はじめに
子どもから大人まで涙する、宮西達也さん(みやにしたつや)の人気絵本「ティラノサウルス・シリーズ」🦖✨
「恐竜絵本」と聞くと、迫力満点でちょっと怖いイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、宮西達也さんの恐竜シリーズは、恐竜バトルだけでは終わらないんです。
そこには──
- 種族や立場を超えた友情
- 見返りを求めない無償の愛情
- 生きるうえで大切なやさしさと思いやり
が、ぎゅっと詰まっています💖

我が家の3歳と5歳の兄弟も、このシリーズの大ファン。
何度も「もう一回読んで!」とせがまれ、読むたびに私も胸が熱くなります。
泣けるけれど、読み終わった後は優しい気持ちになれる──そんな感動体験を親子で共有できます。
この記事では、ティラノサウルス・シリーズを含む宮西達也さんの恐竜絵本をおすすめランキング形式でご紹介📚
全作品のあらすじ(ネタバレあり)と、実際に読んだ感想も添えてお届けします。
お子さんへの読み聞かせやプレゼント選びの参考にしてください🎁

目次
- 1. みやにしたつや「ティラノサウルス・シリーズ」とは
- 2. 登場恐竜一覧(恐竜好き必見!)
各絵本に出てくる恐竜まとめ - 3. みやにしたつや恐竜絵本おすすめランキング【全作品あらすじ付き】
- 1位:あなたをずっとずっとあいしてる
- 2位:であえてほんとうによかった
- 3位:ずっとずっといっしょだよ
- 4位:きみはほんとうにすてきだね
- 5位:おれはティラノサウルスだ
- 6位:やさしさとおもいやり
- 7位:おまえうまそうだな
- 8位:キラキラッとほしがかがやきました
- 9位:あいすることあいされること
- 10位:ぼくにもそのあいをください
- 11位:いちばんあいされてるのはぼく
- 12位:ヒヒヒヒヒうまそう
- 13位:わたししんじているの
- 14位:あいしてくれてありがとう
- 15位:ぼくにもそのあいをください
- 16位:わたしはあなたをあいしています
- 4. 映画化された作品|恐竜絵本の感動ストーリー3選
- 5. アニメシリーズ「ティラノがやってくる!」(3Dアニメ化プロジェクト)
- 6. よくある質問
- まとめ|泣けて心温まる絵本は一生の宝物
1. 宮西達也(みやにしたつや)「ティラノサウルス・シリーズ」とは 🦖✨
絵本作家・みやにしたつやさん(1956年生まれ/静岡県出身)は、
日本大学芸術学部美術学科を卒業後、人形美術やグラフィックデザインを経て絵本制作をスタート。
その代表作が、親子や友達の愛情・優しさを描いた人気絵本「ティラノサウルス・シリーズ」です。
このシリーズは、恐竜の世界を舞台にしながらもテーマはとても普遍的。
「愛すること」「信じること」「思いやること」といった、誰もが大切にしたい気持ちを、恐竜たちの交流を通して描いています。
怖そうな見た目のティラノサウルスが、出会いと別れを経て少しずつ変わっていく姿は、子どもはもちろん大人の心にも深く響きます。
📚 対象年齢の目安
- 読み聞かせ:3歳〜
- 自分で読む:小学校低学年〜
※大人が読んでも泣ける内容が多く、親子で一緒に読むとさらに感動が深まります。
ティラノサウルス・シリーズは、恐竜好きの子どもだけでなく、
感情教育や心の成長を大切にしたい親御さんにもぴったりの絵本です。
2.「ティラノサウルス・シリーズ」登場恐竜一覧 📝🦕
「ティラノサウルス・シリーズ」の大きな魅力のひとつは、個性豊かな恐竜たちの登場。
作品によって異なるキャラクターが登場し、それぞれの関係性や性格が物語を彩ります。
息子たちは恐竜好きからこの絵本にハマったので、「どんな恐竜が出てくるのか」がとても重要でした。
お気に入りの恐竜が出てくる絵本を探すヒントにしていただけたら嬉しいです。
ここでは、シリーズによく登場する恐竜たちをまとめます。
