はじめに
「何回言っても伝わらない…」
「怒るまでやめてくれない…」
「どうしてママが困っていることに気づいてくれないんだろう?」
そんな悩みはありませんか?
結論から言うと、
「怒るよ!」と伝えるよりも、気持ちを見える化した方が伝わりやすいことがあります。
特に、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- 発達ゆっくりさん
- 視覚優位の子
- 人の気持ちや表情を読み取ることが苦手な子
は、言葉だけでは相手の気持ちを理解しにくいことがあります。
そこで我が家で役立ったのが、
「感情カード(ママの気持ちメーター)」
でした。
幼児の感情カードとは?|気持ちを見える化するカード
感情カードとは、
😊うれしい
😐ふつう
😣困っている
😠怒りそう
😭悲しい
など、
気持ちをイラストや色で分かりやすく見える化したカードです。
幼児期は、
「自分の気持ち」
だけでなく、
「相手の気持ち」
を理解することもまだ発達の途中。
言葉だけでは伝わりにくい時に、
「見て分かる」
形にすることで理解しやすくなることがあります。
なぜ幼児は人の気持ちに気づきにくいの?
幼児は、
遊びに夢中になる
自分の気持ちが優先になる
相手の表情を読むのが難しい
感情を想像する力が発達途中
ということがあります。
特に、
ASDやADHDの子は、
「見えないもの」
を理解することが苦手な場合があります。
そのため、
「ママ困ってるよ!」
「そろそろ怒るよ!」
と言われても、
どれくらい困っているのか
どれくらい怒っているのか
が分かりにくいこともあります。
【実体験】怒られてから気づく息子に作った感情カード
もともと息子は、人の表情や気持ちを読み取ることが少し苦手でした。
私が、
「そろそろやめてね」
「ママ疲れてきたよ」
「それ以上したら怒るよ」
と何度声をかけても、
楽しさに夢中になってしまい、
同じことを繰り返していました。
そして、
怒っている最中は笑ってたり、
言い返してたりしてたのに、
私が本気で怒ると、
急に顔が変わり、
「あ、やばかった…」
という表情になる。
そんなことが何度もありました。
だから、
「わざとやっている」
のではなく、
「怒る寸前までママの気持ちに気づきにくいのかもしれない」
と思うようになりました。
そんなことが何度もありました。
そこで作ったのが、
「ママの気持ちメーター」でした。
ママの気持ちメーター
💚😊 レベル0
にこにこ
「うれしいよ!」
↓
💛😐 レベル1
ちょっと疲れてる
「少し休みたいな」
↓
🟠😣 レベル2
イライラしてきた
「そろそろやめてほしいな」
↓
🔴😠 レベル3
かなり怒りそう
「静かにしてほしいな」
↓
🌋💥 レベル4
限界!
「ひとり時間ください!」
すると、
「ママ、今黄色?」
「赤になる前に静かにする!」
と、自分から気づけることが少しずつ増えていきました。
もちろん、すぐに完璧になったわけではありません。
それでも、
怒鳴ってから伝えるより、
先に気持ちを見える化することで、
親子ともに楽になったように感じています。
感情カード 視覚支援






感情カードは「怒るため」ではなく「気持ちを伝えるため」
感情カードの目的は、
子どもを脅すことではありません。
「もう怒るよ!」
ではなく、
「今こんな気持ちだよ」
を伝えるためのものです。
ママも子どもも、
怒る前に気持ちに気づけるようになることが目的です。
感情カードだけで解決するわけではありません
感情カードだけで解決するわけではありません
もちろん、感情カードを使ったからといって、
すぐに気持ちが伝わるわけではありません。
我が家も、
「黄色だよ」
「そろそろ赤になりそうだよ」
と伝えても、止まれない日もあります。
また、
疲れている時や興奮している時は、
カードを見る余裕がないこともありました。
それでも、
怒鳴ってから伝えるより、
「今のママの気持ちはここだよ」
と見える化することで、
親子で気持ちを共有しやすくなったように感じています。
もちろん、今でもうまくいかない日はあります。
それでも、
以前のように突然強く怒ってしまうことは減り、
「ママ、今黄色?」
「赤になる前にやめる!」
と息子の方から気づいてくれる場面も少しずつ増えてきました。
感情カードは魔法のようにすべてを解決してくれるものではありません。
でも、
親子で気持ちを共有するきっかけとして、
我が家には作ってよかった視覚支援のひとつになっています。
感情カードの使い方
①怒る前に見せる
❌
「もう怒るよ!」
⭕
「今、黄色だよ」
「オレンジになってきたよ」
と早めに知らせます。
②色で伝える
🟢大丈夫
🟡注意
🔴ストップ
など、信号のようにすると幼児にも分かりやすくなります。
③どうしたら戻るかも伝える
🤫静かな声
🧸ひとりで遊ぶ
👐やさしく触る
🥤お茶を飲む
❤️ぎゅーする
など、
「どうしたらニコニコに戻るか」
もセットで伝えるのがおすすめです。
発達障害やDCDのある子にもおすすめ
このカードは、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- DCD(発達性協調運動症)
- 発達ゆっくりさん
- 視覚優位のお子さん
にも活用しやすいと思います。
言葉だけでは伝わりにくいことも、
イラストや色で見える化することで、
「今どうすればいいのか」
が分かりやすくなることがあります。
無料公開について
このページでは、
「ママの気持ちメーター」
の視覚支援カードを無料公開しています。
ご家庭や学校、療育などで自由に活用してください。
よくある質問
感情カードは何歳から使えますか?
2〜3歳頃から使いやすくなります。
怒ってから見せても効果がありますか?
怒る前の段階で見せる方が伝わりやすいと思います。
パパ版でも使えますか?
もちろん使えます。
「パパの気持ちメーター」にしても大丈夫です。
幼児が理解できるでしょうか?
色や顔のイラストがあると理解しやすいことがあります。
ASDの子にも効果がありますか?
視覚支援が合うお子さんには役立つことがあります。
ADHDの子にも使えますか?
「今どういう状態か」が見えることで理解しやすくなることがあります。
感情カードは自分の気持ちにも使えますか?
「うれしい」「かなしい」「怒っている」など、自分の感情を伝える練習にも役立ちます。
怒らなくなりますか?
怒らなくなるわけではありませんが、気持ちを伝えやすくなることがあります。
毎日使った方がいいですか?
日常の中で少しずつ使うのがおすすめです。
家族全員で使ってもいいですか?
兄弟やパパ、ママも一緒に使うと気持ちを共有しやすくなります。
まとめ
「何回言っても伝わらない」「怒ったあとにやっと気づく」
そんな時、
子どもは悪気があるのではなく、
「見えない気持ち」が分かりにくいだけなのかもしれません。
我が家もまだ練習中ですが、
感情を見える化したことで、
親子で気持ちを共有できる場面が少しずつ増えてきました。
完璧でなくても大丈夫。
「今どんな気持ちかな?」
を一緒に確認しながら、
親子で安心して過ごせる方法を探していけたらいいなと思っています。