はじめに🌱
「うちの子、言葉がなかなか出てこない…」
「考えていることをうまく伝えられない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
子どもの【発語力】【思考力】【自己表現力】は、保育や教育でも注目されている「非認知能力」の中でも特に重要なスキルです。
🔍 非認知能力とは?
テストで測れない力、たとえば「やる気」「集中力」「感情のコントロール」「人と関わる力」などのことで、これからの時代を生きる力として注目されています。
特に【語彙力】や【自己表現力】は、幼児期の土台作りに欠かせず、将来の学習意欲・人間関係・社会性の発達にも深く関わります。

本記事では、以下のようなご家庭向けに、――
- 🧠 家庭療育の一環として、できるだけ楽しく学ばせたい
- 📚 絵本の読み聞かせやディスカッションを通して、語彙力や思考力を高めたい
- 🗣️ 発語がゆっくりでも「自分の考え」を伝えられる力を育てたい
- 💗他人の気持ちを理解する力(心の理論)を育みたい
という目的に応じて、絵本・ブレインマップ・ディスカッションを活用した実践的な方法を丁寧にご紹介します✨
「子どもの語彙力や自己表現力をもっと伸ばしたい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください😊

目次
- 思考力とは?なぜ子どもに重要なのか?
- 絵本を活用した思考力と発語力の育て方
- ブレインマップで子どもの発語力を伸ばす育児法
- ディベートとディスカッションで論理的思考を鍛える
- 発語力を伸ばすための遊び方:しりとりや言葉探しゲーム
- 心の理論を育てるためのストーリー理解
- よくある質問
- まとめ
1. 思考力とは?なぜ子どもに重要なのか?🧠

「思考力って、実際にどうやって育てたらいいの?」
そう感じたことはありませんか?
思考力とは、情報を整理し、自分で考え、判断する力のこと。

この力は【学力】だけでなく、論理的思考力・問題解決力・創造力・社会性の土台になります。
子どもが将来自立して生きていくうえで欠かせない、いわば非認知能力の中核です✨
✅ 思考力が育つとどうなる?🌱

🧩 問題解決力がアップ!
→ 自分で考え、適切な選択ができるように
🗣️ 自己表現がスムーズに!
→ 思ったことや感じたことを的確に伝えられる
🤝 社会性・共感力が育つ!
→ 他者の意見を尊重しながら、対話や協力ができるように。
💡思考力は幼児期の積み重ねがとても大切。
家庭でのちょっとした会話や遊びの中でも、自然と伸ばしていけます。
▼家庭でできるアプローチはこちらでも詳しくご紹介しています👇
🔗 言葉が遅い?子どもの発語を促す遊び19選|楽しく語彙力UP!
🔗 語彙力とコミュ力を育てる!子どもが話したくなる5つの習慣【体験談つき】
2. 絵本を活用した思考力と発語力の育て方📖🗣️
絵本の読み聞かせは、【発語力】【語彙力】【思考力】を楽しく育てる最強のツールです✨
物語の世界に入り込むことで、想像力・感情理解・共感力が自然と育まれていきます。
また、登場キャラクターの気持ちを考えることで、他人の気持ちを理解する力(心の理論)も育まれます。

🔍 絵本読み聞かせがもたらす科学的効果
京都府立大学の研究では、家庭で高頻度に絵本を読み聞かせる習慣がある子どもは、語彙力や視空間ワーキングメモリが有意に改善されたと示されています
(外部リンク:京都府立大学の研究)。

📚 絵本で「考える力」を育む3つのコツ
1️⃣ オープンエンドの質問をする 💬
✅「次に何が起こると思う?」
✅「このキャラクターはどんな気持ち?」
2️⃣ 自己表現を促す問いかけ 🗣️
✅「もし自分だったらどうする?」と聞くことで、自分の考えを言語化する力を育てます。
3️⃣ 物語を「自分ごと」にする(子ども自身に物語の展開を考えさせる ) 📚
✅ 発語やディスカッションの機会を作り、語彙力を伸ばす。
✅「どうしてそうなったと思う?」と、思考のプロセスを引き出していきましょう。