- ティラノサウルス:強くて怖そう。でも心の奥はとても優しい主人公格
- トリケラトプス:仲間思いで勇敢
- プテラノドン:空を飛びながら見守る存在。時に試すような役回りも
- ホマロケファレ:小さくても真心で接する温かい仲間
- デイノケイルス(ディケル):孤独なティラノを変える優しさの持ち主
- アンキロサウルス:守る力と穏やかな性格が魅力
このように、恐竜たちは単なる「種類」としてではなく、それぞれに性格や価値観を持ち、物語の中で重要な役割を果たします。
恐竜好きの子はもちろん、人間関係や心の成長をテーマにした物語としても楽しめます。
NO | タイトル | 登場恐竜 |
---|---|---|
1 | あなたをずっとずっとあいしてる | マイアサウラ、ティラノサウルス、アンキロサウルス |
2 | であえてほんとうによかった | ティラノサウルス、スピノサウルス、プテラノドン(タぺヤラ) |
3 | ずっとずっといっしょだよ | ティラノサウルス、プテラノドン(プノン)、ゴルゴサウルス |
4 | きみはほんとうにすてきだね | ティラノサウルス、エラスモサウルス |
5 | おれはティラノサウルスだ | ティラノサウルス、プテラノドン |
6 | やさしさとおもいやり | ティラノサウルス、ゴルゴサウルス、ケツァルコアトルス |
7 | おまえうまそうだな | ティラノサウルス、アンキロサウルス |
8 | キラキラッとほしがかがやきました | ティラノサウルス、デイノケイルス(ディケル) |
9 | あいすることあいされること | トロオドン |
10 | ぼくにもそのあいをください | ティラノサウルス、トリケラトプス、アシアカサウルス、タルボサウルス、ギガノトサウルス |
11 | いちばんあいされてるのはぼく | ティラノサウルス、アンキロサウルス |
12 | ヒヒヒヒヒうまそう | ティラノサウルス、トリケラトプス(双子) |
13 | わたししんじているの | ティラノサウルス、トリケラトプス |
14 | あいしてくれてありがとう | ティラノサウルス、パウパウサウルス |
15 | ぼくにもそのあいをください(続編) | ティラノサウルス、アンキロサウルス |
16 | わたしはあなたをあいしています | ティラノサウルス、プテラノドン(タぺヤラ)、ホマロケファレ、アルバートサウルス |
3. 宮西達也(みやにしたつや)恐竜絵本おすすめランキング【全作品あらすじ付き】
1位:「あなたをずっとずっとあいしてる」血のつながりを超えた母と子の愛
あらすじ
マイアサウラのお母さんが拾ってきたたまごは、なんとティラノサウルスの赤ちゃん。
血のつながりを超えて、母と子の切なく温かい愛情が描かれます。
感想(親目線)
兄弟の性格や違いを超えて、平等に愛することの難しさと大切さを感じました。
実際、兄弟育児では「平等に接しているつもり」でも、無意識に比べてしまうこともあるのでは…
母恐竜の無償の愛に胸が熱くなり、子育て中の親として共感が深い一冊です。
2位:「であえてほんとうによかった」友情と自己犠牲
あらすじ
凶暴で嫌われ者のティラノサウルスが、ある日スピノサウルスと出会います。
最初は食べようと思っていたのに、「ありがとう」「やさしい」などの言葉をかけられ、次第に心が変化。
心を通わせ、友情を育みます。
感想
「自分を犠牲にしても守りたい」と思える相手に出会えるのは奇跡に近いこと。
悲しい結末ではありますが、スピノサウルスの成長した姿に救われました。
真の友情や自己犠牲の尊さに心を動かされました。
3位:「ずっとずっといっしょだよ」弱さを受け入れる友情
あらすじ
怖がりで弱虫なティラノサウルスが主人公。
友達ができず孤独な日々を送っていましたが、プテラノドの女の子・プノンと出会い、毎日一緒に特訓。
しかし、プノンが突然いなくなってしまい…。
