はじめに
「夏休みは予習をした方がいい?」
「1学期の復習だけで大丈夫?」
「せっかくの長い休みだから、少しでも勉強を進めたい。」
そんなふうに悩む保護者の方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、小学1年生の夏休みは予習よりも復習を優先することがおすすめです。
小学1年生の1学期は、これから何年も続く学校生活の土台となる大切な内容を学びます。
この土台がしっかりしていると、2学期の学習もぐんと楽になります。
今回は、夏休みに復習を優先した方がよい理由と、おすすめの学習内容をご紹介します。
学校の先生にも聞いてみました
「夏休みは予習をした方がいいですか?それとも復習ですか?」
面談のときに、小学校の先生へ聞いてみました。
すると、
「支援級のお子さんも、通常の学級のお子さんも、まずは1学期の復習をしっかりすることが大切ですよ。」
と教えていただきました。
先生のお話では、2学期の学習は1学期に習った内容が身についていることを前提に進んでいくそうです。
そのため、新しい勉強を先へ進めるよりも、
- ひらがな・カタカナ
- 漢字
- 足し算・引き算
- 音読
- 読書
など、1学期に学んだことをもう一度確認し、「できる!」を増やしておくことが、
2学期をスムーズにスタートする近道だそうです。
このお話を聞いて、我が家でも「予習をたくさんする」より、
「1学期の土台をしっかり固める」ことを意識して夏休みを過ごそうと思いました。
なぜ小学1年生は「復習」が大切なの?
2学期からは、新しい学習がどんどん始まります。
しかし、その内容は1学期に学んだことが身についていることを前提に進んでいきます。
例えば、
- ひらがなが定着していないと漢字を書くのが難しい
- 足し算・引き算があいまいだと繰り上がり・繰り下がりでつまずきやすい
- 音読が苦手だと国語の文章を読むこと自体が大変になる
つまり、夏休みは新しいことを覚えるよりも、「分からない」を「できる」に変える絶好のチャンスなのです。
夏休みにおすすめの復習
夏休み前に、
「1年生の夏休みは何を復習するといいですか?」
という視点で、先生のお話を聞いたり、小学生のお子さんを育てた先輩ママの体験談を教えてもらったりしました。
すると、多くの方が共通して挙げていたのは、「2学期につながる土台づくり」でした。
新しい勉強をどんどん進めることよりも、
「1学期に習ったことを忘れないようにすること」
「苦手を一つでも減らしておくこと」
を大切にすると、2学期を安心してスタートしやすいそうです。
その中でも、特におすすめされた復習内容をご紹介します。
① ひらがな・カタカナ
文字を正しく読めること、書けることはすべての教科の基本です。
似ている文字を間違えやすい場合は、短時間でも毎日書く練習をすると定着しやすくなります。
② 足し算・引き算
計算は速さよりも、正確さが大切です。
指を使っても構いません。
「間違えずにできる」という成功体験を積み重ねましょう。
③ 時計・数・文章問題
時計を読んだり、
どちらが大きい数か考えたり、
文章問題を解いたりする練習もおすすめです。
生活の中で時計を見たり、お買い物で数を数えたりすると、自然と身につきます。
④ 音読・読書
毎日5~10分程度でも十分です。
音読は、
- 読む力
- 話す力
- 語彙
を育てるだけでなく、読むことへの自信にもつながります。
苦手を少しだけ減らそう
夏休みは苦手をゼロにする必要はありません。
例えば、
- 「きゃ・しゅ・ちょ」が読みにくい
- 「っ」を書き忘れる
- 文を作るのが苦手
- 文章問題になると止まってしまう
そんな苦手が一つでもできるようになると、2学期のスタートがぐっと楽になります。
「好き」を伸ばす時間も大切
夏休みは学校ではできない学びを楽しめる時期でもあります。
例えば、
- 図鑑を読む
- 工作をする
- 実験をする
- 虫や恐竜について調べる
- 地図を見る
- 数字遊びをする
「勉強しなさい」ではなく、
「知りたい!」
という気持ちを育てることも、大切な学びです。
予習は必要?
余裕があれば、軽い予習をする程度で十分です。
例えば、
- 九九の歌を聞く
- 長さを測ってみる
- 2学期の漢字を少し眺める
このくらいなら、2学期への不安も減らせます。
教科書をどんどん進める必要はありません。
おすすめの学習バランスの目安

