はじめに
「文字カードは用意したけれど、どんな言葉を作ればいい?」
「きゃ・きゅ・きょや、小さい『っ』が入る言葉を練習したい。」
「絵を見ながら、自分で言葉を作る練習ができたらいいな。」
そんなことはありませんか?
以前、我が家では、市販・100均の「あいうえおカード」に足して使える拗音カードを作りました。
文字カードを使うと、
き + ゅ + う + り
↓
きゅうり
のように、文字を実際に動かしながら言葉を作ることができます。
でも、実際に練習していると、
「次は何の言葉を作ろう?」
と、練習する言葉を毎回考えるのも大変です。
そこで今回は、文字カードと一緒に使えるように、
「絵を見て、言葉を作るためのことば絵一覧」を作りました。
今回用意したのは、
① 拗音が入る言葉48語
② 小さい「っ」が入る言葉48語
③ のばす音・濁音・半濁音の言葉48語
の3種類、合計144語です。
ただし今回は、144枚のカードを作る教材ではありません。
48語を1枚にまとめた「ことば絵一覧」を3枚用意しました。
さらに、文字あり・文字なしの2パターンを用意しています。
文字カードの横に置いて、「今日はどの言葉を作る?」とお題を選びながら使えます。
今回は「カード」ではなく48語の一覧にしました
これまで文字カードを作ってきましたが、今回の教材は少し違います。
1つひとつ切り離して使うカードではなく、
48個のイラストを1枚にまとめた「ことば絵一覧」
です。
理由は、とてもシンプル。
できるだけ印刷や切る手間を減らしたかったからです。
文字カードは、実際に文字を並べるために1枚ずつ切る必要があります。
一方、今回のことば絵は、
「何という言葉を作るのか」を示すお題
として使います。
そのため、必ずしも1枚ずつ切り離す必要はありません。
一覧の中から、
「今日はこの絵にしよう!」
と1つ選んで、その言葉を文字カードで作ります。
例えば「きゅうり」の絵を選んだら、
き・ゅ・う・り
のカードを探して並べます。
これなら、ことば絵一覧は1枚印刷するだけ。
教材を準備する保護者の負担も少なくできます。
① 拗音が入った「ことば絵一覧」


1つ目は、小さい「ゃ・ゅ・ょ」を使う言葉を中心にした一覧です。
全部で48種類あります。
例えば、
- きゅうり
- ぎゅうにゅう
- きょうりゅう
- ちゅうしゃ
- きゅうしょく
- ひゃくえん
- りゅう
- びょういん
- きょうかしょ
- ちゃわん
- ちょうちょ
- ぎょうざ
- りょうり
などです。
「きゅ」「きょ」「しゃ」「しゅ」「しょ」「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」など、いろいろな拗音が入った言葉を集めました。
中には、
きゅうきゅうしゃ
りゅうぐうじょう
しょうぼうしゃ
など、拗音が複数入っている少し難しい言葉もあります。
最初から全部に挑戦する必要はありません。
まずは、
きゅうり
ちゃわん
りゅう
など、比較的分かりやすい言葉から始めてもOKです。
文字カードと組み合わせると
例えば「きゅうり」の絵を見せます。
そして、
「文字カードで『きゅうり』を作ってみよう!」
と声をかけます。
き + ゅ + う + り
と作ってもいいですし、
「きゅ」の拗音カードがある場合は、
きゅ + う + り
でもOKです。
同じ言葉でも、練習したい内容に合わせて使い方を変えられます。
② 小さい「っ」が入った「ことば絵一覧」


2つ目は、小さい「っ(促音)」が入る言葉を集めました。
こちらも48語です。
例えば、
はっぱ
らっぱ
かっぱ
ばった
らっこ
しっぽ
ねっこ
きって
きっぷ
にっき
がっき
せっけん
なっとう
がっこう
など、幼児や小学校低学年でも比較的イメージしやすい言葉を入れています。
後半には、
しゅっぱつ
がっしょう
がっきゅう
いっしょ
など、小さい「っ」と拗音が一緒に入る言葉もあります。
