はじめに
「走らないよ!」
「傘を振り回さない!」
「ちゃんと閉じて!」
そう声をかけても、
✔ 傘でチャンバラしてしまう
✔ 走って友達にぶつかりそうになる
✔ 傘を閉じてもぐちゃぐちゃ
✔ 傘を巻けない
✔ 傘立てに入れられない
そんなことはありませんか?
実は、子どもにとって傘を使うことは、大人が思っている以上に難しい動作です。
特に、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- DCD(発達性協調運動症)
- 発達ゆっくりさん
- 視覚優位のお子さん
は、言葉だけの説明よりも、
「見て分かる」方が理解しやすいことがあります。
結論
傘は「ダメ!」と注意するよりも、使い方やしまい方を見える化すると伝わりやすいと感じています。
そこで今回は、
「傘の視覚支援カード」を無料公開します。
雨の日のお約束や傘のしまい方をイラストで分かりやすくまとめました。
目次
- 傘のトラブルは意外と多い
- 傘の使い方の視覚支援
- 歩くときのお約束
- 傘で遊ばない視覚支援
- 傘のしまい方の視覚支援
- 我が家の体験談
- 発達障害やDCDのある子にもおすすめ
- よくある質問
- まとめ
雨の日は傘のトラブルが起こりやすい
傘は、
- 開く
- 持つ
- 周りを見る
- 歩く
- 閉じる
- 巻く
- ベルトで止める
- 傘立てに入れる
など、たくさんの工程があります。
そのため、
「ちゃんと使ってね」
だけでは伝わりにくいことがあります。
【無料公開】傘の使い方の視覚支援
「あめのひのかさのつかいかた」
①ひらく
↓
②まっすぐもつ
↓
③ゆっくりあるく
↓
④ついたらとじる



ポイント
「次に何をするか」
が分かることで安心して行動しやすくなります。
【無料公開】歩くときのお約束
「あるくときのおやくそく」
①前を見る
②走らない
③お友達と距離をあける
④ゆっくり歩く

傘をさすと視界が狭くなる
特に低学年の子は、
周囲が見えにくくなります。
「前を見る」
「ゆっくり歩く」
を見える化すると分かりやすくなります。
【無料公開】傘で遊ばない視覚支援
「かさであそばない」
❌ チャンバラ
❌ 振り回す
❌ お友達に近づく
⭕ まっすぐ持つ
⭕ ゆっくり歩く


「ダメ!」より「どうする?」を伝える
「振り回さない!」
よりも、
「まっすぐ持とうね」
の方が理解しやすいことがあります。
【無料公開】傘のしまい方の視覚支援
「かさのしまい方」
①閉じる
↓
②布をそろえる
↓
③くるくる巻く
↓
④ベルトを引っぱる
↓
⑤巻く
↓
⑥パチンと止める





傘の練習は家の中から始めるのもおすすめ
いきなり雨の日に練習すると、
- 周りが気になる
- ランドセルが重い
- 急いでしまう
など、難しくなることがあります。
我が家では、
まず家の中で、
①開く
②閉じる
③くるくる巻く
④ベルトを止める
を遊び感覚で練習しました。
晴れの日に練習しておくと、雨の日も安心しやすいと思います。
「巻いて止める」は意外と難しい
我が家も最初は、
ぐちゃぐちゃのまま傘立てに入れようとしていました。
一つずつ順番を見える化すると、
少しずつ自分でできるようになりました。
体験談|「できない」ではなく「分からなかった」だけでした
我が家も、雨の日になると、
「走らない!」
「傘で遊ばない!」
「傘は閉じて、傘立てに入れるよ」
と何度も声をかけていました。
でも、
傘を閉じてもぐちゃぐちゃ。
うまく巻けず、最後はいつも親がやっていました。
当時は、
「なんでできないんだろう?」
と思うこともありました。
そこで、
傘の使い方やしまい方をイラストにして、玄関に貼ってみることにしました。
すると、
「次は傘を閉じる!」
「くるくる巻く!」
「ベルトで止める!」
と、イラストを見ながら確認し、自分で取り組もうとする姿が少しずつ増えていきました。
もちろん、今でも完璧ではありません。
それでも、
自分で傘を閉じたり、
ベルトを止めたり、
できることが少しずつ増えてきています。
今振り返ると、
「できない」
のではなく、
「やり方が見えていなかった」
だけだったのかもしれません。
完璧を目指すよりも、
「昨日より少しできた」
を大切にしながら、これからも一緒に練習していきたいと思っています。
ASD・ADHD・DCDの子にもおすすめ
このカードは、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- DCD(発達性協調運動症)
- 発達ゆっくりさん
にもおすすめです。
特に、
- 手順が多いと混乱する
- 不器用さがある
- 言葉だけでは理解しにくい
という子は、
視覚化することで、
「次に何をするか」
が分かりやすくなります。
無料公開について
このページでは、
傘の視覚支援カードを無料公開しています。
ご家庭、
幼稚園、
保育園、
学校、
療育などで自由にご活用ください。
よくある質問(FAQ)
何歳から使えますか?
3歳頃から小学校低学年くらいまで活用できます。
傘を振り回してしまいます。
「ダメ」だけでなく、
「まっすぐ持つ」
を見える化すると伝わりやすくなります。
傘を巻けません。
「布をそろえる→巻く→止める」
の順番を細かく分けるのがおすすめです。
DCDの子でもできますか?
ゆっくり練習すると少しずつ上達していく子も多いと思います。
幼稚園や学校で使ってもいいですか?
ご家庭だけでなく、園や学校、療育でも活用しやすいと思います。
傘立てにうまく入れられません。
「閉じる→しずくを落とす→入れる」
の手順も一緒に見せると分かりやすくなります。
雨の日の登校練習にも使えますか?
ランドセルを背負った状態で練習すると、本番でも安心しやすくなります。
ラミネートした方がいいですか?
水に強くなるので、玄関や下駄箱に貼るならおすすめです。
まとめ
傘は、
- 開く
- 持つ
- 歩く
- 閉じる
- 巻く
- 止める
など、たくさんの手順が必要です。
だからこそ、
「ちゃんとして!」
ではなく、
「何をしたらいいかを見える化する」
ことが大切だと思います。
我が家でも、
「できない」
と思っていたことが、
手順を見える化することで少しずつできるようになりました。
雨の日も、
安全に、
気持ちよく過ごせるよう、
ぜひ傘の視覚支援カードを活用してみてください。