はじめに
「文を作りましょうで手が止まってしまう…」
「言葉は知っているのに、文章になると書けない…」
「『何を書けばいいの?』と困ってしまう…」
そんな悩みはありませんか?
小学校1年生の国語では、
- 文を作る
- 助詞(は・を・へ)を使う
- 「だれが」「なにを」「どうする」を考える
という学習が始まります。
しかし、
- どこから書けばいいか分からない
- 言葉は思いつくけれど並べられない
- 助詞が分からなくなる
という子は少なくありません。
特に、
- 視覚優位のお子さん
- ASD・ADHD・発達ゆっくりのお子さん
- ワーキングメモリに負担がかかりやすいお子さん
では、「文の型」が頭の中で整理しにくいことがあります。
そこで今回は、小学校1年生向けの「文を作ろう視覚支援カード」を無料公開します。
結論|「文の型」が見えるだけで書きやすくなる子は多い
文が作れないからといって、言葉を知らないとは限りません。
実は、
「文をどう組み立てればいいか(文の順番)」
が分からないだけの場合も多くあります。
例えば、
「いぬ」
「ボール」
「もつ」
という3つの言葉だけでは、
どう並べればいいのか迷ってしまいます。
型がない場合
❌
ねこ
さかな
たべます
↓
どう並べればいいか分からない
型がある場合
「●●は●●を●●。」
「●●は●●へ●●。」
という型があるだけで、
ねこは、さかなをたべます。
わたしは、がっこうへいきます。
と書ける子もたくさんいます。
小学校1年生の「文を作りましょう」でつまずく理由
小学校1年生では、「文を作りましょう」という問題が多く出てきます。
小学1年生で文が作れない子は少なくありません。
言葉は知っていても「どの順番で書けばいいのか」が分からず、手が止まってしまう子も多くいます。
そんなときは、「文の型」を見える化すると書きやすくなることがあります。
なぜ「文を作る」のは難しいの?
文章を書くときは、
実は
- だれが
- なにを
- どこへ
- どうする
- 助詞(は・を・へ)
を同時に考えています。
つまり、
1つの問題で5つのことを考えている
ため、小学校1年生では手が止まりやすいのです。
無料公開|文を作ろう視覚支援カード
カード①「●●は、●●を、●●。」
〇〇は〇〇を〇〇。
「だれが」「なにを」「どうする」の基本の型です。

例
- ぼくは、ほんをよみます。
- ねこは、さかなをたべます。
- わたしは、えをかきます。
カード②「●●は、●●へ、●●。」
〇〇は〇〇へ〇〇。
「どこへ行く」を表す文の型です。

例
- ぼくは、がっこうへいきます。
- おかあさんは、おみせへいきます。
- バスは、えきへいきます。
カード③「●●が、●●に、●●。」
〇〇が〇〇に〇〇。
「どこにいる」「どこに止まる」を表す文の型です。

例
- とりが、きにとまります。
- さかなが、かわにいます。
- ちょうが、はなにとまります。
無料公開|「だれ・なに・どこ・どうする」視覚支援カード
まずは基本の型から練習してみましょう。

だれ 視覚支援カード

どこへ 視覚支援カード

なに 視覚支援カード

どうするカード 視覚支援カード

使い方
① 絵を見ます。
② 「だれが?」を考えます。
③ 「なにを?」「どこへ?」を考えます。
④ 最後に「どうする?」を書きます。
最初はカードを見ながらで大丈夫です。
慣れてきたら少しずつカードを見ないで書く練習をすると、自分で文を作れる力につながります。
我が家でも「型」があると書けるようになりました
我が家の小学1年生の息子も、
「文を作りましょう」
の問題になると、
しばらく手が止まって長い時間考え込んでいました。
最初は、
「文を作るのが苦手なんだな」
と思っていました。
でも、
「●●は、●●を、●●。」
「●●は、●●へ、●●。」
「●●が、●●に、●●。」
という型を書いてあげて、
「だれが?」「なにを?」「どこへ?」「どうする?」
と順番に聞いてあげると、
すぐに文を書けることが増えました。
振り返ると、
文が作れなかったのではなく、
「文の形」が頭の中で整理できていなかったように思います。
型を何度も使っているうちに、
少しずつ自分でも文を作れる場面が増えてきました。
こんなお子さんにおすすめ
- 「文を作る問題で止まってしまう」
- 「何を書けばいい?」と聞いてくる
- 言葉は知っているのに文にならない
- 助詞をよく間違える
- 支援級・通常級で文づくりを練習している
- 家庭学習で国語をサポートしたい
よくある質問
支援級でも使えますか?
はい。文章の型を見える化できるので、支援級や通級での学習にも取り入れやすい内容です。
何歳から使えますか?
ひらがなが読めるようになる年長さん頃から、小学校低学年までおすすめです。
文が作れないのは国語が苦手だからですか?
必ずしもそうではありません。
言葉は知っていても、「文の型」が分からず困っている子も多くいます。
型を見える化すると書きやすくなることがあります。
助詞(は・を・へ)が覚えられません。
助詞だけを覚えようとするより、「〇〇は〇〇を〇〇。」のような文の型ごと練習すると、自然に身につきやすくなります。
毎日どのくらい練習すればいいですか?
1日5~10分程度で十分です。
短時間でも毎日続ける方が定着しやすくなります。
ヒントがないと文章を書けません。
最初は問題ありません。
カードを見ながら繰り返し練習することで、少しずつ自分で文を作れるようになる子も多くいます。
家庭学習でも使えますか?
はい。宿題の前や音読後など、家庭学習の中で取り入れやすい教材です。
親子で会話しながら取り組むのもおすすめです。
イラストを見ながら練習した方がいいですか?
はい。イラストがあると「だれが」「なにを」「どうする」がイメージしやすくなり、文を作る負担を減らせます。
ASDやADHDの子にも向いていますか?
視覚的な情報が理解しやすいお子さんには特に活用しやすい教材です。
ただし、お子さんの発達段階に合わせて無理のない範囲で取り組みましょう。
他の国語の学習にも使えますか?
はい。「助詞」「生活の動作」「語彙」「絵を見て話す」などの学習とも組み合わせやすく、
小学校低学年の国語学習全般に活用できます。
作文にも役立ちますか?
はい。
「だれが」「なにを」「どうする」の順番を意識できるようになるので、
作文や日記を書く練習にもつながります。
まとめ
文づくりは、
「言葉を知っているか」
だけではなく、
「文の型を使えるか」
も大切です。
「文が作れない」と感じたときは、
まずは型を見える化してあげることから始めてみてください。
文づくりは「3つの型」を覚えるだけ
- 〇〇は〇〇を〇〇。
- 〇〇は〇〇へ〇〇。
- 〇〇が〇〇に〇〇。
この3つの「文の型」を覚えるだけで、
小学1年生で学ぶ文づくりの多くに対応できます。
文章が苦手なお子さんも、
まずは「型」を見ながら取り組むことで、
少しずつ自分で文を考えられるようになります。
お子さんが安心して文を書けるきっかけになるかもしれません。
ぜひ、ご家庭や学校でご活用ください。
助詞が苦手なお子さんは「助詞(は・を・へ)が分かる視覚支援カード」もおすすめです。
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