こんにちは、皆さん。
お子さんが吃音で悩んでいませんか?吃音に向き合うことは、親にとっても子どもにとっても挑戦ですが、正しいサポートをすることで少しずつ改善が期待できます。この記事では、親子で楽しみながら取り組める具体的なトレーニング方法を紹介し、言葉のリズムを整えるヒントをお届けします。
私が実際に、息子が病院で行っているトレーニングや、家庭で実践している方法をシェアして、同じような悩みを持つ親御さんのお役に少しでも立てればと思っています。一歩ずつ自信を持って話せるように、共にサポートしていきましょう!
吃音改善に役立つ家庭でできるトレーニング方法
1.ゆっくり話す練習で吃音を改善する方法
方法:
子どもと一緒に、ゆっくりと話す練習をします。たとえば、「今日は楽しかったです」という言葉を、「きょう/は/たの/しか/った/です」と一語一語を区切ってゆっくり話す練習をしましょう。
効果:
子どもは話す速度を意識的にコントロールできるようになり、詰まりや繰り返しを減らす助けになります。
2.言葉の最初の音を滑らかに引き伸ばして話すトレーニング
方法: 「まま」と言う場合、「まーーーーま」と最初の音をゆっくり引き伸ばして発音します。
効果: 音の詰まりを防ぎ、スムーズに話すことができるようになります。
3.優しく声を出し始めるトレーニング
方法:
話す前に、息を軽く吸ってから優しく音を出します。たとえば、「あいさつ」を言う際に、「あ」の音を優しく始める練習をします。
効果:
声帯の緊張を減らし、スムーズな発音を助けます。
4.呼吸法で吃音を改善するトレーニング
方法:
毎日数回、深呼吸を練習します。深く息を吸ってゆっくり吐く。話す前に深呼吸を習慣づけるのも効果的です。
効果:
呼吸を整えることで、話す際の緊張を和らげ、よりスムーズに言葉を出せるようになります。
5.親の模範を見せる方法
方法: 子どもが話した内容を親が正しく繰り返します。例えば、子どもが「ぼぼくは、ままと、たたた、たたかいごっこが、ししししたい」と言った場合、親は「ぼくは/ママと/たたたかい/ごっこが/したいんだね」とゆっくり、はっきりと話します。
効果: 子どもは親の落ち着いた話し方を模倣し、自信を持って話すことができます。
6.スムーズに話せたときに褒める
方法: 子どもがスムーズに話せた場合、すぐに「今の話し方、とてもよかったね!」と褒めます。また、具体的に何が良かったのかを伝えると効果的です。
効果: 褒められることで、子どもは自信を持ち、ポジティブな話し方を続けるようになります。
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吃音改善に役立つ遊びやおもちゃ
トレーニングは、楽しみながら行うことが大切です。子どもが興味を持てる遊びを通じて、楽しく自然に吃音の改善に取り組めるよう工夫してみましょう。
1. ラッパやホイッスル
目的: 呼吸のコントロールを助ける
効果: 音を出すことで楽しみながら呼吸のコントロールを学べます。
2. シャボン玉
目的: 呼吸のリズムとコントロールを練習
効果: ゆっくり息を吐くことで、大きなシャボン玉を作り、呼吸を整える練習になります。
3. 吹き戻し(ピロピロ)
目的: 呼吸のリズムとコントロールを練習
効果: 紙が伸びる動きに合わせて息を吹くので、楽しく呼吸トレーニングが行えます。
4. 風船を膨らませる遊び
目的: 呼吸のリズムとコントロールを練習
効果: 深く息を吸って強く吐くことで、呼吸のコントロールを学べます。
5. ハーモニカ
目的: 息を使って音を出すことで、呼吸のリズムと発声の練習
効果: 楽器を吹くことで、自然に呼吸を整え、発声の基礎を学べます。
6. 言葉カードやフラッシュカード
目的: 語彙を増やし、発音の練習をする
効果: 絵と一緒に言葉を覚えることで、視覚と聴覚を使った楽しい学びができます。
まとめ
この記事で紹介したトレーニング方法を取り入れれば、親子で楽しく吃音改善に取り組めるでしょう。実際に試した感想や質問があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
次回は、「発達障害児の育児で夫婦関係に生じるストレスと離婚率の実態」についてお話しします。それでは、次回のブログでお会いしましょう!