さらに、
コップ
ベッド
サッカー
ロボット
ロケット
トラック
ポケット
クッション
など、カタカナで書くことの多い身近な言葉も入れました。
※カタカナで書くことの多い言葉は、まずひらがなで音のまとまりや小さい「っ」の位置を確認し、必要に応じてカタカナ表記にもつなげられます。
「っ」はどこに入る?を考えてみる
例えば、「はっぱ」の絵を見ます。
まず、
「これは何?」
と聞いて、
「はっぱ!」
と答えられたら、文字カードを探します。
は + っ + ぱ
と並べます。
「はぱ」になってしまったら、
「小さい『っ』はどこに入るかな?」
と一緒に考えることもできます。
書く前に文字カードを動かすことで、小さい「っ」が入る位置を目で確認できるのがポイントです。
③ のばす音・濁音・半濁音の 「ことば絵一覧」


3つ目は、
のばす音
に加えて、
濁音・半濁音
も一緒に練習できる一覧にしました。
のばす音では、
かきごおり
おおかみ
おおきい
おばあさん
おとうと
こうえん
ひこうき
ゆうれい
いもうと
ほうき
ぼうし
ろうそく
とうふ
ぶどう
そうじ
どうろ
ふうせん
すいとう
などを収録しています。
また、
とけい
せんべい
しいたけ
れいぞうこ
けいと
せんせい
めいろ
けいたい
けいさつ
えいが
えいご
など、「え」の音がのびて聞こえる言葉も入れました。
「お」?「う」?を文字カードで確認
のばす音は、聞こえ方だけでは「お」「う」「い」のどの文字を書くのか迷いやすいことがあります。
例えば、
こうえん
を聞いて、そのまま音だけを頼りに書こうとすると迷うことがあります。
そんなときも、いきなり何度も書くのではなく、
こ + う + え + ん
と文字カードを並べて確認できます。
「どの文字を使うのかな?」
と考えてから書く練習につなげることができます。
濁音・半濁音の言葉も入れました
3枚目の後半には、
くじら
もぐら
だいこん
じどうしゃ
ねずみ
などの濁音が入る言葉と、
たんぽぽ
ぴあの(ピアノ)
てんぷら
など、半濁音が入る言葉も収録しています。
「か」と「が」
「は」と「ぱ」
などは、文字の形が似ています。
例えば「くじら」なら、
く + じ + ら
と並べながら、
「し」ではなく、点々がついた『じ』だね
と確認することもできます。
おすすめの使い方① 絵を見て言葉を言う
最初から文字カードを並べなくても大丈夫です。
まずは、一覧の中から1つイラストを選びます。
例えば「きゅうり」を指して、
「これは何?」
と聞いてみます。
「きゅうり!」
と言えたらOK。
まずは、絵を見て言葉を思い出すところから始めます。
分からない場合は、保護者が答えを教えても大丈夫です。
おすすめの使い方② 絵を見て文字カードを並べる
次は、絵をお題にして文字カードを並べます。
例えば、
🍃 はっぱ
なら、
は + っ + ぱ
🥒 きゅうり
なら、
き + ゅ + う + り
✈️ ひこうき
なら、
ひ + こ + う + き
です。
絵を見る → 言葉を思い出す → 必要な文字を探す → 順番に並べる
という流れで取り組めます。
おすすめの使い方③ 間違えた言葉だけ文字カードで確認する
全部の言葉を順番に練習する必要はありません。
例えば、プリントで、
きゅうり → きょうり
と書いてしまったとします。
そんなときは、一覧から「きゅうり」を探して、
き + ゅ + う + り
とカードを並べます。
そして、
「『きゅ』だから、小さい『ゅ』だね」
と確認します。
「間違えたから10回書こう」ではなく、
どこを間違えたのかを一度カードで確認してから、もう一度書いてみる
という使い方もできます。
おすすめの使い方④ 「どれにする?」と子どもに選んでもらう
48語を一覧にしたメリットの一つが、子ども自身が問題を選びやすいことです。
「今日は5問やろう」
だけではなく、
「この中から好きな絵を5つ選んでみよう!」
