はじめに
「療育プログラムって実際どんなことをするの?」
「うちの子にも必要?家庭ではどう関わればいい?」
そんな不安や疑問を抱えていませんか?👀
私自身、息子の発達の気がかりから療育センターに通い始めるまでは、わからないことだらけで戸惑う毎日でした。
ですが、「療育の1日の流れ」や「活動のねらい」を知ることで、親としての関わり方が見えてきたのです。
この記事では、
- 🧩 療育プログラムの1日の流れと活動内容
- 🏡 家庭でも実践できる支援の工夫
- 💬 実際に感じた子どもの変化と親の気づき
をわかりやすくお伝えします。
療育の全体像を知りたい方、家庭でのサポート方法を探している方にとって、きっとヒントになる内容です。
🔗 関連記事はこちら
→ 「療育の必要性を感じた理由と、実際に始めるまでの悩みを紹介」
また、厚生労働省の資料によると、療育は「子どもの発達を支える継続的な支援」と定義されており、【家族と連携する支援】の重要性が指摘されています。
(※出典:厚労省:発達支援ガイドライン)
目次
- 【実例あり】療育プログラムの1日の流れと内容
1日の流れ|7つの活動とそのねらい
① 軽い運動遊び
② 親子コミュニケーション
③ お集まり(1回目)
④ 製作活動
⑤ 自由遊びと親のフィードバックタイム
⑥ お集まり(2回目)と絵本の読み聞かせ
⑦ 笑顔で「さようなら」の挨拶 - 療育プログラムのゴールとは?
- 療育の効果を家庭でも活かす方法
- よくある質問(Q&A)
- まとめ
1. 【実例あり】療育プログラムの1日の流れと内容家庭でできる支援のコツも紹介
① 軽い運動遊び心身のリラックスと運動能力の発達サポート 🧘♂️🏃♀️
活動内容:
アンパンマンの音楽に合わせて、リズム運動やかけっこ・ジャンプなどを楽しみます。


ねらい:
- 心身の緊張をほぐす
- バランス感覚や柔軟性などの基礎運動能力を育む
- 活動へのスムーズな導入に
専門的根拠:
厚生労働省「発達支援の手引き」によると、運動を通した遊びは子どもの情緒安定や集団参加への意欲向上に効果的とされています。
体験エピソード:
最初は「やらない」と逃げていた息子。
でも、少しずつ慣れてくると、家でも「ママ見てー!」と笑顔で踊る姿が!🌟
「療育って、こういう小さな変化から始まるんだ」と実感しました。

② 親子コミュニケーションタイム信頼関係を深める関わり遊び10選 👨👩👧👦💬
活動内容:
親子で触れ合いながら、簡単な遊びや会話で心のつながりを育みます。


意義:
- 安心感の獲得
- 自己表現の促進
- 親子の信頼関係が深まり、次の活動への集中力がUP!

家庭での活用例:
わが家では寝る前に「今日の楽しかったこと」を一緒に話す時間を作っています🛌✨
息子はお気に入りの絵本を持ってきて、読んだあとに、その日体験したことを笑顔で報告してくれます📖
③ お集まり(1回目)集団行動練習と社会性の育成 🧍♂️🧍♀️
活動内容:
名前を呼ばれたら返事をする練習や、順番を守るゲームなどを行います。


目的:
- 集団生活に必要な「聞く」「待つ」「順番を守る」力の習得
専門的根拠:
発達障害情報・支援センターによると、集団活動は「自己調整力」「対人スキル」の土台づくりに有効とされています。
わが子のエピソード:
息子は順番を待てず立ち歩いてしまうことが多くありました。
でも、先生が「あと2人で○○くんの番だよ」と根気強く伝えてくれたことで、徐々に我慢することができるようになりました✨
④ 製作活動「触って楽しい」を体験!指先を使った療育プログラム ✂️🎨
🧩 活動内容
季節のイベントに合わせた工作(例:紙コップこいのぼり、雪だるまリースなど)や、粘土・絵の具を使った感覚遊びを行います。

🌟 目的と効果
- 創造力や集中力を育む
- 指先の運動や感覚統合を促す
- 完成させる達成感で自己肯定感アップ
🗂️ 厚生労働省の「感覚統合の支援に関する手引き」でも、触覚刺激を伴う遊びは、発達の土台づくりに有効とされています。
📖 体験談エピソード
触覚過敏のある息子は、最初「粘土イヤー!」と泣いて触ろうともしませんでした。
でも、先生が「今日は見ているだけでいいよ☺️」と無理に触らせず、少しずつ粘土を触ることに慣らしてくれました。
最近では、自分から「これ作ってみたい!」と粘土やのりを使うことに挑戦し、完成品を大事そうに持ち帰るように✨
その笑顔を見るたびに、「ここまで成長したんだなぁ」と感動しています。
⑤ 自由遊びと親のフィードバックタイム家庭でもできる療育サポート3選 🏠🧸
🧸 活動内容
自由遊びでは、子どもが好きなおもちゃを自分で選び、自由に遊びます。
例:ブロック・ままごと・車・電車・絵本など。

