はじめに
「なんで勉強しないといけないの?」
子どもが小学校に入る頃になると、一度は聞かれることがある質問ではないでしょうか。
私も息子に聞かれたことがあります。
そんなとき、SNSで見かけた「水の入ったコップ」のたとえ話がとても印象に残りました。
「なるほど!」
「これは子どもにも伝わりやすい!」
と感動したのを覚えています。
でも、いざ息子に説明しようとすると、
「あれ…どういう順番だったっけ?」
「理科は何て説明するんだっけ?」
と、うまく話せませんでした。
そこで、
「何度でも親子で見返せるように、視覚支援カードにしてみよう。」
と思い、このカードを作りました。
言葉だけで伝えるよりも、イラストがあることで、小学校低学年のお子さんにもイメージしやすくなります。
「水の入ったコップ」のたとえ話とは?
コップに入った水を見ながら、
「ここに水の入ったコップがあるよね。」
と子どもに話しかけます。
水は何も変わっていません。
でも、勉強すると、この水がいろいろな見え方になるのです。

算数を勉強すると…
「200mLくらい入っているね。」
量や数字で考えられるようになります。
理科を勉強すると…
「これは水(H₂O)なんだ。」
「0℃でこおって、100℃でふっとうするんだよ。」
水の性質が分かるようになります。
国語を勉強すると…
「透明」
「冷たい」
「すんでいる」
「キラキラしている」
感じたことを言葉で伝えられるようになります。
社会を勉強すると…
「この水はどこから来るんだろう?」
「どうやって家まで届くんだろう?」
暮らしとのつながりが見えてきます。
家庭科を勉強すると…
安全に飲んだり、
料理に使ったり、
生活の中で役立てられるようになります。
保健を勉強すると…
水分補給が体に大切な理由が分かります。
健康を守る知識につながります。
図工・美術を勉強すると…
水の透明感や光の反射を絵で表現できます。
音楽を勉強すると…
水をイメージした歌や音で表現できます。
勉強すると「見える世界」が増えていく
コップの水は最初から変わっていません。
変わるのは、自分の見方です。
勉強することで、
- 数字で考えられる
- 言葉で伝えられる
- 仕組みが分かる
- 暮らしとのつながりが見える
- 表現できる
など、同じものでも見えることがどんどん増えていきます。
だから勉強は、
「テストのため」だけではなく、世界を見る方法を増やすことなのだと思います。
我が家では視覚支援カードにしました
我が家は、言葉だけで説明しても忘れてしまうことがよくあります。
特に息子は、目で見た方が理解しやすいタイプです。
私自身も、このたとえ話を思い出そうとすると、
「あれ?次は何だったかな?」
となってしまいました。
そこで、教科ごとの見え方を一枚にまとめた視覚支援カードを作ることにしました。
いつでも親子で見返せて、
「今日は理科の見方!」
「今日は算数の見方!」
と話のきっかけにもなります。
無料で公開しています
今回作成した「なんで勉強しないといけないの?」視覚支援カードは、ご家庭や学校で使いやすいように無料で公開しています。
お子さんから同じ質問をされたとき、
「勉強はテストのためだよ。」
ではなく、
「勉強すると、同じコップの水でも見えることが増えるんだよ。」
そんな会話のきっかけになればうれしいです。
よくある質問(FAQ)
「水の入ったコップ」のたとえ話とは何ですか?
勉強することで、同じコップの水でも算数・理科・国語など、それぞれ違う視点から見られるようになるという考え方です。
小学校低学年でも理解できますか?
はい。実際にコップに水を入れて見せながら話すと、目で見て理解しやすくなります。
勉強は将来のためだけですか?
将来だけでなく、今の生活や興味・好奇心を広げるためにも役立ちます。
勉強嫌いの子にも効果がありますか?
「勉強=テスト」ではなく、「世界を知ること」と伝えることで、前向きに捉えられる子もいます。
視覚支援カードにすると効果がありますか?
はい。コップの水や教科ごとの見え方をイラストで示すと、小学校低学年や視覚優位のお子さんにも伝わりやすくなります。
まとめ
SNSで見かけた「水の入ったコップ」のたとえ話は、とてもすてきな考え方でした。
だからこそ、
「忘れずに子どもへ伝えたい。」
「子どもにも分かりやすく伝えたい。」
そんな思いから、この視覚支援カードを作りました。
勉強は、テストで100点を取るためだけではありません。
世界をいろいろな角度から見られるようになること。
その第一歩として、このカードが親子で話すきっかけになればうれしいです。