👶 絵本選びは「年齢×興味」がカギ!
お子さんの発達段階や関心に合わせた絵本を選ぶことで、発語・語彙力の伸びも格段にアップします✨
📖絵本選びに迷ったら、こちらもチェック👇
🔗【年齢別】1歳から5歳におすすめの絵本&選び方ガイド
🔗【年齢別12選】感情教育におすすめの絵本|共感力を育てる読み聞かせガイド
3. ブレインマップで子どもの発語力を伸ばす育児法🧠
「うまく自分の考えを言葉にできない…」
そんなお子さんの姿に、もどかしさを感じたことはありませんか?
そんな時におすすめなのが、ブレインマップ(マインドマップ)です!
これは、思考やアイデアを視覚的に整理するツールで、
子どもの発語力・語彙力・非認知能力(思考力・表現力)を育てるのにぴったりです✨
📌 ブレインマップ(マインドマップ)とは?

👉 頭の中にある考えを「見える化」することで、
👉 物事を体系的に理解し、言葉にする力をサポートします。
👉 幼児期からの家庭療育や発達支援にも活用できます◎
🎯 子育てに活かす!ブレインマップの使い方
🔷 絵本のストーリーや日常会話内容をマップ化 📝
登場人物や出来事をつなげて、理解力・語彙力UP!
🔷 テーマごとに関連ワードを広げる 🌿
例:「動物」を中心に「犬・猫・鳥」などを枝分かれさせる。 特徴を書き出す。
🔷 論理的な思考力を育てる 🤔
考えを可視化する(視覚的に整理する)ことで、頭の中の整理がしやすくなります。
📌 実際のエピソード
📍ある日、「好きな動物」をテーマに息子とブレインマップを作成。
✅ 中心に「動物」と書き、周りに「犬」「猫」「鳥」などを配置
✅ 犬には「元気」「お散歩」「すぐ来る」「強い」
猫には「フワフワ」「かわいい」「爪がとがっている」と描かれた。
🗣️ 子どもが自由に言葉をつなげることで、発想力と表現力が自然と伸びる!と感じた。
息子は「言いたいことを形にできた!」という達成感を感じていました!

📖 より詳しい方法はこちらも参考に👇
🔗「幼児の思考力を伸ばす!ブレインマップの活用法と療育実例」で解説しています。
💡 発語を促す声かけの実例も多数紹介しています。
🔗 [言葉が遅い?子どもの発語を促す遊び19選|楽しく語彙力UP!]
🔗 [【発語の遅れが気になる方へ】子どもが話しやすくなる『くちのまね』遊びのコツ]
4. ディベートとディスカッションで論理的思考を育てよう🗣️
「子どもに論理的に話す力や共感力をつけさせたい」
そんな願いをもつ親御さんにおすすめなのが、ディスカッションとディベートです!
💡 ディベートやディスカッションは…
✅ 子どもが論理的に考え、自分の意見を伝える力 を育む!絶好の機会
✅ テーマを決めて意見を交わす ことで、自己表現力や言語能力が飛躍的に向上
✅ 他者の意見を聞くことで、他者の気持ちを理解する力、共感力(心の理論)も発達

🎯ディベート・ディスカッションの実践方法
🔷簡単なテーマで家族や友達で話し合いをする 🏠
例:「犬と猫、どちらがいいペットか?」
🔷反対意見を聞いて尊重する練習
→ 共感力と対話スキルが身につく!
🔷理由を整理して、説明する力を育てる 🎤
→ 論理的な話し方が自然に身につく!

