はじめに
「ブランコが空いた!」と思って、目の前を走ってしまう……。
「前を通ったら危ないよ」と何度伝えても、また通ってしまう……。
公園や学校で、そんな場面はありませんか?
ブランコは子どもに人気の遊具ですが、ブランコによるけがや事故が起こることもあります。
特に、揺れているブランコの前後や、ブランコが動く範囲を横切ることは、大きなけがにつながる危険があります。
次のようなお子さんの中には、
・幼児や小学校低学年のお子さん
・ASD・ADHDのあるお子さん
・発達がゆっくりなお子さん
・危険を予測することがまだ難しいお子さん
「近くを通ると危ない」ことは分かっていても、
「では、どこを通れば安全なのか」
まではイメージしにくいことがあります。
そこで今回は、
「ブランコの近くは通ったら危ないよ!」
が一目で分かる視覚支援カードを無料公開します。
「危ない」と伝えるだけでなく、
「前を通らず、外側をぐるっと回る」
という安全な行動まで、イラストで分かりやすく伝えられるカードです。
なぜブランコの前を通ると危ないの?
ブランコは前後に大きく動きます。
走って近道をしようとして、
・揺れているブランコにぶつかる
・乗っている子の足に当たる
・驚いて転んでしまう
といった事故につながる可能性があります。
子どもは、
「早く乗りたい!」
という気持ちが強くなると、
周りの安全を確認する前に、ブランコへ向かって走り出してしまうことがあります。
そのため、
「危ないからダメ」
だけではなく、
「どこを通れば安全なのか」
まで見えるように伝えることが大切です。
無料公開|ブランコ安全視覚支援カード


4コマの流れ
① ブランコだ!
ブランコを見つけて走り出します。
↓
② ブランコの前を通ろうとする
近道をしようとして、ブランコに乗っている子の前を通ろうとします。
揺れているブランコや、乗っている子の足とぶつかりそうになります。
↓
③ ここは危ないよ!
先生が止めます。
「揺れているブランコの前を通ると、足やブランコにぶつかって危ないよ。」
↓
④ 外側を通って行こう
ブランコが動く範囲を避け、外側をぐるっと回って進みます。
「近道じゃなくて、ぐるっと行こうね。」

声かけのポイント
❌
「ダメ!」
「走らない!」
だけでは、子どもは
「じゃあどうしたらいいの?」
が分からないことがあります。
おすすめなのは、
- 「前を通らず、ぐるっと回ろう。」
- 「ブランコの外を通ろうね。」
- 「乗っている子の前には入らないよ」
など、してほしい行動を具体的に伝えることです。
我が家でも効果がありました
我が家の次男も、ブランコを見ると嬉しくなって、前を走って行こうとすることがありました。
そのたびに、
「危ない!」
「前は通らないよ!」
と何度も止めていましたが、また同じことを繰り返していました。
そこで、
「ブランコの前や後ろを通ると危ない」
と伝えるだけではなく、
「外側をぐるっと通って行く」
という安全な行動も、イラストを見せながら伝えるようにしました。
すると、
「ぐるっと行く!」
と言いながら、少しずつ外側を回る姿が増えてきました。
子どもにとっては、
「ダメ」と止めるだけでなく、
「どこを通ればいいのか」を見せることが、安全な行動につながる
と感じています。
こんな場面で活用できます
- 公園へ行く前の約束確認
- 保育園・幼稚園での安全指導
- 小学校での遊具の使い方指導
- 児童発達支援や放課後等デイサービス
- ご家庭での公園遊びのお約束
遊びに行く前に一緒に確認しておくことで、安全意識を育てるきっかけになります。
よくある質問(FAQ)
何歳くらいから使えますか?
2~7歳頃のお子さんを中心に、幼児から小学校低学年まで活用できます。
発達障害のある子にも活用できますか?
ASD・ADHDなどがあり、言葉だけよりも視覚的な情報を理解しやすいお子さんにも活用できます。
ただし、分かりやすい伝え方や効果には個人差があります。
どのタイミングで見せると効果的ですか?
公園へ行く前や学校・保育園で遊ぶ前に一緒に確認すると、行動につながりやすくなります。
「危ない」と伝えるだけではだめですか?
「外側を通る」という具体的な行動まで示すことで、子どもは理解しやすくなります。
家庭以外でも使えますか?
保育園、幼稚園、小学校、放課後等デイサービス、児童発達支援などでも安全指導の教材として活用できます。
まとめ
ブランコは楽しい遊具ですが、揺れているブランコの前後や、動いている範囲を横切ると、けがにつながることがあります。
「危ないからダメ」と伝えるだけではなく、
「ブランコに人が乗っているときは、動く範囲を横切らず、外側をぐるっと通る」
という安全な行動を見える化することで、子どもにも分かりやすく伝えられます。
公園へ行く前に視覚支援カードを一緒に見ながら、
「どこを通る?」
「外側をぐるっと通ろうね」
と確認してみてください。
ぜひ、ご家庭や保育園、幼稚園、学校などでの安全学習にご活用ください。
子どもたちが安心して楽しく遊べるよう、この視覚支援カードがお役に立てばうれしいです。