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【5歳向け】おすすめ絵本10選|探索心と想像力を育む読み聞かせ本

5歳児にぴったりの絵本とは?

5歳になると、子どもの言語能力や理解力がぐんと伸び、物語の展開を楽しんだり、登場人物の気持ちを想像したりする力が育ちます。また、「なぜ?」「どうして?」と疑問を持つことが増え、より深く物事を考えられるようになる時期です。

そこで今回は、5歳児の成長に寄り添いながら、想像力や好奇心を育む絵本の選び方と、おすすめの作品をご紹介します。

5歳児向け絵本の選び方

✅ 1. ストーリーの展開が楽しめる絵本

5歳児は、物語の流れを予測しながら楽しめるようになります。
意外な展開がある絵本や、主人公が成長するお話は、集中力を高め、読書の楽しさを感じられます。

💡 おすすめポイント

  • 主人公が挑戦し成長するストーリー
  • 友達や家族との関わりを描いた物語
  • 驚きの結末や、ちょっとした謎解き要素のあるお話

✅ 2. 言葉の美しさを味わえる絵本

言葉の響きやリズムを楽しめる絵本は、語彙力や表現力の発達に役立ちます。
詩のような文章や、擬音語・オノマトペが豊富な作品は、子どもが心地よく聞き入ることができます。

💡 おすすめポイント

  • 擬音語やオノマトペが楽しい絵本
  • 詩的な表現が魅力の絵本
  • 読み聞かせるとリズム感が心地よい絵本

✅ 3. 登場人物の気持ちを考えられるお話

共感力が育つ5歳児には、登場人物の気持ちを考えながら読む絵本がおすすめです。
「もし自分だったら?」と考えさせる物語は、思いやりの心を育みます。

💡 おすすめポイント

  • 友達とのケンカと仲直りを描いた物語
  • 助け合いや優しさがテーマの絵本
  • 大切な人との別れや成長を描いた感動的なお話

✅ 4. 幅広い世界観に触れられる絵本

空想の世界と現実の違いを理解しつつも、想像の世界を広げるのが大好きな時期。
冒険や宇宙、異文化など、ワクワクするテーマの絵本を選ぶと、知的好奇心が刺激されます。

💡 おすすめポイント

  • ファンタジーの世界観が広がるお話
  • 異文化や外国の習慣を知ることができる絵本
  • 自然や科学をテーマにした絵本

✅ 5. 自分で読めるシンプルな文章の絵本

ひらがなを覚え始める5歳児には、短い文で構成された絵本がおすすめです。
繰り返しのフレーズが多いと、自分で読む楽しさを感じられます。

💡 おすすめポイント

  • ひらがなが中心の絵本
  • 繰り返しのフレーズが多い絵本
  • 自分で読んでも理解しやすいシンプルな文章の絵本

✅ 6. 知的好奇心を刺激する絵本

「なぜ?」「どうして?」が増える5歳児には、科学や自然、身近な社会をテーマにした絵本がぴったり。
学ぶ楽しさを感じるきっかけになります。

💡 おすすめポイント

  • 動物や植物の生態を描いた絵本
  • 身近な科学の不思議を紹介する絵本
  • 社会の仕組みをわかりやすく説明した絵本

5歳児にぴったりの絵本を選ぶ際のポイントはこちらです。


5歳児におすすめの絵本10選

1. 『ぜったいに おしちゃダメ?』
(ビル・コッター)

🔹 特徴:読むたびに子どもが参加できる、遊び心たっぷりの絵本
🔹 おすすめポイント:お話に入り込みながら、「次はどうなる?」とワクワク感を楽しめる
📖 感想「押しちゃダメ」と言われると、押したくなる!インタラクティブな魅力が満載。

シリーズ作品
『ぜったいに おしちゃダメ? ラリーとおばけ』
『ぜったいに おしちゃダメ? ラリーとどうぶつ』
『ぜったいに おしちゃダメ? ラリーのたんじょうび』

2. 『しろくまのパンツ』
(tupera tupera)

🔹 特徴:しろくまがなくしたパンツを探す、ユーモアあふれる絵本
🔹 おすすめポイントしかけが楽しく、絵本をめくるたびにワクワクする
📖 感想:「このパンツはだれの?」と推理しながら読むのが面白い!

