。
● 家庭でのアレンジ
・30秒だけの「短時間授業」で成功体験を作る
・先生役のママが「ホワイトボード」を書いて見える化
・終わった活動カードは「できたボックス」へ入れて達成感UP
・兄弟で役割交代すると、社会性の練習にも◎
・「できた!」シールを貼って喜びを増やす
5. よくある質問(Q&A)
座っていられません…どうすればいい?
最初は「10秒だけ」からスタートし、できたらハイタッチで強化。
徐々に時間を延ばす方法がおすすめです。絵カードを見てくれません
最初は2〜3枚の短いスケジュールにし、
子どもが興味のある活動をいちばん上に置くと見やすくなります。先生役をやりたがって活動が進みません
先生役と生徒役を交互に行う「ローテーション制」にすると、切り替えがスムーズに。
タイマーの音が苦手です
無音タイマーや視覚タイマー(砂時計型)に切り替えるのがおすすめです。
見通しを示しても不安が消えません
活動量を減らす・選択肢を子どもに選ばせるなど
「コントロール感」を持たせると安心につながります。学校ごっこの内容は毎日変えた方がいい?
基本の流れは固定し、課題だけ変えるのがベスト。
安心感と新鮮さの両方が得られます。集中が続かず途中で離脱してしまう
活動を30秒〜1分の短いタスクに分割すると成功しやすくなります。
兄弟がいる場合どう進める?
交代性で「先生役」「生徒役」を分けると、
兄弟間のトラブルも減り、社会性の練習にもなります。就学前の何歳くらいから始めるべき?
4〜6歳が目安ですが、その子のペースで問題ありません。
興味が出たタイミングがベストです。本物の学校とは違うから意味があるの?
はい。学校生活の「流れの型」に慣れるだけで不安が激減し、
実際の入学時の適応が格段にスムーズになります
5. まとめ
学校ごっこは、就学前の子どもにとって
・見通しの理解
・切り替え
・座る・待つ
・活動の流れの体験
・自己調整
・安心感の積み上げ
これらを 遊びながら無理なく練習できる万能アプローチです。
特性がある子でも、絵カードやタイマーを使えば理解が進みやすく、
小学校へのステップがぐっとスムーズになります。
📢次回予告
どうぞお楽しみに。
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