支援級・小学校

【小学校の支援級って実際どんなところ?】情緒級の授業内容|自立活動・生活単元学習をリアル解説

支援級の様子

支援級の授業って実際どんなことするの?

目次

  1. はじめに|「支援級って実際どんな授業をするの?」
  2. 支援級ってずっと別教室なの?
  3. 情緒級の授業ってどんな感じ?
  4. 支援級の「生活単元学習」ってなに?
  5. 生活単元学習で実際にすること
  6. 支援級の「自立活動」ってなに?
  7. 自立活動で実際にすること
  8. 「生活単元学習」と「自立活動」の違いって?
  9. 支援級は45分ずっと座れなくても大丈夫?
  10. 実際に通って感じたこと
  11. よくある質問(FAQ)
  12. まとめ|大切なのは「安心して学べること」

はじめに|「支援級って実際どんな授業をするの?」

小学校入学前、 就学相談の時期、
わが家が何度も検索していた言葉があります。

それが、

「支援級って実際どんな授業をするの?」

でした。

普通級と何が違うの?

勉強は遅れない?

遊びが多いの?

どんな子が通っているの?

実際の様子が知りたい。

でも、調べても制度説明は多いのに、

「実際に通っている家庭のリアル」

は意外と少ないんですよね。

今回は、 情緒支援級に通う息子の体験も交えながら、

  • 支援級の授業内容
  • 自立活動とは何か
  • 生活単元学習とは何か
  • 情緒級のリアルな様子

を、できるだけ分かりやすくまとめます。

同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

支援級(情緒クラス)ってずっと別教室なの?

支援級と聞くと、

「ずっと別室で過ごすの?」

と思う方も多いかもしれません。

でも実際は、 交流級(通常学級)へ参加する時間もあります。

例えば、

  • 体育
  • 音楽
  • 図工
  • 道徳
  • 学活
  • 生活
  • 図書
  • 給食

などを通常級で過ごす子も多いです。

どの授業を交流級で受けるかは、

  • 子どもの特性
  • 学校方針
  • 学年
  • 本人の負担

によってかなり変わります。

交流級と支援級のイメージ図

支援級(情緒クラス)の授業ってどんな感じ?

わが家の息子が在籍しているのは、

「自閉症・情緒支援学級」です。

情緒級では、主に

  • 教科指導(国語と算数)
  • 自立活動

を行います。

知的な遅れがない場合は、

「通常学級と同じ教科内容」で学ぶケースも多いです。

ただ、違うのは、

「学びやすい環境が整えられていること」

でした。

例えば、

  • 少人数
  • 視覚支援
  • 個別説明
  • 見通し提示
  • クールダウン

など。

息子の場合も、「理解できない」というより、

「環境が合わないと力を出しにくい」タイプです。

少人数で整理された環境になることで、
かなり落ち着いて学べるようになっています。

支援級の「自立活動」ってなに?

支援級ならではなのが、「自立活動」です。

これは、

「障害による困り感を減らし、学校生活を送りやすくするための時間」です。

勉強だけではなく、

  • 自分の特性理解
  • 苦手への対処
  • 生活のしやすさ

を支援していきます。

支援級の「自立活動」で実際にすること

コミュニケーション練習

例えば、

  • 相手との距離感
  • 会話のやり取り
  • 気持ちの伝え方

など。

気持ちの切り替え

  • 負けた時
  • 思い通りにならない時
  • 予定変更

への対応を練習します。

感覚調整

感覚過敏がある子は、

  • 匂い
  • 触覚

への対処方法を学ぶこともあります。

姿勢保持・手先の練習

  • 椅子に座る
  • 鉛筆操作
  • ハサミ
  • ボタン

など。

DCD傾向のある子には、かなり大切な支援になることもあります。

支援級の自立活動の様子

支援級の「自立活動」の時間はどう作られる?

情緒級では、
通常学級の時間割をベースにしながら、

「自立活動の時間」を確保します。

そのため、

  • 国語
  • 算数

などの一部時間を調整し、
削減した時間を自立活動に充てます。

例|標準授業時数

  • 国語:306時間
  • 算数:136時間
  • 生活:102時間
  • 音楽:68時間
  • 図工:68時間
  • 体育:102時間
  • 道徳:34時間
  • 特別活動:35時間

年間授業時数:850時間

例えば、

  • 国語の時間を一部減らして
  • 算数の時間を一部減らして

調整することで、
「自立活動」の時間を生み出しています。

支援級の自立活動の感想

自立活動の中では、
苗植えやクッキングなどの活動も行っています。

息子自身、とても楽しそうに参加しています。

ただ楽しいだけではなく、

  • 順番を待つ
  • 人と協力する
  • 指示を聞く
  • 気持ちを切り替える

など、実はたくさんの力を学んでいるんだなと感じます。

特に息子は、
お友達との関わりが苦手で、トラブルになってしまうこともあります。

だからこそ、

「少人数で安心できる環境の中で、人との関わり方を練習できる」

ことは、とてもありがたい支援だと感じています。

学校生活の中で、

「できた」
「楽しかった」

という経験を少しずつ積み重ねられているように思います。

支援級の「生活単元学習」ってなに?