📍 実際のエピソード:ディスカッションの力ってすごい!
😄 理由を添えて話せるように!
最初は「犬が好き!」と一言で終わっていた息子。でも…
👉「どうして好きなの?」と繰り返し聞くうちに…
👉「犬は一緒に遊べるし、すぐ呼んだら来てくれる!」と理由を話せるように✨
😄おもちゃの貸し借りの理解が進んだ!
「貸して」と言われると「イヤ!」と即答していた息子。
👉「お友達が貸してくれたらどう思う?」と問いかけると…
👉「あとで貸してあげるね!」と言えるように✨
😄お店での注文ができるように
以前は「ジュース!」と一言で注文していたけれど…
👉「オレンジジュースください!」と自信を持って話せるように✨
🎤 ディスカッションを繰り返すことで、論理的思考力&共感力がUP!
幼児期の非認知能力を育てる家庭療育にも最適です!
他にも言語発達に関する記事はこちら👇
🔗 [【発達障害の子向け】家庭でできる療育遊び6選|創造力・感情コントロールを育てる]
🔗 [【家庭でできる】未就学児と楽しむ家族時間のアイデア7選|会話が自然に増える遊び&習慣]
🔗 [『だるまさんが』で言葉のリズムを育てよう|吃音改善と療育に効果的な絵本活用法]
5. 発語力を伸ばす遊び:しりとり・言葉探しクイズ🎲
「言葉がなかなか出てこない…」「語彙が少ないかも?」
そんな不安がある方にこそおすすめなのが、「遊びながら学ぶ」発語トレーニングです✨
しりとり・言葉探しクイズは、幼児期の語彙力や非認知能力(想像力・表現力)を育てる遊びとして、家庭療育にもぴったり。
楽しみながら発語力を引き出すことで、子ども自身も「話すのが楽しい!」と感じられます😊

🎯 発語を促す遊びアイデア
🔷 言葉しりとりや早口言葉 で、音や語感を楽しむ

🔷新しい言葉を覚えたら、日常会話で「使ってみる」ことで定着!
🔷 物の名前や特徴を言葉で表現する「言葉探しゲーム」で、身の回りのモノの名前・特徴を表現する力を育てる
📝 「言葉探しゲーム」の遊び方:📌 基本ルール
1️⃣ テーマを決める
例:「動物」「食べ物」「乗り物」「色」「形」など
2️⃣ 周りを見渡して、テーマに合う言葉を探す🔍
例:「赤いものを探そう!」→「りんご🍎」「消防車🚒」「トマト🍅」
3️⃣ 特徴を説明する
例:「消防車は赤くて、大きくて、水をかける!」
4️⃣ 順番に続ける
交互に言葉を出し合い、語彙をどんどん広げる
📝 「言葉探しゲーム」の遊び方: 応用編(レベルアップver.)
🔹 「○○から始まるものを探そう!」
例:「さ」→「さくらんぼ🍒」「さかな🐟」
🔹 「逆さ言葉クイズ」
お題を出す(逆さの言い方で)
例:「スイア」=「アイス」
👉「スイアってなにかな?」→「あっ、アイスだ!」
🔹 「ヒントを出して当てるゲーム」
例:「黄色くてすっぱい果物は?」→「レモン🍋」
「冷たくて甘いものは?」→「アイス🍦」
📖 楽しく遊びながら、語彙力・表現力・発語力が自然に伸びる!
家の中でも外でも、いつでも取り入れられます。
6. 「心の理論」を育てる:ストーリーを通して共感力アップ💖
子どもが社会の中で人と関わる力を育てる上で欠かせないのが、「心の理論」。

これは、他者の感情や意図を理解し、共感する力のこと。
幼児期にしっかり育てておくことで、将来的な社会性・コミュニケーション力に大きな影響を与えます✨
心の理論とは?
👉 他人の感情や意図を理解し、共感する能力のこと!
👉 子どもが 社会的スキル を身につける上でとても重要✨
🎯 心の理論を育てる3つのアプローチ
🔷 登場人物の気持ちを考える声かけ🤔
例:「このキャラクター、どうして泣いてるのかな?」
🔷 日常の出来事を振り返る(実際の出来事から感情を推測する)
例:「さっき、お友達が泣いてたのはどうしてかな?」「その人はどんな気持ちだったと思う?」
🔷感情カードや表情カードを活用する
→ 「うれしい」「さびしい」「くやしい」など、言語と感情のリンクを学べます!

