はじめに
「車の中に子どもを残すつもりは絶対にない。」
そう思っている保護者がほとんどだと思います。
私も同じです。
子どもを車内に取り残さないことが一番大切。
これは大前提です。
しかし、
・家族や周囲の思い込み
・送迎時の勘違い
・子どもが誤って車内に入り鍵が閉まる
・予期しないトラブル
など、「まさか」が起こる可能性はゼロではありません。
もしもの時、子ども自身が助けを呼ぶ方法を知っているだけで、救助につながる可能性があります。
そこで今回は、
「車内閉じ込めになったらクラクションを鳴らそう」
を子どもに分かりやすく伝える視覚支援カードを無料公開します。
結論
一番大切なのは、子どもを車内に残さないこと。
それでも万が一、
車の中で一人になってしまったら、クラクションを鳴らして周りに知らせる。
この行動を事前に知っていることは、命を守る行動につながります。


車内閉じ込めは毎年起きています
毎年、暑い時期になると、
・車内に取り残された子ども
・熱中症
・命に関わる事故
が報道されます。
わずかな時間でも車内は高温になり、小さな子どもは短時間で熱中症になる危険があります。
「うちは大丈夫」
と思っていても、
事故は「いつもと違う日」に起こることがあります。
だからこそ、
保護者が気を付けるだけでなく、
子ども自身も「助けを呼ぶ方法」を知っておくことが大切です。
クラクションは助けを呼ぶための道具
子どもにとってクラクションは、
「鳴らしてはいけないもの」
というイメージが強いかもしれません。
しかし、
命に関わる緊急時だけは別です。
車内で一人になってしまったら、
遠慮せず、
何度でもクラクションを鳴らして周囲に知らせましょう。
大きな音が鳴れば、
近くの人が異変に気付きやすくなります。
子どもにはここまで教えておこう
視覚支援カードでは、次の順番で伝えています。
① 車の中で一人になったことに気付く
「あれ?」
「ひとり?」
まず状況を理解します。

② 暑いと感じたら危険
「あつい!」
汗が出たり苦しくなったら、
我慢しないことを伝えます。

③ クラクションを鳴らす
運転席へ行き、
ハンドルの真ん中(クラクション)を押します。

今回のカードでは、
子どもにも分かりやすいよう、
ハンドル中央を強調したイラストにしています。


手で押し続けることが難しい場合は、
ハンドルの真ん中(クラクション)を、おしりで押すことでも大きな音が鳴ります。
このことを知っておくことも大切です。




④ 大人に助けてもらう
クラクションに気付いた大人が来たら、
助けてもらいます。

車内閉じ込めで命を守る 4コマ視覚支援カード
クラクションを鳴らそう 男の子

クラクションを鳴らそう 女の子

おしりでクラクション①
小さなお子さんは手で押すよりも、おしりで体重をかけた方がクラクションを鳴らしやすい場合があります。

おしりでクラクション②

おしりでクラクション③

家で一度だけ練習しておくのもおすすめ
実際の車に乗った時に、
エンジンを切った状態で
・運転席はここ
・ハンドルはここ
・真ん中がクラクション
を一緒に確認しておくと、
いざという時に思い出しやすくなります。
※実際にクラクションを鳴らす場合は、周囲への配慮をしながら安全な場所で行いましょう。
緊急時だけに使うことも、一緒に伝えておきましょう。
無料公開
今回作成した
「車内閉じ込め クラクション視覚支援カード」
は、ご家庭や園・学校でも自由にご利用いただけます。
ぜひ、
「絶対に起きてほしくないけれど、もしもの時の命を守る知識」
として、お子さんと一緒に確認してみてください。
よくある質問(FAQ)
子どもでもクラクションは鳴らせますか?
車種によって多少力の違いはありますが、多くの車ではハンドル中央(クラクション部分)を押すことで音が鳴ります。
小さなお子さんには、おしりや体重を使って押す方法も分かりやすく伝えられます。
クラクションはどこを押せば鳴りますか?
一般的にはハンドルの中央部分がクラクションです。
メーカーや車種によって多少形は異なりますが、多くの車は中央を押すと音が鳴ります。
ご家庭の車でも一度確認しておくと安心です。
車内に子どもを残してはいけない理由は何ですか?
車内は短時間でも高温になり、熱中症になる危険があります。
また、誤ってドアがロックされたり、体調が急変したりする可能性もあります。
短時間でも子どもだけを車内に残さないことが大切です。
車内閉じ込めになったら最初に何をすればいいですか?
まずは落ち着き、大人が近くにいないか確認します。
一人で車内に閉じ込められてしまった場合は、クラクションを鳴らして周囲に知らせることが大切です。
クラクションは何回も鳴らしてもいいですか?
命に関わる緊急時であれば、遠慮せず何度でも鳴らしましょう。
大きな音で周囲の人に異変を知らせることが、早く助けてもらうことにつながります。
家でクラクションの場所を教えても大丈夫ですか?
はい。ただし、「遊びでは鳴らさない」「命が危ない時だけ使う」という約束も一緒に伝えましょう。
実際にハンドル中央を確認しておくだけでも、もしもの時の備えになります。
何歳くらいから教えるといいですか?
年齢よりも、簡単な約束を理解できるようになった頃から少しずつ伝えるのがおすすめです。
幼児でもイラストや視覚支援カードを使うと理解しやすくなります。
窓を開けようとした方がいいですか?
車種によってはエンジンを切ると窓が開かない場合があります。
まずはクラクションを鳴らして周囲に知らせることを優先しましょう。
視覚支援カードはどんな子どもにおすすめですか?
幼児、小学校低学年、発達ゆっくりのお子さん、ASD・ADHDなど、言葉だけでは理解しにくいお子さんにもおすすめです。
イラストで行動の順番が分かるため、安心して学べます。
一番大切なことは何ですか?
一番大切なのは、子どもを車内に一人で残さないことです。
そのうえで、万が一に備えて「困ったらクラクションを鳴らして助けを呼ぶ」という方法を事前に伝えておくことが、
命を守る備えになります。
まとめ
子どもの命を守るために、一番大切なのは
「車内に取り残さないこと」
です。
そのうえで、
万が一のために、
- 車の中で一人になったら危険だと知る
- 暑くなったら助けを呼ぶ
- クラクションは命を守るために鳴らしていい
- 大人が来るまであきらめない
ということを伝えておくと安心です。
「そんなことは起きない」と願うだけでなく、
「取り残さないこと」と「万が一に備えること」の両方を親子で確認しておくことが、
子どもの命を守ることにつながります。