はじめに|「おこりたくなるのはどんなとき?」から始まる親子の気づき 😊
「おこりたくなるのはどんなとき?」
この問いを、あなたはお子さんと話したことがありますか?
我が家では、5歳の息子が
「思った通りにいかない」
「服がチクチクする」
「勝負に負けた」など、
毎日の中でいろんな「イライラ」と出会っています。

そんなときに手に取ったのが、
イギリス発の人気絵本シリーズ MR.MEN LITTLE MISS(ミスターメン リトルミス) の1冊
『おこりたく なるのは どんな とき?(I Am Angry)』でした。
読んでみると、怒りをテーマにしているのに、
決して重たくなく、ユーモアとやさしさに包まれたお話。
ページをめくるたびに「そうそう、あるある」と共感があふれ、
息子も「ぼく、グランピーみたいになることあるね!」と笑いながら聞いてくれました。

目次
はじめに|「おこりたくなるのはどんなとき?」から始まる親子の気づき
- 子どもが「おこりたくなるとき」ってどんなとき?
- 絵本『I Am Angry』が伝えてくれるやさしいメッセージ
- 我が家の「おこりたくなるとき」のリアル
- 「怒りたくなったとき」にできるちいさな工夫
- 絵本で育つ「感情を大切にする力」
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|「怒る」って、自分を知るチャンス
1. 子どもが「おこりたくなるとき」ってどんなとき?🤔
子どもが怒ったり泣いたりする理由って、
実はとても単純なことが多いんです。
「思い通りにいかない」
「自分の気持ちをうまく言葉にできない」
「疲れた」
「おなかがすいた」
「眠たい」など、
大人でも共感できるようなことばかり。
でも、発達特性を持つ子どもの場合は、
もう少し背景が複雑なことも。
息子の場合は、
触覚過敏があり、服の縫い目が少し当たるだけで集中できなくなったり、
片付けや準備の切り替えが難しかったりします。
そんな「うまくいかない感覚」が積み重なると、
どうしてもイライラしやすくなります。
「怒る」って、実は「困ってるサイン」でもあるんですよね。

2. 絵本『I Am Angry』が伝えてくれるやさしいメッセージ📖
『おこりたく なるのは どんな とき?(I Am Angry)』は、
イギリスの国民的絵本シリーズ「MR.MEN LITTLE MISS」から生まれた、
「感情と向き合う」ための絵本です。
作者のロジャー・ハーグリーブスさんは、
「みんなちがって、たのしいね」をテーマに、
人の性格や個性を楽しく描いています。
この絵本では、
誰にでもある「怒りたくなる瞬間」がユーモラスに描かれています。
そして、
「ごはんを食べてみよう」
「深呼吸をしてみよう」
「ヨガでリラックス」
「ボールをぎゅっと握ってみる」など、
怒りの気持ちを落ち着かせるヒントが紹介されています。
英語のキャラクター名が少し難しく感じるかもしれませんが、
親子で「どのキャラが自分に似てる?」と話しながら読むと、
自然と心がほぐれていきます。
3. 我が家の「おこりたくなるとき」のリアル🧩

息子は、機嫌が悪いときに、
私がリトルミス・チャターボックスみたいに話しかけると「うるさい!」と怒るタイプ😅
私もつい「いい加減にしなさい!」と言ってしまい、ふたりでイライラ…。
そんな時期にこの絵本を読んで、
「息子はグランピーみたいで、私はチャターボックスみたいだね」と笑いながら話せたんです。
ちょっとユーモラスに自分たちを重ねてみると、不思議と気持ちが軽くなりました。
私自身、「あ、私が先にヒートアップしてたんだな」と気づくきっかけにも。

息子も「ぼくもグランピーみたいになるよね」と笑ってくれました。
それ以来、「お腹すいてる?」「ちょっと休憩しよっか」と声をかけると、
自然と笑顔が戻ることが増えました🍪✨
4.「怒りたくなったとき」にできるちいさな工夫🌿

