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発達障害の子どもが安心するルーチン作り|楽しみながら習慣化

はじめに

朝の準備が思うように進まないと、子どもも親もイライラしてしまうことありませんか。
特に発達障害のある子どもは、「次に何をすればいいのか」がわからず、不安を感じてストレスになることが多いです。

そんな時に、日常の流れを観視化してあげることで、子どもは見通しが立って安心して行動できるようになります。
例えば、朝起きたら「トイレに行く → 顔を洗う → 着替える」といったステップを、絵カードやタイマーを使ってわかりやすく示すと、自分で移行しやすくなります。

このように、お気に入りのルーチンを子どもに体験させることで、生活自体が自然と整い、子どものストレスも減らすことができます。

本記事では、
子どもが安心できるルーチンの作り方
家族全員で楽しみながら続けるコツ
日常リズムが子どもの成長にどう役立つのか
を具体的に紹介します。

目次

  1. 発達障害のある子どもが日常生活で感じやすいストレスとは?
    ストレスの主な要因
  2. 親ができる具体的な対策
  3. 発達障害の子どもにルーチンが重要な理由
  4. 家族でルーチンを楽しむメリット
  5. 発達障害の子どもと楽しむルーチンの作り方
  6. 家族で取り入れたいおすすめのルーチン
  7. ルーチンを作る際の注意点
  8. よくある質問
  9. まとめ

1. 発達障害のある子どもが日常生活で感じやすいストレスとは?

ストレスの主な要因

発達障害、特に自閉スペクトラム症(ASD)を持つ子どもは、環境の変化に敏感で、予測できない出来事に強いストレスを感じることが多いです。

その主な原因として、以下のようなものがあります。

① 予測できないことへの不安

発達障害の子どもは、「次に何が起こるのか分からない」という状況に強いストレスを感じることがあります。
予定の変更や突発的な出来事に対してパニックを起こしたり、不安から動けなくなったりすることもあります。

例:

  • 幼稚園や保育園での急なスケジュール変更に対応できず、泣き出してしまう。
  • 家族の外出予定が直前に変更されると、納得できずに大きく癇癪を起こす。

② 感覚過敏によるストレス

触覚・聴覚・視覚などの感覚に敏感な子どもは、日常の何気ない刺激でも強いストレスを感じることがあります。

例:

  • 洋服のタグや靴下の縫い目がチクチクして気になり、着替えを嫌がる。
  • 周りの子どもの声や雑音が大きく感じられ、幼稚園で過ごすのが苦痛になる。

③ 人との距離感が分からない

発達障害のある子どもは、他者との適切な距離感を取るのが苦手なことがあります。
そのため、友達との関わりの中でトラブルになりやすく、ストレスを抱えることがあります。

例:

  • 友達に急に近づきすぎてしまい、相手がびっくりしてしまう。
  • おもちゃの貸し借りで譲ることができず、相手とけんかになってしまう。

2. 親ができる具体的な対策

① 安定した日常リズムを作る

毎日の流れが決まっていると、子どもは「次に何をすればいいのか分からない」という不安が減り、落ち着いて行動できるようになります。

具体例:

  • 視覚支援を活用する
    例えば、朝の準備の流れを「トイレに行く→顔を洗う→着替える」といった順番で絵カードにして壁に貼っておくと、見ながら自分で行動しやすくなります。
  • チェックリストを使う
    以前、我が家では朝の準備をスムーズに進めるためにチェックリストを作りました。
    しかし、子どもがチェックリストにこだわりすぎてしまい、「チェックを入れないと次に進めない!」とパニックを起こすことが増えました。
    そこで、チェックリストではなく「絵カード+ごほうびシール」に変えたところ、スムーズに進められるようになりました。

② 感覚過敏への対応

子どもの苦手な感覚刺激をなるべく減らし、安心できる環境を整えることが大切です。

具体例:

  • 洋服のタグは事前にカットする
  • 縫い目が気にならないシームレスの靴下を選ぶ。
  • 幼稚園や保育園で静かな場所に避難できるスペースを確保してもらう。
  • イヤーマフを持たせて、騒がしい場所では音を軽減できるようにする。