感想
弱い自分を受け入れてくれる友達の大切さを、子どもにも分かりやすく伝えてくれます。
ケンカも仲直りも、すべてが宝物だったティラノの気持ちに、大人もほろっときてしまうお話。
子どもにも大人にも温かく響くストーリーです。
4位:「きみはほんとうにすてきだね」無償の優しさと勇気
あらすじ
ティラノサウルスは、海の生き物エラスモサウルスと友達になります。
しかし海にも暴れん坊がいて、友が傷つけられてしまいます。
泳げないティラノは海に飛び込み、命をかけて立ち向かいます。
感想
無償の優しさを受けることで、人は(恐竜も)変わるもの。
友のために行動するティラノの姿に胸が熱くなります。
心の奥にある優しさと勇気が胸に刺さる作品。
小学生以上ならより深く理解でき、、親子で読むのにぴったりです。
小さいうちから読んでおくのも◎。
5位:「おれはティラノサウルスだ」愛情の連鎖と成長
あらすじ
親離れしたプテラノドンの子と怪我をしたティラノサウルスが心を通わせる物語。
「困っている人には優しくする」というお母さんの教えを守ったプテラノドンの子供。
受けた愛情を次世代へつなげていく姿が感動的です。
感想
子育てや人間関係について深く考えさせられる一冊。
親から受けた愛情や教えを、次は他者に与える姿に感動。
最後には、感謝の気持ちを伝えたかったのに
伝えられなかったティラノサウルス。
ラストの切なさの中に温かい余韻が残ります。
6位:「やさしさとおもいやり」命を懸けた友情
あらすじ
山の頂上に立つ赤い実の木のもと、腹ペコのティラノサウルスとゴルゴサウルスが出会い、エサをめぐって激しく争う。
だが、山の大噴火により二匹は絶壁に閉じ込められてしまう。
やがて食べられる赤い実を分け合い、助け合いながら次々と襲いかかる試練に立ち向かう。
ケツァルコアトルスも登場。
命がけの友情と絆の物語。
感想
最初は激しく争う二匹の姿にハラハラしますが、
互いに助け合ううちに見せる優しさや思いやりに心が温まります。
荒々しい恐竜たちのギャップが魅力的。
命の尊さや協力の大切さを子どもにもわかりやすく伝える一冊です。
7位:「おまえうまそうだな」親子愛と別れの切なさ
あらすじ
アンキロサウルスの赤ちゃんを育てることになったティラノサウルス。
やがて情が芽生え、親元に返す決意をします。
感想
大人が読むとベタに感じる部分もありますが、別れの寂しさや情の芽生えが描かれた名作。
別れの寂しさや父性愛の深さが描かれており、大人が読むとじんわり胸に残ります。
父性愛の深さは子どもにはまだ難しいかもしれませんが、恐竜の物語としてなら◎。
8位:「キラキラッとほしがかがやきました」裏切りと赦し、友情の温かさ
あらすじ
性格の悪い恐竜仲間に裏切られ、大けがと心の傷を負い、ひとりぼっちになってしまったティラノサウルス。
そんな彼の前に現れたのは、心優しいデイノケイルスのディケル。
ディケルと過ごす日々の中で、ティラノサウルスは信じること、友達の温かさ、相手を思う気持ちを知っていきます。
そして最後の最後に、自分ではなくディケルの幸せを選ぶ決断を──。
友情と自己犠牲を描いた、心温まる物語です。
感想(親目線)
「本当に困った時にそばにいてくれる人が本当の友達」というメッセージが深く響きます。
ディケルの優しさに触れ、少しずつ変わっていくティラノサウルスの姿は、子どもにも大人にも深く響くはずです。
子どもも大人も共感できる温かい物語です。
ラストは含みを持たせていますが、その後どうなったとしても、ティラノサウルスは満足だっただろうと思える締めくくり。
9位:「あいすることあいされること」種族を超えた愛情
あらすじ
四六時中たまごと過ごすうち、情が芽生えたトロオドン。
「元気に生まれてきてね」と願うその気持ちは、
見た目や種族の違いを超えた温かい愛情が描かれています。
感想