👦 子どもにとっての意味
- 興味関心に基づく遊びで、主体性と創造性を伸ばす
- 他の子どもとのやりとりを通じて、社会性・協調性が育つ
👩👦 親にとっての時間
遊んでいる間に、スタッフからその日の療育の様子や成長ポイントのフィードバックがもらえます。
これが家庭支援にも役立ちます。

📚 実感した成長エピソード
息子は以前、おもちゃの取り合いが絶えず、すぐに泣いてしまっていました。
でも、療育を通じて少しずつ「順番を待つ」「貸してって言う」などの行動ができるように👏
家でも「いま順番待ちだね!」と声をかけたり、一緒におもちゃを共有する練習を続けたことで、遊びの幅がどんどん広がってきました。
🏠 家庭でできる療育サポート3選
サポート方法 | 内容 | 期待できる効果 |
---|---|---|
① 自由遊びの時間を確保 | ブロックやままごとを自宅でも用意し、子どもが好きなタイミングで遊べる環境を整える | 自主性・集中力の向上 |
② 療育フィードバックを活用 | スタッフの助言を参考に「順番待ち」や「ルールある遊び」を実践 | 社会性の定着 |
③ 他の子との関わりを再現 | 療育でのやりとりを参考に、兄弟・親子でも役割交代などを取り入れる | 協調性や表現力の育成 |
⑥ お集まり(2回目)と絵本の読み聞かせ集中力と想像力を育む【療育プログラムの流れ】
🧸 活動内容
1日の終わりには、子どもたちが集まり、絵本・紙芝居・パネルシアターなどの読み聞かせを楽しみます。
物語に参加できるような体験型・対話型の工夫がされており、子どもが自然に集中できる時間です。

✨ 取り入れられている工夫とは?
活動のねらい 🧠
- 短時間でも集中力を持続させる練習
- 想像力とストーリー理解力を育てる
- 「今日も楽しかった!」というポジティブな気持ちで1日を終える
🧩 厚生労働省の報告でも、読み聞かせは幼児期の言語発達や集中力の向上に有効とされています。
(出典:厚生労働省 こころの健康)
📚 実感した成長エピソード
息子は以前、絵本にあまり興味を持たず、読み始めてもすぐ他のことに気を取られていました。
でも、療育での「アクション読み聞かせ」が楽しかったようで、家でも「そのうさぎどうなるの!?」と夢中に🐇
今では、寝る前に「絵本読んで〜!」と自分からお願いしてくれるようになりました。
親子の大切な時間になっています🍀
⑦ 笑顔で「さようなら」達成感と社会的スキルを育む【療育の流れを知る】
🧸 活動内容
1日の最後は、子どもの名前がひとりずつ呼ばれ、出席カードが返されます。
その後、先生やお友達と笑顔で「さようなら」の挨拶をしてお別れします。