怒りを感じることは、悪いことではありません。
ただ、そのあとをどう過ごすかが大切です。
絵本に登場する方法を、我が家でもまねしてみました。
🫶 子どもへのサポート
- 「今どんな気持ち?」と一緒に言葉にしてあげる
- 深呼吸を一緒にしてみる(「吸って~、はいて~」を歌のように)
- ぎゅっとボールを握る・お気に入りのぬいぐるみを抱く
💡 親のセルフケア
- 自分も「おなかがすいてると怒りっぽい」
- 「疲れていると怒りっぽくなる」ことを意識する
- 「ママも今日は疲れちゃった」と素直に言う
- 怒ってしまった後は「どうしたらよかったかな」と一緒に振り返る
怒りを「悪いもの」とせず、気持ちを整える練習時間に変えると、
親子関係も少しずつ穏やかになっていきます。
5. 絵本で育つ「感情を大切にする力」🌈
『おこりたくなるのはどんなとき?』は、
子どもに「怒ってもいいんだよ」
「でも、どうしたら落ち着けるかな?」をやさしく伝えてくれる絵本です。
読んでいるうちに、怒ることを「悪いこと」と捉えるのではなく、
「気持ちを知るチャンス」だと感じられるようになります。
親子で読むことで、
「どんなときに怒るのか」
「どうしたら気持ちが落ち着くのか」を一緒に考える時間にもなります。
お互いの「気持ちの温度」を知るきっかけにもなりますね💭
同シリーズには、「かなしいとき」「うれしいとき」「じぶんがすき」など、感情や自己肯定感を育てる絵本もあります。
その日の気分に合わせて読むと、親子のコミュニケーションがぐっと深まります📚
👉 MR.MEN LITTLE MISS 特設ページ(サンリオ公式)
6. よくある質問(FAQ)
『おこりたくなるのはどんなとき?』は何歳からおすすめですか?
3歳頃から小学校低学年まで楽しめます。
感情を言葉で表現し始める時期にぴったりです。絵本の内容は難しくありませんか?
シンプルな言葉とユーモアで描かれており、
小さな子でも理解しやすい構成です。発達障害の子にも合いますか?
はい。
感覚過敏や切り替えの難しさなどを抱える子にも、
感情理解の入り口としておすすめです。英語版『I Am Angry』との違いは?
日本語訳版では、子どもにもわかりやすい言葉で丁寧に翻訳されています。
絵本の中で紹介されている「怒りの対処法」は実践しやすいですか?
深呼吸やぬいぐるみを抱くなど、すぐに家庭でできる方法ばかりです。
他の感情シリーズもありますか?
「うれしいとき」「かなしいとき」「じぶんがすき」など、
感情をテーマにしたシリーズが多数あります。子どもが怒ったとき、親はどう対応すればいいですか?
まずは否定せず、「どうしたかったの?」と共感の言葉をかけましょう。
読み聞かせのコツはありますか?
絵を指さしたり、「ママもこういうことあるよ」と共感を交えて読むと効果的です。
就寝前にも読めますか?
はい。おだやかなトーンで終わるので、寝る前の読み聞かせにも向いています。
どこで購入できますか?
サンリオ公式ショップやAmazon、楽天ブックスなどで購入できます。
まとめ|「怒る」って、自分を知るチャンス✨
誰だって「おこりたくなるとき」はあります。
でも、それは悪いことではなく、心が「ちょっと苦しいよ」と伝えているサインなんです。
絵本『おこりたく なるのは どんな とき?』は、
怒りの対処法、気持ちの切り替えをやさしく教えてくれる1冊です。
客観的に自分を見るきっかけにもなります。
怒ってもいい。泣いてもいい。
そのあとに「また笑おうね」と言える時間を、絵本と一緒に過ごしてみませんか?📘🌼
📢次回予告
「『スルスルスルリンウンチをだすぞ』絵本レビュー|トイレトレーニング・便秘にもおすすめ」
お楽しみに!
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