支援級でよく聞くのが、

「生活単元学習」です。

これは、

「生活に結びつけながら学ぶ授業」のこと。

特に知的支援級で行われることが多いです。

例えば、

  • 買い物
  • 調理
  • 栽培
  • 校外学習
  • 制作活動

などを通して、

  • 生活力
  • 社会性
  • コミュニケーション
  • 集団参加

を育てていきます。

一見すると、

遊びのように見えることもあります。

でも実際は、

「生活に必要な力」

をたくさん学んでいる授業なんです。

生活単元学習で実際にすること

調理活動

例えば、

  • カレー作り
  • ホットケーキ作り
  • おにぎり作り

など。

ここでは、

  • 手順理解
  • 順番を待つ
  • 協力する
  • 道具を使う

ことも学びます。

制作活動

  • 季節のカレンダー制作
  • 工作
  • 折り紙

など。

制作を通して、

  • 手先の練習
  • 集中力
  • 達成感

を育てます。

校外学習・買い物学習

実際に外へ行き、

  • お金を払う
  • 店員さんとやり取りする
  • 公共ルールを守る

などを経験します。

特別支援学級(支援級)の生活単元学習と自立活動の違いって?

  • 「生活単元学習」
  • 「自立活動」

でも実際、「何が違うの?」「どんなことをしてるの?」

と分かりにくい方も多いと思います。

簡単に言うと、

生活単元学習→ 「生活を通して学ぶ授業」

自立活動→ 「困り感を減らすための支援」です。

自立活動と生活単元学習

実際は「自立活動」「生活単元学習」はっきり分かれていないことも多い

支援級では、

  • 生活単元学習
  • 自立活動
  • SST
  • 教科指導

などを、子どもの特性に合わせて柔軟に組み合わせながら行っています。

そのため、

「これは生活単元学習」
「これは自立活動」

と、はっきり分かれていないことも多いです。

実際の内容は、

  • 学校方針
  • 担任の先生
  • 子どもの特性

によってかなり変わります。

また、学校によっては、
情緒支援級では、

  • 教科指導
  • 自立活動

を中心に行い、

生活単元学習が少ないケースもあります。

特に、知的な遅れがない場合は、
通常学級に近い教科学習が中心になることも多いようです。

ただし学校によっては、

  • 調理活動
  • 制作活動
  • 栽培活動

などを取り入れていることもあり、
支援内容にはかなり違いがあります。

調理や制作も「自立活動」になることがある?

例えば調理活動でも、

順番を待つ
指示理解
感覚過敏への慣れ
人と協力する

などを目的にしている場合は、

「調理を通した自立活動」

として行われることがあります。

苗植えや制作も「自立活動」になることがある?

例えば、

  • 土の感触に慣れる
  • 手順通りに行う
  • 気持ちを落ち着ける

などを目的にしている場合は、
自立活動的な意味合いが強くなります。

小学校の授業は、1コマ45分

小学校の授業は、
1コマ45分です。

でも、発達特性のある子にとって、

「45分座り続ける」

ことは、かなり負担になる場合もあります。

特に、

  • 姿勢を保つ
  • 集中を続ける
  • 感覚刺激に耐える
  • 気持ちを切り替える

ことに課題がある子は、最初とても疲れやすいです。

息子の学校の支援級では、

「まずは25分着座」

を目標にしていました。

いきなり45分を求めるのではなく、

  • 少しずつ座れる時間を伸ばす
  • 成功体験を積み重ねる

ことを大切にしてくれています。

また、集中が切れてきた時は、

  • トランポリンで体を動かす
  • 読書をする
  • 興味のあることを学習する

など、気持ちを整える時間を取ることもあります。

これは「サボり」ではなく、

自分で気持ちや感覚を整えながら参加するための支援

なんだと感じています。

実際に支援級(情緒クラス)へ通って感じたこと

入学前は、

  • 甘やかしになる?
  • 将来困る?
  • 普通級の方がいい?

