はじめに
「『えきにいく』なのに、どうして『えきへいく』なの?」
「『ぼうしおかぶる』と書いてしまう…」
「助詞だけ何度教えても覚えられない…」
そんな悩みはありませんか?
小学校1年生になると、文章を書く学習が始まり、
助詞「は・へ・を」を使う機会が一気に増えます。
しかし、
- 読めるけれど書けない
- 会話では使えるのに作文になると間違える
- 「わ・え・お」と混ざってしまう
という子は少なくありません。
特に、視覚優位のお子さんや、発達ゆっくりのお子さんは、言葉だけの説明ではイメージしにくいことがあります。
そこで今回は、
「は・へ・を」が自然に覚えられる視覚支援カード
を無料公開します。
結論
助詞は、
「役割」をイメージできるようになると覚えやすくなります。
今回のカードでは、
- は=お話の主人公
- へ=どこへ行く
- を=何をする
をイラストで見える化しています。
なぜ「は・へ・を」でつまずくの?
小学1年生にとって、一番難しいのは、
「読む文字」と「書く文字」が違うことです。
例えば、
「わたしは」
は、
「わたしわ」
と読みます。
「えきへいく」
も、
「えきえいく」
と発音します。
つまり、
耳で聞いた通りに書くと間違えてしまうのです。
そのため、
「どういう時に使う文字なのか」を視覚的に覚えることが大切です。
無料公開|助詞「は・へ・を」視覚支援カード
すごろくで覚える

イメージで覚える

信号で覚える

ストーリーで覚える

レンジャーで覚える

色で覚えよう

クイズで覚える

おうちで覚えることばの役割

正しく使おう!

イメージで覚えよう!


① 「は」カード
かぶ(は)ぬけた
🖼️ イラスト
木の切り株から芽が出ている。
「かぶ」が強調されている。
伝えたいこと
「○○は」は、お話の主人公を紹介するときに使うよ。
② 「へ」カード
まえ(へ)すすむ
🖼️ イラスト
子どもが前へ歩いている。
大きな矢印
➡️
伝えたいこと
「へ」は、向かう方向を表すよ。
③ 「へ」カード
えき(へ)いく
🖼️ イラスト
駅へ向かって歩く親子。
駅の看板
➡️
伝えたいこと
どこへ行くのかを表す言葉だよ。
④ 「を」カード
ぼうし(を)かぶる
🖼️ イラスト
帽子をかぶる女の子。
伝えたいこと
「を」は、する相手につく言葉だよ。
⑤ 「を」カード
かお(を)あらう
🖼️ イラスト
顔を洗っている子ども。
泡いっぱい。
伝えたいこと
何をするのかを表す助詞だよ。
家庭でできる練習方法
おすすめは、
声に出しながら指差しすることです。
例えば、
「えき」
👇
「へ」
👇
「いく」
の順番で読んでいくと、
助詞の役割が少しずつ定着していきます。
慣れてきたら、
「学校へ行く」
「公園へ行く」
「本を読む」
「牛乳を飲む」
など、身近な文章でも練習してみましょう。
我が家でも使っています
小学1年生になると、ひらがなは読めても、作文になると助詞だけ抜けてしまったり、
「えきえいく」
「ぼうしおかぶる」
のように、聞こえたまま書いてしまうことがありました。
最初は、
「違うよ。」
と何度も教えていましたが、なかなか定着しませんでした。
そこで、視覚支援カードを見ながら、
「どこへ行く?」
「何をする?」
と声に出して一緒に確認するようにしました。
すると、
「ここは『へ』だ!」
「これは『を』だね!」
と、自分で助詞を選べる場面が少しずつ増えてきました。
今振り返ると、
「できなかった」のではなく、「助詞の役割が見えていなかっただけ」だったのだと思います。
イラストで役割を見える化したことで、少しずつ正しい文章を書けるようになってきました。
例文で楽しく覚えよう!助詞「は・へ・を」視覚支援カード

