はじめに
「すぐ怒る」
「思い通りにならないと泣く」
「叩いてしまう」
「大声を出してしまう」
「何度言っても気持ちを切り替えられない」
そんな悩みはありませんか?
実は、幼児にとって「気持ちをコントロールすること」は大人が思う以上に難しいものです。
特に、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- 発達ゆっくりさん
- 感覚過敏がある子
- 視覚優位の子
は、
「落ち着いて!」
と言葉だけで言われても、
「どうすればいいのか」
が分からないことがあります。
そこでおすすめなのが、
「気持ちのコントロールを見える化する視覚支援カード」
です。
今回は、我が家でも役立った
「気持ちメーター」と「イライラした時の対処法」
をイラスト付きで紹介します。
結論|気持ちのコントロールは「我慢」ではなく「方法を知ること」
「怒ってはダメ!」
「泣かない!」
と言われても、子どもはどうすればいいのか分かりません。
大切なのは、
❌ 怒らないこと
ではなく、
⭕ 気持ちが大きくなった時にどうすればいいかを知ること
です。
そのためには、
見て分かる視覚支援が役立つことがあります。
幼児は気持ちをコントロールする力が発達途中
幼児期は、
- 我慢する
- 切り替える
- 順番を待つ
- 気持ちを言葉で伝える
などの力を少しずつ練習している時期です。
そのため、
- 癇癪
- イライラ
- 泣く
- 怒る
- 物を投げる
などは珍しいことではありません。
「わざと困らせている」
のではなく、
まだ上手にコントロールする方法を練習している途中なのです。
【無料公開】気持ちメーター(視覚支援)




レベル1 😊
楽しい!
「うれしい!」
「たのしい!」
レベル2 🙂
だいじょうぶ
「おちついてるよ」
レベル3 😟
ちょっとイヤ
「なんかイヤだな」
レベル4 😣
イライラ
「むかつく」
「いやだな」
レベル5 😡
カンカン!
「もう我慢できない!」
レベル4・5になったらどうする?




① ふーっと深呼吸
😮💨
ゆっくり吸って
ゆっくり吐く
3回くらい。
② 水を飲む
💧
気分を切り替える。
③ おやすみコーナー
🧸
好きなぬいぐるみ
クッション
絵本
などで少し休む。
【無料公開】イライラした時の5ステップ


① ✋ とまる
「イライラした!」
「いやだ!」
と思ったら、まずはストップ。
走るのをやめる
大声を止める
手を出しそうになったら止まる
まずは、動きを止めることが「こころのくのいちしゅぎょう」の第一歩です。
↓
② 😮💨 ふーっ
ゆっくり息を吸って、
ゆっくり息をはく。
「ふーっ」を3回。
深呼吸をすると、
ドキドキした気持ちが少しずつ落ち着いてきます。
↓
③ 🤔 かんがえる
「どうしたかったのかな?」
「なにがイヤだったのかな?」
「どうしたらいいかな?」
と、自分の気持ちを考えてみます。
すぐに答えが出なくても大丈夫。
まずは、
「なんかイヤだった」
と気づくだけでも十分です。
↓
④ 🗣️ ことばでいう
気持ちは、手や大声ではなく、
言葉で伝える練習をします。
🙋「かして」
🙅「いや」
😊「てつだって」
😢「かなしい」
😡「おこってる」
など、
少しずつ言葉で伝えられるようになると、お友達とのトラブルも減っていきます。
↓
⑤ 🌸 はなまる!
できたら、
✨「できたね!」
✨「がんばったね!」
✨「またやってみよう!」
と、自分に花丸をあげましょう。
完璧にできなくても大丈夫。
少しずつ練習していけば、
「気持ちをコントロールする力」
は育っていきます。
我が家の体験談
息子も小さい頃は、
思い通りにならないと、
泣く
怒る
大声を出す
おもちゃを投げる
ということがよくありました。
以前は、
「落ち着いて!」
「怒らない!」
と伝えていましたが、
本人もどうしたらいいのか分からず、
さらに怒ってしまうことが多かったです。
そこで、
「今は気持ちメーターの何番かな?」
「4になったら水を飲もう」
「一回休もう」
と見える化してみました。
すると、
少しずつ
「今3かな」
「お水飲む」
「休憩する」
と言える日が増えてきました。
すぐにできるようになったわけではありません。
でも、
「怒らないこと」
よりも、
「落ち着く方法を覚えること」
を大切にしたことで、
親子ともに楽になったように感じています。
発達障害やADHDのある子にもおすすめ
このカードは、
- ASD(自閉スペクトラム症)
- ADHD
- 発達ゆっくりさん
- DCD(発達性協調運動症)
のお子さんにも活用しやすいと思います。
特に、
言葉だけの説明より、
見て分かる方が理解しやすい子には、
視覚支援が役立つことがあります。
無料公開について
このページでは、
「気持ちメーター」
「イライラした時の4ステップ」
の視覚支援カードを無料公開しています。
ご家庭
幼稚園
保育園
療育
放課後等デイサービス
などで自由に活用してください。
よくある質問(FAQ)
気持ちのコントロールは何歳頃からできますか?
少しずつ発達していきます。幼児期は練習中の時期です。
すぐ怒るのは発達障害ですか?
怒りや癇癪だけで発達障害とは限りません。
何回教えてもできません。
繰り返し練習することで少しずつ身についていきます。
深呼吸を嫌がります。
水を飲む、休憩するなど他の方法でも大丈夫です。
おやすみコーナーとは何ですか?
落ち着くための安心できる場所です。
叩いてしまう時にも使えますか?
使えます。叩く前に止まる練習につながります。
幼稚園でも使えますか?
先生と共有すると活用しやすくなります。
ASDの子にも効果がありますか?
視覚優位の子には特に相性が良いことがあります。
ADHDの子にも使えますか?
気持ちの切り替えをサポートする方法の一つになります。
大人も使えますか?
親子で一緒に使うのもおすすめです。
まとめ
幼児の気持ちのコントロールは、
「怒らないこと」
ではなく、
「どうすれば落ち着けるかを知ること」
が大切です。
言葉だけでは難しい時は、
気持ちを見える化した視覚支援が助けになることがあります。
焦らず、
少しずつ、
「落ち着く方法」を一緒に増やしていけるといいですね。