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③ 友達との距離感を学ぶ

社会性を育てるために、親が具体的な対応をサポートすることが必要です。

具体例:

  • 友達との適切な距離感を教えるために、「腕を伸ばしたら相手に触れる距離が近すぎるよ」など、具体的な言葉で伝える。
  • おもちゃの貸し借りの練習として、家庭内で「交換ごっこ」をして、おもちゃを渡す練習をする。

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3. 発達障害の子どもにルーチンが重要な理由

発達障害のある子どもにとって、ルーチンを作ることはとても大切です。
決まった流れがあることで安心感を得られ、ストレスが軽減されます。
さらに、親にとっても育児の負担を軽くするメリットがあります。

ルーチンのメリット

1. 安心感と安定感を提供

決まったリズムで過ごすことで、子どもは次に何が起こるか予測しやすくなり、不安が軽減されます。
特に幼児期の子どもは、予測可能な環境が安心感につながります。

2. 自己管理能力を育てる

毎日のルーチンを守ることで、子どもは自分で物事を進める力を身につけます。
例えば、朝の歯磨きや着替えを習慣化することで、自立心を養えます。

3. 情緒の安定

規則的なルーチンは、子どもの気持ちを落ち着かせ、感情のコントロールを助けます。
結果として、ストレスが軽減され、穏やかな時間を過ごしやすくなります。

4. 家族でルーチンを楽しむメリット

ルーチンを単なる「日課」としてこなすのではなく、家族全員で楽しむことで、日々の生活が充実します。

家族でルーチンを取り入れるメリット

家族の絆が深まる

共通のルーチンがあると、コミュニケーションの機会が増えます。
例えば、毎晩の夕食やお風呂の時間を大切にすることで、家族のつながりが強まります。

ストレス軽減

予測可能なスケジュールがあることで、親子ともに心に余裕が生まれ、日常のストレスが軽減されます。

子どもの成長をサポート

ルーチンを通じて、子どもは生活スキルや責任感を学びます。
例えば、片付けや寝る前の読書を習慣にすると、自然と自立した行動が身につきます。

5. 発達障害の子どもと楽しむルーチンの作り方

1. ルーチンを「ゲーム化」する

ルーチンを楽しくするために、「ゲーム化」するのがおすすめです。

例:

  • 「歯磨きタイムチャレンジ」:
    タイマーを使って楽しく歯磨きをする。
  • 「お片付けゲーム」:
    おもちゃを素早く片付ける競争をする。
  • 「着替えチャレンジ」:
    タイマーを使い、着替えの時間を楽しくする。

ポイント

  • タイムチャレンジやポイント制を導入し、達成するごとに小さな報酬を設定。
    報酬は、小さな達成感を楽しむ形で提供し、物質的な報酬に過度に依存しないようにしましょう。
  • 親も一緒に参加し、「誰が一番早くできるか」を競う。
  • 小さな成功をシールなどで可視化し、達成感を感じられる工夫をする。

実体験

我が家では、お出かけ時の支度のルーチンとして「着替えチャレンジ」を取り入れています。
タイマーを使ってゲーム感覚で取り組むことで、子どもも積極的に準備するようになりました。
成功したときにはシールを貼り、達成感を感じられるよう工夫しています。

📌 [子どもの身支度に関する工夫はこちら]

2. ルーチンに柔軟性を持たせる

厳密すぎるルーチンは、子どもにプレッシャーを与えることがあります。
特別なイベントや旅行がある日は、ルーチンを調整して楽しむことも大切です。

ポイント

  • 時には特別な「ノールーチンデー」を設け、自由に過ごす時間を楽しむ。
  • 週末や休日に少し違ったルーチンを取り入れ、日常との違いを楽しむ。

3. 共同でルーチンを決める

子ども自身がルーチンの決定に関わることで、主体的に取り組みやすくなります。

ポイント

  • 子どもに選択肢を与え、自分でルーチンを設定できるようサポートする。
  • 家族全員で話し合いながらルーチンを決める。

4. 視覚的なスケジュールを作る

視覚的に確認できるスケジュールは、子どもにとって分かりやすく、効果的です。

ポイント:

  • カラフルなポスターやスケジュール表を活用。
  • 無料アプリやカレンダーツールを使って、親子でスケジュールを作成。
  • スケジュール表にステッカーやシールを貼り、進捗を可視化。
  • 家族全員が見える場所に掲示。

6. 家族で取り入れたいおすすめのルーチン

1. 毎日の読書タイム

家族全員でリラックスしながら読書する時間を設けると、語彙力や想像力が養われます。
寝る前の15分でも効果的です。

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2. 食事の前後に一緒に片付ける

食卓の準備や片付けを家族全員で行うことで、協力し合う姿勢が育まれます。

3. おやつタイムでコミュニケーション

リラックスした雰囲気の中で、おやつを楽しみながら会話をすることで、家族の絆が深まります。

4. 寝る前のストレッチやリラックスタイム

軽いストレッチや深呼吸をすることで、子どももリラックスしやすくなります。

7. ルーチンを作る際の注意点

1. 無理のないスケジュールを設定する

ルーチンは、生活をスムーズにするためのものなので、過度に厳格なスケジュールを設定しないようにしましょう。
子どもの成長や家族の状況に応じて、柔軟に調整することが大切です。

2. 成功を褒めてモチベーションを高める

ルーチンが守れたときは、「できたね!」「頑張ったね!」とポジティブな声かけをしましょう。
達成感を感じられる工夫が、継続の鍵になります。

8. よくある質問

発達障害の子どもにルーチンは必要ですか?

はい。安定した日常リズムは安心感を与え、ストレスを軽減し、生活スキルの向上にも役立ちます。

ルーチンを決める際に気をつけることは?

柔軟性を持たせることが大切。無理に守らせるのではなく、楽しめる工夫をしましょう。

子どもがルーチンを守れない時はどうすればいい?

無理に押し付けず、小さなステップから始めて成功体験を増やしましょう。

ルーチンはいつから始めるのが良いですか?

できるだけ早いうちから少しずつ取り入れると、習慣化しやすくなります。

視覚スケジュールはどのように作るべき?

絵や写真を使い、シンプルで分かりやすくするのがポイント。子どもと一緒に作るのもおすすめです。

ルーチンの中で一番重要な時間帯は?

朝と夜。朝の準備がスムーズにできると1日が快適に進み、夜のルーチンが整うと睡眠の質が向上します。

親が忙しくてもルーチンを続ける方法は?

事前に準備しやすいルーチンを組む。音声リマインダーやアプリを活用するのも効果的。

発達障害の子どもが新しいルーチンに慣れるまでの期間は?

個人差がありますが、1〜2週間ほど継続すると少しずつ定着し始めます。

ルーチンがマンネリ化しないようにするには?

ご褒美シールやゲーム要素を取り入れたり、時々変化を加えると楽しく続けられます。

ルーチンを守れない日があっても大丈夫?

もちろん大丈夫!時には「ノールーチンデー」を作り、リラックスする日も必要です。

まとめ

家族で楽しむルーチンは、子どもに安定感や安心感を与え、心と体の成長を支える大切な土台になります。

親子で一緒に取り組むことで、子どもは自分のペースで安心して成長していきます。さらに、毎日のルーチンは、
自己管理能力の向上
情緒の安定
家族の絆を深める
といったメリットもあります。

今日から少しずつ、家族みんなが心地よく過ごせる日常を作っていきましょう!

📌 関連記事:子どものストレスを軽減するコツ
📌 家族で楽しめるルーチンのアイデア集はこちら

📌 発達障害の種類と特徴を解説!はこちら

🔔 次回予告

次回は、発達凸凹っ子も安心!親子で楽しむリラックス習慣を紹介します!
忙しい毎日の中で、子どもも親もホッとできる時間を作るコツをお届けしますので、お楽しみに!

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして!「しょうがなすこ」と申します。児童発達支援アドバイザーの資格を持つ2歳と4歳の男の子を育てるママで、現役保育士監修のもと、特性を持つお子さんとの育児についてブログで発信しています。このブログでは、同じような状況で悩む親御さんたちと共感し合い、困りごとを少しでも減らすヒントや、育児の楽しさを一緒に見つけられるような内容をお届けしています。 「ひとりじゃない」と感じられる温かい場になるように心を込めて書いていますので、ぜひ気軽に読んでみてください!

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