はじめに
幼少期に絵本を読むことは、将来の学業成績や社会性にも影響を及ぼすと言われています。
実際、ある研究では幼児期に読書習慣を持つ子どもは言語発達や認知能力が向上しやすいことが示されています。
私も療育や言語トレーニングで「ぜひ本を読み聞かせてください」とアドバイスを受けてきましたが、なぜ絵本の読み聞かせがそこまで重要なのか、改めて調べてみました。
この記事では、絵本の読み聞かせが子どもの発達にどのように役立つのか、その具体的なメリットを専門的な視点から解説し、日々の育児に活かせるポイントをお伝えします。

目次
- 絵本を読むことが幼児教育や療育において重要な理由
- 絵本が幼児期の脳の発達を促す理由
- 言語発達をサポートする絵本の力
- 視覚と聴覚を刺激し、認知力を高める
- 共感力と社会性の発達における絵本の重要性
- 想像力と創造力を豊かにする
- 親子の絆を深める時間を提供
- 療育や幼児教育での絵本の効果を最大限に引き出すには
- 絵本を読むことで得られる長期的なメリット
- よくある質問
- まとめ
1. 絵本を読むことが幼児教育や療育において重要な理由
絵本を読むことは、幼児期の子どもたちにとって非常に重要な役割を果たします。
特に療育や幼児教育の現場では、絵本を通じて得られるメリットが数多くあるため、多くの専門家が推奨しています。
1. 言語発達の促進
米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)は、乳幼児期からの絵本の読み聞かせが子どもの言語発達を促進すると推奨しています。
2. 認知能力の向上
京都府立大学の研究では、幼児期における絵本の読み聞かせが、子どもの認知能力、特に集中力や注意力の向上に寄与することが示されています。
🔗京都府立大学の研究
3. 社会性と共感力の育成
奈良教育大学の研究によれば、絵本の読み聞かせを通じて、子どもたちは物語の登場人物の感情や状況を理解し、共感する能力を育むことができます。
🔗奈良教育大学の研究
これらの研究結果は、絵本の読み聞かせが言語・認知・社会性の発達に大きく貢献することを示しています。
2. 絵本が幼児期の脳の発達を促す理由
絵本の読み聞かせは、子どもの成長を支えるうえで欠かせない活動です。
特に幼児期は脳の発達が著しいため、この時期に受ける絵本からの豊かな刺激や学びは、将来にわたって大きな影響を与えます。
1. 言語発達をサポートする絵本の力
絵本を読むことは、子どもが言語を学び、語彙を増やすために非常に有効です。
療育や幼児教育の現場でも、言葉の遅れやコミュニケーションに課題を持つ子どもに対して絵本がよく活用されます。
私の息子も吃音で苦労していた時期、シンプルでリズム感のある絵本が、言葉の学びに大いに役立ったと感じています。
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2. 絵本で視覚と聴覚を刺激し、認知力を高める
絵本には、カラフルなイラストや写真が使われており、これを見ることで視覚情報が刺激されます。
また、親や先生が読み聞かせることで、聴覚を通じた情報処理が行われ、視覚と聴覚の両方が連動して発達を促進します。
特に療育の場では、視覚優位や聴覚優位の子どもたちにとって効果的な刺激を与えることができます。
最近、言語トレーニングの先生から息子の注意力や集中力が高まっていると褒めていただきました。
療育だけでなく、絵本の効果もあったのかもしれないと感じます。
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3. 共感力と社会性の発達における絵本の重要性
絵本には、さまざまなストーリーやキャラクターが登場します。
これを通じて、子どもは他者の感情や状況に共感しやすくなり、社会的なスキルを身につけることができます。
特に、集団生活が苦手な子どもや自閉症スペクトラムの子どもにとって、絵本のキャラクターとの関わりを通じて感情認識やコミュニケーションスキルが育まれることが期待できます。
息子も、絵本のキャラクターが困難を乗り越える姿を見て「ぼくも頑張る!」と自信を持つことが増えました。
