はじめに
「夏休みも、もう残りわずか……。」
「宿題はだいたい終わったけれど、残りの日は何をしたらいい?」
「2学期に向けて、今から準備しておいた方がいいことはある?」
そんなふうに感じていませんか?
長かった夏休みも、後半になるとあっという間です。
特に小学1年生にとっては、小学生になって初めての夏休み。
1学期を頑張った疲れをゆっくり休めながら、長いお休みを過ごしてきたお子さんも多いのではないでしょうか。
せっかくなら、
「残りの日も勉強を頑張らせなきゃ!」
と思ってしまうこともありますよね。
でも、夏休みの終わりに大切なのは、勉強だけではありません。
2学期を気持ちよくスタートするためには、
- 1学期の苦手を少しだけ復習する
- 生活リズムを学校モードに戻す
- 学校用品を確認する
- 夏休みにできるようになったことを振り返る
- 残りの夏休みを楽しむ
ことも大切です。
そこで今回は、小学1年生が夏休みの残り期間にやっておきたい5つのことを紹介します。
全部完璧にする必要はありません。
「これならできそう!」
というところから、少しずつ取り組んでみてください。
夏休みの終わりは「新しいこと」より2学期の準備
夏休みも残り少なくなると、
「せっかくだから2学期の予習をしよう。」
「漢字を先に覚えさせよう。」
「もっと勉強させた方がいいかな?」
と考えることもあるかもしれません。
もちろん、子どもが楽しんで取り組めるのであれば、少し予習するのも一つの方法です。
ただ、夏休みの終わりに無理をして新しいことをたくさん覚える必要はありません。
小学1年生なら、
「1学期に習ったことを少し確認する」
「学校のある生活に少しずつ戻す」
ことを優先するのがおすすめです。
そして忘れたくないのが、
残りの夏休みを楽しむこと。
勉強も準備も遊びも、どれか一つに偏りすぎず、無理のない範囲で進めていきましょう。
① 1学期の「苦手」を2〜3個だけ復習する
まずやっておきたいのが、1学期の復習です。
ただし、
1学期に習ったことを全部やり直す必要はありません。
夏休みの宿題や復習プリントを見返して、
- よく間違えた問題
- 答えるまでに時間がかかった問題
- 本人が「分からない」と言ったところ
などを探してみましょう。
例えば国語なら、
- ひらがな
- 小さい「っ」
- 小さい「ゃ・ゅ・ょ」
- のばす音
- 音読
- 短い文章の読み取り
など。
算数なら、
- 数の順番
- たし算
- ひき算
- 文章問題
- 「こ」「人」などの単位
などがあります。
その中から、
「2学期が始まる前に、ここだけもう一度やってみよう。」
というものを2〜3個選びます。
1日10〜15分くらいでもOK
夏休みの終わりに、急に勉強時間を増やす必要はありません。
例えば、
国語5分+算数5分
くらいでも十分です。
大切なのは、
「たくさん勉強すること」ではなく、「苦手なところを少し確認しておくこと」。
間違えた問題だけもう一度やってみる方法なら、子どもの負担も少なくなります。
② 生活リズムを「学校モード」に戻す
夏休みは、どうしても生活リズムが変わりやすくなります。
朝起きる時間が遅くなったり、夜寝る時間が遅くなったり。
夏休みだからこそ楽しめる生活でもありますが、始業式の前日になって急に学校の時間に戻そうとすると、子どもも大変です。
そこで、夏休みの終わりが近づいてきたら、
少しずつ学校のある日の生活に近づけていきましょう。
特に意識したいのは、
- 起きる時間
- 朝ごはんの時間
- 着替える時間
- 寝る時間
です。
例えば、夏休み中に朝8時まで寝ていたなら、
いきなり6時30分にするのではなく、
8時 → 7時30分 → 7時
というように少しずつ早めてもOK。
朝起きたら、
トイレ → 顔を洗う → 着替える → 朝ごはん
など、学校がある日の流れを少しずつ思い出していきます。
「学校が始まるから早く寝なさい!」
と急に変えるよりも、数日かけて戻していく方が取り組みやすくなります。
③ 学校用品を一度チェックする
始業式の前日に、
「鉛筆がない!」
「のりが空っぽ!」
「上履きが小さくなっている!」
と気付くと大変です。
時間に余裕があるうちに、学校用品を一度確認しておきましょう。
例えば、
- 鉛筆は削ってある?
- 消しゴムは小さくなりすぎていない?
- 色鉛筆やクレヨンはそろっている?
- のりは残っている?
- 名前が消えていない?
- 上履きや体育館シューズは小さくなっていない?
- 体操服は着られる?
- 学校から指定された持ち物はそろっている?
