はじめに
「DVDや映画を見たけれど、何を書けばいいか分からない…。」
「『感想を書いてね』と言われても、手が止まってしまう…。」
「『おもしろかったです。』だけで終わってしまう…。」
そんな悩みはありませんか?
夏休みの宿題では、学校によって読書感想文だけでなく、DVDや映画の感想文が出ることもあります。
学校によっては、原稿用紙1枚(約400字)の感想文が宿題になることもあります。
しかし、小学校低学年の子どもにとって、400字程度の感想文を書くことは決して簡単ではありません。
実際には、
- どこから書けばいいか分からない
- 「楽しかった」で終わってしまう
- 思い出せても文章にできない
- 気持ちを言葉で表すのが難しい
という子は少なくありません。
特に、
- 小学校1・2年生のお子さん
- ASD・ADHD・発達がゆっくりなお子さん
- 視覚的な手がかりがあると理解しやすいお子さん
- 作文や感想文が苦手なお子さん
には、「何を書けばいいか」が見えるだけで、文章を書き始めやすくなることがあります。
そこで今回は、DVD・映画感想文が書きやすくなる視覚支援カードを無料公開します。
DVD感想文と映画感想文の違いは?
学校によって、
DVD
映画
アニメ
など呼び方が違うだけで、
基本的な書き方は同じです。
DVD・映画感想文は「5つの質問」で書ける
感想文は、「上手に書く」ことよりも、「思ったことを順番に書く」ことが大切です。
次の5つの質問に答えるだけで、感想文の形ができあがります。
① なにを見た?
まずは、「いつ・どこで・だれと見たか」を書くだけでも、感想文の書き出しが完成します。

ヒント
- DVD・映画の名前
- いつ見た?
- どこで見た?
- だれと見た?
例
わたしは、きのう、おうちで、お父さんと「ミニオンズ」というDVDを見ました。
② どんなお話だった?
お話を全部書く必要はありません。
簡単にまとめるだけで大丈夫です。

ヒント
- だれが出てきた?
- なにがあった?
- どこへ行った?
例
「主人公が友達と力を合わせて冒険するお話でした。」
③ 一番心に残ったところは?
一番心に残った場面を書くと、自分らしい感想文になります。

ヒント
- おもしろかった
- わらった
- ドキドキした
- ハラハラした
- びっくりした
- かなしかった
- うれしかった
- かっこよかった
- かわいかった
例
「一番心に残ったのは、主人公が最後まであきらめなかった場面です。」
④ どう思った?
「どう思ったか」が感想文の一番大切な部分です。

ヒント
- すごいな
- やさしいな
- がんばったね
- おうえんしたくなった
- かわいそうだった
- また見たい
例
「わたしも、最後までがんばることは大切だと思いました。」
⑤ 自分だったらどうする?
自分のことを書くと、オリジナルの感想文になります。

ヒント
- わたしもやってみたい
- わたしなら○○する
- ○○をまねしたい
- ○○をがんばりたい
- ○○に気を付けたい
例
「わたしも友達を大切にしたいと思いました。」
DVD・映画感想文書き方まとめ
①~⑤で考えを整理して、テンプレートに合わせて文章を作りましょう。

穴埋めで文を作ろうテンプレート
穴埋めなので、小学生低学年でも、かなり書けます。

気持ちの言葉を使うと書きやすい
「どう思った?」で止まってしまう子は、気持ちの言葉を選ぶところから始めましょう。


😊 うれしい気持ち
- うれしかった
- たのしかった
- あんしんした
- ほっとした
- しあわせだった
- わくわくした
- にこにこした
- えがおになった
😲 びっくりした気持ち
- おどろいた
- ドキドキした
- ハラハラした
- びっくりした
- きんちょうした
😢 かなしい気持ち
- かなしかった
- かわいそうだった
- なきそうになった
- くやしかった
- さびしかった
👏 おうえんした気持ち
- がんばれと思った
- すごいと思った
- かっこよかった
- あきらめなくてすごいとおもった
- わたしもやってみたい
400字を書くコツ

400字と聞くと難しく感じますが、1つの質問につき2〜3文書くだけでも十分近づきます。
例えば、
- なにを見た
- どんなお話だった
- 一番心に残った場面
- どう思った
- 自分だったらどうする
を書くだけで、自然と文章が増えていきます。
「もっと書かなきゃ」と焦る必要はありません。
一つひとつ思い出しながら書くことが大切です。
我が家でも
我が家でも、最初は
「おもしろかった。」
だけで終わってしまい、
「もっと書いて。」
と言うと手が止まっていました。
でも、
「だれが出てきた?」
「一番心に残ったところは?」
と順番に質問すると、
少しずつ文章がつながるようになりました。
子どもは「書けない」のではなく、
何を書けばいいか分からなかっただけだったのかもしれません。
保護者の方へ
「早く書きなさい。」
「もっと長く書いて。」
と言われると、子どもはますます手が止まってしまいます。
そんな時は、
「どの場面が一番好きだった?」
「びっくりしたところはあった?」
「もし自分だったらどうする?」
など、一つずつ質問してあげると、言葉が出やすくなります。
子どもが話した内容をメモしてあげるだけでも、作文へのハードルはぐっと下がります。
子どもが安心して話せる雰囲気をつくることも、感想文を書く大切なサポートになります。
よくある質問(FAQ)
小学1年生でも400字書けますか?
はい。5つの質問に沿って、1つずつ書いていくと、自然と文章が増えていきます。
「おもしろかった」しか書けません。
「どこがおもしろかった?」「どうしてそう思ったの?」と聞いてあげると、文章を広げやすくなります。
保護者が手伝ってもいいですか?
もちろんです。
答えを教えるのではなく、質問をして思い出す手伝いをすることで、子ども自身の言葉で書きやすくなります。
まとめ
DVD・映画感想文は、「文章を書く力」だけでなく、「思い出す」「順番に話す」「気持ちを言葉にする」という力も必要になります。
だからこそ、
「何を書けばいいの?」
と困ってしまうのは、決して珍しいことではありません。
今回紹介した5つの質問を使えば、小学校低学年のお子さんでも、考えを整理しながら感想文を書き進めやすくなります。
夏休みの宿題でDVD感想文や映画感想文に困ったときは、ぜひこの視覚支援カードを活用してみてください。
「書けた!」という成功体験が、次の作文への自信にもつながります。