はじめに
「お箸を持っても、うまく動かせない…」
「開くことはできても、閉じるのが難しい…」
「何度教えても、お箸がクロスしてしまう…」
そんな悩みはありませんか?
幼児から小学校低学年は、お箸の使い方を少しずつ身に付けていく時期です。
しかし、
- 指が一緒に動いてしまう
- 親指・人差し指・中指を別々に動かせない
- 力が入りすぎる
- お箸を開いたり閉じたりできない
という子は少なくありません。
特に、
- ASD・ADHDのあるお子さん
- DCD(発達性協調運動症)のあるお子さん
- 指先の操作が苦手なお子さん
では、2本のお箸をいきなり練習するよりも、まず1本で指の動きを覚える方が取り組みやすいことがあります。
そこで今回は、
「毛虫みたいに前後へ動かす」
お箸トレーニングを紹介します。
まずは1本のお箸から
2本のお箸は、
- 持つ
- 支える
- 動かす
という3つの動作を同時に行います。
最初から2本で練習すると、
「どこを動かせばいいの?」
と混乱してしまう子もいます。
そのため、まずは1本だけ持ち、
まずは「動かす指」と「支える指」の役割を覚えることから始めます。
毛虫みたいに前後へ動かそう

この練習では、
親指・人差し指・中指だけを使って、
お箸を前へ送ったり、後ろへ引いたりします。
まるで毛虫が少しずつ進むように、
ゆっくり動かすのがポイントです。
1本のお箸で覚える正しい持ち方
まずは1本で練習してみよう

お箸を動かすのは、
- 親指
- 人差し指
- 中指
の3本です。
薬指と小指は、
お箸を支える役割です。
5本すべてで握るのではなく、
「動かす指」と「支える指」を意識すると練習しやすくなります。
1本のお箸で覚えたら、2本のお箸へ
1本のお箸で「動かす指」と「支える指」が分かってきたら、もう1本のお箸をセットします。
大切なのは、「下のお箸は動かさない」「上のお箸だけを動かす」ことです。

この練習で身に付くこと
このトレーニングを続けることで、
- 親指・人差し指・中指を別々に動かす力
- 指先の細かなコントロール
- お箸2本を動かすための土台
づくりにつながります。
練習のポイント
練習するときは、
- 毛虫が歩くくらいゆっくり
- 力を入れすぎない
- 1日1~2分でもOK
- 毎日少しずつ続ける
ことが大切です。
「できた!」
という成功体験を積み重ねることが、自信にもつながります。
我が家でも取り組みました
我が家でも、作業療法士さんから教えていただき、この練習を取り入れました。
最初はぎこちなかったものの、毎日少しずつ続けるうちに、お箸を前後に動かせるようになってきました。
もちろん、この練習だけで急に上達したわけではありません。
それでも、「指をどう動かせばいいのか」が分かりやすくなり、
その後は2本のお箸でも、少しずつ開いたり閉じたりできるようになってきました。
よくある質問
何歳からできますか?
目安は4〜6歳頃ですが、年齢よりも「鉛筆を3本指で持てるか」「1本のお箸を持てるか」が参考になります。
毎日どれくらい練習すればいいですか?
. 1〜2分程度でも十分です。短時間でも継続することが大切です。
うまくできないときは?
無理に続けるのではなく、一度休憩したり、遊びの中で楽しく取り組んだりすると続けやすくなります。
左利きでもできますか?
はい。
右利き・左利きに関係なく、
「動かす指」と「支える指」を意識する練習として取り組めます。
まとめ
お箸は、いきなり2本を自由に動かそうとしても難しいことがあります。
そんなときは、まず1本のお箸で「毛虫みたいに前へ、後ろへ」とゆっくり動かす練習から始めてみましょう。
少しずつ指先の動きを覚えることで、2本のお箸を使うための土台づくりにつながります。
焦らず、お子さんのペースに合わせて、「できた!」を積み重ねながら楽しく練習してみてください。
「お箸がうまく動かない」と感じたら、ぜひ1本のお箸から楽しく練習してみてください。