はじめに
「『きって』を『きて』と読んでしまう…」
「『きって』を『きて』と書いてしまう…」
「『がっこう』の小さい『っ』を読まずに飛ばしてしまう…」
「何度教えても、小さい『っ』の場所が分からない…」
そんな悩みはありませんか?
小学校1年生になると、ひらがなの読み書きはできるようになりますが、
促音(そくおん)(小さい「っ」)でつまずく子は少なくありません。
特に、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- 発達ゆっくりさん
- 視覚優位のお子さん
は、言葉だけの説明では理解しにくいことがあります。
そこで今回は、
促音(小さい「っ」)が分かる視覚支援カードを無料公開します。
結論|「止まる音」を見える化すると理解しやすい
促音は、
「小さい『っ』を読む」
というより、
「一回止まってから読む音」
と考えると理解しやすくなります。
何度も書く練習をするより、
- 見る
- 声に出す
- 体を動かす
を繰り返した方が、楽しみながら身につく子も多いです。
「止まる音」が見えるようになると、「きて」と「きって」の違いも理解しやすくなります。
促音(そくおん)とは?
促音とは、
小さい「っ」を使う音のことです。
例えば、
❌ きて
⭕ きって
きて
↓
き・て
きって
↓
き・(止まる)・て
❌ がこう
⭕ がっこう
❌ きぷ
⭕ きっぷ
このように、
小さい「っ」が入ると、
一回止まってから次の音を読む
のがポイントです。
体験談|「読めない」のではなく、「止まる」が分からなかっただけでした
我が家でも、
「きって」
を
「きて」
と読んだり、
「がっこう」
を
「がこう」
と読んだりすることがありました。
最初は、
「小さい『っ』も読んでね。」
と伝えていました。
でも、
息子にとっては
「小さい『っ』を読む」
という意味が分かっていなかったようです。
そこで、
👏拍手
🛑一回止まる
を取り入れてみました。
すると、
「き・👏・て」
「が・👏・こう」
のように、
止まる場所が分かるようになり、
少しずつ読める言葉が増えていきました。
今振り返ると、
「読めない」
のではなく、
止まる音が見えていなかっただけ
だったのだと思います。
促音(小さい「っ」)の言葉一覧
まずは身近な言葉から練習してみましょう。
学校や生活でよく使う言葉

- がっこう
- がっき
- きって
- きっぷ
- きっと
- きゅうしょく
- ざっし
- はっぱ
- やった
- やっと
- もっと
- いっしょ
- せっけん
- れっしゃ
学校や生活でよく使う言葉

- がっこう
- きって
- きっぷ
- ざっし
- きって
- はっぱ
- コップ
- サッカー
- ベッド
- マッチ
日常生活でよく見る言葉 促音

- コップ
- カップ
- サッカー
- ベッド
- ロケット
- ホットケーキ
- マッチ
- ラッパ
- スリッパ
- ペット
視覚支援カードに特におすすめ促音

