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発達障害の子に合うじゃんけん練習法|勝敗理解・順番決めがスムーズに

じゃんけんをしている親子

はじめに|こんな困りごとありませんか?

じゃんけんはとてもシンプルな遊びですが、実はこんな場面で困りごとが出やすいことがあります。

  • じゃんけんの手の形が作れない
  • 負けると泣いたりパニックになってしまう
  • 順番決めでトラブルになりやすい
  • 勝敗の切り替えが難しい
  • お友だち同士のじゃんけんについていけない

特性のある子は、 勝敗・模倣・ルール理解 に段階的サポートが必要になることがあり、
じゃんけんはその練習にぴったりのミニゲームです。

短時間ででき、家庭でも取り入れやすいため、療育・保育でもよく使われています。

目次

はじめに|こんな困りごとありませんか?

  1. じゃんけんが育てる力
  2. じゃんけん習得の5ステップ
  3. 手の形の模倣(最初のステップ)
  4. カードでじゃんけんの勝敗理解
  5. 他者同士の勝敗理解(観察学習)
  6. 本人参加のじゃんけん(実践ステップ)
  7. じゃんけんで順番を決める(社会的ルール)
  8. 家庭でできるアレンジ
  9. じゃんけんが苦手な子へのサポート
  10. よくある質問(Q&A)10選
  11. まとめ|じゃんけんは「社会性の入り口」

1. じゃんけんが育てる力

じゃんけん1つで、こんなに多くの発達スキルを練習できます。

  • ✔ 模倣(手の形をまねる)
  • ✔ 注意の焦点合わせ
  • ✔ 勝敗の受け止め(情緒の調整)
  • ✔ 社会的ルールの学習
  • ✔ ターンテイク(順番交代)
  • ✔ 気持ちの切り替え

このように 短時間でたくさんの力 を練習できるのが大きな魅力です。

2. じゃんけん習得の5ステップ

【模倣 → 視覚理解 → 観察 → 本人参加 → 社会的ルール】

この流れに沿うと、スムーズに習得でき、つまずきが減ります。

3. 1️⃣ 手の形の模倣(最初のステップ)

じゃんけんが難しい子の多くは、
まず「手の形を作る」段階でつまずきがちです。

● よくあるつまずき

  • グーが握れない
  • チョキの指が開かない
  • パーで手が固まる
  • どの形がどれかわからない

● 家庭でできる練習(やさしい順)

  1. 手遊び感覚でまねっこ遊び
     「まねっこグー!」「まねっこパー!」などテンポよく。
  2. 生活動作とリンクさせる
     グー=こぶし
     チョキ=ハサミ
     パー=おててパー
  3. 鏡を使う
     自分の手の形を視覚で確認できて理解が深まりやすい。
  4. カードで形の一致遊び
     「グーのカードを出す → 自分の手もグーを作る」

模倣が安定すると、じゃんけん理解は一気に進みます。

4. 2️⃣ カードでじゃんけんの勝敗理解(視覚的に学べる)

聴覚だけで「グーはチョキに勝つ」を覚えるのは難しい子も多いです。
そのため カードを使った視覚的学習 がとても効果的です。

● 例:勝敗カード(家庭でも簡単に作れる)

  • グー → チョキに勝つ
  • チョキ → パーに勝つ
  • パー → グーに勝つ

やり方:

  1. 子どもと大人のカードを1枚ずつ出す
  2. どっちが勝ちかをカードの矢印で確認
  3. 慣れたら「勝つ方を選んでみよう」とクイズ形式へ

視覚情報のサポートは、特性のある子にとって理解のハードルを大きく下げてくれます。

5. 3️⃣ 他者同士の勝敗理解(観察学習)

すぐ本人がやるより、まず「観察」の方が理解が早い子もいます。

● 観察学習のメリット

  • 「自分がやる」プレッシャーがない
  • 勝敗の流れがゆっくり見られる
  • 気持ちの切り替え方を見て学べる

● おすすめの家庭練習

  • ママ vs パパ
  • ぬいぐるみ vs 人形
  • 大人2人があえて「ゆっくりじゃんけん」で示す

「〇〇ちゃんはどっちが勝つと思う?」と聞くと、予測の練習にもなります。

6. 4️⃣ 本人参加のじゃんけん(実践ステップ)

