はじめに
「なんで勉強しないといけないの?」
子どもが小学校へ入る頃になると、一度は聞かれることがある質問ではないでしょうか。
私も息子に聞かれたことがあります。
そんなとき、SNSで見かけた「道具箱」のたとえ話がとても分かりやすく、
「なるほど!」
「これなら子どもにも伝わりそう!」
と思いました。
でも、いざ息子に話そうとすると、
「あれ?どう説明するんだっけ?」
「算数はどんな道具なんだっけ?」
と、うまく言葉にできませんでした。
そこで、
「親子で何度でも見返せるように、視覚支援カードにしてみよう!」
と思い、このカードを作りました。
イラストがあることで、小学校低学年のお子さんでも「勉強する意味」をイメージしやすくなります。
「道具箱」のたとえ話とは?
道具箱の中には、
いろいろな道具が入っています。
ハサミ。
のり。
えんぴつ。
定規。
使いたいときに取り出せるから、
工作や勉強ができます。
勉強も同じです。
勉強とは、頭の中の道具箱に、いろいろな道具を増やしていくこと。
困ったときに、
その道具を取り出せるようになるのです。

算数という道具
算数という道具があると、
- 数えられる
- 比べられる
- 長さが分かる
- お金の計算ができる
困ったときに、
「算数」という道具を使って考えられるようになります。
国語という道具
国語という道具があると、
- 気持ちを伝えられる
- 本が読める
- 手紙が書ける
- 相手の話が分かる
言葉という大切な道具が増えていきます。
理科という道具
理科という道具があると、
- 「どうして?」
- 「なんで?」
を考えられるようになります。
植物や生き物、
天気や水、
身の回りの不思議が分かってきます。
社会という道具
社会という道具があると、
- 地図が読める
- 日本や世界が分かる
- 人々の暮らしが分かる
生活とのつながりが見えてきます。
図工という道具
図工という道具があると、
思いついたことを形にできます。
描く。
作る。
工夫する。
そんな力が育っていきます。
音楽という道具
音楽という道具があると、
歌ったり、
演奏したり、
音を楽しんだりできます。
心を表現する道具になります。
体育という道具
体育という道具があると、
走る。
投げる。
跳ぶ。
体を動かす力が育ちます。
健康な体づくりにもつながります。
道具が増えると困りごとが減る
もし道具箱に、
ハサミがなかったら?
紙は切れません。
定規がなかったら?
まっすぐ線が引けません。
勉強も同じです。
知らないことがあると、
困ったときに使える道具がありません。
でも、
勉強すると、
少しずつ道具が増えていきます。
だから、
困ったときにも、
「この道具を使ってみよう!」
と考えられるようになるのです。
我が家では視覚支援カードにしました
我が家の息子は、
言葉だけより、
イラストの方が理解しやすいタイプです。
私自身も、
この「道具箱」のたとえ話を思い出そうとすると、
「あれ?どんな話だったかな?」
となってしまいました。
そこで、
算数。
国語。
理科。
社会。
図工。
音楽。
体育。
それぞれを「道具」として、一枚のカードにまとめました。
親子で見ながら、
「今日は算数という道具を使ったね。」
「理科という道具が増えたね。」
と話すきっかけにもなっています。
無料で公開しています
今回作成した「道具箱」の視覚支援カードは、
ご家庭や学校で使いやすいように無料公開しています。
「なんで勉強するの?」
と聞かれたとき、
「テストのためだよ。」
ではなく、
「困ったときに使える道具を増やすためだよ。」
そんな会話のきっかけになればうれしいです。
よくある質問(FAQ)
「道具箱」のたとえ話とは何ですか?
勉強をすると、算数・国語・理科などの知識や考え方が「道具」として頭の中に増えていきます。
困ったときに、その道具を取り出して問題を解決できるようになるという考え方です。
なぜ「道具箱」にたとえるのですか?
道具箱には目的に応じた道具が入っています。
勉強も同じで、場面に応じて使える知識や考え方を増やしていくことを、子どもにもイメージしやすく伝えられるからです。
何歳くらいの子どもにおすすめですか?
幼児の年長さんから小学校低学年のお子さんにおすすめです。
イラストを見ながら親子で会話すると、勉強の意味を理解しやすくなります。
発達障害(ASD・ADHD)の子にも使えますか?
視覚的に整理されたカードなので、視覚優位のお子さんにも活用しやすい教材です。
お子さんの理解度に合わせて、一つずつ「今日はこの道具を使ったね」と具体例を交えて話すと、より伝わりやすくなります。
家庭ではどのように活用すると効果的ですか?
宿題や日常生活の中で、
「今使っているのは算数という道具だね」「気持ちを伝えるのは国語という道具だね」と声をかけることで、
勉強と生活が自然につながり、「学ぶ意味」を実感しやすくなります。
まとめ
勉強は、
テストで100点を取るためだけではありません。
勉強することで、
- 考える道具
- 伝える道具
- 調べる道具
- 作る道具
- 表現する道具
- 体を動かす道具
が少しずつ増えていきます。
道具箱に道具が増えるほど、
できることも増えていきます。
この視覚支援カードが、
お子さんと「勉強って何だろう?」を話すきっかけになれば、とてもうれしいです。