助詞は、ルールだけを覚えようとすると難しく感じることがあります。
そこでおすすめなのが、身近な言葉や短い文章を使って繰り返し読むことです。
今回の視覚支援カードでは、
- 「は」=お話の主人公
- 「へ」=どこへ行く・どちらへ向かう
- 「を」=何をする
という役割が、イラストを見ながら自然と分かるようになっています。
まずは親子で一緒に声に出して読んでみましょう。
「は」の例文
「は」は、お話の主人公や話題を表す助詞です。
例えば、
- ぼくは いぬがすきです。
- なぜかというと、かわいいからです。
- かぶは ぬけた。
- うさぎは はねる。
- かめは おそい。
- はなびは きれい。
「誰のお話かな?」
「何のお話かな?」
と考えながら読むと、「は」の役割が理解しやすくなります。
「へ」の例文
「へ」は、向かう方向や行き先を表す助詞です。
例えば、
- まえへ すすむ。
- みぎへ まがる。
- えきへ いく。
- こうえんへ いく。
- いえへ かえる。
- うえへ あがる。
イラストの矢印を見ながら、
「どこへ行くのかな?」
と声に出して確認すると、助詞の意味がイメージしやすくなります。
「を」の例文
「を」は、何をするのかを表す助詞です。
例えば、
- えんぴつで かく。
- くつを はく。
- おかしを たべる。
- おりづるを おる。
- しおを なめる。
- ぼうしを かぶる。
- かおを あらう。
「何をするのかな?」
という問いかけをしながら読むことで、「を」の役割が少しずつ身についていきます。
ポイント
最初から全部覚えようとしなくても大丈夫です。
毎日2〜3文ずつ、イラストを見ながら声に出して読むだけでも、助詞の使い方が少しずつ定着していきます。
「読む」「話す」「指さす」を組み合わせると、より理解しやすくなるのでおすすめです。
こんなお子さんにおすすめ
- 小学校1年生
- 助詞「は・へ・を」が苦手
- 作文で助詞を書き忘れる
- 「わ・え・お」と混ざる
- 視覚優位
- 発達ゆっくり
- ASD
- ADHD
- 支援級
- 通常級
- 家庭学習
無料公開はこちら
ご家庭や学校で自由に印刷してお使いください。
ラミネートすると繰り返し使えます。
※個人利用・教育目的でご利用ください。
関連記事
ひらがなが苦手なお子さんには
- 長音(お→う)
- 長音(え→い)
- カタカナ長音
- 促音(っ)
こちらもおすすめです。
よくある質問
何歳から使えますか?
ひらがなが読める年長さん頃から使えます。
学校でも使えますか?
家庭学習だけでなく、通常級や支援級でも活用しやすい内容です。
「に」と「へ」の違いも教えた方がいいですか?
最初は「へ=向かう方向」と覚えるだけで十分です。
慣れてきたら、「学校へ行く」「学校に行く」のような言い換えも紹介すると理解が深まります。
助詞を何度も間違えます。
一度で覚えられなくても大丈夫です。
文章だけでなく、イラストや動作を組み合わせて繰り返し確認すると定着しやすくなります。
視覚支援は支援級以外でも使えますか?
もちろんです。通常級の子どもにも分かりやすく、家庭学習の補助教材としても役立ちます。
「は」を「わ」と書いてしまいます。
よくある間違いです。
「読む音」と「書く文字」が違うことを、イラストと一緒に繰り返し確認すると覚えやすくなります。
「を」を「お」と書いてしまいます。
「を」は「何をするのか」を表す助詞です。
「ぼうしをかぶる」「かおをあらう」など、動作とセットで覚えるのがおすすめです。
毎日どのくらい練習すればいいですか?
1日5分程度でも十分です。
短時間でも毎日繰り返すことで定着しやすくなります。
助詞だけが苦手なのは珍しいことですか?
珍しくありません。
文章を書く学習が始まる小学1年生では、多くの子どもが助詞でつまずきます。
視覚支援カードはラミネートした方がいいですか?
長く使う場合はラミネートがおすすめです。
何度も指差ししながら繰り返し練習できます。
「に」と「へ」の違いはいつ教えればいいですか?
まずは「へ=向かう方向」と覚えるだけで十分です。
基本が定着してから、「学校へ行く」「学校に行く」の違いを少しずつ学ぶと理解しやすくなります。
助詞「は・へ・を」はいつ習いますか?
小学校1年生の国語で学習します。
文章を書く学習が始まると、多くの子どもが「は」「へ」「を」で迷うことがあります。
まとめ
助詞「は・へ・を」は、小学校1年生で多くの子どもがつまずきやすいポイントです。
特に、
- 「は」を「わ」と書く
- 「へ」を「え」と書く
- 「を」を「お」と書く
という間違いは珍しくありません。
言葉だけで何度説明するよりも、「役割」をイラストで見える化することで理解しやすくなる子もいます。
今回の視覚支援カードが、お子さんの「分かった!」につながればうれしいです。