ここがポイント💡
- 「名前を呼ばれる」特別感✨
→ 自分の存在が認められたと感じ、自信が育ちます。 - 「さようなら」で育つ礼儀と社会性
→ 幼稚園や学校生活に向けた「社会的スキル」の基礎を自然に習得できます。
✅ 挨拶やルールを実体験で学ぶことは、ASDなどの発達特性を持つ子どもにとって非常に有効とされています。
(出典:発達障害情報・支援センター)
📚 実感した成長エピソード
息子は最初、人前で名前を呼ばれると恥ずかしがって、小さな声で「は…い」と言うだけでした。
でも、先生が根気よく見守ってくれたおかげで、今では「はーい!〇〇です!」と元気に手をあげて返事✨
終わったあとは「今日も頑張った〜」と満足げに家に帰る姿が頼もしくなりました🚶♂️
2. 療育プログラムのゴールとは?1日全体を通じて育まれる力 💪✨
🔍 療育プログラムの全体像と目的
療育プログラムは、「子どもの発達段階に合わせた支援」を行うために、運動・感覚・言語・社会性のバランスを考えた構成になっています。
厚生労働省も「児童発達支援ガイドライン」の中で、一人ひとりの発達特性に応じた支援の重要性を明記しています
(※出典はこちら)。
🌱 子どもが自信を育てる仕組み
1日を通して、子どもたちは「できた!」「わかった!」という小さな成功体験を積み重ねていきます。
特に集団での関わりを通じて、以下のような力が育まれます:
育まれる力 | 具体的な活動例 |
---|---|
運動能力 | サーキット・リズム体操 |
社会性 | お集まり・ごあいさつ |
感覚調整力 | スライム・お絵かき |
コミュニケーション | 絵本の読み聞かせ・ロールプレイ |
🧑🍼 実体験より:
わが家の息子も、初めは「さようなら」と言うのが恥ずかしかったのに、今では手を振りながら「またね〜!」と笑顔で帰ってきます。
「今日も楽しかった!」「明日も行きたい!」と自分から言ってくれる日が増えました。
3. 療育の効果を家庭でも活かす方法家庭でできる支援3選🏡🌟
✅ 家庭でのサポートは「療育の効果」を高めるカギ!
療育プログラムはセンターだけで完結するものではありません。
家庭でも取り入れることで、子どもの「安心感」と「成長スピード」に良い影響があります。
🕺1. 運動あそびを親子で楽しむ時間をつくる
息子が大好きな『おかあさんといっしょ』の音楽を使って、家でもリズムあそびをしています。
「ママもジャンプして!」とニコニコしながらリードしてくれる姿に成長を感じます。
おすすめ療育×おうちダンスソング:
曲名 | 特徴と効果 |
---|---|
「からだ☆ダンダン」 | 全身を使った動きで運動量◎ |
「ブンバ・ボーン!」 | テンポがよく親子でノリやすい |
「ドコノコノキノコ」 | 真似っこが楽しく、集中力アップ |
「わらウんだWA!」 | 気分が明るくなる歌詞で情緒安定 |
「ぼよよん行進曲」 | ジャンプで解放感+達成感を得やすい |
📌ポイント:
短時間でもOK!「一緒に楽しむこと」が何より大切です。
🗣️2. 毎日の対話で「気持ちを言葉にする」習慣づくり
寝る前に「今日、楽しかったこと何だった?」と声をかけるようにしています。
はじめは「うーん、わからない」と言っていた息子も、今では
「おともだちとブロックしたよ!」「ジャンプたのしかった!」
と、自然に言葉が出るようになってきました。
✨こうした毎日の積み重ねが、感情表現の力につながります。
🧸3. 自己表現をサポートするスペースづくり
リビングの一角に「おもちゃで自由に遊べる場所」を作りました。
お気に入りのブロックや車を並べて、「今日はこれで遊ぶ!」と自分で決められる時間を大切にしています。
「ここで遊びたい」「これやってみたい」という自主性を尊重することで、子どもは安心して表現できます。
4. よくある質問
療育プログラムってどんな内容ですか?
運動、集団行動、コミュニケーション、感覚遊びなどを通じて、発達のサポートを行うプログラムです。
何歳から通わせるのがベスト?
2歳〜6歳頃が多いですが、気になるサインがあれば早期に相談するのが安心です。
親は参加するの?
親子で参加するタイプや、子どもだけの活動もあります。
フィードバックをもらえる場があると家庭でも活かしやすくなります。療育は効果がある?
効果には個人差がありますが、継続的に取り組むことで社会性や自立性の成長が見られるケースが多いです。
どんな子が対象?
発達の特性(言葉・運動・感覚・コミュニケーションなど)に気になる点がある子が対象です。
療育って遊びばかり?
遊びを通じて「学びの基礎」を育てる構造になっており、楽しい中に大切な支援が詰まっています。
家庭でも同じことできる?
完全再現は難しいですが、活動の一部やルールの工夫を家庭にも応用できます。
療育を嫌がる時はどうしたらいい?
無理に通わせず、子どもの気持ちを尊重して話し合いながら少しずつ慣らしていくことが大切です。
療育と幼稚園の両立は可能?
週数回の通所型が多く、園との連携や配慮を受けながら通う家庭も多いです。
費用はどれくらいかかる?
多くは「児童発達支援制度」の対象となり、自己負担は月上限額が決まっています(市区町村による)。
さらに、就学前の子どもは「幼児教育・保育の無償化」の対象となるため、原則無料で利用できるケースが多いです。忙しくて毎日は難しい…それでも効果はある?
はい、大丈夫です!「週に数回、数分でもOK」✨
大切なのは子どもとの関わり方の質。「一緒に楽しむ・寄り添う姿勢」が子どもの心を育てます。
まとめ
療育プログラムは、子どもの「できた!」を増やし、自信と社会性を育むための大切な土台です。🌱
息子の「また行きたい!」という笑顔を見たとき、私は療育の価値を心から実感しました。
家庭で取り入れられる小さな工夫や関わり方も、子どもの成長に大きな影響を与えます。
焦らず、子どものペースを大切にしながら一歩ずつ進んでいきましょう。
🏡 家庭での療育サポートアイデアについては関連記事で詳しく紹介しています。
※まだの方は「発達障害の子どもを支える!療育と家庭でできるサポート実践例」をご覧ください。
📌次回予告
次回は「発達検査の経緯と結果」についてお伝えします。
検査の進め方や親ができる心の準備についても詳しく解説予定です。
どうぞお楽しみに😊
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