はじめに
この記事では、「ふえた?へった?」で考える視覚支援カードを無料公開しています。
文章問題で足し算・引き算を間違えやすい小学1年生でも、場面をイメージしながら式を選びやすくなります。
「たしざん?ひきざん?」で止まってしまう…
「文章問題になると、たし算か引き算か分からない…」
「計算はできるのに、式だけ間違えてしまう…」
「答えの『こ』『人』もよく書き忘れる…」
そんな悩みはありませんか?
小学1年生の算数では、計算だけでなく文章問題が始まります。
しかし、
- 計算はできる
- 数字も読める
それなのに、
「たし算?ひき算?」
で手が止まってしまう子は少なくありません。
特に、視覚優位のお子さんや発達ゆっくりのお子さんは、言葉だけで判断するよりも、場面をイメージして考える方が理解しやすいことがあります。
そこで今回は、「ふえた?へった?」という考え方で文章問題が分かりやすくなる視覚支援カードを無料公開します。
無料公開|「ふえた?へった?」視覚支援カード
このカードは、
①文章を読む
②えをかく
③「ふえた?」「へった?」を見る
④式をかく
⑤答えをかく
という順番で使います。


「あわせて」「のこり」だけで判断するのはおすすめしません
文章問題では、
- あわせて → 足し算
- のこり → 引き算
と教えられることがあります。
最初は覚えやすい方法ですが、この教え方だけでは、小学1年生でもすぐに混乱してしまうことがあります。
もちろん、小学1年生では「まずはキーワードで覚える」方法も間違いではありません。
実際に、その方法で理解しやすい子もいます。
ただ、学習が進むと例外も出てくるため、「場面を考える力」も一緒に育てていくことをおすすめします。

〇「あわせて」なら足し算
🍎 あめが3こあります。
🍎 2こもらいました。
あわせてなんこですか。
3+2=5
これは足し算です。
〇「のこり」なら引き算
🍎 あめが7こあります。
🍎 2こたべました。
のこりはなんこですか。
7−2=5
これも引き算です。
でも、例外もあります
「あわせて」があっても引き算
男の子が8人います。
女の子が5人います。
あわせて13人です。
男の子は8人です。
女の子は何人ですか。
この問題には「あわせて」という言葉があります。
しかし、
13−8=5
なので、答えは引き算です。
「のこり」がなくても引き算
あめが8こありました。
3こたべました。
いまは何こありますか。
「のこり」という言葉はありません。
それでも、
8−3
なので引き算になります。
つまり、言葉だけで計算を決めると、応用問題で間違えやすくなるのです。
大切なのは「場面がどう変わったか」を考えること(おすすめ!)

私は、キーワードだけでなく、
「場面がどう変わったか」
を考えることをおすすめしています。
視覚支援では、
🩷 ふえた?
⬆️
→ たしざん(+)
🩵 へった?
⬇️
→ ひきざん(−)
これだけでも、ぐっと判断しやすくなります。
言葉だけではなく、「場面」も考えよう
例えば、
🩷ふえた(+)
- もらった
- きた
- あわせた
- ふえた
↓
数が増える場面
🩵へった(−)
- たべた
- あげた
- なくした
- へった
↓
数が減る場面
文章を読むだけではなく、
「りんごが増えたな。」
「クッキーが減ったな。」
と絵や場面を思い浮かべられると、自然と式を選べるようになります。
わが家でも「絵を描く」と理解しやすくなりました
我が家でも、文章問題になると、
「足し算かな?」
「引き算かな?」
と止まってしまうことがありました。
そこで、
まず絵を描いて、
「増えた?」
「減った?」
と確認してから式を書くようにすると、以前より迷うことが減ってきました。
答えを急ぐよりも、まず場面をイメージすることが大切だと感じています。
よくある質問(FAQ)
小学1年生はキーワードで覚えてもいいですか?
最初の導入としては役立ちますが、それだけでは応用問題で混乱しやすくなります。
場面の変化も一緒に考える習慣を付けることがおすすめです。
絵を描くのが苦手な子でも大丈夫ですか?
はい。丸や線だけで十分です。
「増えた」「減った」が分かれば、簡単な絵で構いません。
計算はできるのに文章問題だけ苦手なのはなぜですか?
文章を読み取り、場面をイメージし、計算方法を選ぶという複数の力を同時に使うためです。
「答えに『こ』を書く」のも忘れます。
よくあることです。
「答え・単位・見直し」のチェックカードを一緒に使うと書き忘れが減りやすくなります。
ASDや発達ゆっくりの子にも向いていますか?
はい。
視覚優位のお子さんには、「言葉」よりも「絵や場面」で考える方法が理解しやすいことがあります。
まとめ
文章問題では、
「あわせてだから足し算」
「のこりだから引き算」
とキーワードだけで覚えてしまうと、少し問題が変わっただけで迷ってしまうことがあります。
文章問題は、「キーワード」だけでなく、「場面の変化」を考えることで、応用問題にも対応しやすくなります。
まずは、
- 増えたかな?
- 減ったかな?
という場面を考える習慣を付けることで、たし算・ひき算の判断がしやすくなります。
「たし算?ひき算?」で迷ったときは、まず「ふえた?へった?」と場面をイメージして考えてみましょう。
ぜひ今回の「ふえた?へった?」視覚支援カードを、ご家庭や学校で活用してみてください。