はじめに
こんにちは。5歳の息子を育てるママです。
先日、公園でお友達と遊んでいるとき、
つかみ合いのようなケンカになってしまいました。
一瞬ヒヤッとしましたが、「どっちが悪い」「先に手を出したのはどっち」と責めるだけでは、
子どもにとって大切な学びのチャンスを逃してしまうことに気づきました。
今回は、
こんにちは。5歳の息子を育てるママです。
先日、公園でお友達と遊んでいるとき、つかみ合いのようなケンカになってしまいました。
一瞬ヒヤッとしましたが、「どっちが悪い」「先に手を出したのはどっち」と責めるだけでは、
子どもにとって大切な学びのチャンスを逃してしまうことに気づきました。
今回は、「公園でのトラブル」や「つかみ合い」が起きたときに、
家庭でできる具体的な対処法や、親としての関わり方を紹介します。
や「つかみ合い」が起きたときに、
家庭でできる具体的な対処法や、親としての関わり方を紹介します。
目次
はじめに
- 家庭でできる具体的な対処法や、親としての関わり方
1️⃣安全を最優先にする
2️⃣「どっちが悪い」より「どうしてそうなった?」を一緒に考える
3️⃣「手」ではなく「言葉」で伝える練習をする
4️⃣お互いの気持ちを整理して「仲直りのきっかけ」をつくる
5️⃣家でできる「衝動コントロール」遊び
公園でつかみ合い防止の具体的遊びと声かけ例
└ふわふわタッチ
└おにごっこルール確認ゲーム
└やさしい手あそび
└困ったときの言葉カード
└成功体験を振り返る
6️⃣ママ・パパの気持ちも大切に
7️⃣成功体験を褒める
💡ポイントまとめ|悪者をつくらず、気持ちを育てる関わり方を - 公園でつかみ合い防止 1分ルール表(5歳向け)
- 喧嘩のあとに暴言を言うときの対応と心のケア
💭実体験|ボールの取り合いから「し〇!」と強い言葉が出た日
暴言を言ってしまう子の心理とは?
まずやるべきこと|直後の対応ポイント🪞
お友達との関係修復はどうする?
家庭でできる「言葉の力を育てる」習慣🌱
まとめ|言葉の裏にある「助けて」のサインに気づこう - よくある質問(Q&A)
- まとめと実践ポイント
1. 家庭でできる具体的な対処法や、親としての関わり方
1️⃣ 安全を最優先にする
ケンカの最中は、感情が高ぶっていて言葉が届きません。
まずは物理的に距離をとって安全を確保することが最優先です。
- 手を離す
- 少し離れた場所に移動する
- 深呼吸して落ち着かせる
💬声かけ例
「びっくりしたね。ちょっとお水を飲んで落ち着こうか。」
2️⃣ 「どっちが悪い」より「どうしてそうなった?」を一緒に考える
ケンカの原因は、ほんの些細なすれ違いがほとんど。
「貸して」「順番」「タッチが強かった」など、意図せず起きてしまうことが多いですよね。
まずはどちらの気持ちも受け止めることから始めます。
💬声かけ例
「〇〇くんはびっくりしたね。△△くんも遊びたかったんだよね。」
原因を一緒に整理することで、
「次はどうすればよかったかな?」と考える力が育ちます。
3️⃣ 「手」ではなく「言葉」で伝える練習をする
まだ5歳前後では、感情のコントロールや言語化が難しい時期。
「やめて」「順番だよ」「かして」などの言葉を繰り返し練習していくことが大切です。
💡我が家の工夫
- 絵カードで「言いたい言葉」を指さして伝える
- ロールプレイ(ごっこ遊び)で言葉を練習
- 公園に行く前に「困ったらこう言おうね」と確認
4️⃣ お互いの気持ちを整理して「仲直りのきっかけ」をつくる
落ち着いたら、どちらの気持ちも言葉にして整理してあげましょう。
💬声かけ例
「楽しく遊びたかったけど、びっくりしちゃったね。」
「次は『順番ね』って言えるといいね。」
その後で、握手・ハイタッチ・一緒に遊び直すなど、
「仲直りのきっかけ」を作ってあげると、子どもは安心します。
5️⃣ 家でできる「衝動コントロール」遊び
力の加減や感情コントロールは、日常の中で遊びながら育てるのがポイントです。
公園でつかみ合い防止の具体的遊びと声かけ例
✅ 「ふわふわタッチ」遊び(力加減を学ぶ)
目的: 手加減の感覚を体感する
準備: 軽いボールやクッション
やり方:
