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【就学準備】立って靴を履く練習|小学校入学前に身につけたい身辺自立スキル

立って靴を履く子ども

はじめに|なぜ「立って靴を履く」が大切?

入学準備の中でも、意外と見落とされがちなのが「靴の着脱」です。
園では座って靴を履くことが一般的ですが、小学校では立ったまま履く場面が急増します。


うちの園でも、年長からは立って履くことを推奨しており、
バランスをとりながら自分で靴を履ける力は、就学に向けた大切な生活スキルとされています。

小学校に入ると、外遊びや体育、下校準備などで「立ったまま靴を履く」場面が増えます。
座って履く時間や場所がないこともあり、バランスをとりながら自分で靴を履けることは、
就学に向けた大切な生活スキルです。

また、立って靴を履くことは、

  • 体幹の安定
  • バランス感覚
  • 手先と足の協調動作

などの発達にもつながります。

目次

はじめに|なぜ「立って靴を履く」が大切?

  1. 立って靴を履くのに必要な力とは?
  2. 練習を始める前にチェックしたい準備
  3. ステップ別!立って靴を履く練習方法
  4. よくあるつまずきポイントとサポート法
  5. 家庭での声かけ・工夫のコツ
  6. 片足立ちが苦手な子におすすめの遊び
  7. 靴選びのポイント
  8. よくある質問と答え(Q&A)
  9. まとめ|楽しく体幹を育てて「できた!」を増やそう

🧠 1. 立って靴を履くのに必要な力とは?

立って靴を履くには、いくつかのスキルが関わります。

  • 🦵 体幹の安定:片足立ちをキープできる力
  • 手足の協調:手で靴を持ちながら足を動かす力
  • 👀 空間認知:靴の向きを理解して合わせる力
  • 🧠 動作の順序理解:「靴を開く→足を入れる→かかとを合わせる→マジックを閉める」などの順序を覚える力

発達性協調運動症(DCD)やASD傾向のあるお子さんは、これらの複合動作に苦手さを感じることがあります。

👟 2. 練習を始める前にチェックしたい準備

まずは成功体験を増やすことが大切です。
以下を準備しましょう。

  • 安定した靴(マジックテープで履きやすい)
  • すべりにくい床(フローリングよりマットの上が安心)
  • 姿勢を支える場所(壁や手すりの近く)
  • しっかりした体幹・バランス練習(片足立ち、ケンケン、平均台など)

🪜 3. ステップ別!立って靴を履く練習方法

🔹ステップ1:座って正しい順序を覚える

まずは座った姿勢で「靴の前後・左右」を確認する練習から。
💡ポイント:「マーク」や「シール」で左右を区別すると◎

🔹ステップ2:壁に手をついて、片足で履く練習

壁や棚に手をついて安定させながら、片足立ちで靴を履いてみましょう。
このとき、片足立ちの時間を少しずつ伸ばすのがコツ。

🔹ステップ3:支えなしでトライ!

床が安定している場所で、両手を使って履く練習をします。
💬声かけ例:「バランスとって〜」「かかとトントン!」

🔹ステップ4:朝の準備や外出前に実践

実際の生活場面で「立って履く」練習を組み込みましょう。
毎日少しずつ取り入れることで、習慣化が進みます。

💡 4. よくあるつまずきポイントとサポート法

つまずきポイントサポート法
片足立ちでふらつく壁や手すりを使って支える/片足立ちゲームで練習
靴の向きがわからない左右マーク・動物シールを貼る
順序がわからない絵カードや写真で手順を可視化
焦ってしまう時間を区切らず、ゆっくり取り組む

🏠 5. 家庭での声かけ・工夫のコツ

  • 「おっとっと〜バランス〜✨」と遊び感覚で楽しく
  • 「上手にトントンできたね!」とできた部分を具体的に褒める
  • 朝の時間に余裕を持たせ、成功体験を優先

6.🧍‍♂️片足立ちが苦手な子におすすめ!
遊びながらバランス力を育てる方法

立って靴を履くには、片足立ちでバランスを保つ力が欠かせません。
この力は、体幹・足首・股関節などの筋肉の発達と深く関係しています。

特に、発達性協調運動症(DCD)やASD傾向のあるお子さんは、

  • 体幹がぐらつく
  • 片足で立つと不安定
  • すぐに転びそうになる
    などの様子が見られることも。

でも大丈夫✨
「遊びながら」「楽しく」練習することで、自然とバランス感覚が育ちます!

🦶① ケンケンパ

昔ながらの「ケンケンパ」は最強のバランス遊び!

