息子が週1回、1日型の児童発達支援を受け始めてから、多くの学びと成長がありました。支援を通じて、これまでの療育や発達検査の成果が、息子の成長に確実に繋がっていると感じています。
私がこの施設を選んだ理由は、1日型の支援が息子にとって幼稚園に近い環境を提供し、友達との関わりや集団行動、集団指示の練習ができると思ったからです。また、長時間の預かりによって、受けられるサポートが多いことも魅力の一つでした。
児童発達支援初日の挑戦と適応
息子にとって支援の初日は大きな挑戦でした。不安そうにしていたものの、「離れたくない」とは言わず、私と少しでも長く一緒にいようと話を続けていました。私が支援先を離れる時も、外を見つめながら何とか会話を続けようとしていましたが、スタッフの声掛けにはスムーズに応じ、その場に少しずつ馴染んでいく姿を見せてくれました。彼の適応力に驚き、安心しました。
お昼ご飯は初めこそ3割ほどしか食べられませんでしたが、数回通ううちにお弁当を完食するようになりました。昼寝の時間もありますが、息子は毎回遊ぶことを選び、楽しそうに過ごしています。自分の選択をしながら新しい環境に慣れていく息子を見て、成長を実感しています。
また、支援先では好きなおやつを持っていけることが楽しみになっており、毎回自分で選ぶことが息子の自信につながっているようです。
息子の児童発達支援での1日型プログラムの成果
これまでの支援内容を紹介すると、息子はさまざまな活動を通じて多くの経験を積んできました。
製作活動での成長
製作活動では、季節のカレンダー作りやスタンプ、絵具、クレヨンでのお絵描き、粘土遊びなど、子どもが楽しみながら手先を使う練習ができるプログラムが充実しています。特にスライム遊びでは、初めは触覚過敏からスライム遊びを嫌がっていた息子も、今では「気持ち悪い」と言いながらも楽しそうに取り組むように。少しずつ新しい体験に挑戦し、成長していく姿が見られます。
運動能力の向上
サーキット運動では、鉄棒、ブランコ、トランポリン、トンネル、アミアミの綱上りなどの多彩な運動が用意されており、楽しみながら、体力やバランス感覚を養っています。
交通ルールの学習
交通ルールの学習では、まず室内で基本的な交通ルールを学んだあと、支援先のスタッフが安全に配慮しながら、実践として近くの公園に行ったりします。最近では、息子は私と一緒に道を歩く際にも「信号が赤だから止まらないとね」と言うようになり、交通ルールの理解が深まっていることが分かります。息子が自発的にルールを守ろうとする姿勢が見られるようになり、成長を感じています。
お買い物体験で学ぶ社会性
支援先の先生と数人の子どもたちと一緒に近くのスーパーに出かける「お買い物体験」も行っています。この活動では、先生がそばでサポートしながら、買い物リストを確認しながら、必要なものを選ぶという実生活に直結した体験をします。息子も、店内で他の子どもたちと一緒に行動し、少しずつ社会のルールを実践する機会を得ています。順番を守ってレジに並び、レジでのやりとりやお金の受け渡し、袋詰めを体験し、息子は「おつり」といった言葉も学びました。
このような日常的な活動を通じて、息子の社会性や実生活のスキルがさらに向上しているのを感じます。
公園での活動
歩いて近くの公園に行ったり、時には車で離れた公園まで連れて行ってもらうこともあります。息子はこれらの散歩や公園での活動を通じて、自然の中で身体を動かし、お友達との交流を深めることができています。
これらの体験が、息子の社会性やルールを守る意識の向上にもつながっていると感じています。
夏休みなどの長期休みの支援と親のリフレッシュ
この支援の大きな魅力のひとつは、夏休みなどの長期休みの時期に非常に重宝する点です。長期休暇中、毎日家にいると息子が退屈を感じることがよくあります。そんな時、施設に息子を預けることで、私たち両方がリフレッシュできるのが本当に嬉しいです。特に、日常の子育てで疲れを感じることがある親にとって、こうした時間は貴重です。息子が楽しみながら成長できる安全な環境で過ごしているため、私も心から安心してリラックスできるのです。特に、夏休みにはビニールプールで遊ぶ機会があり、息子が楽しみに通う姿を見ると、私もとても幸せな気持ちになります。このようなサポートがあるおかげで、私たち家族全体が笑顔でいられることが大きな魅力です。
支援先での多彩な活動
支援先では、息子の成長を促すためのさまざまな活動が提供されています。息子はそこで新しいことに挑戦し、成長していく姿を見せてくれます。これらの活動を通じて、私も彼の成長を見守りながら励まされています。支援先のスタッフの温かいサポートが、息子が自分のペースで成長できる環境を作り出しており、そのおかげで安心して日々を過ごすことができています。息子が少しずつ自立し、成長していく姿を見ることは、親として非常に喜ばしいことです。
息子がこの環境で成長を続け、私たち親子がさらに多くの学びを得られるよう、今後も児童発達支援の重要性を感じながら、共に歩んでいきたいと思います。
見守られる成長とモニタリング
1日型の児童発達支援の良いところは、息子のありのままの姿がはっきりと浮き彫りになる点です。支援先では半年に1回、療育の成果報告と次の目標設定が行われますが、その際に息子の困りごとを100パーセント把握してくれていることに驚かされます。支援スタッフの細やかな観察力と深い理解には、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。週1回の利用にもかかわらず、息子の成長を丁寧に見守り、的確にサポートしてくれるその姿勢は、私たち親子にとって大きな支えです。
トイレトレーニングの成功体験
初めの3か月間、息子は家に帰るまでトイレを我慢していました。それだけでなく、トイレに行かなくてもいいように水分を取らないこともありました。息子は水筒を使って飲んだふりをすることでごまかしていましたが、支援スタッフがそのことに気付き、コップでの水分補給に変えてくれたことで、しっかり水分を取れるようになりました。
この工夫のおかげで、息子は支援先で少しずつトイレに行けるようになり、今では幼稚園でも、自分でトイレに行けるようになりました。自分でトイレに行けるようになったことは、息子にとって大きな自信につながり、私たちにとっても大きな喜びとなりました。
児童発達支援で育つ子どもの自信
1日型の支援では、息子が幼稚園に近い環境で、友達との関わりや集団行動、集団指示の練習を積むことができます。この経験が、幼稚園での自信につながっています。息子が新しいスキルを習得し、自分のペースで成長する姿を見るたびに、支援を受けることの意義を深く感じます。
まとめ
1日型の児童発達支援を通じて、息子は着実に成長し続けています。これからも息子が新しい挑戦を楽しみ、自分のペースで成長できるように、私たち親子でサポートを続けていきたいと思います。もし同じように悩んでいる方がいれば、ぜひ児童発達支援を検討してみてください。支援先との連携が、子どもの成長を促す大きな力になることを実感しました。
次回は、『【体験談】言語聴覚士・理学療法士による個別トレーニングでの成長|児童発達支援の効果』です。ぜひご覧ください。