- がっこう
- きって
- きっぷ
- はっぱ
- せっけん
- れっしゃ
- ラッパ
- スリッパ
- しっぽ
- いっぽん
身近な促音の言葉


- やった
- もっと
- ぎゅっと
- やっと
- いっしょ
- せっけん
- れっしゃ
- ロケット
- ホットケーキ
- カッパ
日常生活でよく見る促音

- コップ
- カップ
- サッカー
- ベッド
- ロケット
- ホットケーキ
- マッチ
- ラッパ
- スリッパ
- ペット
教科書でも見かける言葉 促音

- あった
- あっち
- こっち
- そっち
- あっというま
- いっぱい
- いっぽん
- いっかい
- まっすぐ
- しっぽ
促音(そくおん)を楽しく覚えるおすすめの遊び
① 拍手ゲーム
「っ」のところだけ拍手します。
② ジャンプゲーム
「っ」のところでジャンプします。
③ 聞き分けゲーム
「きて」と「きって」などを聞き分けます。
④ 絵本で「っ」を探そうゲーム
絵本の中から小さい「っ」がある言葉を探します。
⑤ ビンゴゲーム
促音の言葉だけでビンゴを作ります。
⑥ おうちの中で「っ」を探そうゲーム
新聞、お菓子、本、カレンダーなどから
「っ」を探します。
かなり盛り上がります。
発達障害やDCDのある子にもおすすめ
このカードは、
- ASD
- ADHD
- DCD
- 発達ゆっくりさん
にもおすすめです。
視覚支援だけではなく、
拍手やジャンプなど体を使った学習も取り入れると、
「止まる音」
を理解しやすくなります。
無料公開について
このページでは、
促音(小さい「っ」)の視覚支援カードを無料公開しています。
ご家庭や学校、療育などで自由にご活用ください。
よくある質問
促音(そくおん)はいつ習いますか?
一般的には、小学校1年生でひらがなを学んだ後に習います。
学習する時期は学校や教科書によって多少異なりますが、年長さんでも文字に興味があれば遊びながら取り組むことができます。年長でも使えますか?
もちろん使えます。
「勉強」としてではなく、イラストを見ながら言葉遊びをする感覚で取り入れると、小学校入学後の学習にもつながります。
家庭でできる練習方法はありますか?
おすすめは、視覚支援カードを使った遊びです。
- 拍手ゲーム
- ジャンプゲーム
- 「っ」を探す宝探しゲーム
- 絵本で「っ」を見つけるゲーム
- ビンゴゲーム
など、ゲーム感覚で繰り返し読むことで、楽しみながら覚えやすくなります。
拗音(ようおん)との違いは何ですか?
拗音は、小さい「ゃ・ゅ・ょ」を使う音です。
例
- きゃ
- しゅ
- ちょ
一方、促音は小さい「っ」を使い、一度止まってから次の音を読むのが特徴です。
例
- きって
- がっこう
- きっぷ
それぞれ別のルールなので、分けて練習すると理解しやすくなります。
音読が苦手でも大丈夫ですか?
大丈夫です。
最初は保護者と一緒にゆっくり読みながら、「っ」のところで一回止まることを意識してみましょう。無理に速く読む必要はありません。
「きて」と「きって」の違いを教えるコツはありますか?
「小さい『っ』は一回止まる音だよ」と伝え、拍手やジャンプを取り入れるのがおすすめです。
例えば、
「き・👏・て」
のように体を動かしながら読むと、「止まる音」をイメージしやすくなります。
小さい「っ」を書き忘れてしまいます。
まずは、正しく読めるようになることを目標にしましょう。
読めるようになると、「小さい『っ』がある言葉」という意識が育ち、書くときにも気付きやすくなります。
イラスト付きカードを見ながら書く練習もおすすめです。毎日どれくらい練習すればいいですか?
5~10分程度を毎日続ける方が効果的です。
長時間まとめて取り組むよりも、短い時間で繰り返し練習する方が定着しやすくなります。
発達障害の子にも使えますか?
はい。
ASD(自閉スペクトラム症)やADHD、DCD(発達性協調運動症)、発達ゆっくりさんなど、
視覚的な情報の方が理解しやすいお子さんにも活用しやすい教材です。
学校でも使えますか?
もちろんです。
家庭だけでなく、小学校や特別支援学級、通級指導教室、放課後等デイサービス、児童発達支援などでもご活用いただけます。
促音(小さい「っ」)がなかなか覚えられません。焦らなくても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
促音は、小学校1年生がつまずきやすいポイントの一つです。すぐに覚えられなくても珍しいことではありません。
焦らず、遊びながら少しずつ繰り返していくことが大切です。
促音を覚えると、どんな力が身に付きますか?
促音を正しく読めるようになると、音読や国語の文章が読みやすくなります。
また、「きて」と「きって」のように意味の違う言葉を正しく読み分けられるようになり、自信を持って読む力につながります。
まとめ
促音(小さい「っ」)は、小学校1年生がつまずきやすいポイントの一つです。
でも、
「止まる音」
を見える化すると、
「読めない」
から
「読めた!」
へ変わる子も少なくありません。
促音は、一度覚えると音読や漢字学習でも役立つ大切な力です。
今日全部覚えられなくても大丈夫です。
一つずつ読める言葉を増やしながら、親子で楽しく取り組んでみてください。