はじめに
「かしてって言ってね」
そう伝えているのに、
✔ おもちゃを黙って取ってしまう
✔ 「かして」が言えない
✔ 言えたけど待てない
✔ 友達とトラブルになる
そんな経験はありませんか?
特に、
ASD(自閉スペクトラム症)
ADHD
発達ゆっくりさん
視覚優位のお子さん
は、
言葉だけでは
「貸してから何をすればいいのか」
が分かりにくいことがあります。
そこで今回は、
「かして→まつ→どうぞ→ありがとう」
を見える化した視覚支援カードを作りました。
結論|大切なのは「かして」より「待つ」
実は、
「かして」が言える子でも、
その直後におもちゃを取ってしまうことがあります。
我が家の息子もそうです。
「かして」と言えた瞬間に、
そのまま手を伸ばしてしまう。
すると相手の子は、
「まだ使ってたのに!」
となってしまいます。
そこで効果的だったのが、
👉 待つところまで視覚化することでした。
つまり、
おもちゃを取ってしまう子には、
「かして」だけでなく
👉「待つ」
まで見える化することが大切でした。
我が家でも
「かして→まつ→どうぞ→ありがとう」
を視覚支援で伝えることで、
少しずつ貸し借りのトラブルが減ってきました。
なぜ「かして」が難しいの?
子どもにとっては、
パターン①
おもちゃが欲しい
↓
今すぐ使いたい
↓
取る
という流れが自然です。
しかし実際は、
パターン②
おもちゃが欲しい
↓
「かして」
↓
待つ
↓
「どうぞ」
↓
使う
という順番になります。
この「待つ」も抜けやすいのです。
「かして」視覚支援カード








おもちゃを使うとき
① かして
↓
② まつ
↓
③ どうぞ
↓
④ ありがとう
この順番をイラストで見せることで、
子ども自身が
「次は待つんだ」
と理解しやすくなります。
「かして」ができないと起こりやすいトラブル
- おもちゃを取ったと思われる
- 友達が怒る
- ケンカになる
- 遊びに入りにくくなる
しかし、
子どもに悪気があるわけではなく、
「どうしたらいいか分からない」
ことも少なくありません。
我が家の場合
息子は幼稚園頃、
友達のおもちゃを使いたい時に、
まず「かして」と言えませんでした。
また「かして」と言えるようになっても、
「かして」と言いながら手を伸ばしていました。
本人は貸してと言ったつもりですが、
相手からすると
「取られた」
と感じてしまいます。
そこで、
「かして」
↓
「どうぞって言われるまで待つ」
を繰り返し練習しました。
最初は難しそうでしたが、
何度も視覚化して伝えるうちに、
少しずつ待てる場面が増えてきました。
家庭でできる練習方法
おもちゃを使う
わざと親がおもちゃを持つ
↓
子どもが「かして」
↓
3秒待つ
↓
「どうぞ」
↓
「ありがとう」
簡単なロールプレイがおすすめです。
ぬいぐるみごっこ
くまさん
うさぎさん
恐竜
などを使い、
貸し借りごっこをすると理解しやすくなります。
待てたらすぐ褒める
「かして言えたね」
よりも、
「待てたね!」
を褒めるのがおすすめです。
発達障害やDCDのある子にもおすすめ
このカードは、
ASD(自閉スペクトラム症)
ADHD
DCD(発達性協調運動症)
のあるお子さんにも活用しやすいと思います。
特に発達特性のある子は、
言葉だけの説明よりも、
見て分かる方が理解しやすいことがあります。
視覚化することで、
「何をすればいいのか」
が分かりやすくなります。
無料公開について
このページでは、
「かして」の視覚支援カードを無料公開しています。
ご家庭や学校、療育などで自由に活用してください。
リクエスト募集中
「こんなカードが欲しい」
「学校生活のこんな場面で困っている」
というものがありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
今後の制作の参考にさせていただきます。
よくある質問
何歳から使えますか?
2〜3歳頃から活用できます。
「かして」が言えません
まずは親が見本を見せるのがおすすめです。
言えるけど取ります
「待つ」の視覚化がおすすめです。
園でも使えますか?
先生に相談すれば活用できる場合があります。
支援級でも使えますか?
使いやすい内容だと思います。
順番待ちにも使えますか?
応用できます。
家ではできるけど外ではできません
外では難易度が上がるため練習が必要です。
兄弟げんかにも使えますか?
十分活用できます。
毎日見せた方がいいですか?
最初は毎日がおすすめです。
効果はすぐ出ますか?
個人差がありますが、繰り返しが大切です。
「かして」と言ったのに断られたら?
「またあとで貸してね」と伝える練習も大切です。
「待つ」が苦手です
最初は3秒から始めるのがおすすめです。
視覚支援カードはラミネートした方がいいですか?
長く使うならおすすめです。
幼稚園や保育園でも使えますか?
先生に相談して活用できる場合があります。
ソーシャルスキルトレーニングにも使えますか?
貸し借りの練習として活用しやすいと思います。
まとめ
「かして」が言えないのではなく、
「その後どうしたらいいか分からない」
こともあります。
だからこそ、
✔ かして
✔ まつ
✔ どうぞ
✔ ありがとう
を見える化することが大切です。
子どもが安心して友達と関われるように、
ぜひ視覚支援カードを活用してみてください。
我が家でも、
「かして」が言えない時期、
「かして」と言っても待てない時期、
両方を経験しました。
だからこそ感じるのは、
子どもを叱るよりも、
👉 何をすればいいか見えるようにする方が伝わりやすい
ということです。
貸し借りは、
友達との関わりの第一歩でもあります。
ぜひご家庭や療育、学校で活用してみてください。