  • 片足立ち+ジャンプでバランス感覚UP
  • 室内ではマットやカラーテープを使うと◎
    💡ステップアップ:ケンケンの回数を増やしてチャレンジ!

🐸② カエルジャンプ・ウサギジャンプ

しゃがんでジャンプする動きは、足の筋力や体幹を鍛えます。
「カエルみたいにピョン!」「ウサギになって3回ジャンプ!」など、動物なりきり遊びでモチベーションUP。

🎈③ 風船バランスキャッチ

風船を片手でポーンと投げて、キャッチする瞬間に片足立ちポーズ!
遊びながらバランスと集中力を育てられます。
💡床が滑らないように注意!

🧘④ 片足バランスチャレンジ

「どっちの足で長く立てるかな?」と競争形式にすると楽しい✨
タイマーを使って「5秒」「10秒」「15秒」と少しずつ時間を延ばします。

🐧⑤ ペンギン歩きゲーム

足の間にタオルやぬいぐるみを挟んで歩く遊び。
自然とバランス感覚と体幹が育ち、歩行姿勢も安定します。
💬「ペンギンさん、落とさないように歩けるかな〜?」と声かけ。

練習を楽しく続ける工夫と声かけ

  • 「どっちの足が上手かな?」とゲーム感覚にする
  • 「すごい!5秒立てたね!」とできた瞬間を具体的に褒める
  • 失敗しても「もう一回チャレンジしてみよう!」とポジティブな声かけ

👉 できた喜びを積み重ねることで、自信と体幹力がぐんぐん育ちます。

7. 立って靴を履きやすくする「靴選びのポイント」👟

バランスが安定しない原因の1つに「靴の合わなさ」もあります。
以下のポイントをチェックして選びましょう。

✅ サイズ

  • つま先に5〜10mmの余裕がある
  • かかとがしっかりフィットして脱げにくい

✅ ソール(底)

  • 柔らかすぎず、安定感のあるもの
  • すべり止め加工付きで安全

✅ 留め具

  • マジックテープ(ベルクロ)で調整可能なタイプ
  • 紐靴はまだ難しい子には不向き

✅ 素材・形

  • 軽量で通気性がよい
  • 足首を適度に支えるデザインが◎

💡「瞬足」「ムーンスター」「IFME」などのブランドは、発達支援の現場でも人気です。

8. よくある質問と答え(Q&A)

立って靴を履く練習は何歳から始めるのがいいですか?

4〜5歳頃が目安です。
体幹が安定してきて、座っての着脱に慣れた頃に始めましょう。

片足立ちが苦手で、すぐ転びます。どうすればいい?

壁に手をついたり、手すりの近くで練習しましょう。
遊びの中で体幹を育てることも効果的です。

ASD・DCDの子でもできるようになりますか?

はい。段階的にサポートすれば、多くの子ができるようになります。
「順序理解」と「バランス練習」が鍵です。

練習時間の目安は?

1回5分以内でOK。
毎日少しずつ、遊び感覚で続けるのがコツです。

靴はどんなものを選ぶといいですか?

かかとがフィットして、マジックテープで調整できる靴がおすすめです。

左右をよく間違えるのですが?

左右の靴にシールやマークを貼りましょう。
動物の顔など、合わせると分かるデザインが◎

片足立ちのバランスを鍛える遊びは?

ケンケンパ、風船キャッチ、ペンギン歩きなど、ゲーム感覚で楽しく取り組めます。

朝の準備で時間がないときはどうすれば?

平日の朝はサポート多めにして、休日にじっくり練習するのがおすすめです。

練習が嫌になったら?

無理せず中断OK。
「できた」体験を優先して、できた瞬間を具体的に褒めましょう。

どのくらいで自分で履けるようになりますか?

個人差はありますが、1〜3か月の継続で「支えあり」→「自立」に進む子が多いです。

🌸 まとめ|楽しく体幹を育てて「できた!」を増やそう

「立って靴を履く」には、体幹とバランスの力が欠かせません。
遊びながらバランス感覚を育て、合った靴を選ぶことで、
子どもが「自分でできた!」という成功体験を積み重ねられます✨

焦らず、毎日少しずつ取り組んで、就学準備を楽しく進めていきましょう👟🌈

立って靴を履くのは、就学前に身につけたい大切なステップ。
焦らず、「できた!」を少しずつ積み重ねることが、子どもの自信につながります。
「毎日の生活の中で、少しずつ練習」していきましょう👟✨

📢次回予告

『もったいないばあさん てんごくとじごくのはなし』感想|3歳・5歳兄弟が笑って学んだ「分け合う心」
お楽しみに✨

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しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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