小学1年生の夏休みは、次のようなバランスを一つの目安にしてみてください。
- 約80%:1学期の復習
- 約20%:好きな学び・無理のない範囲での予習
ただし、これはすべてのお子さんに当てはまる決まりではありません。
1学期の学習が十分に身についている場合は、好きな学びや軽い予習を少し増やしてもよいでしょう。
一方で、苦手なところや忘れている内容がある場合は、復習を中心に進めるのがおすすめです。
1学期の内容をしっかり定着させておくと、2学期の授業も理解しやすくなります。
焦って先へ進むよりも、「できる!」を少しずつ増やして2学期を迎えることが、お子さんの自信につながります。
小学1年生 夏休み 1学期の復習チェックリスト
まずは1学期に学んだ内容をチェックしてみましょう。
全部できなくても大丈夫です。
できたところに✔を付けながら取り組んでみてください。
📖 国語チェックリスト
□ 自分の名前をきれいに書ける
□ ひらがなが全部読める
□ ひらがなが全部書ける
□ カタカナが全部読める
□ カタカナが全部書ける
□ 助詞(は・へ・を)を正しく読める
□ 「は」「へ」「を」を正しく使える
□ 「が」「に」「で」を使って文が作れる
□ 「きゃ・しゅ・ちょ」などの小さい「ゃ・ゅ・ょ」が読める
□ 「がっこう」「きって」など小さい「っ」が読める
□ 「おばあさん」「ケーキ」など長音が読める
□ 「〇〇は〇〇を〇〇。」の文が作れる
□ 「いつ・どこ・だれ・なにをした」を順番に話せる
□ 教科書をつかわずに音読できるページがある
□ 5~10分くらい本を読める
□ 問題文を最後まで読んでから答えられる
□ 本文を見ながら答えを探せる
□ 句読点 「。」や「、」を使って文を書ける
🔢 算数チェックリスト
□ 1~10を順番に言える
□ 1~100まで数えられる
□ 数の大小(どちらが大きい)が分かる
□ 数を順番に並べられる
□ 10のまとまりが分かる
□ 0のあるたし算・ひき算ができる
□ たし算(10まで)ができる
□ ひき算(10まで)ができる
□ ブロックやおはじきを使って数を表せる
□ なんばんめが分かる
□ なんばんが分かる
□ 計算カードをある程度スラスラ言える
□ 「ふえた」「へった」で、たし算・ひき算を選べる
□ 文章問題が解ける
□ 時計(○時)が読める
□ 時計(○時30分)が読める
□ 「長い・短い」が分かる
□ 「前・後ろ・右・左」が分かる
□ 「上・下・中」が分かる
□ 形(○△□)の名前が言える
□ 単位(こ・人・本・まい・ひき など)を書き忘れない
🌻 夏休みの目標
⭐⭐⭐(できたら花丸)
□ 毎日5~10分音読した
□ 毎日10分読書した
□ 毎日10分計算した
□ 漢字を毎日少し書いた
□ 苦手を1つできるようになった
□ 工作や実験をした
□ 図鑑を読んだ
□ 家族とたくさん話した
□ 夏休みの思い出ができた
スマホから保存・印刷してご活用ください
今回ご紹介した小学1年生 夏休み 1学期の復習チェックリストは、
ご家庭だけでなく、小学校、学童保育、放課後等デイサービス、療育施設などでもご活用いただけます。

印刷用PDFを作成しました。
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💡 ポイント

全部に✔が付かなくても大丈夫です。
「昨日よりできた!」を増やすことが、2学期につながる一番大切な復習です。
特に小学1年生の夏休みは、「予習をたくさんする」よりも、「1学期の土台をしっかり固める」ことを目標にすると、
2学期の学習がスムーズになります。
よくある質問
夏休みに予習をしないと遅れますか?
いいえ。小学1年生は復習を優先した方が効果的です。
毎日どれくらい勉強すればいいですか?
15〜30分程度で十分です。
宿題だけでは足りますか?
宿題に加えて音読・読書・計算を5〜10分取り入れるとさらに効果的です。
まとめ
小学1年生の夏休みは、予習よりも復習を優先することがおすすめです。
1学期に学んだ内容は、2学期以降の学習の土台になります。
夏休みの間に、
- ひらがな・カタカナ
- 足し算・引き算
- 音読
- 読書
などを少しずつ復習しておくことで、自信を持って2学期をスタートできます。
そして、図鑑や工作、実験など、「好き!」と思える学びもぜひ取り入れてみてください。
夏休みは、勉強を先へ進める時間ではなく、「できる」を増やし、「学ぶって楽しい!」という気持ちを育てる大切な時間です。
夏休みは、「たくさん勉強すること」ではなく、「昨日より少しできることを増やすこと」を目標に取り組んでみてください。