3. 『へんしんトンネル』
(あきやま ただし)

🔹 特徴:トンネルをくぐると、言葉が変身する楽しいしかけ絵本
🔹 おすすめポイント言葉遊びを楽しみながら、語彙力もアップ!
📖 感想:「こんな風に変わるの?!」と子どもが大笑いする一冊。


シリーズ作品
『かえってきたへんしんトンネル』

4. 『ちか100かいだてのいえ』
(いわい としお)

🔹 特徴:地下へどんどん進んでいく、しかけのある楽しい絵本
🔹 おすすめポイント:上下にめくるページ構成がユニークで、読みごたえ抜群
📖 感想:「次はどんな部屋?」とワクワクしながら楽しめる!

シリーズ作品
『100かいだてのいえ』
『ちか100かいだてのいえ』
『うみの100かいだてのいえ』
『そらの100かいだてのいえ』
『もりの100かいだてのいえ』
『ぬまの100かいだてのいえ』
『のせてのせて100かいだてのバス』など

5. 『ぐるんぱのようちえん』
(西内 ミナミ・堀内 誠一)

🔹 特徴:ちょっぴり不器用なぞうのぐるんぱが、さまざまな仕事を試して成長していくお話
🔹 おすすめポイント:いろいろな職業に挑戦する姿が、子どものチャレンジ精神を育む
📖 感想:「ぐるんぱが今度はどんな仕事をするの?」と想像をふくらませながら楽しめる!

6. 『とべ!ちいさいプロペラき』
(小風 さち・山本忠敬)

🔹 特徴:小さなプロペラ機が、自分の役割を見つける心温まるお話
🔹 おすすめポイント:乗り物好きな子どもにぴったり!努力の大切さも学べる
📖 感想:「ちいさいけれど頑張る姿がカッコいい!」と応援したくなる一冊。

7. 『どんぐりむらのパンやさん』
(なかや みわ)

🔹 特徴:どんぐりたちが営むパン屋さんでの、やさしさあふれるお話
🔹 おすすめポイント:パン作りの楽しさと、みんなの協力が伝わる
📖 感想:「おいしそうなパンがいっぱい!」と、パン屋さんごっこがしたくなる!

8. 『ねこざかな』
(わたなべ ゆういち)

🔹 特徴:ねことさかなが合体(?)する、ユニークで楽しいお話
🔹 おすすめポイントシンプルで分かりやすく、ダイナミックな展開にワクワク!
📖 感想:「ねこがさかなに!?こんなコンビ見たことない!」と驚きながら楽しめる。

シリーズ作品
『ねこざかな』
『ねこざかなのはなび』
『おどるねこざかな』
『ねむるねこざかな』
『まいごのねこざかな』
『ねこざかなのすいか』
『だっこだっこのねこざかな』
『そらとぶねこざかな』
『ねこざかなとうみのおばけ』
『ねことさかなでねこざかな』
『ばんごはんはねこざかな』
『ねこざかなのおしっこ』
『とんかちこぞうとねこざかな』
『ぴったんこ!ねこざかな』など

9. 『ノラネコぐんだん パンこうじょう』
(工藤 ノリコ)

🔹 特徴:いたずら好きなノラネコたちが、パン工場で大騒ぎする楽しいお話
🔹 おすすめポイント:細かい描写が楽しく、繰り返し読んでも新しい発見がある!
📖 感想:「やっちゃった…!」とハラハラドキドキの展開がクセになる。

10. 『めっきら もっきら どおん どん』
(長谷川 摂子・ふりや なな)

🔹 特徴:不思議な世界に迷い込んだ男の子が、ユニークな妖怪たちと出会う冒険物語
🔹 おすすめポイント:日本らしいファンタジーとリズムのある言葉遊びが楽しい
📖 感想:「もっきら もっきら どおん どん!」の響きがクセになる名作!