- 2人で向かい合ってボールやクッションを押し合う
- 「ふわふわ~、痛くないくらいだよ」と声かけ
- 力が強すぎると「もう少しやさしく」と言って調整
声かけ例:
- 「ボールさんが痛がってるよ、もっとやさしくしてあげよう」
- 「〇〇くんも笑顔になったね!」
✅ 「おにごっこルール確認ゲーム」
目的: 衝動を抑え、ルールを守る練習
やり方:
- おにごっこの前に「手は使わない」「タッチは肩や背中」と決める
- 簡単な言葉でルールを確認
- 遊んだ後に「守れたかな?」と振り返る
声かけ例:
- 「タッチは肩だよ、手は使わないね」
- 「ちゃんとルール守れたね、えらい!」
✅ 「やさしい手あそび」
目的: 手の力をコントロールする練習
やり方:
- 両手で押したり引いたりする動作の遊びをする
- 例: 手を合わせて「どっちが強い?」
- 例: クッションを押し合う
- 「優しく」「痛くないくらい」と声かけ
声かけ例:
- 「やさしい力で押してみよう」
- 「痛くないね、いい感じ!」
✅ 「困ったときの言葉カード」
目的: 感情を言葉で表す練習
準備: 絵カードや簡単なフレーズカード
例:
- 「やめて!」
- 「順番に遊ぼう」
- 「一緒に遊ぼう」
やり方:
- 公園で困ったとき、カードを指さして伝える
- ロールプレイで事前に練習
✅ 体験を振り返る
やり方:
- 遊んだ後に「今日、手を使わずにおにごっこできたね!」と褒める
- 「次もできるかな?」と次回への楽しみもセット
6️⃣ ママ・パパの気持ちも大切に
子ども同士のケンカは、見ている親も心が疲れます。
「また手が出ちゃった…」「うちの子ばかり悪く見える」と感じることもあるでしょう。
でも、悪者を作らず、気持ちを整理してあげようとする姿勢こそが、子どもに安心感を与えます。
焦らず、少しずつ関わり方を積み重ねていきましょう🌱
7️⃣ 成功体験を褒める
遊んだ後には必ず振り返ります。
- 「手を使わずにおにごっこできたね!」
- 「順番も守れたね、えらい!」
褒められることで、次も同じように上手に遊ぼうという意欲が生まれます。
💡ポイント
- 5歳ではまだ「衝動を抑える力」が発達途中
- 怒るよりも「安全・共感・力加減・言葉で解決」の順でサポート
- 発達特性がある場合は、特に体感を通した練習が理解を助けます
💡ポイントまとめ|悪者をつくらず、気持ちを育てる関わり方を
- まずは安全を確保
- どちらの気持ちも受け止める
- 言葉で伝える練習をする
- 仲直りのきっかけを作る
- 家では「力加減」と「言葉」を遊びで練習
- どちらかが悪いと決めるよりも、「どうしてそうなった?」を一緒に考える時間こそが、
子どもが大きく成長する瞬間です。 - 「体感+言葉+褒める」をセットにして繰り返す
- 怒らず共感してから、正しい方法を示す
- 成功体験を増やすことで、自然に手が出にくくなる
- 焦らず、少しずつ「やさしい手」と「伝える力」を育てていきましょう✨
2. 公園でつかみ合い防止 1分ルール表(5歳向け)
遊ぶ前(準備)
- ルール確認:
ルールを声に出して確認 → 安心して遊べる
手は使わない、タッチは肩や背中、順番・やさしく - カードで練習: (必要に応じて)
「やめて!」「順番に遊ぼう」「一緒に遊ぼう」 - 💡声かけ例:
「〇〇くんと楽しく遊ぶよ!」
遊んでいる最中
- 安全優先:
怪我しそうになったら距離をとる - 共感:
「楽しく走ってたのに手が当たっちゃったね」 - 力のコントロール:
「ふわふわタッチ」や「やさしい手あそび」 - 言葉で伝える:
「タッチは肩だよ」、カードで伝える
遊んだ後
- 成功体験を褒める:
「手を使わずにおにごっこできたね!」
「順番も守れたね、えらい!」 - 次回の楽しみを話す:
「次も楽しもうね」
補足ポイント
- 体感+言葉+褒めるをセットで繰り返す
- 怒らず共感 → 正しい方法を示す → 成功体験を積む
- 発達特性がある場合は、特に体感での練習が理解を助けます
3. 喧嘩のあとに暴言を言うときの対応と心のケア
公園でお友達とケンカしたあと、「し〇!」と強い言葉を口にする…。
