はじめに
「どうして分かってくれないの?」
「友達と意見が合わない……。」
「思い通りにならないと怒ってしまう。」
そんなことはありませんか?
幼児から小学校低学年になると、
友達と遊ぶ機会が増え、
自分とは違う考えに出会う場面も多くなります。
でも、
「仲良くしようね。」
と言われても、
「考えが違うときはどうすればいいの?」
と戸惑う子も少なくありません。
私も以前は、
「仲良くしてね。」
と伝えるだけでした。
でも、それだけではなかなかうまくいきませんでした。
そこで大切だと感じたのが、
人は違って当たり前
という考え方です。
今回は、
子どもが「違いを認めること」と「話し合うこと」の大切さを学べる視覚支援カードを無料公開します。
人は違って当たり前とは?
私たちは、
好きな食べ物も、
好きな遊びも、
得意なことも、
苦手なことも、
みんな違います。
だから、
考え方が違うことも自然なことです。
例えば、
絵本を静かに読みたい子。
鬼ごっこをしたい子。
どちらも間違いではありません。
大切なのは、
「どっちが正しいか」
ではなく、
「どうすればみんなが気持ちよく遊べるかな?」
と考えることです。
違いがあるからこそ、
話し合うことができます。
【無料公開】人は違って当たり前視覚支援カード
まずは、こちらのカードをご覧ください。







これらのカードでは、
「考えが違うことは悪いことではない」
ということを、
イラストで分かりやすく伝えています。
親子で一緒に見ながら、
「もし考えが違ったらどうする?」
と話し合ってみてください。
違うからこそ話し合える
「ぼくはサッカーがしたい。」
「ぼくはかくれんぼがしたい。」
そんなとき、
相手を無理に変えようとすると、
けんかになってしまうことがあります。
でも、
「じゃあ最初はサッカーをして、そのあとかくれんぼはどう?」
「今日はサッカーで、明日はかくれんぼにしよう。」
そんなふうに話し合うことで、
お互いが納得できる方法を見つけられることがあります。
人は違うからこそ、
話し合うことができます。
もし全員が同じ考えだったら、
話し合う必要はありません。
違いがあるからこそ、
お互いを知り、
よりよい方法を一緒に見つけられるのです。
相手を変えるより、自分の伝え方を選ぶ
以前の記事でもお伝えしたように、
人は、自分以外の人を思い通りに変えることはできません。
でも、
自分の言葉や行動は選ぶことができます。
例えば、
「なんで分かってくれないの!」
ではなく、
「私はこう思うよ。」
「あなたはどう思う?」
と伝えるだけでも、
相手との関係は変わります。
違いを認めることは、
負けることではありません。
より良い方法を一緒に探すことです。
我が家で感じたこと
我が家の子どもも、
遊びたいことが弟と違うと、
以前は、
「ぼくはこれがいい!」
と自分の考えだけを伝えてしまうことがありました。
そのたびに、
「どっちが正しいかな?」
ではなく、
「どうしたら二人とも楽しく遊べるかな?」
と一緒に考えるようにしました。
すぐにできるようになったわけではありません。
それでも少しずつ、
「じゃあ次は○○くんの遊びにしよう。」
と言える場面が増えてきました。
子どもは、
違いを否定されるより、
違いを認めてもらうことで、
相手も尊重できるようになるのだと感じています。
スマホから保存・印刷してご活用ください
今回ご紹介した
「人は違って当たり前」視覚支援カードは、
家庭だけでなく、
保育園・幼稚園・学校・放課後等デイサービス・療育施設などでもご活用いただけます。
リビングや子ども部屋に貼っておくことで、
「考えが違うときはどうしよう?」
と親子で話し合うきっかけになります。
ぜひ、
「どうしたら二人とも笑顔になれるかな?」
と一緒に考える時間をつくってみてください。
よくある質問(FAQ)
人は違って当たり前とはどういう意味ですか?
考え方や好きなこと、得意なことは人それぞれ違います。
違いを認め合うことが、よい人間関係の第一歩です。
子どもが自分の意見を譲れません。
まずは否定せず、「どうしてそう思ったの?」と理由を聞いてみましょう。
そのあと「相手はどう思っているかな?」と問いかけることで、相手の立場を考える練習になります。
話し合いは何歳頃からできますか?
簡単な二択であれば、2〜3歳頃から少しずつ始められます。
幼児や小学校低学年では、イラストを使うと理解しやすくなります。
発達障害の子どもにも役立ちますか?
視覚的な情報が理解しやすいお子さんには、考え方の違いをイメージしやすくなることがあります。
ただし、理解の仕方には個人差があります。
家庭以外でも使えますか?
はい。保育園・幼稚園・学校・療育施設・放課後等デイサービスなどでもご活用いただけます。
まとめ
人は、
みんな違います。
だからこそ、
考えが違うことは悪いことではありません。
大切なのは、
相手を思い通りに変えようとすることではなく、
違いを認めながら、
一緒により良い方法を考えることです。
だから私は、
子どもには、
「自分の考えだけを通す子」
ではなく、
「違いを認め、話し合える子」
に育ってほしいと思っています。
相手の話を聞くこと。
自分の気持ちを伝えること。
そして、
「どうしたらみんなが笑顔になれるかな?」
と考えること。
その積み重ねが、
思いやりや協調性を育て、
友達とも、
家族とも、
将来出会うたくさんの人とも、
よい関係を築いていく力になっていくのだと思います。