はじめに
「支援級と交流級を行き来するたびに、あいさつが分からなくなる…」
「『ただいま』と『おはよう』が混ざってしまう…」
「先生から『今は何て言うんだっけ?』と聞かれて止まってしまう…」
そんなことはありませんか?
我が家の息子も、小学校の情緒支援級に通っています。
交流級で授業を受けたり、支援級へ戻ったりする生活が始まると、
「今は何て言えばいいの?」
と混乱することがありました。
特に困ったのが、支援級では朝は「おはようございます」、交流級から戻った時は「ただいま」と言うこと。
同じ教室なのに、言葉だけが変わるため、小学1年生には少し難しかったようです。
そこで作ったのが、
学校のあいさつを見える化した視覚支援カード
でした。
結論|「場所」ではなく「場面」で覚えると分かりやすい
子どもは、
「支援級だから『ただいま』」
と覚えてしまいがちです。
でも実際は違います。
大切なのは、
朝はどの教室でも「おはようございます」
教室を移動するときは
「いってきます」
「ただいま」
と覚えると分かりやすくなります。
学校のあいさつカード



☀ 朝になったよ!
🏫どの教室でも
🗣️
「おはようございます」
🔄 教室をうつるよ
交流級
↓
🗣️
「いってきます」
↓
支援級
↓
🗣️
「ただいま」
🏠 帰るよ
🗣️
「さようなら」
なぜ混乱するの?
大人にとっては当たり前でも、
子どもからすると、
「同じ支援級なのに、朝は『おはよう』、交流級から戻ったら『ただいま』」
というルールは、とても分かりにくいものです。
特に、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- 発達ゆっくりさん
- 視覚優位のお子さん
は、
言葉だけで説明されるより、
「今はどの場面なのか」
を見える化した方が理解しやすいことがあります。
我が家の体験談|「朝だけは『おはよう』が難しかった」
ある日、息子が
「あいさつがむずかしいんだよね。」
と話してくれました。
理由を聞いてみると、
交流級へ行くときは「いってきます」
支援級へ戻ったときは「ただいま」
と、教室を移動するときのあいさつは分かっているそうです。
私は、そのやり取りがまるで家族のようで、
「すてきな習慣だな。」
と温かい気持ちになりました。
でも、一番難しかったのは朝のあいさつでした。
朝は、交流級でも支援級でも最初は
「おはようございます」
と言います。
同じ支援級でも、
朝に入るときは「おはようございます」
交流級から戻ったときは「ただいま」
になるので、
「ここが分からなくなるんだよね。」
と息子が教えてくれました。
その話を聞いて、
「確かに大人でも少し迷うかもしれないな。」
と思い、朝と教室の移動を見える化した学校のあいさつカードを作りました。
少しでも同じように迷っているお子さんの参考になればうれしいです。
学校によってルールは少し違います
今回紹介しているのは、
我が家の小学校で使われているあいさつです。
学校によって、
「ただいま」
ではなく、
「失礼します」
「お願いします」
などの場合もあります。
ぜひ、お子さんの学校のルールに合わせて言葉を変えて使ってみてください。
発達障害や支援級のお子さんにもおすすめ
このカードは、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- 発達ゆっくりさん
- 支援級・通級を利用しているお子さん
- 視覚優位のお子さん
にも活用しやすいと思います。
学校生活では、
「今は何をする時間なのか」
が分かるだけで安心できる子もたくさんいます。
ご家庭での使い方
おすすめは、
朝、学校へ行く前に30秒確認することです。
「今日は朝だから何て言う?」
「交流級から戻ったら?」
とクイズのように確認すると、
楽しみながら覚えられます。
無料公開について
このページでは、
学校生活で使える「あいさつカード」を無料公開しています。
ご家庭や学校、療育などで自由にご活用ください。
リクエスト募集中
「こんな場面も作ってほしい」
「学校生活で困っていることがある」
という方は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
今後の視覚支援カード作りの参考にさせていただきます。
よくある質問(FAQ)
支援級だけでも使えますか?
はい。朝や帰りのあいさつ練習にも活用できます。
普通級の子にも使えますか?
はい。学校生活の流れを覚える教材として使えます。
朝は交流級でも支援級でも「おはようございます」ですか?
はい。朝は教室に関係なく「おはようございます」です。
「いってきます」はいつ言いますか?
交流級から支援級へ移動する前ではなく、支援級から交流級へ向かう時に使う学校もあります。
学校ごとのルールに合わせてカードの内容を調整してください。「ただいま」は誰に言いますか?
支援級へ戻った時に先生へ伝える学校が多いです。
家でも練習できますか?
はい。登校前に確認するだけでも効果があります。
何歳向けですか?
幼児年長〜小学校低学年がおすすめです。
発達障害の子にも向いていますか?
視覚支援が分かりやすいお子さんには特におすすめです。
ラミネートした方がいいですか?
毎日使う場合はラミネートすると長持ちします。
学校でも使えますか?
担任の先生に相談した上で活用すると、家庭と学校で共通した支援につながります。
「おはよう」と「おはようございます」はどちらですか?
学校や先生によって異なります。
先生には「おはようございます」
友達には「おはよう」と使い分けた方がいいかもしれません。
学校のルールに合わせて使いましょう。
まとめ
息子が
「ここが難しいんだよね。」
と教えてくれたことで、
私自身も初めて、
支援級と交流級を行き来する子ならではの難しさに気付きました。
大人にとっては当たり前のことでも、
子どもにとっては分かりにくいことがあります。
だからこそ、
言葉だけではなく、
見て分かる支援
が役立つ場面もたくさんあります。
このカードが、
学校生活を安心して過ごすきっかけになればうれしいです。