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4. 想像力と創造力を豊かにする
絵本は、子どもの想像力を育む大きな役割を担っています。
物語の中で描かれるファンタジーや冒険、さまざまな世界観を通して、子どもたちは自分の中で新しい発想や創造力を育てていきます。
これは療育や幼児教育の枠を超えて、子どもの全般的な発達に不可欠な要素です。
息子が絵本に出てくるキャラクターの真似をして遊ぶ姿を見るたび、彼の中で新しい発想や表現が生まれていることを実感します。
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5. 親子の絆を深める時間を提供
絵本の読み聞かせは、親子で過ごす特別な時間となります。
親子のコミュニケーションを深めることで、子どもにとっても安心感や信頼感が育まれ、心の安定につながります。
特に発達に不安があるお子さんにとって、親子の安定した関わりが成長を支える大きな力となります。
息子は寝る前に必ず『絵本を読んで』と言ってくるので、その時間が特別な親子のふれあいタイムになっています。
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3. 療育や幼児教育での絵本の効果を最大限に引き出すには
絵本の読み聞かせを最大限に活用するためには、子どもが興味を持つテーマを選び、無理なく楽しく続けることが大切です。
療育の現場では、子どもの発達に合わせた絵本を選ぶことが効果的です。たとえば、言葉の遅れがある子には、シンプルでリズムのある絵本が効果的ですし、感情認識が苦手な子どもには、表情豊かなキャラクターが登場する絵本が良いでしょう。
我が家では、息子の好きな『ヒーロー』や『恐竜』が登場する絵本を1冊と、それ以外のジャンルの絵本を1冊、毎晩選んで読み聞かせています。
彼の好奇心を引き出しながら、成長をサポートする工夫をしています。
4. 絵本を読むことで得られる長期的なメリット
絵本を読む習慣は、幼少期だけでなくその後の学習にも大きな影響を与えます。
絵本を通じて養われた語彙力や想像力、共感力は、小学校以降の学習や人間関係に役立ちます。
療育や幼児教育を受ける子どもにとっても、絵本は心を落ち着け、自己表現力を育てる大切なツールです
息子の場合も、絵本で学んだ言葉や表現を実際の会話で使うようになり、少しずつですが社会性やコミュニケーション力が向上しているのを感じます。
5. よくある質問
絵本の読み聞かせは何歳から始めるのが良い?
新生児からOK!0歳でも音やリズムを楽しむことができます。
どんな絵本を選べばいい?
年齢や興味に合わせ、シンプルなものから始めるのがおすすめ。
1日に何冊くらい読むのが理想?
1〜2冊でもOK。大切なのは「継続」と「楽しさ」。
子どもが絵本に興味を持たない時は?
興味のあるテーマ(動物・乗り物・ヒーロー)を選び、無理に読ませないこと。
療育で絵本はどう活用されるの?
言葉の発達支援や社会性の学習、感情認識のトレーニングとして使われる。
絵本を読む時間帯はいつがベスト?
寝る前・お風呂上がり・食事後など、リラックスできる時間が◎。
親が読み聞かせるのと、音声で聞かせるのでは違う?
親の声の方が安心感を与え、語彙の習得にも効果的。
絵本を読むときに気をつけることは?
子どものペースに合わせ、感情を込めて読むのがポイント。
発達が遅れている子にも効果がある?
はい。個々に合った絵本を選べば、発語や集中力の向上に役立つ。
絵本を読むと学習能力も向上する?
研究でも証明されており、言語力・記憶力・論理的思考力が向上しやすい。
まとめ
絵本の読み聞かせは、子どもの言語発達、認知能力、社会性、想像力の向上、さらには親子の絆を深める効果もあります。
療育や幼児教育の現場でも積極的に取り入れられており、家庭での習慣としても非常に有益です。
絵本を通じて得られる長期的なメリットは、子どもたちの将来にわたって影響を与えます。
日常生活に絵本を取り入れ、子どもの成長を支えましょう。
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