11. 『こんとあき』
(林 明子)

🔹 特徴:ぬいぐるみのこんと、女の子あきが旅をする優しいお話
🔹 おすすめポイント:ぬいぐるみとの絆や、成長の物語が心にしみる
📖 感想:「こんがそばにいてくれる安心感が心地よい!」と温かい気持ちになれる。

12.『スイミー』
(レオ・レオニ)

🔹 特徴:小さな魚たちが力を合わせて大きな魚に立ち向かう
🔹 おすすめポイント:友情や勇気、協力の大切さを学べる
📖 感想:「みんなで力を合わせたら、こんなに強くなれるんだね!」と息子が感心していました。

13.『てぶくろ』
(ウクライナ民話・内田莉莎子)

🔹 特徴:動物たちが森で拾われた手袋に次々と入る心温まる物語
🔹 おすすめポイント:助け合いの大切さを自然に学べる
📖 感想:「ぎゅうぎゅう詰めになっても入れるの?」と息子が興味津々でした。


【実践】5歳児がもっと夢中になる!
効果的な読み聞かせのコツ

5歳児になると、物語の内容をより深く理解し、自分なりの考えを持てるようになります。
そこで、読み聞かせをさらに楽しむためのコツを紹介します!

✅ 1. 感情を込めてダイナミックに読む
登場人物の気持ちを考えながら、セリフに強弱をつけると、より物語の世界に引き込まれます。
「ええっ!?本当に!?」と大げさに反応するのも効果的♪

✅ 2. 「どうしてこうなった?」と問いかける
「このキャラクターはどうしてこうしたのかな?」と考えさせることで、論理的思考力が育ちます。
5歳児は自分の考えを言葉で説明できるようになってくるので、「〇〇だったらどうする?」と会話を広げるのもおすすめ!

✅ 3. 絵本の内容を遊びや体験につなげる
物語のシーンを真似してごっこ遊びをしたり、実際に似た体験をすることで、より理解が深まります。
たとえば、動物が登場するお話なら動物園に行ったり、料理の話なら一緒にクッキングしてみたり♪

✅ 4. お話の続きや別の展開を考えてみる
「もし違う結末だったら?」「このキャラクターが別の場所に行ったら?」と、自由に想像させることで、創造力がぐんぐん伸びます!

5歳児は自分の意見や感情を表現する力が育ってくる時期。
絵本を通じて、会話や遊びを楽しみながら、親子の時間をもっと充実させましょう!


5歳児に読み聞かせをするメリット

絵本の読み聞かせは、言葉の発達だけでなく、考える力や表現力の向上にも役立ちます。

✅ 1. 言葉の表現力と会話力がアップ
登場人物の気持ちを考えながら、「なんでこう言ったのかな?」と問いかけると、理由を考える力が育ちます。
5歳児は語彙も増えてくるので、「どんな言葉を使うと伝わりやすいかな?」と考える機会を作るのも◎。

✅ 2. 感情を理解し、共感力が高まる
「この子はどうして悲しいの?」「こういうとき、どうすればいい?」と話し合うことで、感情を理解し、お友達との関わりにも生かせるようになります。

✅ 3. 想像力と創造力を育てる
「もし自分がこのお話の主人公だったら?」と考えることで、物語の世界をより深く楽しめます。
さらに、「違う結末を考えてみよう!」とアレンジしてみるのも、発想力を伸ばすポイント!