でもOK。
恐竜が好きなら「きょうりゅう」。
乗り物が好きなら「きしゃ」「しょうぼうしゃ」。
食べ物が好きなら「きゅうり」「ぎょうざ」。
自分で選んだ言葉なら、練習にも入りやすくなります。
「見る→言う→探す→並べる→書く」で使ってみよう
使い方に迷ったら、次の5ステップがおすすめです。
① 絵を見る
② 言葉を言う
③ 必要な文字カードを探す
④ 順番に並べる
⑤ 書いてみる
毎回⑤まで進めなくても大丈夫です。
「今日は絵を見て言うだけ」
「今日はカードを並べるところまで」
など、お子さんに合わせて使ってみてください。
言葉は分かっているけれど、小さい文字を間違える
「っ」をどこに入れるか迷う
「お」と「う」で迷う
そんなときは、「書く練習」だけでなく、文字を選んだり並べたりする練習を取り入れてみる方法もあります。
文字カードを使えば、書く負担をいったん減らして、「どの文字を使うのか」「どんな順番なのか」に注目できます。
一覧形式だから印刷・準備がラク
今回、48語を1枚ずつのカードにしなかったのには、もう一つ理由があります。
48枚のカードを3種類作ると、
全部で144枚。
印刷して、切って、保管するとなると、かなりの量になります。
そこで、今回はあえて、
1種類=1枚のことば絵一覧
にしました。
一覧なら、
印刷する
↓
文字カードの横に置く
↓
好きな絵を選ぶ
だけで使えます。
切り取る必要もありません。
文字カードは繰り返し使い、「お題」だけを一覧から選ぶという使い方がおすすめです。
こんなお子さんの練習に
今回のことば絵一覧は、特に次のような練習に使えます。
- 「きゃ・きゅ・きょ」などの拗音で迷う
- 小さい「ゃ・ゅ・ょ」を忘れやすい
- 小さい「っ」が入る位置が分からない
- 「お」「う」「い」を使うのばす音の表記で迷う
- 濁点・半濁点を忘れる
- 書くだけのひらがな練習だと飽きてしまう
- 文字カードを使って言葉作りをしたい
- 自分で問題を選びながら練習したい
一度に48語すべてを練習する必要はありません。
今日は3問だけ。
今日は「っ」が入る言葉だけ。
というように、少しずつ使ってみてください。
【無料ダウンロード】ひらがな「ことば絵一覧」
今回作ったことば絵一覧は、無料でダウンロードできます。
用意したのは、
① 拗音が入る言葉 48語
② 小さい「っ」が入る言葉 48語
③ のばす音・濁音・半濁音の言葉 48語
の3種類です。
1枚ずつ切り離すカードではなく、一覧のまま印刷して使う教材です。
文字カードを横に置き、
「この絵の言葉を作ってみよう!」
と、お題として使ってみてください。
文字あり・文字なしで使い分けてもOK
「まだ言葉を思い出すのが難しい」という場合は、文字ありの一覧から始めてもOKです。
慣れてきたら、文字なしの一覧を使って、
絵を見る → 言葉を思い出す → 文字カードで作る
に挑戦してみます。
同じイラストでも、文字の有無を変えることで難易度を調整できます。
まとめ|文字カード+ことば絵一覧で「言葉を作る」練習に
今回は、
拗音
小さい「っ」
のばす音
濁音・半濁音
を練習できる、3種類の「ことば絵一覧」を作りました。
今回は、あえて1語ずつのカードにはしていません。
48語を1枚にまとめることで、印刷や切り取りの負担を減らし、文字カードと一緒にすぐ使える形にしました。
一覧から好きな絵を選んで、
見る
↓
言う
↓
文字を探す
↓
並べる
↓
書いてみる
と進めます。
「何度書いても間違えてしまう」というときも、
書く前に一度、文字を実際に動かして確認する。
そんな練習方法の一つとして使えます。
前回の「あいうえおカード」「拗音カード」などを持っている方は、
今回のことば絵一覧を「お題一覧」として文字カードの横に置いて使ってみてください。
書く前に、見る・言う・探す・並べるを取り入れながら、その子のペースで練習してみてください。