はじめに
「数の勉強」と聞くと、どうしても机に向かってドリルを…と考えてしまいがち。
でも実は、
遊びの中で自然と『数量の理解』が深まるタイミング
こそ、子どもにとって最も定着しやすい学習なんです。
さらに
- 勝敗の概念
- 競争と協力
- 成功体験(達成感)
- 自己調整力
など「生きる力」にもつながる要素がたっぷり。
この記事では、
家庭でもすぐ遊べる
- 輪投げ
- 的あて
- ボウリング
を使って、楽しく「得点の理解」を育てるコツを紹介します。
目次
- 得点の理解は「遊び」で育つ理由
- STEP1:輪投げで育つ数字感覚と達成感
- STEP2:的あてで「狙う→当てる→数える」を定着させる
- STEP3:ボウリングで勝敗・数量・合計が身につく
- 発達特性のある子に合わせた遊び方の工夫
- 3つのゲームで伸びる力まとめ
- よくある質問(FAQ)
- 今日からできる!家庭での知育ゲームの始め方
🎯STEP1:輪投げ|数字と距離感の組み合わせで賢くなる遊び
● ねらい
- 数量の理解
- 点数の比較
- 距離と成功率の関係を学ぶ(調整力)
● 遊び方(家庭でできる簡単バージョン)
- 牛乳パックやペットボトルを的にする
- 輪っかは紙皿やビニールテープで手作り
- 的ごとに点数(10点、20点、50点)をつける
● 学びを深めるコツ
①「得点の差」を明確にする
大きい数字ほど遠く・小さい数字は近くに。
→ 子どもは“数字の価値”を体感で覚える。
② 得点表をつける
紙に
- 1回目
- 2回目
- 合計
を書くだけで「合計」の概念が育つ。
③ 失敗も見える化
「あと少しだったね」「距離を1歩近づけてやってみる?」など
調整力の練習にもなる。
🎯STEP2:的あて|狙う→当てる→数える で集中力と計算の土台が育つ
● ねらい
- 数を数える力
- 足し算の前段階
- 手と目の協応(DCDの子に効果大)
● 準備
- 紙に大きな円を描き、中心ほど点数が高くなるよう設定
(例:中心50点/中間20点/外側10点) - ボールは軽いスポンジや新聞紙丸めたもの
● 効果的な声かけ
- 「今のは20点!次はどこ狙う?」
- 「合計いくつかな?数えてみよう」
- 「3回投げて100点を目指そう!」
→ 目標設定 → 結果 → 振り返り の流れが自然に育つ。
● 応用
色ごとに点数を変えると、
色弁別 × 点数 × 選択 の3つが同時に鍛えられる。
🎯STEP3:ボウリング|数える・比較する・勝敗を理解する最強ゲーム
● ねらい
- 数量の把握
- 合計の概念
- 勝敗(多い/少ない)の理解
- 力加減(DCDの子の苦手ポイント)を遊びで克服
● 準備
- ペットボトル10本
- 軽いボール
- ボトルに数字を書けば「加点バージョン」も楽しめる
● 数量理解が伸びるコツ
①「倒れた本数」を一緒に数える
倒れたピンを
子ども「1, 2, 3…」
親「じゃあ何本倒れた?」
→ 「数える」ことと「結果としての数」が結びつく。
② 合計点をつける
2回の合計が自然な足し算の練習に。
紙に書いて見える化するだけで効果は十分!
③ 勝敗は「どっちが多い?」だけでOK
発達特性がある子は「勝った・負けた」に強く反応する場合があるため、
最初は 数量の比較だけが理解できれば十分。
🌟3つのゲームで育つ力
| 育つ力 | 輪投げ | 的あて | ボウリング |
|---|---|---|---|
| 数量の理解 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 足し算の概念 | ○ | ◎ | ◎ |
| 勝敗の理解 | ○ | △ | ◎ |
| 集中力 | ○ | ◎ | ◎ |
| 手と目の協応 | △ | ◎ | ◎ |
| 達成感 | ◎ | ◎ | ◎ |
🧡 発達特性のある子に合わせたポイント
● ASD傾向のある子
→ ルールを明確に、繰り返し同じ形式で遊ぶと安心
→ 得点表を使うと「見える化」が効果的
● ADHD傾向のある子
→ 「3回だけ」「5分だけ」と枠を作る
→ 目標を短く・成功体験を積みやすく
● DCD(発達性協調運動症)の子
→ 遠距離や重い道具より、軽い道具&近距離から
→ 成功率を高めてモチベーション維持
🙋♀️よくある質問|FAQ
5歳でも得点の理解は身につきますか?
大丈夫。興味が出てきたタイミングで遊びとして導入するのが最も効果的。
数字が苦手で途中でイライラします…どうすれば?
目標を「1本倒す」「10点取る」など成功しやすい設定にすると意欲が戻ります。
発達障害(ASD/ADHD/DCD)があってもできますか?
できます。距離・道具・回数を調整すれば成功体験につながります。
ボウリングは何本から始めればいい?
10本にこだわらず、最初は3本でOK。成功率が高いほうが学びやすいです。
倒れた数を数えられません。練習方法は?
親が指差し → 子どもが復唱 → 一緒に数える の3ステップが効果的。
きょうだいで年齢差がある場合は?
上の子は「点数係」「記録係」にすると全員が参加できます。
遊びながら数を間違えたら訂正すべき?
まずは「気づかせる」声かけがベスト。例:「もう一回ゆっくり数えてみよう?」
遊びが続かない…集中力が短い子には?
3回だけ・3分だけなど「短い枠」を設定すると続きやすくなります。
声かけのコツはありますか?
認める ➝ 挑戦目標を伝える ➝ 結果を一緒に見る「3段階」が定着しやすい。
室内が狭いのでボウリングができません。代用案は?
ペットボトル3本+小さな柔らかいボールでミニ版にするだけで十分です。
失敗すると怒っちゃう…対処法は?
「あと少し!」の声かけで成功の手前を強調すると意欲が続く。
🌈まとめ
輪投げ・的あて・ボウリングは、
家庭で手軽にできるのに学びがギュッと詰まった“知育ゲーム”。
- 数量の理解
- 得点の仕組み
- 合計の概念
- 勝敗の理解
- 手と目の協応
- 達成感
どれも小学校で必要になる大切な力です。
そして何より、
「遊びながら自然に学べる」
ことが最大のメリット。
今日、5分だけでもOK。
お子さんと一緒に楽しみながら、学びの土台を育ててみてくださいね😊
📢次回予告
お楽しみに!
関連記事
- 【発達が気になる子に】着替え・身支度が苦手な理由とサポート法|視覚支援×遊び
- 【就学相談の流れ】年長ママ体験談|聞かれること&後悔しない準備
- 就学に向けて 年長 リアル体験談|ASD・吃音の息子と歩む支援級か普通級かの選び方と入学準備
- 年長児の就学前学習|ひらがな・数・図形の目安と家庭でできる対策
- 【体験談あり】5歳で左右が覚えられない原因と対策
- 自信がない子や完璧主義な子におすすめ!絵本『ダメダメだー』で自己肯定感アップ
- 0〜3歳の子育てで大切な関わり方13選|自己肯定感と発達を育む親のヒント
- 【体験談】太鼓の達人で発達支援!力加減やリズム感が育つ!療育・知育での効果
- 年長におすすめの勉強法|入学準備は「1日1作文」でOK!
- 【保存版】子どもの短所言い換え100例|一般的+発達障害・グレーゾーンの子にも