その瞬間、ママとしては胸がギュッと痛くなりますよね。
「どうしてそんなこと言うの?」「相手の子を傷つけたらどうしよう…」と不安になるのは当然のことです。
でも実は、これは「心が未発達だからこそ出てしまう」サインでもあります。
今回は、暴言の背景と、家庭でできる対応についてまとめました。
💭実体験|ボールの取り合いから「し〇!」と強い言葉が出た日

公園で遊んでいたときのことでした。
大好きなボールをめぐって、お友達と取り合いになった息子。
最初は「貸して!」「ぼくの!」と声を張り上げていましたが、だんだんエスカレートして、
もみくちゃになり、地面に倒れこんでしまいました。
私が慌てて駆け寄ると、息子は相手の子と押し合いになっていました。
とっさに3人を引き離したその直後——
息子の口から、強い言葉が飛び出したのです。
その瞬間、胸の中にズキンと痛みが走りました。
「そんなに強いことばを言うなんて…」とショックで頭が真っ白になりました。
けれど、息子の顔を見ると、涙をこらえながら唇を震わせていました。
それは怒りというよりも、「くやしさ」と「怖さ」が入り混じった表情でした。
私はすぐに叱ることができませんでした。
ただ、深呼吸をして、息子を抱きしめながら
「びっくりしたね」「痛かったね」と声をかけるのが精一杯でした。
少し落ち着いてから、「さっき言った言葉、どんな気持ちで出たの?」と尋ねると、
息子は小さな声で「痛かったし、くやしかった」と言いました。
——あの言葉は、心の中にたまった「痛い」「悔しい」「怖い」をうまく出せなかった結果だったのだと気づきました。

暴言を言ってしまう子の心理とは?🧠
発達特性がある子は、
- 怒りや悔しさなどの「強い感情の整理」が苦手
- 言葉よりも感情が先に出てしまう
- 「痛い」「いやだ」「悲しい」などの言語表現が未発達
このような特徴から、「イヤ!」「バカ!」の延長で、
大人が思うより深い意味を込めずに言葉を使ってしまうことがあります。
つまり「し〇」は、「本気で相手を傷つけよう」という意図ではなく、
「もうやだ!」「負けたくない!」という感情の爆発なのです。
まずやるべきこと|直後の対応ポイント🪞
①すぐに叱らない✋
暴言の直後に「そんなこと言っちゃダメ!」と強く叱ると、
「怒られた」「否定された」と感じて感情がさらに爆発してしまうことがあります。
👉まずは一呼吸おいて、安全の確保と心の落ち着きを優先しましょう。
「びっくりしたね。いったん深呼吸しようか。」
②落ち着いてから、気持ちを言葉にする練習を💬
暴言を吐く子は、自分の感情をまだ「言葉に変換できない」状態。
一緒に次のような言い換え練習をしてみましょう。
| 状況 | 暴言の例 | 言い換えフレーズ |
|---|---|---|
| 負けたとき | 「しね!」 | 「くやしい!」 |
| 叩かれたとき | 「バカ!」 | 「やめてって言いたかった」 |
| 思いどおりにいかないとき | 「うざい!」 | 「今はやりたくない」 |
日常の中で、「気持ちを伝える練習」を繰り返すことで、暴言は少しずつ減っていきます。
お友達との関係修復はどうする?🧩
暴言を聞いた相手の子や保護者へのフォローも大切です。
子ども自身が言葉で伝えられないときは、ママが代弁してOKです。
「さっきは言いすぎちゃってごめんね。悔しくて言っちゃったんだって。」
その一言で、相手の子も安心し、次にまた遊べる関係を作りやすくなります。
家庭でできる「言葉の力を育てる」習慣🌱
- 絵本やアニメで“気持ちを表す言葉”に触れる
- 一緒に感情カードを使って「今どんな気持ち?」と確認
- 親が「悔しかったね」「イヤだったんだね」と感情を代弁
こうした積み重ねが、暴言を感情表現に変える第一歩になります。
まとめ|言葉の裏にある「助けて」のサインに気づこう
「し〇」という言葉の裏には、
「自分でもどうしていいかわからない苦しさ」や「負けたくない気持ち」が隠れています。
感情を言葉に変える力は、時間をかけて育てていくもの。
焦らず、日々の中で「言葉で伝える練習」を積み重ねていきましょう🌷
4. よくある質問と答え(Q&A)
5歳の子はなぜつかみ合いをするの?
