こんにちは!今日は、発達障害を持つ4歳の息子の日常ルーティン、特に触覚過敏や吃音に対して行っている工夫、そして成長サポートについて詳しくお話しします。同じような悩みを持つご家族に役立つ情報をお届けできれば嬉しいです。
息子の日常活動:外遊びと戦いごっこ
息子はスーパーマリオやアンパンマンが大好きで、特に戦いごっこや外遊びが得意です。家族との時間も大切にしており、絵本の読み聞かせやおしゃべりも楽しんでいます。
息子の成長の振り返り
息子の発達の経過を振り返ると、乳児期にはお座りやつかまり立ちに時間がかかり、幼児期に入ると触覚過敏や集団行動の難しさが目立ちました。
3歳児検診で療育を勧められ、市の療育に通い始め、発達検査も受けました。現在は、児童発達支援を受けつつ、少しずつ生活リズムを整えています。
(息子の療育を始めた経緯については、こちらの記事で詳しく説明しています。)
息子の発達障害と特性
発達障害のある子どもは、それぞれ異なる特性を持ち、成長過程でもさまざまな挑戦が必要です。
息子は自閉症スペクトラムと診断されており、特に触覚過敏や吃音に対して日常生活で困難を抱えています。
息子の場合、次のような特性が見られます。
- 触覚過敏: 洋服の縫い目が気になり、すぐに着替えたがることがあります。泥や糊、スライムなどの感触が大嫌い。
- 吃音: 言葉が詰まることや出てこないことがあり、特に緊張するとしゃべりにくそうにしています。
- コミュニケーションの難しさ: 友達との距離感や力加減が掴めず、トラブルになることもあります。
日常のルーティン
朝のスタート
息子は朝8時に起き、アンパンマンやドラえもん「おかあさんといっしょ」を観ながら朝食を楽しみます。彼にとって、決まったルーティンは安心感を与える重要な要素です。特に触覚過敏があるため、洋服は予め肌触りの良い素材を選び、着替えの時間をできるだけスムーズにするよう心がけています。
幼稚園での活動
平日は9:00から14:30まで幼稚園に通っています。息子は、外遊びが特に好きで、自由に体を動かす時間は彼のストレス解消にもなっています。しかし、集団行動やダンスの振り付けには苦手意識があり、先生と相談しながらサポートを受けています。最近は、少しずつフォーメーションを覚える練習も取り入れています。
児童発達支援と個別ニーズの対応
幼稚園の後は16:00から17:00まで、児童発達支援に通っています。ここでは、彼の個別ニーズに合わせた活動を行い、個別や少人数グループでのサポートを受けています。特にワーキングメモリーを鍛える訓練や自己制御や指先強化のトレーニングに取りくんでいます。
平日のうち1~2日は、幼稚園を休んで児童発達支援施設で一日を過ごします。特性に合った支援を受けながら、製作活動や外遊びを楽しんでいます。
言語トレーニング
月に2~3回は、幼稚園の後、言語トレーニングの病院に通って、言語聴覚士さんとワンツーマンのトレーニングを行っています。
吃音や発音の構音トレーニングを受けています。
夕方からのリラックスタイム
帰宅後は、お絵かきや戦いごっこがリラックスタイムの定番です。息子は、絵を描くことで自分の感情を表現し、ストレスを発散させています。また、家族での絵本の読み聞かせや、YouTubeでのアニメ鑑賞も大切なリラックスタイムとなっています。ただし、過度に興奮しないよう、静かな時間を設けて落ち着いた夜を迎えられるように工夫しています。
触覚過敏と吃音への具体的な対策
洋服の選び方
触覚過敏のため、次のような対策を講じています
- シームレスな衣類を選ぶ
- 柔らかいコットン素材を使用
- 常に予備の洋服を準備する
言葉の発達サポート
吃音に対して次のような工夫をしています
- リラックスして話せる環境を作る
- ゆっくり話すよう促す
- 非言語的なコミュニケーション方法(ジェスチャーやイラストカード)を活用する
平日のスケジュールとメリハリ
息子の日常は、メリハリを大切にしています。幼稚園と児童発達支援の活動をバランスよく組み合わせ、彼の体力や精神面に配慮しています。特に疲れやすい日は、児童発達支援のみの日を設定して無理なく活動を続けるようにしています。息子の特性に合わせて、日々のスケジュールを柔軟に調整することが成長のカギとなっています。
親としてのサポートの大切さ
息子の成長をサポートする上で、私自身も親として成長していると感じます。育児の悩みや試行錯誤は尽きませんが、療育や支援機関の力を借りながら、彼にとって最適な環境を整えることが私たち家族全体の目標です。
日常の課題と今後の取り組み
夕方になるとエネルギーが高まり、寝つきが遅くなるのが今の課題です。これは発達障害の子どもによくあるパターンで、日中の刺激をうまく消化できないまま夜を迎えてしまうことが一因です。今後は、リラックス効果の高い活動を取り入れたり、就寝前のルーティンを見直すことで、よりスムーズな夜のリズムを作ることを目指しています。
- 課題: 夕方になるとテンションが高くなりすぎてしまう
対策: 落ち着いた活動を取り入れる(お絵かきや静かな遊びなど) - 課題: 着替えや片付けに時間がかかる
対策: 視覚的な手順カードを使い、行動の流れをわかりやすくする
まとめ:発達障害のある子どもの日常をより良いものに
今回は、息子の日常ルーティンと成長の過程についてお話ししました。同じように発達障害のある子どもを育てている親御さんにとって、少しでも参考になる情報があれば幸いです。次回は、療育や家庭での工夫についてさらに詳しくお話しする予定ですので、ぜひお楽しみに!