「この子と一緒にいたい」「大切にしたい」という思いがあれば、親子にも家族にもなれる
――そんな温かいメッセージが心に残ります。
――「生まれてきてくれてありがとう」
読むたびに胸がじんわりするお話です。
10位:「ぼくにもそのあいをください」力と愛の本当の意味
あらすじ
「力の強いものが勝つ」と信じてきたティラノサウルスが、
年老いてトリケラトプスの子どもたちとの交流を通じて、本当に大切なことを知ります。
感想
命がけで伝えた愛が確かに届いたとわかる場面は感動的。
笑えるシーンがないにもかかわらず、息子は最後まで集中して聞き入っていました。
心に響くストーリーが、子どもの世界を優しく広げてくれます。
11位:「いちばんあいされてるのはぼく」家族のかたちと愛の多様性
あらすじ
5つのアンキロサウルスの卵から生まれた子どもたちは、ティラノサウルスを親だと思い込みます。
守るうちに、ティラノサウルスは父として生きる決意を固めます。
感想
物語の問いは「誰が一番愛されているのか?」。
その答え――「比べられない。お前たちはみんな俺の子どもだから」――に胸が熱くなります。
今回は崖から落ちても死なない結末で、少し安心できます。
12位:「ヒヒヒヒヒうまそう」家族の温かさと個性のぶつかり合い
あらすじ
拾った卵から双子のトリケラトプスの女の子が誕生。
「ヒヒヒヒヒ、うまそう」と襲おうとするも、2匹はけんかばかり。
感想
そっくりなのに仲良くできない2匹を叱りながらも、家族の温かさや親子の愛情が描かれています。
笑いと温かさのバランスが絶妙で親子で楽しめる一冊です。
13位:「わたししんじているの」信頼と約束の力
あらすじ
両親を助けるため、トリケラトプスの子どもは凶暴なティラノサウルスのもとへ。
「助けてくれたら食べてもいい」とまで言い、必死に信じます。
赤い実が心と体を癒す物語。
感想
最後まで約束を守り抜く子どもの健気さと、静かに去るティラノサウルスの姿が深く心に残ります。
14位:「あいしてくれてありがとう」友情と見た目を超えた絆
あらすじ
ひとりぼっちで暗い穴の中に閉じこもっていた盲目のパウパウサウルス。
そこに現れたのは、みんなに怖がられている強いティラノサウルス。
孤独同士のふたりは、やがて確かな友情で結ばれます。
しかし、パウパウサウルスの目が見えるようになったとき、ふたりの関係は思わぬ方向へ……。
感想(親目線)
テーマは「友情」。
見た目や固定観念にとらわれず、心と心でつながる大切さが描かれています。
親としても「信じる勇気」の美しさを改めて考えさせられました。
最後まで泣かずには読めない、温かくも切ない一冊です。
親子で一緒に読むのに最適です。
15位:「ぼくにもそのあいをください」(続編)再会と別れの命の受け渡し
あらすじ
「おまえうまそうだな」のティラノサウルスとアンキロサウルスの再会。
それから20年──年老いたティラノは、他の恐竜たちから襲われて倒れてしまいます。
彼を助けたのは、幼い頃に父のように慕っていたあのアンキロサウルス。
赤い実を届け、一緒に過ごす日々の中で、ティラノはかつての温もりを思い出します。
しかし再び敵が現れ、アンキロサウルスはティラノを守るため命を懸けて戦い…。
涙なしには読めない、再会と別れの物語。
感想(親目線)
「困っている者を助けるのは当たり前」というアンキロサウルスの姿勢がとてもまっすぐで、読んでいて胸を打たれます。
ティラノがアンキロサウルスの子どもに技や鳴き声を教える場面は、まるで本当の親子のようで微笑ましい一方、
クライマックスでの戦いと別れは、あまりにも切なく涙が止まりません。
親の世代交代や命の受け渡しが描かれていて、大人が読むとより深く感じる一冊。
16位:「わたしはあなたをあいしています」言葉を超えた心の交流
あらすじ
うわべだけの優しい言葉をかけるプテラノドンと、言葉は通じなくても真心で接してくれるホマロケファレたち。