衝動のコントロールや力加減の発達が未熟なためです。
怒るのは逆効果ですか?
怒るより共感→安全確保→力加減指導の順が効果的です。
家でできる練習は?
「ふわふわタッチ」「やさしい手あそび」「言葉カード」がおすすめです。
発達特性がある場合はどう対応?
体感を通した練習や視覚的なルール提示が理解を助けます。
公園でのルールはどう決めればいい?
「手は使わない」「タッチは肩や背中」「順番を守る」など簡単に設定。
つかみ合いになったらどう声をかける?
「楽しく遊んでたのに手が当たっちゃったね」と共感し、落ち着かせます。
成功体験はどう褒める?
「手を使わずにおにごっこできたね!」「順番も守れたね、えらい!」と具体的に。
兄弟でも同じ方法でいい?
年齢に応じてルールや体感遊びを調整すれば有効です。
ルールを忘れたときは?
カードや声かけで思い出させる。
短く簡単な言葉が効果的。どのくらいで改善できる?
個人差がありますが、繰り返し体感+言葉+褒めるで数週間~数か月で落ち着きます。
暴言を言ったとき、すぐに叱ったほうがいいですか?
暴言の直後は、まず「安全の確保」と「心を落ち着けること」が最優先です。
強い言葉を使うのは、怒りや悔しさが整理できていないサイン。
すぐに叱るよりも、「びっくりしたね」「悔しかったね」と気持ちを代弁してあげることで、
子どもは安心しやすくなります。
落ち着いてから「どうしてそう言っちゃったのかな?」と一緒に振り返りましょう。「し〇」などの言葉を覚えて使うのは、どこで学んでくるんでしょうか?
幼稚園・保育園・公園などで、年上の子やテレビ・YouTubeなどから耳にすることが多いです。
「強い言葉=気持ちを表す手段」として真似している場合もあります。
そのため、「そんな言葉を使うと悲しい気持ちになるよ」と感情の影響を伝えることが大切です。
覚えた言葉を「使ってはいけない理由」とともに、やさしく説明してあげましょう。相手の子のママには、どんなふうに謝ればいいですか?
まずは子どもの気持ちを落ち着けてから、誠実に一言伝えるのがポイントです。
「うちの子が言いすぎてしまってすみません。悔しくて出てしまったようで…」と、
状況を簡潔に説明するだけで大丈夫です。
子ども自身が言えないときは、ママが代弁してOK。
その後で、再び一緒に遊ぶ機会を作ると、関係修復がスムーズになります。暴言が続くとき、発達に問題があるのでしょうか?
暴言が続く=すぐに発達障害というわけではありません。
ただし、感情のコントロールや言葉での表現が難しい場合、
発達特性(ASD・ADHDなど)の影響があることもあります。
頻繁にトラブルになる、落ち着きがない、言葉の理解が遅いなどが重なる場合は、
発達相談センターや療育機関に相談すると安心です。家でできる「暴言を減らす練習」はありますか?
あります。家庭での「ことばの練習」がとても効果的です✨
例えば👇- 絵本を読みながら「この子はどんな気持ちかな?」と気持ちを想像する
- 感情カードを使って「今の気持ちはどれ?」と表現練習をする
- 「くやしかったね」「やめてほしかったんだね」と親が代弁する
こうした日々の積み重ねで、少しずつ「暴言を感情表現に変える力」が育ちます🌱
🔹まとめ|体感・言葉・褒めるで少しずつ上手に
- 安全を最優先にする
- 気持ちを受け止める
- 体で力加減を覚える
- 言葉で伝える練習をする
- 成功体験を積み重ねる
5歳ではまだ衝動を抑える力は発達途中。
繰り返し体感+言葉+褒めることで、少しずつ「手を使わずに楽しく遊ぶ力」が育ちます。
💡我が家の実践ポイント
- 遊ぶ前にルールを声に出して確認
- 家でも力加減の遊びを取り入れる
- 成功体験は具体的に褒める
同じように悩むママ・パパも、安心して遊びを見守ってあげてくださいね✨
📢次回予告
「公園で遊ぶ子どもをどう見守る?ママたちの「ちょうどいい距離感」とは」
どうぞお楽しみに。
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