はじめに
「ちゃんと消してから書いてね」
そう伝えているのに、
- 消し残しの上から書いてしまう
- 字が重なって読みにくい
- 紙がぐしゃぐしゃになる
- 消しゴムのカスを手でこすってさらに汚れる
- 「見えない!」「読めない!」と困っている
そんなことはありませんか?
実は、消しゴムを使うのは大人が思う以上に難しい作業です。
特に、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- DCD(発達性協調運動症)
- 不器用さがある子
- 力加減が苦手な子
- 視覚優位のお子さん
では、
「消す→確認する→書く」
という一連の流れが難しいことがあります。
そこで今回は、
小1の子でも分かりやすい「消しゴムのコツ」と、視覚支援カードを無料公開します。
結論|消しゴムは「消す→見る→書く」を見える化すると上手になりやすい
結論から言うと、消しゴムが苦手な子は「消す→見る→書く」の順番を見える化すると、
上手に消せるようになることがあります。
我が家でも、この流れを意識するようになってから、消し残しが少しずつ減ってきました。
なぜ消しゴムは難しいの?
消しゴムは、
- 紙を押さえる
- 力加減を調整する
- 消しゴムを動かす
- 消えたか確認する
- 消しかすを払う
など、実はたくさんの動作が必要です。
大人にとっては当たり前でも、小1の子にとっては意外と高度な作業なんですね。
消しゴムが苦手な子によくあるサイン
- 消したつもりなのに字が残っている
- 消し残しの上から書いてしまう
- 紙がぐしゃぐしゃになる
- 消しゴムが小さくなると使いにくそう
- 力が強すぎて紙が破れる
- 字が読みにくくなって困っている
- 宿題に時間がかかる
- 「見えない!」と言うことが多い
ひとつでも当てはまる場合は、消し方のコツを練習すると改善することがあります。
消しゴムの上手な使い方5つのポイント
① 紙を反対の手でしっかり押さえる
✋ 左手で紙を押さえる
✏️ 右手で消す
紙が動くと消しにくくなります。
これだけでもかなり消しやすくなる子がいます。
② 消しゴムは寝かせる
❌ 先っぽだけで消す
⭕ 広い面で消す
すると、
- 少ない力で消える
- 紙が破れにくい
というメリットがあります。
③ 小さく「ごしごし」
大きくゴシゴシするより、
⬅️➡️
小さく10回くらい動かす方がきれいに消えやすいです。
強くこすると、
- 字が残る
- 紙がしわになる
ことがあります。
④ 消えたか見る
👀「きえたかな?」
ここが一番大事です。
よく消えていないまま次を書いてしまう子も少なくありません。
「見る」を一つ挟むだけで、ぐっときれいになります。
⑤ 消しかすはやさしく払う
手でゴシゴシすると、
❌ 紙が汚れる
❌ 字が消える
ことがあります。
おすすめは、
🖐️ 手のひらでやさしく払う
または、
💨「ふーっ」と息を吹く
です。
【無料公開】消しゴムのコツ視覚支援カード






🌈じょうずにけそう!
①✋かみをおさえる
↓
②🧽ちいさくごしごし
↓
③👀きえたかな?
↓
④✨ピカピカ!
↓
⑤✏️つぎをかこう!
視覚化することで、
「何をすればいいのか」
が分かりやすくなります。
【体験談】消しゴムって地味に難しいと思いました
うちの息子も小1になってから、
「なんでこんなに見えにくいんだろう?」
と思うことがよくありました。
よく見ると、
消したつもりでほとんど消えていないまま、その上から書いていたんです。
本人はちゃんと消したつもり。
最初は、
「もっとちゃんと消して!」
と言っていたのですが、本人なりに頑張っていたんですよね。
そこで、
「消す→見る→書く」
を一緒に練習してみると、少しずつきれいに消せるようになってきました。
改めて、消しゴムって地味に難しいんだなぁと思いました。

大人には簡単でも、子どもにとっては練習が必要な技術なんですね。
「消す」「見る」「書く」の3つを順番にやること自体が練習なんだなと思います。
少しずつできるようになってきた今は、
「できない」ではなく、
「まだ練習中なんだな」
と思えるようになりました。
ASD・ADHD・DCD傾向のある子にもおすすめ
この視覚支援カードは、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- DCD(発達性協調運動症)
- 発達ゆっくりさん
- 不器用さが気になる子
にも活用しやすいと思います。
言葉だけより、
「見て分かる」
方が理解しやすい子もたくさんいます。
よくある質問
消しゴムを強くこするとよく消えますか?
強くこすると紙が破れたり、しわになったりすることがあります。
小さく動かす方がきれいに消えやすいです。消しゴムは何回くらい動かせばいいですか?
5~10回くらい小さく動かし、消えたか確認するのがおすすめです。
消し残しの上から書いてしまいます。
「消す→見る→書く」の順番を見える化すると改善することがあります。
消しゴムのカスはどうすればいいですか?
手のひらで優しく払うか、「ふーっ」と吹く方法がおすすめです。
紙が破れてしまいます。
力が強すぎたり、消しゴムの角だけを使っている可能性があります。
左利きでも同じですか?
はい。利き手と反対の手で紙を押さえるのがポイントです。
小1で消しゴムが苦手なのは普通ですか?
珍しいことではありません。少しずつ練習しながら上達していく子も多いです。
ASDやADHDの子にも使えますか?
視覚支援カードは、見通しを持ちやすくするため、活用しやすい場合があります。
消しゴムはどれがおすすめですか?
MONO、Arch、Radarなど軽い力で消しやすいものがおすすめです。
いつ頃上手になりますか?
個人差がありますが、繰り返し練習することで少しずつ上達していく子が多いです。
小1におすすめの消しゴム
我が家では、
- MONO
- Arch
- Radar
など、軽い力で消えやすいタイプが使いやすく感じました。
消しゴムによって消しやすさはかなり違うので、
「消し方が下手」
と思う前に、道具を変えてみるのもおすすめです。
(※感じ方には個人差があります。)
まとめ
消しゴムは、
「ただ消すだけ」
ではありません。
- 紙を押さえる
- 小さく動かす
- 消えたか確認する
- 消しかすを払う
というたくさんの動きが必要です。
もし苦手でも、
「できない」
ではなく、
「まだ練習中」
なのかもしれません。
焦らず、
「消す→見る→書く」
を少しずつ身につけていけたらいいですね。