ティラノサウルスは3匹のホマロケファレと日々を過ごすうち、本当の優しさや、心が通じ合う喜びを知っていきます。
やがて訪れるのは、避けられない別れの時──。
「言葉は通じずとも心は通じる」というテーマが、恐竜たちの交流を通して描かれる、切なくも温かい物語です。
感想(親目線)
大人が読んでも「言葉を交わさずとも心を分かち合える」という純粋なテーマに胸を打たれます。
心が通じることの大切さを、我が子にも感じてほしいと思いました。
悲しい結末ではありますが、その分、温かなシーンがより深く心に残ります。
お気に入りです。
3. 映画化された作品|恐竜絵本の感動ストーリー3選
宮西達也(みやにしたつや)さんの恐竜絵本は、
絆や友情、命の大切さを描いた感動作が多く、その中でも特に人気の3作品が映画化されています。
親子で楽しめて、心に残るストーリーばかりです。

①『おまえうまそうだな』:親子の愛が胸を打つ名作
- 公開日:2010年10月16日
- 原作作品:『おまえ うまそうだな』『きみはほんとうにステキだね』『あなたをずっとずっとあいしてる』
- キャッチコピー:「最初は、食べるつもりだったのに…」
- 推薦:文部科学省選定、全国私立保育園連盟推薦
あらすじ
マイアサウラのお母さんが川で拾った卵から生まれた肉食恐竜ティラノサウルスの子「ハート」。
草食恐竜の群れから追い出されても、母は平等に愛情を注ぐが、ハートは自分の運命を知り家を出る。
やがてアンキロサウルスの子どもを「ウマソウ」と名付け、奇妙な親子の物語が始まります。
②『あなたをずっとあいしてる』:異種間の友情と深い愛情
- 公開日:2015年6月6日
- 原作作品:『あいしてくれてありがとう』『であえてほんとうによかった』+オリジナル脚本
- 備考:前作との直接のストーリー繋がりはなし
あらすじ
言葉も種族も違う恐竜たちが、敵対しながらも互いに心を通わせていく友情と愛の物語。
助け合うことで芽生えた「本物の愛」がテーマですが、別れや喪失の切なさも描かれています。
愛すること、愛されることの意味を深く考えさせられる感動作です。
③『さよなら、ティラノ』:旅と別れ、勇気の物語
- 公開日:2021年
- 原作:宮西達也「ティラノサウルス」シリーズ
あらすじ
暗闇を恐れ肉食を嫌うティラノと、心優しいプテラノドン・プノンの旅。
母を失ったトリケラトプスの子どもを助けながら、「天国」と呼ばれる場所を探す冒険に出ます。
迫りくる敵との戦い、仲間を守るための勇気が描かれ、切なくも温かい物語が胸を打ちます。
これらの映画は恐竜たちの絆や親子愛、友情、勇気といった普遍的なテーマを通して、親子で感動を共有できる作品です。
恐竜絵本ファンはもちろん、はじめて触れる方にもおすすめです。

4. アニメシリーズ「ティラノがやってくる!」(3Dアニメ化プロジェクト)

企画・制作の背景
ポプラ社が中国の大手動画プラットフォーム・bilibili(ビリビリ)と共同で制作している国際プロジェクトです。
2023年12月で20周年を迎えた宮西達也さん原作の「ティラノサウルス」シリーズを、ぬいぐるみのような愛らしいもふもふな3Dアニメに再構築しています。
製作はChildren's Playground Media Inc.、監督はNing Xiaが務めています。
国際展開と評価
中国大陸、台湾、韓国などで先行放送中。
「子どもの成長に役立つ」と好評で、道徳や感情教育の要素も評価されています。
注目情報
6. よくある質問
何歳から読むのがおすすめ?(読み聞かせ・自分で読む場合)
読み聞かせ:対象は3歳~が目安。
鮮やかな絵と感情に訴えるストーリーは小さい子どもも引き込まれます。
自分で読む場合:小学校低学年〜がおすすめ。
文字数やテーマの深さから、少し大きくなってからじっくり味わえます。このシリーズは順番に読まないといけませんか?