本人がじゃんけんに入るタイミングは、理解が進んでからでOK。
最初は 成功しやすい設定 にしてあげると自信につながります。

● 最初のステップ(成功体験を重視)

  • ゆっくりテンポの「じゃ〜んけ〜んぽん」
  • 子どもが出した形を大人が合わせて「あえて引き分け」
  • 成功をたくさん感じる

● 慣れたら

  • 簡単な勝敗を取り入れる
  • 「1回勝負」ではなく「3回勝負」で負けの負担を軽減
  • 負けたときは「次のチャンスカード」を見える化

じゃんけんは、気持ちのコントロール練習にとても向いています。

7. 5️⃣ じゃんけんで順番を決める(社会的ルール)

園や学校でもよく行われる「順番決めじゃんけん」。
これができると集団活動への参加がぐっとスムーズになります。

● 学べること

  • 「順番は公平に決めるもの」
  • 「勝った人から順番」という社会的ルール
  • 負けても責任や罰はない
  • 気持ちの切り替え

● 家庭での練習シーン

  • お風呂に入る順
  • おやつを取る順
  • テレビのチャンネル権
  • おもちゃの順番待ち

日常で短く取り入れると、自然とルール理解が進みます。

8. 家庭でできるアレンジ

以下のアレンジを入れると、特性のある子でも取り組みやすくなります。

◆ やさしいじゃんけん

  • グーとパーだけ
  • 2つだけでも勝敗・切り替えの練習になる

◆ 勝敗カードの見える化

  • 冷蔵庫に貼る
  • おでかけ時は小さいカードを持ち歩く

◆ 観察だけの日もOKルール

「今日は見てるだけ」にすると安心して関われる
参加のハードルを下げるのがおすすめ

9. じゃんけんが苦手な子へのサポート

✔ 手の形をカードで見える化
✔ ゆっくりテンポで安心感を作る
✔ 負けが続くときは「引き分け」を多めに
✔ 気持ちが揺れやすい子には「勝敗カード」
✔ 勝ち負けより「できたね!」を重視
✔ 参加が難しい日は観察だけでもOK

家庭のペースで無理なく積み重ねることが大切です。

10. よくある質問

じゃんけんの手の形がどうしても作れません。

まずは「まねっこグー」「まねっこパー」のように単発模倣を増やすと成功しやすいです。
カードの視覚サポートも有効です。

指が固くてチョキができません。

無理にチョキを作らず「グーとパーだけのじゃんけん」から始めてOK。
成功体験を優先します。

勝敗が理解できず、どっちが勝ちかわかりません。

勝敗カード(矢印つき)が非常に有効です。
視覚情報があると理解が一気に進みます。

負けるとパニックになります。

最初は「引き分け多め」や「3回勝負」がおすすめ。
「負けても次がある」と見える化しましょう。

じゃんけんのテンポが速いと混乱します。

「じゃ〜んけ〜ん ぽん!」とスロー形式にし、
手を出すタイミングを丁寧に合わせてあげてください。

集団じゃんけんになると参加できません。

まずは家庭で「2人じゃんけん」を経験し、
慣れてきたら3人→4人…と段階を踏むと安心です。

勝ったのに怒ります。

「勝った=嬉しい」という認識が弱い場合があります。
「勝ったらこうなる」を視覚で示すと理解しやすくなります。

じゃんけんで順番決めができません。

家庭の小さな場面で「おやつの順番」などから取り入れると自然に習得できます。

手の形が逆(左右反転)になります。

鏡を使う、横に座るなど「同じ方向で見る」工夫が効果的です。

本人が嫌がる日はどうすれば?

観察だけでOK。
やりたい気持ちが戻ったときに再チャレンジで十分です。

✨まとめ|じゃんけんは社会性の入口

じゃんけんはシンプルな遊びですが、
実は

  • 模倣
  • 観察
  • 勝敗の理解
  • 順番のルール
  • 気持ちの切り替え

など多くの力が身につく、とても優秀な「社会性トレーニング」です。

特性のある子でも取り組みやすい遊びなので、
ぜひ 段階的ステップ を活用しながら家庭に取り入れてみてください。

📢次回予告

どうぞお楽しみに。
すごろく遊びで育つ発達スキル

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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