などです。
夏休みの間に子どもが成長して、靴や服のサイズが変わっていることもあります。
また、学校によって始業式や2学期最初の日に必要な持ち物は異なります。
学校から配布された夏休みのお知らせや持ち物一覧も、もう一度確認しておきましょう。
子どもと一緒に準備するのもおすすめ
保護者だけですべて準備するのではなく、
「鉛筆は何本あるかな?」
「消しゴムはまだ使えそう?」
「次は何をランドセルに入れる?」
と、子どもと一緒に確認するのもおすすめです。
自分で学校の準備をする練習にもなります。
④ 夏休みに「できるようになったこと」を見つける
夏休みの終わりに、ぜひやってほしいことがあります。
それは、
夏休みにできるようになったことを振り返ることです。
夏休みというと、
「宿題は全部終わった?」
「勉強はどれくらいできた?」
というところに目が向きやすいですよね。
でも、子どもの成長は勉強だけではありません。
例えば、
- 一人で着替えられるようになった
- お手伝いができた
- 本を読んだ
- 泳げるようになった
- 縄跳びができるようになった
- 苦手な食べ物を少し食べられた
- 自分で学校の準備ができた
- お友達とたくさん遊んだ
- 初めての場所に行った
- 工作や絵を最後まで作った
なども、立派な成長です。
できれば、
「夏休みにできるようになったことを3つ探してみよう!」
と親子で振り返ってみてください。
大きなことでなくても大丈夫です。
「前より少しできた。」
「一回だけ挑戦できた。」
ということも含めてOK。
夏休みの最後に、
「今年の夏休み、いろいろできるようになったね。」
と振り返ることは、「自分も成長した」と気づくきっかけにもなります。

⑤ 残りの夏休みを思いっきり楽しむ
そして最後は、
残りの夏休みを楽しむことです。
夏休みの終わりが近づくと、
「宿題!」
「勉強!」
「早寝早起き!」
「学校の準備!」
と、どうしても「やらなければいけないこと」が増えてきます。
でも、小学1年生として過ごす夏休みは一度きりです。
プールに行く。
公園で遊ぶ。
虫を探す。
工作をする。
ゲームをする。
家族で出かける。
家で映画を見る。
好きなおやつを食べる。
何でも構いません。
特別な旅行に行かなくても、
「夏休み、楽しかった!」
と思える時間が残っていれば十分です。
夏休み最後の数日まで、すべて勉強にする必要はありません。
夏休みの残り期間は「勉強・準備・遊び」のバランスを
では、残りの夏休みはどのくらい勉強すればいいのでしょうか。
もちろん、ちょうどよい過ごし方は家庭や子どもによって違います。
あくまで我が家で考えるときのイメージですが、
勉強30%・2学期の準備30%・遊び40%
くらいの気持ちでもいいと思っています。
例えば午前中に10〜15分だけ復習。
そのあと学校用品を一つ確認。
終わったら好きな遊びをする。
そんな一日でも十分です。
夏休みの終わりだからといって、
「今までできなかったことを全部やらなきゃ!」
と焦らなくて大丈夫です。
むしろ、
「2学期を無理なく始められる状態にしておく」
ことを一つの目標にしてみましょう。
【子ども向け】夏休み残りわずか!5つのチェック
子どもにも分かりやすいように、夏休みの終わりにやっておきたいことを5つにまとめました。

① にがてを ちょっと ふくしゅう
まちがえた ところを
もういちど やってみよう!
ぜんぶ やらなくて OK!
② がっこうの じかんに もどそう
はやね・はやおきを
すこしずつ はじめよう!
③ がっこうの じゅんび
えんぴつ・けしごむ・うわばきなどを
チェックしよう!
④ できるようになったことを みつけよう
なつやすみに
できるようになったことは なにかな?
3つ みつけてみよう!
⑤ のこりの なつやすみを たのしもう!
あそぶことも だいじ!
「たのしかった!」で
なつやすみを おわろう!
全部できなくても大丈夫
この5つは、
全部できたら100点、できなかったら0点
というものではありません。
子どもの体調や予定、その日の気分によって、できることは変わります。
今日は学校用品を確認できた。
明日は少しだけ算数をやってみる。
週末は思いっきり遊ぶ。
それくらいでも大丈夫です。
「あと○日しかない!」
ではなく、
「あと○日あるから、何をしようかな?」
と考えてみると、残りの夏休みも過ごしやすくなります。
まとめ
夏休みも残りわずかになったら、やっておきたいことは5つです。
- 1学期の苦手を2〜3個だけ復習する
- 生活リズムを学校モードに戻す
- 学校用品をチェックする
- 夏休みにできるようになったことを振り返る
- 残りの夏休みを楽しむ
夏休みの最後に大切なのは、
勉強をたくさん詰め込むことではありません。
1学期の苦手を少し確認して、
学校生活のリズムを思い出して、
必要なものを準備する。
そして、
「夏休み、楽しかったね。」
と終われたら、それも素敵な夏休みの締めくくりだと思います。
新しいことをたくさん始めるより、
「できることを少しずつ整えて、2学期につなげる」。
そんな気持ちで、残りの夏休みを過ごしてみてください。