はじめに
「うるさい!」
「あっち行け!」
「ずるい!」
子どもが友達や家族に、強い言葉を使ってしまうことはありませんか?
注意された本人も、相手を傷つけたいわけではなく、
- 音が大きくてつらかった
- 今は一人でいたかった
- 自分もやりたかった
- どう言えばよいか分からなかった
など、伝えたい気持ちがあったのかもしれません。
そこで、強い言葉の奥にある気持ちを考え、相手にも自分にも伝わる言い方を練習できる無料ゲーム、
「ことばへんしん!」を作りました。
このゲームは、「チクチクことばを禁止する」ためのものではありません。
やさしい言葉ではなく、伝わる言葉にへんしん!
を合言葉に、代わりに使える言葉を増やしていきます。
無料ゲーム「ことばへんしん!」で遊んでみよう
登録やダウンロードは必要ありません。下の画面から無料で遊べます。
「ことばへんしん!」で練習できること
「ことばへんしん!」には、全6コース・60問を収録しています。
1.本当は何を言いたかった?
「へたくそ」「ずるい」「うるさい」などの強い言葉から、本当は何を伝えたかったのかを考えます。
例えば「ずるい!」の奥には、「自分もやりたかった」という気持ちが隠れていることがあります。
2.伝わる言葉に変身!
強い言葉を、相手に具体的に伝わる言い方へ変えます。
「うるさい!」
を、
「もう少し小さい声にして」
のように言い換えていきます。
ただ言葉をやわらかくするのではなく、何に困っていて、どうしてほしいのかが伝わることを大切にしています。
3.こんなとき、何て言う?
- 遊びに入れてほしい
- 物を貸してほしい
- 順番を代わってほしい
- 大人に助けを求めたい
など、学校や家庭で起こりやすい場面から言葉を選びます。
4.学校でなんて言う?
- 発表するときに緊張した
- 授業中にトイレへ行きたくなった
- 給食に苦手なものが出た
- 体育でうまくできない
- 忘れ物をした
といった学校生活の場面を取り上げています。
「少し待ってください」「もう一回教えてください」「どうしたらいいですか?」など、学校で実際に使える言葉を練習できます。
5.困ったとき・体を守る言葉
- 病院で痛いところを伝える
- 学校で具合が悪くなった
- 転んで痛かった
- 断ってもしつこく誘われる
- 「やめて」と言ってもやめてくれない
といった場面を収録しています。
一人で解決することだけを求めず、先生や大人に助けを求める言葉も大切にしています。
6.気もちを伝える言葉
- 謝りたい
- わざとではなかったことを伝えたい
- 褒められてうれしい、または照れた
- 注意されたけれど、どうすればよいか分からない
- できるようになったことを自慢したい
など、複雑な気持ちを言葉にする問題です。
うれしさと恥ずかしさ、怒りと仲直りしたい気持ちなど、二つの気持ちが一緒にあってもよいことを伝えます。
「やめて」「返して」は悪い言葉ではありません
ふわふわ言葉・チクチク言葉の学習では、「やさしく言いましょう」が中心になることがあります。
しかし、嫌なことや危ないことがあったときは、
- やめて
- 触らないで
- 返して
- 嫌です
- 助けてください
と、はっきり伝えることも必要です。
これらは、少し強く聞こえる場合があっても、自分の心や体を守るための大切な言葉です。
「ことばへんしん!」では、すべてをふわふわした言い方に変えるのではなく、場面に合った「伝わる言葉」を考えます。
正解は一つとは限りません
ゲームでは遊びやすくするために、三つの選択肢から一つを選ぶ形にしています。
ただし、実際の生活では、相手との関係やそのときの状況によって、伝え方が変わることがあります。
ゲームの答えだけが唯一の正解というわけではありません。
遊んだあとに、
「ほかには、どんな言い方ができそう?」
「あなたなら、何て言う?」
と親子で話してみるのもおすすめです。
間違えても「×」は表示されません
選択肢を間違えても、「×」や強い否定の表示は出ません。
「本当は、どうしてほしいのかな?」
と、もう一度考えられる仕組みにしています。
正しい言葉を当てるだけでなく、言葉の奥にある気持ちやお願いを考えることが目的です。
家庭・学校・療育での使い方
親子で一緒に遊ぶ
文字を読むのが難しい場合は、大人が場面や選択肢を読み上げてください。
正解したあとに表示される言葉は、音声で聞くこともできます。
トラブルがないときに練習する
けんかやトラブルの直後は、気持ちが高ぶっていて言い換えを考えられないことがあります。
落ち着いているときにゲームで言葉を知っておくと、必要な場面で思い出しやすくなります。
子どもの言い方も正解にする
ゲームとは違う言葉でも、気持ちや希望が伝わる言い方を子どもが考えたときは、
「その言い方も分かりやすいね」
と受け止めてください。
まとめ
子どもが強い言葉を使ったとき、「そんな言葉を言ってはいけません」と注意するだけでは、次に使う言葉が見つからないことがあります。
大切なのは、言葉の奥にある気持ちに気づき、代わりに使える言葉を少しずつ増やすことです。
「ことばへんしん!」には、学校・家庭・友達関係・体調・気持ちに関する全60問を収録しています。
親子で、「こんなときは何て言う?」と話しながら遊んでみてください。
※本ゲームは、家庭での言葉の練習を目的としたものです。