どの作品も独立した物語なので、順不同でOKです。
恐竜が怖い子どもでも楽しめますか?
戦いよりも優しさや愛情が描かれているので安心です。
大人が読んでも面白いですか?
はい、親子の愛や友情など深いテーマがあり、大人の心にも響きます。
プレゼントにも向いていますか?
出産祝いや入園祝いに喜ばれる絵本です。
初めてなら『あなたをずっとずっとあいしてる』か『おまえうまそうだな』がおすすめ。実際に泣ける話はありますか?
「あなたをずっとずっとあいしてる」「であえてほんとうによかった」は特に感動的です。
絵がリアルで怖くありませんか?
迫力はありますが、可愛らしさもあり怖すぎることはありません。
読み聞かせの時間はどれくらいですか?
1冊あたり10〜15分程度です。
実話をもとにしていますか?
実話ではありませんが、恐竜の生態を参考にしたフィクションです。
電子書籍版はありますか?
タイトルによっては電子書籍も販売されています。
宮西達也「ティラノサウルス・シリーズ」は全部で何作ある?
現在、シリーズは16作刊行されています。
プレゼントにおすすめの年齢やシーンは?
誕生日祝いや入園祝い、出産祝いに最適。
感情豊かで心温まる内容は、新たな成長や絆を祝う贈り物としてぴったりです。
読み聞かせデビューにも。
親子で読むことで、「優しさ」「愛情」といったテーマを共有できます。恐竜が好きじゃなくても楽しめる?
ぜひ楽しめます!
「強いティラノサウルス」が優しさや愛情に気づく物語は、恐竜の見た目に関わらず人の心を打ちます。
親子の絆や思いやりといったテーマが主体なので、恐竜好きでなくても感動できます。大人が読んでも泣ける理由は?
テーマが「親子の愛」「友情」「自己犠牲」など、深く普遍的だから。
恐竜を通して描かれる感情の機微が、言葉以上に心に響きます。
長く親しまれているロングセラーとなっている背景には、
大人の心にも刺さる「人生のメッセージ」が込められているからです。映画化された作品はある?
2010年には『おまえうまそうだな』がアニメ映画化、テレビアニメ化されました。
また中国との3Dアニメ化プロジェクトも進行中で、アニメシリーズ「ティラノがやってくる!」として展開されています。
まとめ
宮西達也(みやにしたつや)さんの恐竜絵本は、迫力ある恐竜たちが織りなす感動の物語ばかり。
ただの「恐竜バトル絵本」ではなく、
- 愛することの大切さ
- 友情や信頼
- 自己犠牲や思いやり
といった人生のテーマが描かれています。

お子さんへの読み聞かせはもちろん、大人が読んでも心を動かされるはずです。
ぜひ、親子で一緒にページをめくってみてください。
📢次回予告
次回は、「ティラノがやってくる!」3Dアニメ宮西達也の人気恐竜絵本が映像化」をお伝え予定です。
お楽しみに!