✅ 4. 親子の会話が広がり、考える力がつく
5歳児は「どうして?」「なんで?」と考える力がぐんと伸びる時期。
絵本の内容をヒントに、「〇〇だったらどうする?」と話し合うことで、親子の会話もどんどん広がります。

読み聞かせを通じて、楽しく学びながら成長できる5歳児。
絵本の時間を、親子の大切なコミュニケーションの場にしてみてください!

よくある質問

5歳児におすすめの絵本のジャンルは?

5歳児には、ストーリー性のある絵本がおすすめです。
冒険やファンタジー、科学絵本、友情をテーマにしたものなど、少し長めの物語でも楽しめるようになります。

5歳児の読み聞かせに適した絵本の長さは?

集中力がついてくる時期なので、15〜20分程度の少し長めの絵本もOK!
ただし、飽きてしまったら無理に最後まで読まず、途中で区切って次回に持ち越すのもアリです。

ひらがなを読めるようになってきたけど、どう絵本を活用すればいい?

まずは簡単なセリフや繰り返しのフレーズを読んでもらうと、自信がつきます。
「このページのこの言葉、読んでみる?」と誘って、少しずつチャレンジさせてみましょう!

読み聞かせのとき、どんな工夫をすると楽しくなる?

登場人物ごとに声を変えたり、感情を込めて読むと、物語の世界に引き込まれます。
また、「次はどうなると思う?」と問いかけると、想像力を刺激できます。

5歳児が興味を持ちやすいテーマは?

・ 冒険やヒーローもの
・ 動物や恐竜
・ 友達との関わりや成長を描いたお話
・ 仕掛け絵本や科学絵本

子どもの「好き」に合わせた絵本を選ぶと、より夢中になれます!

知識を広げる絵本を選びたいけど、どんなものがいい?

「なんで?」「どうして?」が増える時期なので、科学絵本や図鑑がおすすめ!
宇宙、昆虫、乗り物など、好きなテーマの知識を深められる絵本を選ぶと◎。

5歳児はどんな読み方ができるようになる?

ひらがなを少しずつ読めるようになるので、簡単な文章なら自分で読める子もいます。
ただし、まだスラスラとは読めないので、大人が一緒に読んでサポートすると良いです。

繰り返し読んでほしいとせがまれるけど、飽きてしまう…

同じ絵本を何度も読みたがるのは、成長の証!違う視点で楽しめるように、「今日は○○くん(主人公)の気持ちになって読もう!」と役割を変えてみるのもおすすめです。

お話の内容を深く理解させるにはどうすればいい?

読み終わった後に「もし○○だったら?」と質問して、考える時間を作ると◎。
また、物語をヒントにごっこ遊びをしたり、似たシチュエーションを実際に体験させると、より理解が深まります。

5歳児にぴったりな読み聞かせの時間帯は?

・ 寝る前(リラックスしてお話を楽しめる)
・ おやつの後(集中しやすい時間)
・ 休日の午前中(ゆっくり楽しめる)

毎日決まった時間に読むと、習慣になりやすいです!

まとめ

5歳児向けの絵本は、物語を深く味わい、言葉の美しさを楽しみ、好奇心を広げられるものがぴったりです。
お子さんの興味に合わせて、絵本選びを楽しんでみてくださいね😊📚
読書の時間が、親子の楽しいひとときになりますように!

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次回予告

次回は、「子どもの心を育むおすすめ絵本5選:成長をサポートする読み聞かせストーリー」をご紹介します。
お楽しみに!

  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして!「しょうがなすこ」と申します。児童発達支援アドバイザーの資格を持つ2歳と4歳の男の子を育てるママで、現役保育士監修のもと、特性を持つお子さんとの育児についてブログで発信しています。このブログでは、同じような状況で悩む親御さんたちと共感し合い、困りごとを少しでも減らすヒントや、育児の楽しさを一緒に見つけられるような内容をお届けしています。 「ひとりじゃない」と感じられる温かい場になるように心を込めて書いていますので、ぜひ気軽に読んでみてください!

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