📌 物語や実体験を使って、子どもが“他人の気持ちに気づける”ようになる関わり方が大切です。
📖 実践してみよう!
- 絵本の読み聞かせのあとに「〇〇はどう感じたかな?」と問いかける
- お友達との関わりの中で、「相手はどんな気持ちだったと思う?」と話す
🔗 [【年齢別12選】感情教育におすすめの絵本|共感力を育てる読み聞かせガイド]
🔗 [💗【体験談あり】感情カードで子どもの気持ちを育てる方法と効果]
7. よくある質問
絵本の読み聞かせは何歳から始めるのが良いですか?
0歳からOK。耳で聞くだけでも言葉のリズムを学べる。
発語が遅い子におすすめの絵本は?
「擬音が多い」「繰り返しのある」絵本が効果的
(例:「もこもこもこ」「がたん ごとん がたん ごとん」など)。ディスカッションは何歳くらいから始めるべき?
3〜4歳からOK。簡単な「好きなもの」について話すことから始める。
ブレインマップを作るのにおすすめのツールは?
紙とクレヨンでもOK!大人ならアプリ(Xmind、SimpleMind)を使うのも◎。
しりとり遊びは発語にどんな効果がある?
語彙力が増え、言葉の順序やリズムを学べる。
発語が苦手な子にはどんな遊びが効果的?
しりとり、なぞなぞ、オノマトペ遊びなど。
心の理論を育てるにはどんな質問が良い?
「このキャラ、どんな気持ち?」と感情に注目する質問をする。
発語力を伸ばすのに効果的な家庭の環境は?
大人がたくさん話しかける、テレビより会話を増やす。
ディスカッションが苦手な子への対策は?
「選択肢を与える」「Yes/Noで答えられる質問から始める」。
発語力や思考力を伸ばすためのおすすめ絵本は?
「ぐりとぐら」「どうぞのいす」「ねずみくんのチョッキ」など。
まとめ
「絵本の読み聞かせ」「ブレインマップ」「ディスカッション」は、子どもの【思考力】【発語力】【語彙力】【自己表現力】を育むうえで非常に効果的な家庭療育ツールです。
日常に取り入れることで、子どもは:
- 🎤「自分の気持ちや考えを整理し、言葉にする力」
- 💬「他人の意見を聞いて受け止める力(共感力)」
- 🧠「課題を自分で考えて解決する力(問題解決力)」
を、無理なく楽しく育んでいけます✨

特に、心の理論(他人の気持ちを理解する力)を育てることは、非認知能力や社会性の向上にも直結します。
🌟できることから親子で一緒にチャレンジしてみましょう!
💬 あなたのおすすめの絵本や、お子さんと話し合って盛り上がったテーマがあれば、ぜひコメントでシェアしてくださいね!
📚 関連記事もあわせてチェックして、他の家庭療育アイデアも取り入れてみましょう👇
🧩おすすめ関連記事
- 【年齢別】1歳〜5歳におすすめ絵本まとめ|発語・感情・発達に合う選び方ガイド
- 【年齢別12選】感情教育におすすめの絵本|共感力を育てる読み聞かせガイド
- 【2歳〜4歳向け】七田式えほんの効果|育児ママの実体験レビュー付き
- 言葉が遅い?子どもの発語を促す遊び19選|楽しく語彙力UP!
- 語彙力とコミュ力を育てる!子どもが話したくなる5つの習慣【体験談つき】
- 発語が遅い子におすすめの発語練習!動作模倣で言葉を引き出す方法
📢 次回予告!
次回は、「家庭で簡単にできるブレインマップ活用術」をご紹介予定です。
絵本やディスカッションとの相乗効果のヒントもお届けしますので、お楽しみに🌈
お楽しみに✨