と、本当にたくさん悩みました。

でも実際に通ってみて今感じるのは、

「安心できる環境があること」の大切さです。

息子には、

  • 段取りが苦手
  • 不器用さがある
  • 忘れ物が多い
  • 抽象的な説明が分かりにくい

などの特性があります。

でも実際は、

「分からない」

というより、

「環境によって力を出しにくい」

場面が多くありました。

例えば、

一度にたくさん説明されると混乱してしまったり、
曖昧な指示だと何をすればいいのか分からなくなったりします。

情緒級では、

  • コミュニケーション
  • 認知面
  • 感情コントロール
  • 集団参加

など、学力以外の部分も含めて支援してくれています。

また、

「できない部分を見る」

だけではなく、

「どうすれば参加しやすくなるか」

を一緒に考えてくれる場面が多いと感じています。

少人数で整理された環境になることで、
息子自身かなり落ち着いて学べるようになりました。

特に、

  • ASD
  • ADHD
  • DCD傾向

のある子は、

「ずっと静止して座り続ける」

こと自体が大きな負担になる場合があります。

実際、少し体を動かすことで、

  • 気持ちが落ち着く
  • 集中が戻る
  • パニック予防になる

子も多いそうです。

入学前の私は、

「席を立ったらダメ」
「最後まで座らないと」

と思っていました。

でも今は、

「無理を続けて崩れてしまう」より、

「自分で整えながら参加できる」

ことの方が、長い目で見ると大切なんだと感じています。

支援級だと勉強が遅れる?

実際、情緒級では「自立活動」の時間を確保するために、
国語や算数などの授業時間を一部調整することがあります。

そのため、通常級と比べると、
教科の授業数が少なくなるのは事実です。

ただ実際に通って感じるのは、

「授業数が少ない=学力が伸びない」とは、一概には言えない
ということでした。

少人数で、

  • 丁寧に説明してもらえる
  • 質問しやすい
  • 見通しを持ちやすい
  • 集中しやすい

環境になることで、
逆に理解しやすくなる場面も多くありました。

また、足りない部分は、

  • 家庭学習
  • 宿題
  • 個別フォロー

などで補いやすいとも感じています。

実際に通ってみて感じるのは、
学習面でも、交流級で受けるより、支援級の方が息子には理解しやすく、安心して取り組めているということです。

支援級の勉強

そして実際は、学習面だけではなく、

  • 自信を失いにくい
  • 学校へ行きやすくなる
  • 感情コントロールを学べる
  • 人との関わり方を練習できる
  • 「できた」を積み重ねやすい

など、学習以外でのプラス面もかなり大きいと感じています。

よくある質問(FAQ)

支援級に入ると普通級へ戻れませんか?

いいえ、地域や学校によりますが、
途中で通常級へ変更するケースもあります。

逆に、
通常級から支援級へ変更する子もいます。

子どもの成長や困り感に合わせて見直されることも多いです。

情緒級と知的級の違いは何ですか?

大きな違いは、
「知的な遅れがあるかどうか」です。

情緒級は、

  • ASD
  • ADHD
  • 不安の強さ
  • 感覚過敏

などが主な対象で、
知的な遅れがない子も多いです。

支援級だと勉強が遅れますか?

学校や支援内容によります。

国語と算数の授業時間が減るのは事実です。
ただ、少人数で学べることで、

  • 集中しやすい
  • 理解しやすい
  • 質問しやすい

というメリットもあります。

「環境が合えば伸びる子」は多いです。

支援級の子は友達できますか?

交流級との関わりもあるため、
友達ができる子も多いです。

ただ、
関わり方が独特だったり、
疲れやすい子もいるので、

「少人数の関係の方が安心」

というケースもあります。

通級と支援級はどう違うの?

通級は、「通常級がメイン」です。

一部の時間だけ別室で支援を受けます。

一方、
支援級は、
日常的に少人数環境で学ぶ形になります。

自立活動って遊びですか?

遊びではありません。

自立活動は、

  • コミュニケーション
  • 感情コントロール
  • 姿勢保持
  • 感覚調整

など、
学校生活に必要な力を育てる大切な学習です。

支援級はずっと別教室ですか?

違います。

交流級(通常級)へ参加する時間もあります。

例えば、

  • 体育
  • 音楽
  • 図工
  • 給食

などを通常級で過ごす子も多いです。

就学相談を受けたら支援級になりますか?

必ずではありません。

就学相談は、
「その子に合う環境を考える場」です。

保護者の希望も確認されながら進むケースが多いです。

支援級に入ると将来困りますか?

一概には言えません。

むしろ、

  • 自己肯定感を保てる
  • 学校嫌いを防げる
  • 安心して学べる

ことで、
成長につながる子も多いです。

支援級にするか普通級にするか決められません

本当に悩みますよね。

でも大切なのは、

「どこが普通か」ではなく、「どこなら安心して学べるか」

だと感じています。

見学や相談を重ねながら、
子どもに合う環境を探していく家庭が多いです。

まとめ|大切なのは、その子が安心して学べる環境

支援級・通級・通常級。

どれが「正解」というより、

「その子が安心して学べるか」

がとても大切だと感じています。

入学前は不安も多いですが、

  • 子どもの特性
  • 得意なこと
  • 苦手なこと
  • 安心できる環境

を整理しながら、
少しずつ進めていけると安心につながります。

「支援級って実際どうなの?」

と悩んでいる方に、
少しでも参考になれば嬉しいです。

📢次回予告

お楽しみに♪

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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